[ ホームページ ] [ 携帯用URL ]
品質工学会 Kazzの品質工学特集
品質工学に関するご意見やご質問を自由にお書きください。

[ EZBBS.NET | DoChat.NET | 新規作成 | ランキング | サポート ]
名前
 E-mail 
題名
内容
投稿KEY    改行有効 等幅フォント
URL
添付





5322.マネジメントの大切さを考えてみたい 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:2月11日(土) 21時57分
最近ゴルフを通じてマネジメントの大切さを痛感させられた。
ゴルフの目的は「目標値に向けてボールが正確に到達する」ことである。いきなりコースに出ても目的は達成できない。そのために練習場で準備をするのだが、準備ではコースを考えて、ショートホール、ミドルコース、ロングコースを想定して、アイアンやフェアウッドやドライバーの練習をする。そのためのマネジメントの戦略と戦術を立てる。
腕がクラブを振るという考え方は捨てることだ。「クラブに仕事をさせる」ことが30年の体験で分かってきた。
すなわち、アドレスからトップへトップからインパクトまで、「腕はほとんど使わず、ゆるゆるグリップ」で腰のキレと体の回転だけで、腕の三角形は崩さずスイングして、ヘッドに仕事をさせることである。もしこの間で腕を振ってしまうとインパクトでボールを打ちにいくことになり、ダフリやトップの最大の原因になる。インパクト以後も腰のキレで腕の三角形は崩さず振りぬくことが大切である。
物理的には腰の回転角のエネルギー(1/2kθ^2)をヘッドスピードの運動エネルギー(1/2mv^2)に変換することである。理想機能は飛距離(y)が腰の回転角(θ)に比例することである。

品質工学を学ぶためにも、マネジメントの大切さを実感している。
仕事をやるときには「手段」を考える前に、「目的」を明確にすることが大切である。大局的な戦略や戦術がなければ、顧客の立場に立った目的は達成できない。手段はQCでも信頼性工学でも構わないが、私はQEの哲学や手法がきわめて効率的で全体最適を考えていると信じている。

http://kaz7227.la.coocan.jp

5293.「直観でわかるタグチメソッド」を読んで 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月24日(火) 14時2分
先日、首題の本を「のっぽさん(長谷部光男)」が贈ってくれた。
彼の著作は数冊にのぼるが、タグチメソッドの解説では秀逸である。
今回の本も、内容ではタグチメソッドの本質を初めての方にも分かるように解説されているが、よくも同じことを新鮮な表現で書けるものだと感心している。この本を読めばタグチメソッドが当たり前で特殊な考え方ではないことが理解できると思う。その理由は、従来の管理手法の限界が上手く表現されているため、自然にタグチメソッドの必要性が深掘りされていて、従来のQCやPL法や失敗学の関係者にも納得されると思う。QCやPL法や失敗学とタグチメソッドの考えている本質は同じだが、従来の方法は管理が目的だから、再発防止が中心で分かっていることの対策のため、書類の作成や規格化で、雁字搦めにされてしまい動きが取れず未然防止につながらないのである。
このような本を、政治家や学者や企業の経営者が読むことでタグチメソッドの考え方の理解が深まるものと考えるが皆さんはどう思いますか・・・。
Kazzも講演や講義では同じことを話しているが、一方的で相手のレベルや考えていることにあまり耳を貸さないため誤解を生んでいるのである。脱帽である。



5294.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:Kazz@管理人    日付:1月24日(火) 15時14分
自己レスです。
少し褒めすぎたかな。
厳しいことを言えば、製造品質もタグチメソッドのオンライン品質工学の損失関数を使えばSQCのCpkやppm管理は要らないことを強調してほしかった。SQCは必要ないと書かれていたが・・・。オフラインの技術開発や商品開発だけがタグチメソッドではないことを強調してほしかったが、日科技連から出版した本だから無理ということかもしれない。


5300.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:のっぽ    日付:2月2日(木) 17時57分
Kazzさん
 数年ぶりの書き込みです。
本日、Kazzさんに会い、掲示板に今回の本のことが書いてあるよと聞きました。確かに少し褒めすぎです。Kazzさんに褒められたら目標がなくなり、やる気が失せますよ。
 討論のネタを提供します。
 この本の狙いは、二つあります。一つは、品質工学の知識に乏しい人にわかって欲しいということですが、もう一つは、品質工学の推進者に向けてです。
どういうことかと言うと、自分ではわかっていると思っていても、その内容を他人に分かりやすく説明できないのは、実は「本当には分かっていないからではないか」という、言ってみれば挑戦状ですね。自分でも、田口先生の言葉を読み返すたびに、ああそうか、と思うことが今でも多々あります。その過程で、新たな説明方法も思いつくというわけです。
 皆さんも、自分の思い込みに酔ってはいませんか
 品質工学の単語でなく、自分の単語で説明できますか

http://www.br4.fiberbit.net/noppo/


5301.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:Kazz@管理人    日付:2月2日(木) 19時44分
のっぽさん
今日久しぶりにお会いして楽しかったですよ。
ゆっくり時間がなかったので残念ですが、また関西に来られた時にゆっくり議論しましょうね。
今新幹線の中で本日のフォーラムの感想を書いていましたが、途中で通信ができず切れてしまったので、帰阪したら書くことにします。

http://w


5305.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:アサイチ    日付:2月4日(土) 0時52分
早速、購入しました。
まだ読み始めたばかりですが、品質工学の本は難しいモノが多いのですが、この本は私のような初心者にも分かり易い内容だと思います。
(装丁のわりに、3150円は少々高い感じです)


