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竜劇れびゅ板

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ハムレット2015年版 2月5日マチネ。  
名前:ちゃむ    日付:2015/2/8(日) 22:52
1階2列目上手にて観劇。

通常ピンスポって、後方から役者に当てるじゃないですか。
今公演では長屋のセットは常時舞台上に残したままなので、其れを消したい場合には
それはもう濃厚なスモークが焚かれる訳です。
そしてその効果を高める為に、舞台奥から吊り照明であったり長屋の奥からライトが
無数に客席側に放射される訳で御座います。
後列から観ると多分、幻想的で美しい情景が広がるのでしょうが前列にとっては
眩し過ぎて、苦痛の何ものでも御座いません。
一瞬で消滅するなら我慢も出来ましょうが、芝居進行中暫くの間耐えねばなりません。
耐久時間が今回頗る長い故、もう少しどうにかならなかったのかしら?と思う次第。

さて。

演出変えて来てますねぇ、特にオフィーリア。
初日しか拝見しておりませんので何時からかは判りかねますが、髪型の銀テープの
編み込みはありませんでしたよね。
それからポローニアスが亡くなった後、花に固執する彼女ですけれど初日には造花を
使用しておりました。
手に何も持たず登場したなと思ったら、そうですか。
虚空を見詰める者の空想の世界には、現物が無くても何の問題もな〜い。
うん、確かに是は通用しますね。

このオフィーリアを私が静観しているのは、平時に無邪気な愛らしさが
感じられないから。
歌で悲しみは表現されているけど、対比が弱いの。
無機質なのはフォーティンブラスだけで充分です。

そのフォーティンブラス、蜷川氏は自信満々のご様子ですね。
そりゃあ海外公演では字幕が付くからいいですよ。
だからって日本公演では台詞が全く判別不能でもいいんですか?
役者が走り回る振動がズシンズシン伝わる前列からでさえ、戯曲を暗記していても
全く判らないのはやはり納得がゆきません。
現代の無気力な若者に任せる未来を観て欲しいのかしら。
血気盛んな若者像を観せる価値は、今の世代には無いと。
其れは違うと思うよ、私はね。

文句垂れで御免、楽しいことも書いとこ。

鳳さんの発音がハムレットだけ英語仕様な件。
そうです『ト』が聞こえないんです。
他の人名は日本語仕様なんですけども。
特にレアティーズなんか『ズ』に力込めてますから。
ちょっと素敵でニヤニヤしてしまう瞬間であります。

クローディアスの亡霊は、能は意識している様ですが摺り足ではありませんでした。
只怒っている時の王はドスドス音を立てて歩いてゆくので、演出意図はあるのでしょう。

芝居役者の幕は、前半の座長の台詞は戯曲と全然違うんですよね。
大門さんに合わせて河合先生が再構されたのだと思いますが、あのシーンは私
好きですね。
墓掘りは思いっ切り訛らせているだけで、変えている訳ではありません。
あのシーンも好きだなぁ。
劇中劇のお内裏様とお雛様も戯曲と同じ。
あの二人の芝居は大好きだあー、雛壇以外は。(爆)
海外公演では好評価されるでしょ、きっと。
でもさ、ハムレットが『おふざけ』と言っている、緞帳前の無言劇はさ。
そう!王と王妃が目の前で音を立てながら、ちゅっちゅいちゃいちゃしていて
見ていないアレ。(笑)
京劇面だよね^^;
欧米人にとっては日本も中国もアジアンテイストなら見分けもつかないし、いいけど。
台湾の方々は気付くよぅ〜〜〜、わざとなのかなぁ〜〜〜〜〜。

竜也さんのハムレットには、ドカーンと観客を撃つ瞬間がある。
恐らくそう云う時って、竜也さん自身が何かを感じて感情がスパークして
いるんだろうなと、12年前に思った。
今回私が撃たれた一節は

『こんな善人ぶった口をきいてごめんなさい。
  この息切れしたいやらしい時代には、美徳が悪徳に許しを乞わねばならない。
  そう、悪に美徳を施すにも腰を折って頼まねばならぬ。』

ね、不思議でしょ。
某局の密着取材で何度も何度も蜷川さんに、ダメ出しをくらってた一節。
『世界一悲しげに言うんだよ!』
『感じるんだよ!現代の厭らしい処を!!!』って。
昨今の世界の社会情勢を感じて、きちんと自身で咀嚼して昇華して人に伝えられるって
秘められた力だと思う。
だから彼のハムレット、凄いんだ。
ハムレット2015年版 1月22日初日ソワレT。  
名前:ちゃむ    日付:2015/1/24(土) 6:50
1階D列上手にて観劇。

12年待った殿下再来。
どうよ、どうなのよこの複雑なモヤモヤ感炸裂は!!!

むぅーむぅむううううううううううううう…
すみません、悶絶して。(爆)

一言で申せと仰るならば。
あくまでも私一個人の好みを申し上げるならば。
【敢えて正統派で正面から挑んで欲しかった。】
是につきました。
多分好き嫌いがはっきり分かれる演出だと思います。

ロンドン公演を意識して、やり過ぎ。
長屋のセットは拝見している最中、座長の大門さんを観て彼の為だったのだと勝手に
解釈しましたが、多様される読経、寺の鐘の音。
現代的なヘリコプター音。
何故か読経とミキシングされた同時に流れるグレゴリオ聖歌。
一体どの時代の何処にいるのか戸惑ってしまう連続の中。
そんなものは吹き飛ばしてしまう様な代物、等身大巨大雛壇登場。

いいよ、劇中劇に歌舞伎の緞帳とツケや鳴物使っても。
でもあの舞台上に溢れるぼんぼりと相俟って、かなり別物の異様な世界を見せられて
しまった気になったんですね。
三人官女を笑ってしまって直視出来ない、とかそう云う問題ではなく。(笑)
平安絵巻を持って来たかったとしても、アレは無いのでは。

それに後半序盤の手押しポンプと、平さんのご老体に鞭打つ褌一丁での行水。
それと許せないことがもう一つ、フォーティンブラスの扱い。
二回しか登場しないけどさ。
あれじゃ抜擢された内田くんがお気の毒でしょ。
裸体と蚊の鳴く様な声、何言っているかも判らない。
蜷川さんが脱がしてあの発声にしたのは、恐らくインパクト狙いだと思うけど
どっからどう見ても巷に名を轟かせる王子には見えない。
言葉は選びたいけど登場時二度共、犯されたばかりの男娼にしか見えない。

あれでいいの?本当に??蜷川さん……

どうして私が怒っているのかと言うと、ハムレットがとても素敵だから。
特に発狂した後の後半のハムレットは最強になれる予感がする。
前半は兎に角絶叫することが多いから、がなると声が割れる為少々改良の余地がある。
狂人を装って人々を小馬鹿にする様や、王妃を蔑む幕は痺れる。
母に覆い被さり股の間で腰を振り、乳房を揉みしだく王子ですよ。
あの鳳蘭さんにそんなこ(以下自粛)
脂ののったいい塩梅の、大人のハムレットです。
汗や鼻水は止められないにしても、大量の涎はもう少し抑えた方がいいかもですが^^;
すっかりフェンシングも上手くなってたしさ〜、凄いよね12年って歳月は。
毎回観客のご婦人一名を選んで、ヨリックのしゃれこうべを見せながら
『んふふ、ほら、何センチ化粧を塗りたくっても結局はこうなるんですよ。』
とのたまうのでせうか、殿下。ええ、素敵です。下部になります、殿下。

