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品質工学会 Kazzの品質工学特集
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6200.我々はもっと知恵を働かせる必要がありますね 返信  引用 
名前:kazz@管理人    日付:2021年2月13日(土) 12時1分
社会的損失の最小化を考えた場合、リニア新幹線は投資コストと損失コストのバランスを考えて計画されたとは思いませんね。世の中のすべてのものが価値創造ばかりに拘っていて国民の欲しい目的機能から考えているとは思われません。

自然の破壊がますます行われて温暖化の影響を加速するばかりです。
昨日NHKのニュース番組で、電気代ゼロで生活している主婦が都会のマンションで生活しておられる報道がありましたがご覧になりましたか。主婦でありながら創造を働かせて素晴らしい生活をしているのです。考えてみれば自然のエネルギーを有効に活用すれば豊かな生活ができることを教えられました。 我々は知恵を働かせて行動することを忘れてしまったのではないでしょうか。
18歳の学生が極端に減少しているのに無駄な大学の数は倍増しているのです。東大でも京大でも競争率は2倍以下になっています。2050年には日本の人口は7千万人以下になると予想されています。
すべてが予想外の話ではないのですね。

6198.品質工学とコロナ対策との関係 返信  引用 
名前:kazz@管理人    日付:2021年1月10日(日) 19時1分
従来の日本における医学の世界では、予防医学より臨床医学が評価されていて保健所の評価が低く、ここ5年間では保健所の数が従来の半分に縮小されてきたのである。
その結果、コロナの発生における保健所は多忙を極めているのである。問題が起こる前に、将来のコロナなどの発生を見越して予測する体制の構築を怠る結果になったのである。
想定内の事態を想定外と考えて未然防止をやらないことは、品質工学以前のモノづくりの世界と共通しているのである。



6199.Re: 品質工学とコロナ対策との関係
名前:kazz管理人    日付:2021年2月10日(水) 11時27分
菅首相の指導力が問題になっています。亜米利加のバイデン大統領は電話で国民と対話して情報収集に努めていますが指導者は国民が困っている問題を吸収して手を打つことが大切ですが、自分勝手な対策では国民の期待は得られませんね。

6197.現状からの脱皮 返信  引用 
名前:kazz@管理人    日付:2021年1月8日(金) 10時5分
古閑美保が言っていましたが、ティッシヨットのとき、みなさんは何故ティを使うのか不思議だ。ヘアーウェイでは直接草の上で打たなければならないのに、平らでどこでも好きな場所でスイングできるのだから、ティを使うのがおかしいと・・・
 .当たり前えのことですが、流石一流のプロの言葉だと関心したものです。
 
 品質品質工学でも当たり前に考えてきたことを再考することが必要ですね。
田口先生が「統計学よさようなら」といって、品質工学を確立されたとき統計学者と喧嘩をされたことは有名ですが、天動説を否定して地動説を唱えたガリレオのように、従来の考え方を否定して新しいことを提案されて、強い抵抗を受けたのです。

http://kaz7227.art.coocan.jp

6195.本年最後の投稿です。 返信  引用 
名前:kazz@管理人    日付:2021年1月8日(金) 9時52分
わたくしの誕生日は12月27日で、恐れ多いことですが上皇陛下とは4日後の誕生日です。
米寿を迎えることになりましたが、智力・気力・体力の限界を実感するこの頃です。最近、新しいHPノートパソコンを購入しましたが。メモリが16GBで従来の4倍になり、ハードデスクが512GB のSSDに進化した結果、立ち上がり速度が驚くほど速くなり、ストレスを感じなくなりました。このような変化を実感すると人間は従来の感覚を忘れてしまいそうです。隣にはDELLのパソコンがまだ鎮座していますが、今までのもどかしさを忘れないようにしようと考えています。
 最近、代議士の羽田議員が53歳の若さで急死されましたが持病の恐ろしさとコロナの怖さを実感しています。

http://kaz7227.art.coocan.jp

6194.第13回品質工学技術戦略研究発表大会の感想 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年11月29日(日) 17時54分
少し落ち着いたので技術戦略大会のテーマについて感想を申し上げたい。