5306.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:のっぽ    日付:2月4日(土) 14時45分
アサイチさん
 正直な感想、ありがとうございます。3150円のことです。
出版社の人から「3000円に決まりました」と聞いたとき、私自身も少し高いなと感じました。はっきり言ってくれないのですが、どうやら出版社が考えていたイメージは、もっともっと初心者向けの単純明快な書き方で大量販売を狙ったものだったようです。
 私としても、そのような狙いで書きたかったのですが、品質工学の内容を誤解せずに理解してもらうには、余り砕きすぎてしまうのも問題と思って、この程度にしたのです。その結果、あまり売れないだろうという判断になったのではないかと思います。つまり印刷部数を抑え気味にして、その分価格が高目になった。そうではないかと思います。
 Kazzさんが言う「この本を読めばタグチメソッドが当たり前で特殊な考え方ではないことが理解できると思う」という内容を、誰にでも分かるように書くというのは実に難しい作業です。誤解されぬように本質を外さずに書かねばなりません。
 出版社が望む大量販売できるレベルと、筆者が書きたいレベルの違いをどう埋めるか、今後もいろいろなアプローチを試してみたいと思っています。
 アサイチさん、今後ともよろしくお願いします。

http://www.br4.fiberbit.net/noppo/


5307.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:アサイチ    日付:2月7日(火) 23時15分
読了しました。

開発現場は、再発防止でがんじがらめ、チェック項目は増えるばかりで疲弊している。そう感じている人は沢山います。
より多くの人に読んで欲しい本ですね。

のっぽさん、「電子書籍」版も有ると良いですね。


5308.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:Kazz@管理人    日付:2月8日(水) 8時58分
アサイチさん
企業の現状は貴方が仰るようにスペックの評価や問題解決が常識になっていますね。再発防止ではなく未然防止の世界が実現するよう努力してくださいね。
参考になるかわかりませんが、私のHPの「品質工学がなぜ必要か」やパラメータ設計入門などコピーして構いませんから勉強してください。


5309.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:のっぽ    日付:2月8日(水) 11時50分
アサイチさん
 読み通していただいたそうで、ありがとうございます。
電子書籍というのは、どのような手順で作られるか知りませんが、本書の前半部分とほぼ同じ内容は、以下のWebマガジンに3回モノで掲載しています。ソフトバンク系のサイトです。
http://monoist.atmarkit.co.jp/fpro/articles/taguchi/01/taguchimethod01a.html
 掲載してから1年半ほど経過しているのですが、いまだに生産管理部門のアクセスベスト10に残っています。皆さんの関心が高いということなのでしょう。品質工学の重要性を感じますね。
コピー可能ですから、活用してください。

http://www.br4.fiberbit.net/noppo/


5310.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:のっぽ    日付:2月8日(水) 12時25分
訂正です。
WebサイトのURLが新しくなっていました。
こちらが最新です。そして連載は3回でなく4回でした。
1回目 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1007/30/news104.html
2回目 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1008/30/news100.html
3回目 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1009/30/news115.html
4回目 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1010/29/news116.html

http://www.br4.fiberbit.net/noppo/


5311.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:Kazz@管理人    日付:2月8日(水) 13時47分
のっぽさん
貴方の本はQCとQEの違いでQEの必要性を書かれていますが、初心者には難しい話だと思いますが、日本の教育で行われている科学的な思考(1+2=3)の現象解明で一つの答えを求めるやり方と、QEにおける技術的な思考で答えがたくさんある(1+2が3にはならない)ことの違いを優しく説明される本を書くとしたらどうするか教えてください。(意地悪な質問ですかな)


5312.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:Kazz@管理人    日付:2月8日(水) 14時9分
アサイチさん
電子書籍はないと思いますが、私のHPにある講演資料の中に「品質工学が目指すものは何か」がありますので見てください。
http://www.engineering-eye.com/rpt/c005_qe/index.html


5313.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:のっぽ    日付:2月8日(水) 14時23分
Kazzさん
 科学的思考ではモノづくりができない、ということを分かりやすく説く。難しい課題です。
私は大学で生物物理を専攻していたので、生命現象には興味があります。前世紀の末頃に、DNAを解読したら生命のすべてがわかる、ということで世界的に大々的なプロジェクトが行われました。そして,DNAを読み取ることはできるようになったのですが、その結果で分かったことは、DNAが解読できても生命はわからないということでした。
 つまり、DNAのような個々の部品が理解できれば、全体は推測できるという従来の思考法が間違っていたということです。それ以来、生物界を中心に「要素還元論は間違っている」ということが言われています。要素を積み重ねれば全体が分かる、つまり1+1=2の考え方は間違っているということです。福岡伸一も「世界は分けても分からない」というベストセラーを出しています(講談社現代新書)。
 この辺の事から切り出していくのが、私のやり方かなと思っています。DNAの解読でわかったことも、個々のDNAに意味があるのでなく、それらの組合せ、つまりパターンに意味があるのです。人間の遺伝子は僅か3万個しかありません。3万個の遺伝子で、これだけ多様な人間とその能動が生まれるのは、遺伝子の組合せの数が膨大だからです。つまり2の3万乗や3の3万乗の組合せが考えられるからです。
とまあ、こんな具合に、論を展開していきMTシステムにつなげられればいいかな・・・

http://www.br4.fiberbit.net/noppo/


5314.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:Kazz@管理人    日付:2月8日(水) 20時16分
のっぽさん
DNAの話は理解できますが、初心者には難しいですね。
私が現役時代経験したことは、マックスウェルの微分方程式を解けば問題が解決できるということで、23年間モノつくりをやってきました。その結果、理論的な加速度や速度や変位の運動解析はできるのですが、モノを作るときには最適解が求められず、結局はたくさん試作して標準条件で作動したから問題が解決したとして、生産して出荷したところ、市場でトラブルを出した失敗経験があります。このときには、アナログ計算機で運動解析を行っていたので、システム設計はできるのですが、市場では使えないものができてしまったのです。この経験からノイズに強いものを作る大切さを学んだのです。
田口先生に「原さんは技術者だから駄目だ」と再三言われた経験をしました。