衣装はハムレットはシンプルですね、好きです。
殿下も一度長目の現代のブレザーをお召しですが、気になったのはホレイシオの
ベストかな。
皆さんパンツは使用されておりませんが、三つ揃えのベストを着用されていて
丸眼鏡や髪型と相俟って、今一つぱっとしないと言うか。
会計士みたいなんですよ、ホレイシオ。んー…
掻巻布団さながらのグローディアスとガートルードの衣装は、まあ色彩や王冠があるから
救われているかも。
襟柄には帯が使われているのでしょうね。
第一幕のシャンデリアが下りてくるシーンでの衣装は、全員振袖と十二単を
イメージしていますね。
でも重臣達の生地は洋風の王室調のカーテンみたいな柄が使われていて、それなのに
完全に振袖なので面白いです。
ハムレット2015年版 1月22日初日ソワレU。  
名前:ちゃむ    日付:2015/1/24(土) 6:41
興奮して長くなっているので、演者さんについて少しだけ。
平さんは、私にとって数少ない大御所俳優のお一人です。
衰えなど微塵も御座いません。
亡霊は能のハコビを意識しているのかなぁ、でも後半はロボットみたいだったし
ちょっともう一度集中して観察したい。

鳳蘭さん、あの年齢にしてあの美貌。
私の母と同年代だと云うのに!(汗)
もっと毒があってもいい程です、少女に感じられる時も有り。
いけません、もっと妖艶な王妃をお願い申し上げます。

オフィーリアは、どうなんだろう…
期待値が高過ぎたのか好みの問題なのか。
ひかりちゃんは、いい女優さんだと思っているんです。
けれどあのオフィーリアには、ちと疑問符。
緊張していたのならこれから変わるだろうし、全く感情が伝わって来なかったのが
至極残念。

対して真之介さんはと言うと、何ということでしょう。
低かった期待値が急上昇。
あんなに妹愛しの感情を乗せられるなんて、素晴らしいと思うよ。
ただ、毒に倒れた後も同じ調子なのはいただけなかったな。
もっと苦しもうよ、命が消えゆく直前なのにそんなに溌剌と言わんでも。
弱ってもいいじゃん、風前の灯火の刻なんだから。

鬘や衣装等で誰なのか判断がつかないことが多かったのですが、突出して上手いなと
思ったのが清家さんだね。
あ、ギルデンスターンです。
流石ですね、あの中で光るのって中々難しいことだと思います。

因みに、殿下のラストはキス無しで12年前と同じです。
十字に担がれて奥に消えてゆくハムレット、美しいんだよなぁ。(照)
それから、竜也さんファンにとっては完全に上手が美味しいです。
オフィーリアのお膝に寝ている時以外は、殆ど上手寄りにいらっしゃいます。
嗚呼、溜息吐息。桃色吐息。
観劇備忘録。  
名前:ちゃむ    日付:2015/1/24(土) 2:45
『木の上の軍隊』
2013/4/5  初日ソワレ   1階E列上手
2013/4/15  マチネ    1階H列下手
2013/4/25  マチネ    1階K列上手
2013/5/6  東京楽マチネ  1階E列センター

『ムサシ ロンドン・NYヴァージョン』
2013/10/11  マチネ    1階D列センター

『ジュリアス・シーザー』
2014/10/7  初日ソワレ  1階O列センター  
2014/10/15  マチネ    1階F列下手 
日の浦姫物語・12月19日マチネ大千穐楽。  
名前:ちゃむ    日付:2013/4/17(水) 5:4
*記録の為メモ更新*

一階後方17列目下手より観劇。
全体が視野に入って、お芝居を見るには丁度いい距離感。
屋根無し柱だけのセットが貧相に見えた。

最後だとばかりに日の浦に濃密に絡み付く魚名もとい、しのぶさんに吸い付いた
竜也さんの接吻シーンが脳裏から離れませんっ!(爆)
日の浦姫物語・11月27日マチネ。  
名前:ちゃむ    日付:2012/12/1(土) 7:46
前列下手通路側にて観劇。
やっと舞台セットの全景が辛うじて見えた感。
今回人は上手寄り、舞台装置は下手寄りがよく見えるね。
かなり使い回しの大道具が多いのに、あの柱の立てっ放しの感じは
意図的なものなのかなあー…
それとも、二階席から観たら天井部分が無くても気にならない作りなのかね。
良く言えば質素、悪く言えば安っぽい。
小道具にも殆どお金掛かって無いしさ、その分衣装に力を注いだのかいと思ったり。

月も見えたんだけど、ずっと聳えているんだね。
赤かったり白かったりの情緒的な感覚が、全体の照明効果が見えて来ないので
どーーーにも違和感があった。
最終観劇は私はオペラグラス無しでは表情が見えない後列の為、段差に期待して
照明等の全体像を是非味わいたいなと思います。

役者さん方々は円熟味の増した人、疲れちゃっている人、ちと厭きちゃった人、
惰性で動いている人と様々で御座いました。
何にでも中弛みはありますけどね、差が大きいですから。
5分遅く始まって5分早く終わると云うことは、10分まいているってことだし、
もっと間を大切にして欲しいわぁ。
明日は東京楽。
一丸となってコクーンの巨大クラッカーを気持ち好く浴びて下されよ。
日の浦姫物語・11月20日マチネ。  
名前:ちゃむ    日付:2012/11/22(木) 13:26
四列目上手通路寄りにて観劇。
うーん、段差が無いからこの度もセットや照明がイマイチ見えぬ。
ずっと月が出ていて赤かったり青かったり白かったりは辛うじて見えるんだけども、
どうも効果が把握出来ない。
電光掲示板も見上げること変わらず。むぅ…

成親の御台所の件は、何となく解かった気がする。
設定自体が『写本を読んでいる』なんだなあー。
御簾が下りていることと演者のメリハリが無いせいもあって、源氏物語を
読んでいるのか成親と会話している台詞を諳んじているのか、解かり辛い面がある。

十五歳の日の浦姫、しのぶさん可愛く演じていると思う。
七十二歳で杉村春子さんが演じた十五歳の日の浦を見てみたいなぁ。
竜也さんとも、お似合いだったろうて。

たかお鷹さんいいなぁ、納屋でオロオロし過ぎ。
親族関係を早口で言っていると、台詞と言えども素でわかんなくなっちゃうん
だろうね。
懺悔中の稲若、泣きベソかいている最中なのに隠れてこっそり肩震わせて笑うの
やめなさい。
必死の宗親様がお可哀相ですよ、この卑怯者めが。(笑)

宗親の北の方の、とても上品で優しい口跡が好き。
母の顔になっている日の浦にとって、彼女の存在は有り難いものであったでしょう。
この幕で小舟が出発して、一面が海に変わる転換方法が素敵だなと感じる。
すーっと遠ざかる館と、ざざーっと一瞬で押し寄せて来る小波。
ちょっと船を押す黒子さんが目立つので、離れて観てみたい処。

戯曲を探していたら、家に帰ったらあったと言う失態。(爆)
其処で、この芝居の中で私が一番気に入っている台詞を上げてみる。
子を海へ流し誰にも拾われなかったら?と問う日の浦に、宗親が諭す言霊。
『極楽浄土へまっしぐら。これもまた考えようによっては仕合せなことだ。
 他人が何十年もかかってようやく行きつくところへ、わずか九十日でひょいと
 翔んで行くことがおできになるのですからな。
 しかし姫よ、仏はそこまで慈悲深くはござらぬ。
 きっとお子を生かしまいらせて、人並みの苦労をお与えになるでしょう。』
井上先生の死生観が良く現れている詞だ。

アイデンティティも、ちょいと難度が高いよね。
和尚さんの中風と絡めなければならないし、しかしああ何度も言われると薄々
嗚呼そうかと思ったり。
太郎は今日も鼻水を操って泣きじゃくっておりましたとさ。