田口伸さんのDFSSの考え方はVOCの目的機能を満足するテーマの選択から始まって、魅力的システムの価値創造からタグチメソッドの本質であるロバスト設計とバリデーションまでの一貫した開発システムの総合的評価の考え方である。
田口哲学を発展されたもので、開発ステムの標準としてさらなる発展を期待したい。
 
細川さんの発表はDFSSの考え方の中で従来システムの欠点を補完するために、問題解決型の発展であり、魅力的品質を創造する手段の一つの提案であり、CS-T法も基本機能からの開発を補完できるのものであることを期待したい。

武重さんの発表におけるマツダの機能開発の考え方はエネルギー変換ですべての問題を考える独創的な提案であり、問題を解決するときの新しい提案である。この考え方はタグチメソッドの全体の変動エネルギーを有効成分と無効成分のエネルギーに分解する考え方に共通するもので、すべての問題解決に活用できるものである。
「機能開発」は技術開発や商品開発だけでなく、経営問題や環境問題の解決における企業における基本的な考え方である。

新しい品質工学も始まったばかりであり、品質工学の本質である社会的な損失問題だけでなく、視野を広げて魅力的価値創造の拡大まで視野を広げた活動が大切で、市場におけるトラブルなどの解決で社会的貢献することが第一である。

田口玄一は統計的な偶然誤差のデタラメ世界から脱出して、必然誤差の世界を創造されたように新しい開発システムの創造を期待したいのである。

6190.第31回企業交流会の感想 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年9月6日(日) 11時58分
昨日、JAXZにおいて品質工学交流会が行われたが、最後のパネルディスカッションで、私が新しいシステムの創造に品質工学が活用されることが大切だと述べたのに対して、吉沢さんから「田口先生は(創造ではなく)システムの評価が大切だ」といわれて、俳句の例で説明されたとのことである。先生は天邪鬼のところがあって、俳句は575のシステムの中で、効率的に読み込むことが大切であるから、評価が必要で新しい俳句を詠むことは別の次元である。品質工学も新しいシステムを創造するのは品質工学の役割ではなく、加法性・再現性や安定性のあるかどうかを短期間に評価すること大切で、ダメなら新しいシステムを創造すればよいのであって、それは品質工学の役割ではないと仰りたかったのであって、新しいシステムを創造することは品質工学の役割ではないことを強調されたに過ぎない。創造性を否定されたのではない。
品質には「当たり前品質」と「魅力的品質」があるが、どちらも大切であるが、システムの良さを評価するのが品質工学の目的である。

講演 ロケットエンジンの信頼性向上 沖田耕一

ロケットの歴史から打ち上げ失敗の教訓から得た新しい信頼性評価の説明があったが、「羹に懲りて鱠を吹く」ではないが、不具合個所の故障モードの影響解析から得た網羅識別対策を行い、定量的リスク評価で信頼性評価を行うことでトラブル対策を行われているようだったが、品質工学の目的はシステムの基本機能の理想機能の機能性評価のSN比を用いて加法性・再現性の高いロバスト設計を行う体制で高信頼性の高いシステムの確立ができることを強調した。
したがって、FMEAによる故障モード改正も必要だが、機能性評価によるシステムの評価が必要であることを強調した。

壇上発表ではマツダの武重さん、IHIの茂木さん、JAXAの川崎さんと角さんの発表があった。
マツダのSKYACTIVの開発では品質工学の手法を直接使ったというより、考え方従来システムの欠点をエネルギー変換で見直してエネルギー変換効率を劇的に高める技術開発を描き進めためている結果の産物であることを強調された。

マツダの技術開発の特徴は下記のようなものである。
1.機能の共通化の実現
従来から行われる「システムの共通化」の欠点は、システムを小型化する場合に融通が利かず、システムの性能改善には大きな障害が発生してしまうのである。例えば、ハードディスクメモリの容量は増大するばかりであるが、小型化が要求されても機能は同じでもその都度新しいシステムを設計しなおす必要があり、納期やコスト面でも大きな障害になるのである。SSDに変更したい場合などでも機能は同じでも形状の小型化を要求された場合には対応できないのである。
そのためには基本機能を追究してロバスト化することで対応できるのである。
2.巨大なシステムであれば開発の効率化では、CAEの活用が絶対条件である。マツダの場合はCAEをフル活用して、ハードウェアの開発を制御でやりきっている。圧縮比の問題も解決している。