5315.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:のっぽ    日付:2月8日(水) 21時37分
Kazzさん
 初心者には難しい、という言葉は、どうでしょうかね。初心者とは品質工学の知識があまりない人という意味であり、その他の自分の分野の専門知識は高いと考えられます。ですから、一概に「初心者には難しい」とは言えないと思います。
 私がQEを説明するのにQCを題材にしたのは、QEは初心者だがQCについては専門家だ、という人をイメージしています。ですから「難しすぎる」ということはないと考えています。QEを理解してもらうには、相手の立場で考えてみないといけません。何がネックとなって理解が進まないのかが問題ですから。
 Kazzさんは、Kazzさんの経験に基づいて理解したのであって、他の人もその人の経験に照らして理解しようとするはずです。そのきっかけは、人によってバラバラではないでしょうか。一般的にどの人にもわかりやすいということを狙うのでなく、個別に対応した方が良いのではないでしょうか。

http://www.br4.fiberbit.net/noppo/


5316.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:Kazz@管理人    日付:2月8日(水) 22時34分
のっぽさん
貴方は誤解されているようですね。
私が初心者といったのは、貴方が言われるようにQEを学んでない方を対象に考えています。それはQCでもよいし、大学の先生や科学的な思考の人を言っています。問題解決型の政治家や法律家や経営者でもよいのです。彼らは日本の従来の教育を受けた人間ですから、学校のテストやストレステストなど検査で合否の判断をする人たちです。放射能の基準値を超えたら危険だと考える人たちです。理論や今までの理屈が正しいと考えている人たちです。「科学と技術は別物だ」ということを知らない人間です。
品質工学の講演や講義をするとほとんどの人が全く新しい考え方で「眼から鱗だ」といわれる場合が多いですね。このことは貴方も経験されているでしょう。
先日も話したように、掲示板は誤解が生まれるからあまりよくないですね。面と向かって話をしておれば誤解など起きないのですが。


5317.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:のっぽ    日付:2月8日(水) 22時47分
Kazzさん
 誤解はしていないと思います。慎重なだけです。掲示板でも誤解するのですから、本にしようとしたらなおさらです。慎重に表現を選ばねばなりません。だから対象を限定して、懐に入り込むことを考えないといけないと思うのです。
もう一つは、いろいろな角度から切り込まないと、どこでヒットするか分かりません。その意味でも、様々な試みをしてもいいかなと思います。
 他人の考え方を変えることは、一筋縄ではいかないでしょう。

http://www.br4.fiberbit.net/noppo/


5318.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:Kazz@管理人    日付:2月8日(水) 23時4分
のっぽさん

>誤解はしていないと思います。慎重なだけです。他人の考え方を変えることは、一筋縄ではいかないでしょう。

その通りですが、当たり前のことが理解されないことに対する苛立ちです。田口先生に「原さんは技術者だから駄目だ」と言われたのは、専門技術者はその道では達人の方も多いですが、所詮は職人だと思います。
本人に向かっては直接は言えませんが。それで慎重に言葉を選ぶというわけですね。
評価や予測ということは、今までも行われているのですが、科学的な判断がほとんどですから、一筋縄ではないと思います。


5319.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:のっぽ    日付:2月10日(金) 7時43分
Kazzさん
 苛立つ気持ちはわかります。しかし人の気持ちを変えるには、手段を指示してもダメでしょう。何故そうするのかを納得させねば。そのためには、目的に立ち返り議論をします。
 科学的なやり方にこだわる人も、最終的には対策の手段が欲しいはずですから、「科学的なやり方で現象を理解するのも、対策を考えるための手段ですよね。現象を理解してから対策を考えても、その対策が効果あるかどうかは、実験で確認してみなければなりません。結局、効果確認の実験をやるなら、二度手間でしょう。最初から効果のありそうな手段を確認して、効果のあった手段で現象の理解や発生モデルを考えたほうが早いでしょう」
 このように説明するのは、どうですか。
Kazzさんの言い方は、どこかひとを威圧する感じがあります。威圧されると人は構えてしまい、冷静な判断をしにくくなります。すると話が堂々巡りになるのではないでしょうか。懐に入って議論しないと納得させられないと思います。


5320.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:Kazz@管理人    日付:2月10日(金) 9時28分
のっぽさん
ご親切なご指導いただきありがとうございます。
仰る通り、威圧的な態度で話をしますので嫌われるのですが、本当に聞こうと思っている方は感謝してくれます。
田口先生は若い時は威圧的に否定されたのですが、晩年になっては柔軟に対応されていましたね。人柄だと思いますがずいぶん我慢しておられたようです。田口先生なら「すべて間違っている」が許されるのですが、我々凡人がそのような態度をとると反発を受けるのは当然です。
それでも性格で結論を先に行ってしまうのが私の欠点ですね。
ある先生がご自分の考え方を押しつけるため、私に諫めてくれるように依頼がありましたのでFAXしましたが、性格は一朝一夕には変えられるものではありません。私も反省はしていますが、苛立ちが先に来てしまいます。最近の私は手段を先に言うのではなく、「何のためにやるの」で目的を聞くことから指導をしています。


5321.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:のっぽ    日付:2月10日(金) 13時34分
Kazzさん
 大変に失礼なことを言いました。申し訳ありませんでした。

http://www.br4.fiberbit.net/noppo/


5323.Re: 「直観でわかるタグチメソッド」を読んで
名前:アサイチ    日付:2月11日(土) 15時47分
>当たり前のことが理解されないことに対する苛立ち

ブログ「僧侶でアナウンサー川村妙慶の日替わり法話」で
「誤解をうけたとき」というのを見ました。

http://blog.livedoor.jp/rococo8787/archives/51819986.html
「私たちがコミュニケーションを先に進めることができるのは、
正確な情報の伝達からではなく、
『幅のある誤解』とそこから開かれる『訂正の道』による」