資永に歌舞伎の見栄を取り入れているし、囃子の鳴物もやる木場さんは
大変だなと思う。
矢は放たず、すっと袖に隠しているっぽい。
かなりの早業でマジックの様。
資忠の出っ歯は、もしかして井上先生へのオマージュ…なの?ええ?えええ?!
丸眼鏡掛けてくれれば解かり易いんだけどな。ちと疑問だよ。

魚名は日の浦と交わる場で、本気で舐め回しておりますな。うむ。
稲若は吐息を吹き掛ける可愛いエロス。だがしかし。待てよ。
落ち着いて考えてみれば、魚名だって十八歳ではないか。
たった三歳違いを、そんなに淫らに演じ分けなければならぬのか。
うううーむ^^;

そうそう、当然なのでしょうが美術さんは小道具の歴史考証をきちんとしているから
流石ですわ、素晴らしい。
魚岩のお告げの夢を見た帝が被るのは、立纓冠でも垂纓冠でもいいんだけども。
今回姉君が被っているのは天冠ですよね。
お内裏様とお雛様は、帝と皇后様か親王と内親王かを年齢で使い分けて
いる訳ですが、よく巷のお雛様が被っている釵子は皇后であることを表現している
ことが多いです。
立纓冠は帝のみ、天冠は内親王しか被ることが出来ないので、この芝居に立っている
二人の関係が帝と其の弟姉であることが視覚的に一目瞭然であります。

魚岩魚名は、間が良くなって参りました。
最初の『魚』や『鯥』はお客さんもきょとんとしておりますが『十八年…鰤…』
からエンジンが掛かって来て、最後の『鯉っ!』『すっ鯉!鰓い!!!』
でもう笑いの渦。
『自分でスルメ。』が最高であります、はい。

僧正のウィスパーヴォイスは痺れるのだけれど、若武者太郎の発声は
又少し蜷川チックな…
でも十五歳の発声は快活な若人を表現していて宜しいので、使い分けているのは
良く判りますですよ。
竜也さんはもっともっと進化しますね、他の役者さん方々もリラックスして
熟れておしまいなさい!
日の浦姫物語・11月10日ソワレ東京初日。  
名前:ちゃむ    日付:2012/11/12(月) 9:0
二列目上手側にて観劇。壁とお友達故に、実質最前列。
段差が無い上に目線より舞台高の方が高い為、見えないものも多し。
冒頭舞台縁のスクリーンに平安絵巻が映し出されているのは何とか判ったものの、
絵柄は近過ぎて判別不能。(爆)
照明も殆ど明暗以外判らず残念。
電光掲示板は頭上にあったので、時々振り返って下手側のものを見たのですが
劇割や唄の台詞、漢字が重要な時にも表示されていました。

音響は読経も交ざっておりますが、グレゴリオ聖歌の方が多く使われている。
是は恐らく、井上先生がこの物語の構想を得たグレゴリウス一世からインスパイアー
された演出だと思う。
グレゴリアンのチャントかなぁ、ちょっと是は自信が無い。

公演時間は予定通りの三時間十五分。
普通二部制の舞台では第一部が比較的長めなのだけれど、物語の特性上稲若が
早逝であるから一時間十分。
休憩十五分を挿んで第二部が一時間五十分。
かなり前半は物足りなく感じる。

お席が前だったからこそ、物凄く気になったことがある。
成親の御台所がずっと御簾の中で書物を手に読んでいるのですが、御簾越しでも
明らかに台詞を『読んで』いたんです。
毛筆で書いてありましたし、確かに目で追って捲っておりました。
直前に配役変更等があったのかは不明ですが、妙に不思議に感じました。

説教節の木場さんと三味線を弾く立石さんは、舞台上に留まり退場することは
殆ど無いです。
あの聖の長台詞の口上は物凄いですよねえー、何時の日にか竜也さんに演じて
頂きたいなと、そんなことを考えながら拝見しました。

今公演のモチーフになっている梅は、初段のものですよね。
私は季節柄、是非にでも第八段の楓を選んで欲しかったですわ。

稚児髷の稲若は十五歳に見えます、大丈夫です。
日の浦姫も可愛くて兄妹に見えますよ、大丈夫です。(笑)
成親の葬儀の最中、香合わせや乳繰り合いで騒ぐ幼げな二人の演出が光っています。

たった一度の過ちで罪の子を宿した二人が宗親に米蔵で懺悔する場は、
たかお鷹さんのおろおろ度と井上先生の等親喜劇が物言って笑いを誘っていました。
稲若、そんな情けない顔で泣くんじゃないと心の中で何度も呆れた次第。

日の浦姫が海に赤子を流さなければならない幕は、母親の切実な心情がとても巧く
表現されておりました。
子供を産んだ経験がある方は特に、目頭が熱くなるのではないでしょうか。

太郎、いくら人を殺めてしまったからと言っても鼻水垂らして泣くんじゃ
ありません!
泣き虫の稲若と流石親子、と変な処で納得してしまったじゃないか!!!
魅士さんが鼻に青虫状の青っ洟を刺していましたが(ひょえ〜)竜っちゃんのは
生だから、本物だから。
終盤の鼻水もすんごかったけど、涙も鼻水も自在な藤原竜也。恐るべし。

資永の背中の毛も激しかったけれど、魚名の侍烏帽子の紐の結びが緩かった様子で、
日の浦に首を垂れる時間が長かったこともあるけども、何度も何度も
外れてしまってどきどきしました。
ご本人も何回かはささっと顎に引っ掛け直しておりましたが、ぷら〜んと
垂れてしまうことは変わらなかったです。紐はぎゅっと結びましょう。

弓を射る仕掛けはどうなっているんでしょうね、正直近いので客席に向いて
構えている時は怖かったです。
まさか本当に飛んではいないでしょうが、回数も多いですし弦は引いていても
矢を掛けていないのかな…今度よく見てみよう。

日の浦が厨子に向かって稲若への誓いと魚名との貞操の誘惑に悶えるシーンは、
蜷川氏の演出もあってか面白いものに仕上がっていましたね。
杉村春子さんに宛て書きされたこの物語と、最後に伏線を張っている
『誰が選んでくれたんでもない。自分で歩き出した道ですもの。』
この女の一生が味を出していますなぁ。

あの赤い紐眼鏡はどうよ。私は血糊が好かったですよぅ。
になっちタイタスで評判が好かったからって…え?血糊だって身毒で散々
使ったじゃないかって?!
嫌々、あそこは正攻法で観たかった。
虫が好過ぎると言う日の浦の喜劇の台詞から、一気に二人が眼を潰す
非劇的な場に持ちこんで、二度目だからと等親の台詞で再び巧く喜劇に井上先生が
一瞬で変えている訳よ。
コント的な演出は不要だと思ったんだけど、さてどうでしょう。

私にとって一番の驚きだったのは、魚岩の竜也さんでありました。
あの鬘と髭似合いますよねえー。(←違う?笑)
と申しますか、戯曲を読んだことが無かったので井上先生の怒涛の言葉遊びが
とっても楽しくて。
竜也さんは生真面目に演じ、観客はどっと笑う。
拍手迄起こっていたから、感動してしまいました。
低い位置からの目線で波で全く魚岩が見えなかったんだけど、その分泳ぐ魚が
リアルでしたよ。
個人的にはトビウオが海藻を持って来た時に、まるで犬がボールを持って
来たかの如く、よしよしと何度も頭を撫でてやっている魚名にツボを刺激された。

今回お衣装が平安時代のものなので、女性の衣装も含めて見所ですよね。
このお芝居を観て一番どきっとした瞬間は、竜也さんが高僧の袈裟姿で
登場した時だった。
設定としてはかなりお歳を召されておりますし、何よりも盲目の僧ですからね。
あの眼はしのぶさんは演じていなかったですが、彼の底力を観ました。

ラストの奇跡、私は好きですよ井上先生。
恐らく最後の現代の雑踏の中に聖夫婦を置いて責め立てたのは、蜷川氏の
演出ですよね?
三十四年前の初演を見てみたくなりました。
戯曲ロビーで売ってたかな、次回有ったら欲しい。

