はじめまして。 品質工学のことを調べていたら、この掲示板を見つけました。 非常にくだらない質問ですが、回答いただけたら幸いです。 L18直行表の組合せについてなのですが、 制御因子(A〜H)の水準(1〜3)の登場回数が同じ (制御因子A:第一,二水準ともに9回、制御因子B〜H:第一,二,三水準いづれも6回)であれば、 どんな組合せでも、分析結果は似たような値になるのではないかと思うのですが、 やはり、決まった組合せじゃないといけないのでしょうか? 駄文すみません。。。よろしくお願いします。
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58.Re: L18直行表の組合せについて |
| 名前:QE一辺倒 日付:11月29日(水) 8時9分 |
清水さんを怒らせてしまったようです。
以下に再投稿します。
実験計画について 実験の計画を、段階を追って確認してみましょう。以下のような手順になります。特性値と要因の因果関係を調べる実験計画法の場合と、安定性があって機能を果たす制御因子の条件を求める品質工学の場合でチョット違ってきます。
実験計画法の場合 ―まず、獲得したい情報が先行する― 1. 因子を選出し、水準値を決定する。 2. 必要な2因子間交互作用を決め、「実験線点図(亡くなられた馬場先生が使っていた言葉)」を定める。 実験計画法では、因果関係を調べるので交互作用にも留意する。しかし3因子間交互作用は効果が小さい、実務面で有用ではないことが多いので求めない。総当りの多元配置ならば全ての2因子間交互作用、3因子間交互作用、、、を求めることが出来るが、実験回数が多くなってまで交互作用を求めることの必要性が薄いので推奨されない。 3. 自由度の配分を確認し、ダミー法や多水準作成法を使って、可能な限り小さい直交表を選ぶ。 交互作用を求めるので、素数系のL8,L16,L32,,,やL9,L27,L81,,,が用いられる。 4. 「実験線点図」が実現できるように、線点図を用いて列番号を決める。
品質工学の場合
―なによりも機能の安定性を追及する― 1. 制御因子を選出し、水準値を決定する。 最適値を選定するので、水準数は3水準が推奨される。 2. (なし) 安定性を追求するので、制御因子間の交互作用は求めないことが推奨される。 3. 自由度の配分を確認し、L18かL36直交表を選ぶ。列があまらないように、制御因子を沢山選出する。必要ならダミー法や多水準作成法を使う。 安定性を追求するので、2因子間交互作用が他の列にほぼ均等にばら撒かれる混合系直交表の使用が推奨される。 4. 列はほぼ均等なので、割り付けはどの列でも良い。 清水さんのおっしゃるように、「L18ありきで因子や水準を決めていく」ことになりますが、これは本当は、本末転倒なのです。できれば、混合系直交表も素数系のように細かく何種類もあれば、必要性を優先させた直交表選択ができるのですが、あいにく、混合系直交表にはL12,L18,L36,,,しかありません。ですから、「L18ありき」になってしまうのです。ただ、L18の列数8は適当な数だし、実験回数18回も適当な大きさということができます。従って、使用が推奨されているわけです。
直交と交絡について 因子の効果を、他の因子の効果とは切り離して評価するという必要があります。因子Aの効果とBの効果が混ざっていたのでは(これを交絡といいます)、Aが効いたのかBが効いたのか分かりませんから、技術情報の獲得にもならないし、最適条件の選択にも困るからです。そのためには、直交させることが必要なのです。
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