当たり前のことが書かれていますが、何かのヒントになればと思い記しました。

5302.「技術開発フォーラム」の感想 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:2月2日(木) 20時11分
2月2日の規格協会主催の技術開発フォーラムに参加したが、外部講師の二人の先生は同じような内容だったので、搔い摘んで解説する。
1980年代までの日本が元気だったのは、モノ中心のモノつくりで技術開発やそれに関する特許戦略で諸外国をリードしてきた。ところが、最近は、ハードは日本だけでなく、国際的に自由に購入できるようになったため、日本の優位差がなくなってきた。自前技術がなくても他社技術や部品を集めればシステムが構築できる時代なのである、たとえばパソコンはDEL社のように、設計だけをしてハブレスで生産販売もできるのである。
自前技術によるクローズドイノベーションからオープンイノベーションの時代になったのだ。日本は相変わらず過去の栄光の夢が冷めず、相変わらず単独技術や応用商品中心のマネジメントが行われている。アメリカでもコダックの倒産に象徴される時代錯誤が日本の産業でも起こっているのである。ハード偏重からシステム、サービス、ソフトなどの新しい価値創造の新規事業を立ち上げないとGNPを向上させることは不可能である。
この後は帰阪してから、QRGの発表について感想を述べる。

http://w



5303.Re: 「技術開発フォーラム」の感想
名前:Kazz@管理人    日付:2月2日(木) 22時37分
自己レスです。
QRGのテーマ発表について感想を述べる。
まず最初のテーマである「価値と損失の判断による技術戦略ーリスクの評価ーであるが、品質工学の本質がよく分かっていない。
「価値」と「損失」が表裏の関係にあるというのは正しい。価値は機能や性能や好みや価格や設計寿命のスペックなどのカタログ値であるが、損失は機能や性能のばらつきや使用コストや公害や廃棄するまでの損失である。問題は、事例として挙げられた原発問題は、火力などの自然エネルギーと比較する場合、効率面だけでなく社会的損失全体で考えることが大切である。すなわち、福島原発の投資コストは1兆6千億円であるが、損失コストは放射能問題や風評被害や廃炉までのコストは30兆円以上で40年かかる。しかも最後には500メートルの地下に埋めなければならないなど全損失コストで、社会的損失を考えなければならない。日本の電力事情は54基の原発が止められていても、最大電力は火力と水力だけで十分賄われているのである。(現在80%から90%の稼働率)しかも日本のような地震大国では安全設計で被害が最小になるように設計されても放射能問題を解決することは困難である。
その後のテーマは後ほど述べる。

http://w


5304.Re: 「技術開発フォーラム」の感想
名前:のっぽ    日付:2月3日(金) 11時32分
のっぽの技術開発フォーラムの感想を書きます。
 基調講演のTは、乱暴な話だと感じました。私が理解した講演の骨子を簡単に言うと、60〜70年代の日本は、海外の技術を活用(技術導入)して成功を収めた。最近は自前技術にこだわって後れを取っている。だからもう一度オープンイノベーションに戻れ、ということです。
 オープンイノベーションというカッコのいい言葉を使っていますが、要するに現在の韓国や中国がやっているやり方をやれ、と言っているように感じます。海外から技術や部品を寄せ集め早く安く作る、そのやり方のどこに日本の勝てる要因があるのでしょうか、納得できません。
 海外の学者やカタカナの理論がちりばめてありましたが、講演の本質は、オープンイノベーションのための特許戦略の方なのだと思いました。講演者もビジネスモデルに適した知的財産戦略を商売としている人ですからね。つまり技術者にとって役に立つ話ではなかった。
 私は質問で「この話は経営者にしてほしい」と言いました。一番大切なビジネスモデルを考える人は誰か。本来は経営者ですからね。ビジネスモデルを考えない経営者は、仕事で何をやるのですかね。人の管理しかやらないのは、現場監督と同じです。スティーブジョブスはビジネスモデルを考えた経営者でした。技術開発フォーラムに、なぜあの講演者が必要だったのか、主催者の意図が分かりません。
 基調講演のUは、もう少し技術寄りの話でした。ターゲット・ドリブンつまり、最終製品イメージを明確にしてから、それに向けた技術開発をしろ、という主張です。まだ現場に関係している人なので、Tに比べて現実味がある話でした。
 最終イメージを明確にしろという主張は、品質工学のノイズ因子の考え方に通じるもので納得できますね。具体的な方法は、品質工学になるでしょう。
 多くの悩みがにじみ出ていたQRGの発表については、Kazzさんにお任せします。

http://www.br4.fiberbit.net/noppo/

5295.「機能限界」について 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月31日(火) 13時11分
タグチメソッドでは、損失関数で品質レベルを評価するが、半分の消費者が限界だと判断する値を機能限界と定義している。そこで、規格値(出荷限界)は機能限界から求めると定義されている。ところが、社会では規格値をこのように決めて取引されている例がほとんどない。最近、原発の放射能の基準値が問題になっているが、この場合の機能限界はどのように考えているのだろうか。文献では放射能発生の値が示されているが、何を基準にして決めたのかが明確ではない。
材料や部品や商品の取引の場合、規格値は相手との約束事だとしているが、その場合、相手の規格値が機能限界と考えるが、実際の取引ではそのように考えて取引された例を見たことがない。

損失関数は出荷前の品質は標準条件であるから、出荷規格も機能限界も標準条件のスカラー量の特性値であるが、出荷後の市場品質はノイズの影響でばらつくから、当然、機能限界もノイズの影響を考えて決める必要がある。



5299.Re: 「機能限界」について
名前:Kazz@管理人    日付:1月30日(月) 13時41分
自己レスです。
「機能限界」はモノの目的によって変わるものであるから、生産者と購入者の規格を決める場合、両者の損失が同じであるように、規格を決めることが大切である。
生産者が規格を決める場合には、購入者の規格から決めればよいので機能限界が分からなくても決めることができる。
しかし、相手を特定できない不特定多数の商品では、生産者が機能限界を決めて、出荷規格を決めることになるから、市場におけるクレームの限界を想定して規格を決めることになる。その場合には、相手と打ち合わせて損失が同じになるようにすることになるが、工程能力が不足する場合には技術開発でばらつきを改善することになる.