全般を、未だ初日の硬さがどんよりと蔽っていた印象。
ご年配の役者さん方々に、台詞を噛む現象が多発。
竜也さんファンにとっては、観劇に忍耐が必要。
初登場迄に約三十分を要し、第一部は出演時間僅か。
日の浦の女の一生の物語なので、退屈してしまったら負け。
衣装を含め、平安絵巻を楽しむ気持ちで挑むと吉。

カーテンコール前に掲げられた井上先生のお写真に、惜し気無い拍手が送られていて
胸が篤くなりました。
シレンとラギ・7月2日マチネ大千穐楽。  
名前:ちゃむ    日付:2012/7/3(火) 4:49
六列目下手通路にて観劇。
終わっちゃったあー、終わったね、終わってしまいました。
大阪から69公演、やってる方はとっくに飽きている。
うむ、深いよふるちんその通りでしょう。(笑)
にしても、怪我人が出ること無く無事に跳ねたのだから好しとしなさい。ね。

最終公演はトキとセモタレをガン見と云う、不思議な行動に出ました。
保坂さんですね、とても良い声をお持ちですな。
もぅ〜、トキ台詞はアカマより少ないけどもっと見たかったわ。
ゲキシネで見えるかな、今からDVDを楽しみにしておこう。

ギセン王、パイナップルも食べてなかった?
もうプリンは当分食べたくないだろう、うん。
犬は家族じゃなくて食べるものなんかい、キョウゴク。
もう一生ダイナンの妄想世界に封印されておしまい。(爆)

カーテンコールでさ、永作ちゃんの弾ける笑顔が凄く印象的だったよ。
あんなにちっこくて可愛いのに、実は四十代だからね。
宛て書きのシレンに負けず、台詞を噛んだりとちることも無くよくやり遂げたと
思いますよ。

あ、さとみちゃんもおめでとう!!!
ラギの手首をがっちり保守して、上に跨りほっぺにキスマークを付け動けない
竜っちゃんの唇をも奪うと云う大挙を成し遂げた貴方に、がんばりましたで賞を
差し上げます。
マイクに入ったちゅって言う音、聞き逃さなかったぜ。はぁはぁ。
貴方の勝ち誇ったガッツポーズと、上に乗られて力無く起き上がるラギの
コントラストが対照的でした。
内緒ね、しぃーってしてたよね。(笑)
一体誰に内緒なんだよ、あれだけの人に見られているのに。
言っとくけど君達、異母兄妹だから。マシキがお姉さんなのかな。
わかんないけど兎に角血繋がってますから、そっちも近親相姦の危機なもんで。

ショウニンが通路から出て来るのを忘れていて、通路に頭を出していて暗がりで
ばふっと当たってしまってごめんあそばせ。
前列は段差が無いもんだから、HEY!つい。YO!出来心で。

ヒトイヌオくんは、尻尾が焦げる様になってから『中の針金が見えてる!』とか
言っていたけども。
『この衣装ってボクの買い取り?』とか、そんな時にそんなこと心配すんな。
キグルミはこれからの季節倦厭されがち。
冬になったら懐かしさと共に、一回位着てみてもいいんじゃないかな。
寝袋にもなると思うし、うん。

やっぱりかなり疲労感が溜まっていたんだね、竜也さん。
あの『貴様ああああああああああああああああああああ!!!!!』って云う
叫びは、初日が一番素晴らしかったんだよ。
最初は緞帳が降りる迄続けていたからね。
公演残り二週間位から、直ぐ止めてキョウゴクを睨む様になっていった。
よく考えたら、ああ言う叫びって物凄く体力を消耗するものだと思う。
あれだけ動いて台詞を言っている間に二回もあるから。
だけどその他は守りに入ることも特に無くて、全力でぶつかっていたと思います。

初日はどうなることかとビクついて臨みましたが、何時の間にか虜となっていた
面白い舞台でした。
千秋楽煎餅投げも楽しかったし、本当に長の公演お疲れ様でした。
カッツミー秋の慶事楽しみですね、お祈りしていますよ。
シレンとラギ・6月30日マチネ。  
名前:ちゃむ    日付:2012/7/1(日) 6:30
二階二列目センター寄りにて観劇。
どうしても二階席で観ておきたかったので、譲渡板にて救済。
やっぱいいわあー、青山劇場の二階は。
斜傾も大きくて観易くて大好き。

一階席では全く見えなかった照明に感動。
シレンとラギが南の国に発つ時、テーマと一緒にタイトルがぶわっとスクリーンに
流れるでしょ。
あの時既に、床への照明で血飛沫が投影されていたんですね。
全体照明もブルーから真っ赤に変わって、血の道がこの時始まったって云うのが
一目で判る演出に唸る。
二階席も殆ど真っ暗になることは無く、舞台縁の照明は二階に向くことが多くて
かなり眩しかった。
でもやはり舞台奥の釣り照明は一階客席を照らしているので、全体を観る分には
直視出来て好かったよ。
それから要所でツケが鳴る時に、バシッと強いスポットライトで印象を深めて
いたのも初めて見えた。
一階前列からだと視線を送っている視野の外のものは見えないから、演出意図で
強制的に見せたいものも見えていない。
網目状に巡らせた数多くの細い照明とか、海の色が昼から夜に変化してゆく様とか
見過ごしたら勿体無いよ。

音もさ、スピーカーが上部に付いているから音楽が真っ直ぐ聞こえた。
ミュージカル向けの劇場だから音響もいいし、もっとガンガンにボリューム
上げて!って思わなくて済んだの。(笑)

ゴダイ教の椅子の教義を体罰で教え込むけども、あそこの蹴ったり殴ったりの
効果音がズレないのは音響さんの凄さだよね。
カッツミーの努力もあるけれど、いくら間合いが決められていてもあれだけ
動きが早くて音が多いとタイミングがズレてもおかしくないのに。

パンチパーマのアカマにばかり目を取られていたのだけど、アクションクラブの
川原正嗣さんの殺陣のキレが尋常では無いのに今更気付く。
遠目で舞台全体が視界に入っていると、見えなかったものが見えて来る。
新感線のアクションの先生だもんね、大楽はトキを見逃すまいて。

ふるちんは噛み噛みでお酒が抜けていないのか、疲れが溜まっているのか是如何に。
台詞飛ばすし、たどたどしく思い出しながら怪しかった。
『俺を裏切ったミサギ等、俺には必要無い。』
これを飛ばしちゃいかん、大切な台詞なのです。
罰ゲーム無くて良かったね。(爆)

劇団員の女性の中で、とても通る声の方がいらっしゃるのだけれど何方なのか
見当がつかない。
多分ロクダイの手を愛すと、
『血をもって伝えられた教えには私達も血をもって応える!』って言っている
セモタレさんだと思うのだけれど、ロクダイ様を崇めますロクダイ様に従いますと
皆で言っているのではっきりと判らない。
兎に角ずば抜けて一人だけ、声質が突出している。

キョウゴクのアドリブは『近頃の犬は雪が降っても庭駆け回らないよな…』
ダイナンの変態妄想は『不思議な力を得たキョウゴクが素っ裸のまま上へ上へと
上ってゆく。俺は下から望遠鏡で眺める、もっと足を大きく開いてキョウゴク!』
もう、二人共疲れてるでしょ。
歌いながらチークダンスしてる場合じゃないっすよ^^;

竜也さん、声を温存させて極力抑えているのが分かったよ。
今公演本当に長かったけど、声嗄れすることも無く好く耐えたね。
身体の傷は増えているのだろうけれども、大きな怪我もせず無事に最終公演の幕が
下りることを祈っています。
シレンとラギ・6月19日マチネ。  
名前:ちゃむ    日付:2012/6/20(水) 6:27
4列目上手寄り通路にて観劇。
先週も今週も、開演が5分以上遅れるのは何故?
一番最初に駅のホームのドアが閉まる前の音がするのも解からあ〜ん。