市場クレームの94%が設計責任だというときに、安全率を4とした場合に使っているが、安全率が変われば設計責任も変化するのであまり説得力がない。機能しなくなる限界といっても、ばらつきの範囲が大きいので、出荷規格を決めるときには単なる目安にすぎない。
多くの品質工学の解説書でも記述した例が少ないのはそのためである。
所詮、規格は取引のための「約束事」であって品質とは直接関係がないのである。

田口先生は、実験計画法下巻でデータの許容限界について述べられているが、F検定は意味がなく、信頼限界は95%ではなく、副作用の限界でも割引係数で50%で推定することが大切だと述べられていたことがあるが、機能限界のLD50もそこから出ているのではないか。 

5298.品質工学は「比較工学」である 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月29日(日) 10時8分
前にも述べたことだが、品質工学におけるSN比や損失関数は品質を比較するもので、絶対値ではないのです。田口先生も「どちらの方法が効率的かであって、どれが正しいということではない」と言われていました。絶対値は神しかないのです。理想機能は人間が決めることですが、神しか到達できないものですから、理想機能は慎重に決める必要があります。しかし、理想機能は比例関係がなければ意味がないのです。標準SN比を考える場合でも、目標曲線は人間が考えるものですが、評価する時には、標準条件を「真値」と考えて、真値からのずれをノイズで予測するわけです。目標は人間が考えている値ですから、ロバストネスの後でチューニングすることになります。

スレッド5295の「機能限界」は人間が考えることですから、ばらつきがあるのです。照明器具で性能が400ワットであれば、機能限界は80%の320ワットを考えますが、必ずしも半分の人間がランプを交換するとは限らないし、単なる目安に過ぎない値です。
大切なことは、生産者と購入者の損失が同じになるように、購入者の規格から生産者の規格を決めることが大切なのです。

5296.QCは果たして必要か 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月27日(金) 14時26分
QEでモノ・コトの見極めのパラダイムシフトを考えていると、果たしてQCは必要なのかと考えてしまいます。QCのほとんどの部分は統計学の利用であって、SQCは特に統計的品質管理といわれるように、確率統計の世界の活用です。したがって大量のデータがあっての話になりますから、未来を予測する場合でも莫大なデータが必要になるわけです。大量生産の場合には、無限母集団があって、そこから取り出したデータと考えますから、n=1では予測ができないのです。
QEにおけるモノやコトの予測では、理想機能や単位空間などあるべき目標からのずれで、異常空間の真値を個別に予測することですから分布など考える必要がないのです。QCのように無限母集団など考える必要がないのです。
ところが、田口先生がSN比を定義したときに、感度βの期待値に統計学を使ったことが理解できないのです。この疑問は永久に謎のまま残るでしょう。



5297.Re: QCは果たして必要か
名前:Kazz@管理人    日付:1月28日(土) 10時28分
自己レスです。
首題の言葉が過激だから補足が必要である。
QCはすべて要らないというのでなく、SQCはQEで賄えるということである。QC7つ道具やQFDなどは統計学と関係がないので、計画を立てるときは必要である。市場におけるクレームは統計とは関係がないということだけである。

勿論QCでもFMEAやFTAで故障モードを予測して再発防止を行うことを主張しているが、問題が起きてから問題を予測するのはモグラたたきで本質的な未然防止にはならない。これらの方法が悪いと言っているのではなく、市場では何が起こるか分からないのであるから、従来の知識だけでは予測できないのだ。それならば、問題を考えるのは止めにして、本来あるべき姿を考える方がよいのだと考えるのがQEの機能性評価である。

5238.ノリノリのみは工学的に禁止 返信  引用 
名前:畑村    日付:9月27日(火) 21時9分
 どうでもいいけど、とにかく線形問題か非線形問題かに分類する指標をつくり線形問題であればタグチメソッドと使い、非線形問題でも線形とみなせる部分はどの程度かを推定する手法を建設できたなら、タグチメソッドは有用だったと思う。タグチメソッド万能論みたいなノリで設計されると福島原発のようになる。



5239.Re: ノリノリのみは工学的に禁止
名前:Kazz@管理人    日付:9月27日(火) 22時40分
畑村さん・・・まさか失敗学の偉い先生ではないですね。

>どうでもいいけど・・・とは何を言われたいのかよく分からないが?
>「ノリノリのみ」という日本語の意味が不明だね。投稿するなら他人に分かるように書いてね。今の若者は困ったものだね。

>非線形問題でも線形とみなせる部分はどの程度かを推定する手法を建設できたなら、タグチメソッドは有用だったと思う。・・・

答え:タグチメソッドは非線形問題も「標準SN比(21世紀のパラメータ設計)」で線形問題として扱えることをご存知ないようですね。

>タグチメソッド万能論みたいなノリで設計されると福島原発のようになる。
答え:ー意味不明ー


5240.Re: ノリノリのみは工学的に禁止
名前:Kazz@管理人    日付:10月1日(土) 12時17分
畑村さん

私の解釈では、「ノリノリのみ」とは品質工学万能論ではと解釈してお答えします。
人間の考え方はいろいろありますので、品質工学の考え方が正しくて、その他の考え方が間違っていると言っているのではありません。
SQCのCPkやZDにおけるppm管理も部分最適(狭い範囲)では正しいのですが、顧客の立場で考えた場合は間違っているわけです。
このことは1992年のデミング博士の「危機からの脱出」という講演で彼が「品質特性への依存性やCPkやZDの考え方はすべて誤りだから止めて、田口の損失関数で考えるべきだ」と述べて、自らの考え方を否定されたわけです。
このことは顧客の立場で考えれば当たり前のことだと思います。
戦後の混乱時期における品質問題は、生産者側の工程品質の向上でしたから、統計的品質管理(SQC)が重視されたのです。
モノコトの考え方は、アウフヘーベン(止揚)で高次の立場で考えることが大切で、部分的考え方も認めてあるべき姿を議論することが大切です。私は品質工学万能論者ではありません。


5292.Re:「失敗学に学べ」の崩壊
名前:Kazz@管理人    日付:1月22日(日) 16時13分
畑村洋太郎さんは今回の福島原発の始末記を政府から依頼されて、原因究明と再発防止案を政府に答申する姿をテレビで拝見した。
FTAやFMEAや信頼性工学では、事故やクレームが出ると過去の知識を使って、分かっている範囲のレベルで故障率などを求めて、チェックリストに追加したり、法的に規格化して新しい「システム設計」の時今後同じような事故が起きないように注意を促すのである。そのため、「羹に懲りて膾を吹く」の状態になり、書類が膨大になって、誰も見なくなるのである。私の経験では、また同じ事故が必ずしも起きないので対策が活きないのである。従来の品質管理では、規格をいかに厳しくしてもクレームは防げないのです。失敗が活きるのはノイズの種類を考える時だけです。
品質工学は、チェックリストや決められた規格など考えないのです。再発防止ではなく未然防止が大切なのです。そのためにはあるべき姿の目標値からのずれをノイズの影響が最小になるように、ノンリニア(非線形)の世界をSN比で評価するのです。

5291.教育改革について 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月18日(水) 8時52分
橋下市長殿
ご就任おめでとうございます。
教育改革について提言します。日本の小学校から大学までの教育は、1+2=3という答えが一つしかない科学的思考偏重の知識教育が主流です。入学試験でも知識程度をチェックするものです。ところが世の中へ出ると「ノイズ」だらけで1+2は3にはならないのです。ノイズは津波や地震や自然環境条件だけでなく、テロや贋金やコンピュータウイルスなどのような人工的なものですが、これらのノイズの影響で答えは一つではなくなるのです。これを技術的思考の知恵の教育と考えています。
今回の震災による原発問題における電力不足が心配されていますが、現在最大使用電力は火力と水力で十分賄えて原発は補助手段に過ぎないのです。天然ガスや太陽熱利用などの技術開発を積極的に行うことが大切で、日本のような地震大国では、原発は作る必要もないし、作ってはいけないのです。福島原発の投資コストは1兆6千億円ですが、廃炉までの損失コストは30兆円で40年以上かかるのです。投資コストと損失コストの和である「社会的損失の最小化」を考えてシステム設計を行うことが大切だと考えています。しかも「安全神話」の名のもとに東電も政府もメディアも責任を取らないのです。
また、先日1月10日に行われたJR西日本の前社長の無罪判決“危険認識できず„ “ATS整備義務なし"は驚くべきで、責任回避も甚だしいものです。被害された国民のことを全く考えていない判決です。これらは日本の今までの教育が間違っていたことの証明です。知識偏重でなく人間としてあるべき姿を教える教育改革が大切だと思いますが、橋下市政において実現することを期待しています。
 

5289.科学的現象解明は技術者にとっては快楽である 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月19日(木) 9時18分
私は1957年(昭和32年)に企業に入社して、初めの23年間は科学的思考的な「ものづくり」で世界初、日本初の商品を開発してきたが、アナログコンピュータでマックスウェルの微分方程式を使って振動解析を行い商品開発を行ってきた。今から考えると技術者冥利に尽きる楽しい時間であった。ところが、市場に出してからいつクレームが起きるか寝ても心配だったのである。案の定ほとんどの商品がクレームで東奔西走する羽目になったのである。いくら寿命試験をしても心配は続いたのである。

その後、田口先生にお会いして「科学と技術は別物」ということを教えていただいて30年になるが、「原さんは技術者だからだめだ」という言葉を何回か聞く羽目になった。
その訳は、品質工学で機能性評価を行うとき、機能はシステムの機能と考えていたが、先生は「お客様の欲しい機能で技術者が勝手に決めたシステムの機能ではない」「モノを作る前に機能を考えろ」科学的なレスポンスや技術手段である設計パラメータ(制御因子)の考え方が飛び出す度に叱られたのである。評価技術には専門技術は必要ないといわれたのだ。ある時、MT法で企業の利益予測を行った事例に対して、私が「事業内容が異なる企業別に評価しないいけないのではないか」と喋った途端、「原さんは技術者だからそのように考えるが、利益を評価する時には業種別はメンバーの一つに過ぎない」と一蹴されたことがある。



5290.Re: 科学的現象解明は技術者にとっては快楽である
名前:Kazz@管理人    日付:1月17日(火) 19時10分
自己レスです。
田口先生の指摘は「原さんは専門技術に拘るから、評価ができないのだ」という意味です。これでも分かりにくいが、専門技術者は、評価技術を持っていない。ということだ。評価技術というのは専門技術とは関係がなく、大学では教えていないのだ。評価には専門技術は不要である。専門技術が必要なのはパラメータ設計で品質を改善する時だ。
機能性評価は、顧客が欲しい目的機能とそれを満足する基本機能を評価することであり、評価には技術手段は必要ないと言われたのである。
しかし、目的機能はそうかもしれないが、基本機能を考える場合にはシステムの原理(入出力のエネルギー変換)を考える場合、科学的知識が必要な場合があるが、ある程度の専門技術は必要だと思うが、皆さんの意見をお聞きしたいですね。

こんなことを言うと田口先生から「原さんはやっぱり技術者だね?」と言われそうですが・・・

5288.地方研究会の在り方について 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月15日(日) 10時21分
14日には京都Q研究会で15日は関西QE研究会で私が新春講演を行たが、人の心構えで大きな違いが出るということを実感した。前者の研究会は公的機関の研究会で、後者の研究会は民間の同志で生まれた研究会である。同じように19年の歴史があるのだが、全く運営の内容が異なるのだ。前者は毎年半分以上の方が新しくなり、参加者は勉強のため参加しているため議論がほとんどないのである。それに比べて、後者は67名の会員のほとんどが、品質工学を深く掘り下げて自らの開発研究に活用して自己研鑽を目的に参加しているのである。会費も法人は8万円個人は4万円60歳以上のシニアは2万円、学生は2000円と高額であるが、大阪近辺だけでなく広島や名古屋や東京からも参加しているのである。
関西QEは元々田口玄一先生をお招きして先生の講義と講義に対して議論したりテーマの発表を義務つけてきたため、最近では新SN比(エネルギー型)の発表やMTシステムの新しい展開を発表してきた。
田口先生の指導を直接受けることが不可能になった状態では、弟子たちが田口哲学の原点を理解しつつ新しい発展を考えることが大切なのである。