大阪から公演数も多いしキャストの身体はボロボロなのかもしれないけれど、残り
二週間でもう生で観られなくなるのは名残惜しい。

序盤のシーンだけギセン王、本当にしっかり食べてたよ。
玉子焼きとプリン、食べ終わってプラスチックの蓋もきっちり閉めていた。
肉は流石にゴムで我慢なのか、投げたり叩いたりするもんね。

刺客を何方がやっているのか判断つかないのですが、倒れる時空中で床と
水平になって回転するの凄いなぁ。
普通に倒れるだけの信者もいるけども、あれでも相当痛いと思う。
寝床も上に二人乗って動いていたら、実は重いと思うよ。
劇団員の身体を張った助演があるから、あの舞台が成り立っているんだよな。

シレンが武器庫で着替えて出て来て、台詞を言いながらピトッて小さな帽子を
頭に付けるでしょ。
あれ仕掛けどうなってるんだああああああああああ。
ピンで引っ掛けているにしてはカッチリ付いていてびくともしない。
不思議だ…

しっかし克実さん格好いいよなあー。
あんなに素敵なゴダイ様を演じられるってことを見抜いたキャスティングした人も
先見の明があるけど、ご本人は自分の未知なる領域に気付いていたのだろうか。
寝所のシーンはあるわキスはするわ、添い寝の女性のお尻掴むわ。
ねぇ、カッツミー。ニヤニヤ。

ヒトイヌオは観客に人気だね、ピンと張った尻尾が好きよ。
ラギと合わせる割符は北の紋様なんだね、初めて見えた。

この前台所で野菜を切りながら、無意識に『ビバ湖ビバビバ』って唱えている自分に
びっくりしたんだけども。(笑)
楽しそうだもんな、ビバ湖。
モンレイ美しいしさ、魅惑の響きだわ。

そう言えば、ギセンが牛車で侍らせている女性の髪型可笑しいよね。
リーゼントとキャバ嬢の盛り髪なんだもん。
昆虫標本片手にキャバレーかよ!うえっ。

本日のキョウゴクのアドリブは『予防接種は五種混合ワクチンにしなさい。』
ダイナンの変態妄想は『キョウゴクが俺の為にセーラー服を試着している。
そして俺に聞くんだ「知ってたか?俺男なんだ…」って。
知ってたさあー、俺なんかオッサンだぜえーっ!!!』
じゅんさん今回も早口で滑ってたなぁ。(爆)

傷付いたラギと養生している海辺の小屋(らしきセット)。
シレンが戸を開けた時の海風(らしき送風)。
情景として美しいし美術さん、いい仕事してますね。

聖子さん『人は椅子』の教義の姿勢も誰よりもキレがいいし、痺れ薬の後遺症の所作も巧いなぁ。
あの安定性は素晴らしいですよね。
シレンに言い放つ『ほんと腹立つ女ねぇ。』が大好きです。

毒煙が降って来て、奥の方でちゃんとショウニンもヒトイヌオも倒れてるんだよ。
南の国の人、皆殺しだから。
見えない所にも説得力を持たせているなと感心する。

永作ちゃんの発声は可愛いさや女らしさを消しているんだよね、アレがもし
きゃぴきゃぴしてたら暗殺者として適合性が薄まる。
でも何か嘘っぽい印象が強くて、他の演出のし様があったのではないかと残念。
シレンの肩掛けバッグのデザインがいい、機能性抜群そうだし現代でも使えそう。

殺陣の見栄えの問題だから、ラギもあんだけ斬られたら生きてはいられないでしょ、
とか。
ゴダイ刺されてから喋り過ぎ、とか。
言うのは野暮だよねぇ、えぇ解かってまあーす。

本日の遠浅の恋、竜也さんマシキのキスを阻止しようとさとみちゃんの腰を
両膝で締め上げていた。
貞操を守りたいラギの気持ちも解かるがしかし、あれは痛いでしょう〜、
彼女も折れそうに華奢なんだから可哀相だよ竜っちゃん。
あそこのサイケな照明が可愛い。

南の国に来た時にラギが葛篭背負ってるでしょ、大きな葛篭と小さな葛篭。
ついつい何時も『大きな葛篭を開けたら、白い煙がもくもく出て来てラギは
おじいちゃんになっ(以下略)みたいな考えが、頭を過ぎってしまうの。
舌切雀と浦島太郎のMIXじゃんね、いひひひひ。
シレンとラギ・6月12日マチネ。  
名前:ちゃむ    日付:2012/6/13(水) 6:8
4列目上手にて観劇。
南の国の市場のみたらし団子がとても美味しそうなのに比べて、武器庫のセットって
いかにも演劇的だよね。
大砲や槍は張りぼて置けば見栄えがいいのに、敢えて板を張り付けるだけ。
文化祭の演劇でも見ているみたいな装置だけれど、わざとだからかえってあざとい。

序盤のシーンでギセン王が、プラスチックのカップからプリンを食べているのに
気付いて噴いた。
本当に食べている、様に見えるけども定かでは無い。

遠浅の恋は、マシキに上に乗られてからお父さんに会わせてって遅くないかラギ!
ちゅうちゅう言いながらラギを押し倒すさとみちゃんが可愛い。

キョウゴクの本日のアドリブは『犬の爪には血管が通っているから気を付けて
切らないとね。』
そしてダイナンの本日のキョウゴク妄想は、『iPod touchのSkypeで話そうと
思ったら、キョウゴク繋げられなくて投げて壊した。』でした。

そう言えばじゅんさん登場した後武田鉄也さんやろうとしたら、鬘が落ちそうに
なって笑われて不発に終わってたな。
くどい程連発している田中邦衛さんも滑ってたし。
ふるちんも台詞噛んでいたけども、今日の減点はじゅんさんだったのでは
なかろうか。

犬の尻尾は、いつか燃えると思っていました。(笑)
でもじゅーって音声付きだったから、いのうえさんの案だよね。
階段を四つん這いで下りるのって凄く難しいと思うのだけど、身体が軟らかかったら
そんなに大変じゃないのかなぁ。
アメージング・ヒトイヌオ。

劇団員の集団の動きは、遠くから見たら気になんないのかな…
適当に揃っていない群舞がとても残念に思う。
一糸乱れぬマスゲームクラスは求めていないのですが、どうも気に食わない。

シレンはキョウゴクのことが好きだったんだね。
愛することは殺すことと自分に言い聞かせてはいるけれど、愛することは
信じること、愛する人の為に尽くすこととシレンは教えてくれる。
だからこそ非道なキョウゴクの裏切りはシレンの試練。

ロクダイとしてのラギにすっかり心奪われ中。
何だあのカリスマ性は。
おどろおどろしいあの音楽も好き。
某教団の教義のことを思い出さないではいられないのだけれど、其れを打ち消す
六代様の強いオーラに救われる。
シレンとラギ・5月29日マチネ@。  
名前:ちゃむ    日付:2012/5/30(水) 9:3
12列目センターにて観劇。
真っ正面は余計ライト眩しいじゃん!
観られない様にする嫌がらせですか、そう思う程見えない時多し。
ダメ、直視できない私を許して。

戯曲にざっと目を通したのですが、侍所の注釈にSPって。
こう云う中島さんの感覚が解せん。
ガラガラと音を立てて、時代や世界観が崩れてゆく。
いや、思っててもいいのよ。書かないで!