5287.長期予測と短期予知の違い 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月12日(木) 9時25分
今朝のNHK「あさイチ」で800年前や1700年前に起きた地震の新発見について報道されていました。過去に起きた地震について現象解明されるのは科学の世界ですから、短期予知には直接役立たないわけです。地震や津波について発生メカニズムを研究することは結構なことですが、1時間以内の短期予知には全く役立ちません。国民の不安を掻き立てるだけです。品質工学では1時間前に予知することを研究していますが成果が出ていませんから、政府や地震学会では全く信用されていません。地震が起こる前にナマズやウナギなどが地震を予知して活発な動きを見せるそうですが、彼らのパターン認識のなせる技としか思われません。
高度技術が発達した現在ですから、地震計や電磁波などを使って、早期に短期予知の確実性を高めることを期待したい。

5286.JR西前山崎社長の無罪判決にモノ申す 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月11日(水) 19時2分
政府のご意見番に投稿した内容

福知山線脱線事故の判決では「危険認識できず」「ATS整備の義務なし」ということだが、当時山崎社長は安全対策の最高の責任者で鉄道本部長であったのだから、当然責任はあるはずだ。相変わらず運転手の安全の精神教育でお茶を濁しているのだら問題だ。事故は容易に予測できたことであり、「安全設計」を怠ったことは自明の事実である。カーブの半径を600メートルから304メートルに変更した時点で、曲がり角の安全速度は落とすべきだし、運転手の能力に頼るのでなく、自動的に速度を落とすように制御すべきであり、当然ATSを備えることは当たり前のことである。品質工学では「安全設計」の定義を「事故が起きた時、被害が最小になるような安全対策を行うこと」としているが、事故の「損失コスト」と見合うだけの「投資コスト」を行うことが大切である

昨年の原発問題で政府も東電もメディアもだれも責任取らないのと同じことだ。
品質工学で主張する「安全設計」の考え方や手法が日本では全く分かっていないのだ。
原発の「安全神話」といい、同じことが今後も続くことは間違いない。誠に残念な限りだ。司法の問題でなく、政府が大きな責任を感ずることが大切だ。

5283.「ポピュリズム」と品質工学 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:1月6日(金) 11時4分
今朝の読売新聞に「ポピュリズムがもたらす危機」と題して、大衆迎合的なポピュリズム政治の弊害が深刻化されてきています。・・・」と書かれていたが、これは、暗に、先週「大阪W選挙」で圧勝した橋下前大阪府知事の政治手法や官僚政治への批判に対する警鐘だと考えられる。「ポピュリズム」は、民主主義の考え方の一つであるが、民主主義を大別すると、一つは、様々な利害や価値観をもった個人や集団の間の対立や話し合い妥協のプロセスである「多元的民主主義」で、もう一つは住民や国民全体が共有すると想定できる利害や価値観を可能な限り実現していく「一元的民主主義」である。

ポピュリズムは、こじ付けかも知れないが、田口博士が唱えておられる「個人の自由の和の拡大とか社会的損失の最小化」に共通する考え方である。世界的にはギリシャの崩壊や中東の独裁政治などがポピュリズムの一つと考えられる。橋下政治が政権が前者における政治家の役割が、個別の理念や利害を組織化して議会において代表していくことにあるのに対して、後者における政治家は「国益」などの全体的な利害の観点から、それに反する価値観や勢力の存在を取り除いていくことが重要な役割になる。つまり、前者における「民意」があくまで多様な価値・利害の交渉と妥協の結果であるのに対して、後者は全体としての「民意」の存在をあらかじめ前提とし、その「民意」の名の下に個別の利害や価値観を偏ったものとして否定あるいは軽視するものである。
品質工学の考え方が、従来の統計的な考え方と対立する姿と共通するのであるが、品質工学の今後を考えた場合、統計学派VS品質工学派という図式はあまり好ましくなく、もっと多元的な見方で利害を共有することが大切ではないかと考えている。



5284.Re: 「ポピュリズム」と品質工学
名前:柴山忠雄    日付:1月11日(水) 8時37分
新聞などで普通に言われる 「ポピュリズム」 populism は公開または秘密の政治目的を達成する
ために大衆の心情を煽おり世論を操つる政治手法でしょうが、Kazz先生は、そのほかに、さらに、
アメリカ合衆国の民主・共和の2大政党の間または外にある第3勢力の中で、個人の自由を重視
する 「リバタリアン Libertarian 党 − 自由(?)党」 と、それに対して、集団の利益に
配慮する 「ポピュリスト Populist 党 − 民衆(?)党」 と、その相違もお考えのようですね。
御発言の趣旨を理解したく、やっとここまで、まったくの素人が俄かに勉強してみました。

タグチ思想と統計学思想との差をこれに重ねつつ、もっと多様な利害得失を共通の視野に入れる
必要の御指摘はよくわかりました。ただ、タグチ思想も統計学思想もむづかしくなり過ぎ、素直に
わかりやすい 「平明主義」 clare et distinct が大切と思っておりますが、いかがでしょう?


5285.Re: 「ポピュリズム」と品質工学
名前:Kazz@管理人    日付:1月11日(水) 11時33分
柴山さんのご指摘のように、ポピュリズムは特異な存在ですから、アメリカのティパーティ集団のような過激なものを考えればよいですね。橋下市長は独裁ではないと思いますが、増長すると市民不在になる可能性もありますね。
品質工学会も特定の人物主導で他の学会と協調性を失うことが問題です。田口哲学は科学的思考の問題から発展したものですから、必要に応じて統計学も使うわけです。MTシステムでは原因追求にも使っていますが、基本思想を忘れないように行動することが大切ですね。

5278.関西品質工学研究会ホームページ開設 返信  引用 
名前:Kazz@管理人    日付:12月30日(金) 21時19分
今回、関西QEのHPが開設されました。
メインテナンスが必要ですが、会員の皆さんのご協力で内容が充実するようにしてください。
URL:http://kqerg.jimdo.com



5279.Re: 関西品質工学研究会ホームページ開設
名前:柴山忠雄    日付:1月1日(日) 13時32分
Kazz先生・皆様
あけましておめでとうございます。関西品質工学研究会の御活動なによりです。

今では普通に言われているように、タグチ品質工学には理念・思想・信条・心情にかかわる部分(A)と
手法・技法・数理にかかわる部分(B)とがあり、経営層の関心を集めるのは部分(A)ですが、
実務層に必要なのは部分(B)ですね。この両方の間が一つにつながっているように見えながら、実は、
ほとんど、つながっていないために、あまり意味のない混乱が、いつまでたっても、続きます。

1. 部分(A)の内容は企業活動・人間活動に共通ですからタグチでなくとも誰も同意しますが、
2. 部分(B)はいちじるしく特殊な専門的な技法ですから、理解されにくい、しかも、
3. 部分(A)から部分(B)をみちびくことは絶望的に不可能です。ただ、
4. 部分(B)を技法として有効に利用できる場合はあるとしても、その場合には、言うまでもなく、
企業活動・人間活動に共通な理念・思想・信条・心情にかかわる部分(A)との一致が必要です。

したがって、タグチ品質工学という名前で部分(A)を力説することは悪くありませんが、実務層は
部分(B)の実質を理解しなければ途方に暮れますね。部分(B)の整理が必要ですが、要するに、
通常の数学・物理学・工学の応用ですから、ことさら、タグチに囲い込む必要はありません。

たとえば、タグチ損失関数の概念が企業活動・人間活動に共通な理念・思想・信条・心情に一致すると
部分(A)の中で主張しても、実際に利用するためには、有害物質の投与量と死亡率との関係、など、
部分(B)の中での把握が必要で、それに関連して、社会損失の発生率も理解できるでしょう。

Kazz先生に 「苦情率」 なんかは、と叱られても、部分(B)を忘れるわけには ・・・ (拝)、
デミング先生は企業・社会の 「損失額」 を結果として 「苦情率」 より重視なさったのでしょう。


5280.Re: 関西品質工学研究会ホームページ開設
名前:Kazz@管理人    日付:1月4日(水) 11時1分
柴山さん
おめでとうございます。新年早々ご投稿ありがとうございました。

>Kazz先生に 「苦情率」 なんかは、と叱られても、部分(B)を忘れるわけには ・・・ (拝)、
デミング先生は企業・社会の 「損失額」 を結果として 「苦情率」 より重視なさったのでしょう。

苦情率のような表現は、故障率や不良率と同じですから 「二値的判断」にすぎないのです。これは「作れるか作れないか」「売れるか売れないか」「善か悪か」とか「良品か不良品か」というように、二値的判断の考え方ですからデミング博士もご自分で否定されて、損失関数がベターだと言われたわけです。
政府で原発が「正常か異常か」を「ストレステスト」で行うことを義務付けたのも同じことで意味がないのです。

貴方が記述されたA)の考え方は田口でなくても同意されるというのはその通りです。B)の考え方は確かに従来と異なるのですが、A)を具現化する手法であって、二値的なものでないから、貴方が言われるような「絶望的に不可能な手法」ではないはずです。世の中で理解されないのは、私は日本における過去の教育(市場でも1+2=3が正しい)が災いしていると考えています。


5281.Re: 関西品質工学研究会ホームページ開設
名前:柴山忠雄    日付:1月4日(水) 23時50分
Kazz先生
真実に満ち溢れるお答えを頂戴し感激しております。

新年、そして、kqergホームページ開設の時機に、発言させて頂けましたのは
実に並々ではない御厚誼によるところと深く感謝しております。こうした気持ちは、本来、
別個の私信として、内々、お伝えさせて頂くべきか、とも、迷いましたが、しかし、

お見知り頂きましてから今日までの永い年月をかえりみて、これまでに、また、これからも、
御返信5280と私の発言5279との間の相異点が、これほどまでに、わかりやすく浮き彫りに
された/ることは、決して、ないと思いますから、追加をさせて頂きます。 

部分(A)に注意を集中させてから、具現化の手法として、こんなのがあると、
部分(B)を提示すれば、皆、とびつきますが、タグチメソッドの部分(B)の
中には 1+2=3 のほかに ≠3 もある: 奇妙さがわかったとき、アメリカが日本と
違っていたのは、奇妙さの原因をまじめに調べ無理のない解消方法を考案したことです。

タグチメソッドの脱神秘化( demystification )が求められ、直交表実験・SN比・MT体系の
概念的問題点( conceptual problems )がどんどん整理されました。数理統計学に偏よっては
いても 「原理追求であり技術開発ではない」 とだだ排除し続けるのとは違うのです。
まったく 「火消しとなると俄然張り切るジョン・ウェイン」 の大活躍: ASI伸さん5197。

日本でも JSA-T_QCRG の初期にはタグチ提案を遠慮せずに吟味しようとする活気が満ち溢れ、
参加者の実力もあったことが 「標準化と品質管理」誌の (JSA-)T_QCRG レポートでわかります。
現在の JSA-QERG と QES との微妙な差に名残りはありますが昔の活気は見る影もありません。

kqerg にはあの JSA-T_QCRG の初期の活気がまともに継承されるとよいですね。そのためには
Kazz先生のこのサイトにあるような自由闊達の雰囲気が満ち溢れるとよいと思います。

なお、タグチ損失関数の部分(B)(5279)の脱神秘化の詳細について、また、後日に。


5282.Re: 関西品質工学研究会ホームページ開設
名前:Kazz@管理人    日付:1月5日(木) 10時15分
柴山さん

>kqerg にはあの JSA-T_QCRG の初期の活気がまともに継承されるとよいですね。そのためには
Kazz先生のこのサイトにあるような自由闊達の雰囲気が満ち溢れるとよいと思います。

kqergはQE研究会の中では特異な研究会の一つです。ある意味では異端者軍団かもしれません。会長も3代目になりました。1代目の私としてはどのように変わるか期待が大きいのです。

>なお、タグチ損失関数の部分(B)(5279)の脱神秘化の詳細について、また、後日に。

期待しています。


ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> >| 


   投稿KEY
   パスワード

EZBBS.NET produced by InsideWeb