宛て書きなのに、シンデンとショウニンの人物像の掘り下げがちと浅いかなぁ。
ショウニンは完全に右近さんで成り立っている。
HEY!YO!好きだよ、アレ。

戯曲に全く無いシレンの悪夢の場は、いのうえ氏の原案なのかな。
胎児の細胞分裂とかゾンビに阻まれるシーンとかさ。
虫に追われるスクリーンが前に出ているから、その間に後ろのセットを
何か弄っているのかも知れないね。
あの弄ばれるダミードールはちょっと。(苦笑)

毒煙も、化学兵器弾並で現実味に欠ける。
言葉で弓矢と言いつつドカーンとか、あの殺傷力は無理がある。
あの毒の雪って何で出来ているんだろう。
泡に見えるんだけども、近くに降って来ると埃っぽくて先週大いに
噎せたんですよね。(謎)

狼蘭族だけ何故漢字なんだろう。
私はてっきりローランだと思っていたよ。
漢字にしたってことは、其れなりの意味を持たせたかった筈。

他の男に走ったミサギの母親は、キョウゴクが殺したってことだよね。
絶命間際の『俺とミサギが居ない世界等知ったことか。』この叫びがキョウゴクの
小物感を出していてイイ。

ラギの『お前が本当の妹なら抱けたかな。』とミサギに放つ言葉は、近親相姦の
真っ黒な自虐だなあー。

一番感情移入出来るキャラクターって、愚鈍に見えて一番ピュアなギセンだわ。
ああ云う人物に書いておきながら、親近感が持てる人間性が見えるんだよね。

ギチョクとヤマナの甲冑のマークって豚だよね?
ザ・たっちを彷彿とさせる小柄で丸みを帯びた二人のフォルム。
カーテンコールで双子に見えてしまいました、ごめんなさい。

牛の轡がハミって呼ぶのか定かでは無いのですが、牛車を引いている牛の口の
モグモグ感が超リアルで笑ってしまう。

北の紋様って龍じゃなくて蛇だよね?!下の六角形は亀甲に見える。
南は火の鳥だね。
シレンとラギ・5月29日マチネA。  
名前:ちゃむ    日付:2012/5/30(水) 9:1
そうそう、二回出て来る北の梵字。
形は覚えたけど梵字ってア字から発展しているだけだから、殆ど似ていて
ごく僅かな撥ねや払いで意味が違うので何て書いてあるのか判らない。
四文字で意味を持たせているのか、只単に字義や仏名を並べているだけなのか
物凄く知りたい。
観劇中に紙と鉛筆でデッサン出来…る訳が無いので、DVD化される迄待つしか
無いのだろうか。

ふるちんは全く持って滑舌云々の人ではないのだけれど『チクシジマ』の
口跡だけはめっちゃ気になる。(爆)
毎回ミサギに北の犬のことで、戯曲には無いアドリブをかましてるみたいだね。
今回は『猛犬注意の札をドンキに買いに行こう。』って呟いていた。
初日は『豆柴が飼いたかったんだ。』って言っていたよ。

さとみちゃんもアドリブやりたい放題だよね。(笑)
ラギがゴダイに会う口実にマシキを誑かすシーンで、唇を奪われない様に人差し指で
防御したつもりが、思いっ切り指をさとみちゃんにすっぽりと咥えられちゃってた。
ちゅうちゅう吸って抜く時にスポンッ!て音がした。
周りは引いていたけれど大声出して笑ってしまった、空気読めずにすみません。
竜也さんも暫くの間、素でにやにや笑っちゃて台詞言うのがやっとだったよ。
ゴダイに会わせてと言うラギに『えええ〜ん、もぉ〜う?』と言う至福の
大きな勘違いが最高の間です。

ヒトイヌオの肉球手袋が愛おしくなって来たのは私だけですか、そうですか。

ゴダイはイイ台詞一杯あるよね。
想いが重いとか椅子を愛すとか言葉遊びもいいけど、
『所詮この世は生き地獄。
   お前はやっとこの世の入口に立ったんだよぅ。』
この一説が至高。
『おふくろには突っ込めても親父には突っ込めねえーか!』
『おふくろとやり親父をやる、それがお前の地獄だ。
   地獄を知らなきゃ極楽の道は見えねえーよ!』
ここの台詞に痺れる。淫猥な台詞好きの変態なので。はい。
かっこいいよね。(←自己完結)

シンデンを教団から去らせようとするラギに、私は殿下を見ました。
皮肉だなぁ…
好きなアングラでどうしようも無い気持ちに頭を抱えて悩んで、好きでは無い
劇団の客演で又竜也さんに強く惹かれるなんてさ。
第二幕の竜也さんが終始秀逸で
『俺は一度父親を殺している。お前などゴダイの足元にも及ばない。』
この台詞に物凄く説得力がある。

シレンはラギの子を身篭っていると思う?
私はラストの『血の道』で、二人は生み育てるのだろうなと思った。
シレンとラギ・5月24日ソワレ東京初日@。  
名前:ちゃむ    日付:2012/5/25(金) 23:10
5列目下手にて観劇。
スピーカーとお友達と思っていたのに、あら此処に花道が。(笑)
知らない内に一番美味しいお席で初日観劇をしてしまったのかもしれない。
でも近過ぎて役者さん方々を直視するのが若干憚られるので、チラ見程度に
抑えてみたりして。

青山劇場、実は二階の前方席が好きです。
この劇場の二階席は一階の半分迄迫り出している為、一階席の後方より断然
舞台に近くて観易いんです。
今公演未だ二階席のチケットは無いのですが、来週センターで観られるので
今回見えなかった部分を観られるのがかなり楽しみです。

竜也さんが新感線初出演なので、初めに思いっ切り私の新感線観を。
私が思う新感線の魅力は、オリジナルの音楽と豪華な衣装。
座付きの劇作家と劇団演出のいのうえ氏。
先ず前者の音楽と衣装、私にとっては今回120点。
爆音好きなので、あの二倍の音量があっても大丈夫。
岡崎さんのセンスと金糸を惜しげも無く贅沢に使った小峰さんの衣装、モンレイの
髪飾りなんかも期待以上に素敵でした。

後者のいのうえ氏演出は、何時も通りの新感線の印象。
ちょっとガクッとしてしまった本に減点-40点。
第一部と最後の『母として、女として、人として。』は凄く好き。
ところが第二部の構成が凄く詰まらなかった。
『愛はコロシアイ』はいいんだけども、言葉遊びには程遠く寧ろ観る側に経験値で
ラギの感情を推し量って欲しい様に感じた。

あともう一つ、大事なこと。
私が新感線が苦手な理由になっている、マイク使用。
ミュージカル・オペラは脇へ置いておく。
基本的に人の身体・声・服・風景・板の五つがあれば、演劇にマイクは必要無いと
思っている。
何故なら演者の声や顔を知らないと、舞台上の誰が喋っているか判らないから。
スピーカーから流れる声が全て均一化されてしまうので、役者の立ち位置や距離感が
狂ってしまう。
実際序盤の大広間のシーンで、劇団員さんの誰が何処で台詞を言っているのか
全く判らなかった。
だからと言ったら新感線ファンの方には怒られてしまうけれど、マイクで好条件の
声を拾うことが可能なゲキシネ向きの劇団だなと思っています。
勿論、生の役者さんを観たい!観劇の臨場感を感じたい!ならば其れは又
別のお話で御座います。
是が、私に劇団☆新感線が正攻法の演劇として映らない理由です。

でもね、その臨場感が今回予想外に心地好かったんだわ。
理由は自分で解ってる、竜也さんが良かったから。
私が嫌だった発声が皆無だったの。
皮肉なことにマイク使いのせいかとも思ったのですが、第一部の一番最後に
この考えは掻き消えました。
あの緞帳の下りる直前のゴダイに発した『貴ぃ様あああああぁぁぁ!!!』は
絶叫していてもスコーンと遠くへ抜けた素晴らしい声でした。
いのうえ氏の所為だと推測しました。
シレンとラギ・5月24日ソワレ東京初日A。  
名前:ちゃむ    日付:2012/5/25(金) 22:49
あの暗がりに閃光が瞬く照明はキツかったな。
前列で観ていたから、直にステージ上部の照明が眼に入るから仕方ないけども。
かなぁ〜り気分が悪くなりそうなレベル。
ほら、子供が部屋の電気を消してアニメーションのフラッシュを見て
騒ぎになったことがあったでしょ、アレですね。
10列目位に下がったら少しは変わるかなあー、丁度来週其れ位距離が離れるので
直視出来るか試してみます。

回転舞台は暗転しなくていいし、現実に戻されること無く劇中に気持ちを置いたまま
場面転換してくれるからいいよね。
座席を二列潰してるし、あの位置に花道が必要だから大きなスピーカー設置
難しかったのかな。
もっと大音量を欲していたので、ちと拍子抜けなんだ。
歌舞伎のツケもタイミングがイマイチな時が多かった。
あとガッカリだったのが劇団員さんの群舞。
比較的少なめだったと思うけども、合って無い。
コロス的要素なんだし、コロシアイの芝居で是は無いでしょ。
野田地図群舞のメリハリとキレに慣れているから辛かった。
進化するかな…

長くなっちゃうのでキャストの方々の一言メモ。
一番痺れたシーンが、ダイナン初登場シーンだったことは内緒。
遠浅の恋、潮干狩り。強烈だけど小劇場系のこれぞ演劇って要素は大切だね。
克実さんはこんなに格好いい役今迄演じたことが無いって仰っているけれど、
決める時は決めるねぇ。
成田三樹夫さんかっこいいよねえー、解かる解かる。(笑)
あ、三宅さんも素敵だよ。虫食べているだけでは終わらない男!
シレンはちっちゃいね、華奢だね、宛て書きがすんばらすぃ。
女性だから一概には言えないけども、永作ちゃんの喉をつめる発声はちょいと苦手。
高田聖子さん、ブレません。
ミサギ役の彼女は、細い・清楚・可憐。
粟根さんの声が舞台俳優さんとして好きです。
有起哉さんは役が真面目だから、遊べなくてちょと可哀相かな。
壊れたい気持ちを、ぐっと抑えている彼が愛おしい。
パンチパーマのアカマさんに大注目。
ヒトイヌオくん、これから夏に向かって気合いの必要なお衣装ですね。

偶然なのか運命なのか、ラギは魚名とルイだね。
髪の毛伸びるの早い!と心の中で叫びました。(爆)
衣装が堪らん。ツボ過ぎる。
今回の殺陣は構えよりも流れ重視だから、こんな感じかなあー。
左手使用も演出で細かく指示されているのだと思います。
楽日迄にもうちょっと変われる筈。貴方ならきっと出来る。
下谷万年町物語・2月12日マチネ千穐楽。  
名前:ちゃむ    日付:2012/2/15(水) 5:43
中二階上手側にて観劇。
意外にも中二階初めてだったけれど良く見えたよ、見切れも殆ど無かったし
正面の二階席より距離が近いしA席なのに満足。
その点コクーンシートは見えない部分が多過ぎると改めて思った。

教えて頂き戯曲より、ロックは地域指定の浅草六区と判明。恥ずかしい。
しかし浅草六区が何を意味するのか未だに解かっていない自分が、実はもっと
恥ずかしかったりする。
浅草六区と万年町の関係や、唐さんの思い入れが解からない。
台東区って云うのは何となく解かるのだけれど、不忍池は上野で瓢箪池は
浅草なのかい?
ま、謎は謎のままにしておこう。(爆)

あとさー、ずっと私が比喩で『仮面は六つ。』だと思い込んでいたのもきっとアレ
ストレートに『花弁は六つ。』って言ってたんだよね。
紅紫で早く気付けって感じでしょ、楽日迄気付かない私って一体…
ばーかばーか、もう嫌!

まぁ、色んな妄想をしながら観ているもんで。
白井が持って来た洗面器は女性器じゃん、とかね。
『乱さないで姐さん!』『掻き回さないで姐さん!』
卵を抱いていた池の水はきっと母体なんだよ、とかさ。
ええ、阿呆ですとも。いいんです、阿呆に成り切りますとも。

流石にりえちゃんはお疲れが見えたけれど、演じ切りましたね。
唐さんの大人の文ちゃん、謡っちゃうのはいいんだけどマイペース貫くから。
後ろから忍び寄る西島くんの立場は。(笑)
あの待つ間で私はずっこけてしまいました。
六平さんの丹頂鶴は何処まで飛んで行くのか、飛び過ぎだろ。とぅるるるるる。

結局私は、最後迄竜也さんの発声に馴染むことが出来ませんでした。
ギンヤンマの空想の場で恍惚とした表情していたけれど、会報のティッシュの
サフラン持ってる様な、色っぽい表情もっと見たかったな。
カーテンコールでどうしたらいいのか分からないのか。
スポットライトが消えた次の瞬間の西島くんの顔が私は忘れられないよ。
役を抜け切ることが出来ているのなら、思いっ切り素でもいいじゃない。
過去は振り返らないと云う君だけど、初演の身毒丸やハムレットの時を思い出して
みてもいいんじゃない?時には初心に帰って。
西島くんが号泣した気持ちが、貴方には解かる筈。
新感線、怖いぞ。
下谷万年町物語・2月1日マチネ。  
名前:ちゃむ    日付:2012/2/2(木) 7:8
C列上手側にて観劇。
見えたよ、見えた。(爆)
やっぱり私には精々10列位迄じゃないと厳しいってことがよぉーーーく分った。
水避けビニールはB列迄しか無いのだけれど、一幕はバスクリン跳んで来たぞ。

先日メールで『ロックは六区かも?』とお知らせを下さった方がおりまして、うむ
確認せねばと意気込みまして候。
キティ・洋一・文ちゃんと其々台詞に『ロック』とあるのですが、冒頭
大人の文ちゃんが『浅草ロック』と言っているから悩む。
でも三人の文脈から察すると『六区』なのかもなあー、万年町が六区なのかい?
戯曲を見ると一発で解かるのだと思うと歯痒いのぅ。

ふと、横書きってどちらでも良い時代があったのだなと気付く。
ヤマサ醤油は左から右だけどミルクキャラメルは右から左だから。
漢文流れの日本語が現代の左から右書きになったのは、敗戦後のGHQ統治が
決定打になったのでしょうね。
新聞の上枠も毎日新聞以外も左から右だったのかなぁ。

軽喜座の座長の足袋の件は急に無くなっちゃったの?!
足を白塗りしていなかったし、まさか台詞が飛んだってことじゃないよね。
あそこ味があって好きだったのにな、もしかしたら他にも削っている処あるのか?
思い切って削るのならば、もっと他にあると思うのだがあー。

オカマやさんチェックが一度でも出来て良かったわ。
居た居た、杉浦くん。お市っちゃんの重さにぷるぷるするのやめて。(笑)
ピンクのキャミソールに紫のレースショーツで中々の衝撃だった。( ゚д゚)…
赤いビキニの姐さんは、ちょっとギャランドゥが見えちゃってるじゃないか!
あとさ、お不動様の褌は何故あんなに薄いのだ。
他の姐さん方はサポーターみたいの穿いているのに、六平さんの涎塗れ共々
身体張ってるよな、うん。

お春さんもお市も、グロス感抜群のきらきら口紅が光ってた。
何かメイクが濃過ぎて誰が誰だか判別不能って云うか、西郷さんは何方がやって
いるんだろう、アノ銅像に成り切った凍った眼差しは可笑しい。
井面猛志さんだけは(だけって言うな!)お姐さんとしては綺麗過ぎると思うの。
普通に彼女みたいな女性居るものね、最初見た時女性かと思ってしまった位に。
褒め言葉だけれども、蜷川さんの言っていたみかんみたいな俳優じゃないぞ。

舞うティッシュで出来た花弁が儚いね。
キティの衣装の謎は、何となく解かった。
血糊が苺シロップの匂いがしたから、衣装に水で落ち易い加工を施しているんじゃ
ないかなと思いました。
『この腿とあの池は何処かで繋がってる。』って竜宮城のイメージシーンが好きだ。
本当に西島くんの文ちゃんいいよ、惚れるレベル。
青年よ、君は洋一を生きているかい。
下谷万年町物語・1月25日マチネ。  
名前:ちゃむ    日付:2012/1/26(木) 6:8
L列下手側にて観劇。
やっと見えないものも見えて来た、様な気がする。(笑)
少し演出変えて来てますね、アンケートにはしっかり目を通されている筈。
普通にI列で唐さんが観劇していたのは私の気のせいかい?

池の蓋床がどうなっているのかずっと判らなかったのだけれど、7枚に分かれて
いるんだね、あんなに長い池なのに暗転の時大変だあーと要らぬ心配をしていた
無知なわたくし。音も立てず転換素晴らしいな。
逆に長屋の二階から下りる時も真っ暗で、オカマさんの何方かが激しく落ちた音が
響き渡ったよ、怪我が心配だし舞台裏でも気を付けて下さいね。

らっきょさんの耳なしお密、包帯の視覚的効果は好い変更だと思いました。
耳塞げと言われて鼻を摘んでいるのが判り辛かったし。
私未だに杉浦大介くんがどのオカマさんか判っていないの、どうしよう。(笑)

劇中で台詞に出て来るロック座って云うのは、ストリップ劇場の浅草ロック座で
よいのでしょうか。
今回戯曲や小説自体を読んでいないので、知識補完と格闘している。
間違っていたら恥ずかしいけども、コレ以外見当たらない。

この演目で一番感情移入が出来る好きなキャラクターは、断然お春さんだな。
乙女心の揺れが伝わって来るんだよ、年季が入っているからか。
ごめんね、瓢箪池の雷魚じゃなくて不忍池の雷魚だったね。
瓢箪池は埋め立てられてしまったけど、蓮の花群を覗いたらもしかしたらお春さん
未だいるのかもな。

お市ちゃんの付け睫毛はすんごいね、さぞや瞼が重かろう。
初めてガーターベルト姿をオペラグラスで覗いてしまったのだけれど、
お綺麗でした、はい。
お市は鬘の飾りも可愛いし、魅力満載だわ。

りえちゃんは、二回台詞戻っちゃってたな。
そろそろお疲れが出る頃だよね、だけどハスキーな部分が目立つだけで私は彼女は
声嗄れしていないと思うよ。

西島くんはブレは少ない、どうやって六本指を理解したんだろう。
キティが池から現れた瞬間から疼き出す無い指とか、目覚まし時計のベルを六本指で
引っ掛けようとして鳴らすことが出来ない仕草とか、凝視していないと解からない
細かい心の揺れがあるよね。
彼の感受性は相当強いのだろう。

今演目で衣装のことに余り触れられないのは、悲しいかな殆ど見えていないから。
今回初めて通路を通って舞台へ向かう洋一さんの背中がはっきり見えた。
『お前何で変わったぁ〜?』と軽喜座の座長に言わしめるその背中。
素敵よね、いいわ。凄くいい。

キティに自分を返せと迫る時の激しい絡みも、洋一の焦りや恐れの心象表現として
変更は大歓迎だよ。
『僕をあげます!』と言って田口洋一となった以上、もっと葛藤があって然るべき。
洋一は自分のサフランと田口洋一の注射器を取り替えて欲しかっただけなのに、
因果なものだよね…

白井が持って来た注射器は男性器と思われがちだけれど、アレは女性器。
勿論田口洋一の性器でもあった訳だけど、キティの六本指だから。
田口洋一が託した空のキティに白井は『入れてもらいたかった』のに、其の中に
洋一の血を入れ更に放置してしまったことに因り、白井は洋一を消す。

この戯曲の深さは半端じゃ無いよ。

お下の使いの亀の件も好きなのだけど、一幕と三幕の発声方法は私の中では
『お前何で変わらない。』がリフレーン。
六平さんの発声と何処がどう違うのか、解かってるよね?
下谷万年町物語・1月18日マチネ@。  
名前:ちゃむ    日付:2012/1/19(木) 9:22
Q列センター寄りにて観劇。
やっと一階に下りられました、未だオペラグラスは手放せませぬが。(爆)
今演目は舞台全体の隅から隅までが一つの世界として成り立っているから、舞台奥も
全て視野に入る角度としてやはり一階席から観るのがベストかもね。

そろそろスタッフ・キャストも慣れてきたのか、公演終了時刻が5分縮まりました。
これ以上の短縮は多分無理があるから、しっかりと長いカーテンコールが
あったとしたら3時間30分って処で落ち着くでしょう。

間も良くなって参りました、初日は役者も観客もカチコチだったからね。
劇場の空気が柔らかくなると、何てこと無い台詞でも笑いが起きる様になるからさ。
戯曲が難解とか表現が卑猥だとか、その手の負の部分もポジティブに変えられる力。

洋ちゃんが登場シーンに背負っている汚いリュックサック。
ぴらぴらを凝視しているのに、未だに見えていない。
万年町から逃亡して来る時に慌てて詰め込んで、何かはみ出しているのかなとか
想像しているのだけれど、要後日確認。
あの時代ってザックって呼んでいなかったのかなぁ?私の気のせいか。
『衛生サック』に掛けたかっただけかな。

ダーウィンと大蜥蜴の進化論。
私は『瓢箪池の雷魚』の方が好きなんだけども。(笑)
環境に対応して変化する、四つん這いの生き物。
まぁ女性器がお尻にってストレートに言われるよりは品があるか。

軽喜座の西郷さんと犬、いい位置だよね。
でもちょっと西島くんの間がズレると残念な感じになっちゃうんだ。
科を作る声色は器用だなーって感心する。
西島くんは台詞を早く言おうとすると流れるのが難。
もう少し丁寧に演じてくれるといいな。

お春さんって洋一にメロメロなんだよね、文ちゃんやキティに悪態はついても
言葉の端々に洋ちゃんが愛おしいって見えて来る。
正に腰砕け、可愛いな。

衣装が不思議なんだけど、キティの白いタキシード。
初めて着る時に膝が汚れているんだよね、アブラムシを叩く時に汚れるのは
解かっているんだけども。
けれど血糊が付く頃になると、パンツが真っ白になっているの。
血糊は水溶性で落ち易いんじゃないかなと思っているのですが、濡れることはないし
順番と理由がよく判らない。

らっきょさんの天狗のお面が他のオカマやさんに奪われていた!
お正月は過ぎたのに、負けじと獅子舞いを股間に付けていた。
万年町音頭の時も、手拍子起きたらいいのにな。
唖然としているお客さんが多いから無理か。諦めちゃいかんよ、うん。
いいコーラスだよ?勿体無い。

オカマやさん達に襲われそうになって布団を持ってうろうろしている洋一がドツボ。
合同を目論んでニヤける洋一もいいんだけど、どうしてもキティに心奪われて
いる様に見えないんだ。
歌はズルしても、踊れているから許すよ!
無表情でも、もうちょっとどうにかしておくれ。

オムレツ→ハムレッツも韻を踏んでいるのだけれど、沢さんが台詞怪しかった…
少なくとも2回は一瞬頭の中が真っ白になったな。
ベテランだから、瞬時に一節戻って我に返る術を持っているから流石だけどね。
こんなこともあるんだなって、ちと驚いた。


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