6193.Re: 第31回企業交流会の感想
名前:のっぽ    日付:2020年11月4日(水) 15時31分
Kazzさん

>新しいシステムを創造することは品質工学の役割ではないことを強調されたに過ぎない。創造性を否定されたのではない。

品質工学と創造性に関しては、いろいろ誤解があるようです。Kazzさんのパネル討論のコメントのように、品質工学を新しいシステム創造に活用することは重要だと思います。吉澤さんの話は、初心者に向けての解説ならしょうがないでしょうが、品質工学の真の狙いである品質の改善には適切な反論にはなっていない。技術の発展には創造性は欠かせません。

品質工学で評価を重視するのは、正しい評価を短期間に効率よく行い、システムの限界に気づかせることが狙いです。限界に気づけば、普通の技術者なら飛躍のために思い切ったアイデアにチャレンジするでしょう。
創造性の活用まで行かないと、技術力の向上や技術者の育成につながりません。関西の研究会では、パラメータ設計で制御因子間の交互作用を活用しないと大幅な改善は得られないと議論したようですね。まさにそのことだと思います。

再現性があるとかないとかを議論しているうちは、本当に品質工学を活用していないのではないでしょうかね。もっと自由に使いこなせばいいと思います。

6191.測れないものは作れない(品質問題の機能性評価) 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年10月25日(日) 6時54分
10月の関西QE会議における「基本機能による創造的開発のテーマ」については称賛を送りたい。
理由は、歯車機構の伝達誤差という品質問題に基本機能の考え方を使って、固有技術問題を解決された事例で、かねてから関心を持っていたが素晴らしい独創的な開発には感動さえ覚えます。歯車をご存知の方は少ないので申し上げますが、歯車の伝達機構には減速系と増速系がありますが、彼の伝達誤差の研究は後者のモノで、類似した例は、過去のダイヤル式電話やゼンマイ式時計などの例を見るくらいで非常に難しいものである。これをインボリュート歯形のフェースギヤで実現されたもので画期的な成果だと考えている。
後の研究成果の発表を期待しています。品質工学会でも高い評価を期待したいのですが理解できる会員がいないので無理だと考える。
説明できる範囲で解説してみます。
釣り具のリールに用いられる歯車伝達は増速系で指で回転するときの振動が小さいことが望まれるのである。歯車の伝達誤差は品質問題であるから、望小特性特で評価するのが普通であるが、彼は主動歯車の回転数と従動歯車の回転数の比例関係を理想機能と考えて、理想機能の乱れの伝達誤差を考えて、その誤差を最小にして、しかも指に感ずる振動を心地よい感触になるような歯形の創造的固有技術の開発を行ったのである。
論文の中に、「測れないものは作れない」「精密に正確に測ることで、見えてくるものが見えてくるものがある。これが見えれば全く新しいものを創造できるはずである」という言葉は印象的である。



6192.Re: 測れないものは作れない(品質問題の機能性評価)
名前:のっぽ    日付:2020年10月19日(月) 17時22分
Kazz さん
 ご無沙汰しております。久しぶりに覗いたら、珍しくKazzさんが褒めているのでびっくり。内容を知らずにコメントするのも変ですが、なにか書きたくなりました。

釣り具ということでS社さんのテーマですね。S社さんならしっかりやっていると予測できます。回転数-回転数の比例関係を測定するのは、非常に素直な考え方ですが、実際にはもっと工夫したのでしょうね。そうでなければ、「測れないのものは作れない」というコメントが出ないでしょうから。
歯車の伝達に関しては、以前Kazzさんも、回転させずパルス状の入力に対する出力を測定すれば分かる、などと言っていましたが、回転させて回転数の様子を精密に測定する方が楽そうですね。手に感じる振動までチューニングしていることから、波形解析も行っているもよう。
学会で発表されたら、参考にします。

ちなみに「測れないものは・・・」というフレーズはいろいろな所で聞きます。測れないものは制御できない(フィードバック制御技術)、測れないものは管理できない(組織管理)など。うっかりすると単なる見える化の一種と誤解されるかも。
「精密に正確に測ることで、見えてくるものがある」これが神髄ですね。測定することで何が考察できるかが重要なのでしょう。

6181.仏教の盛衰の歴史と品質工学の今後の発展について 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年9月3日(木) 9時31分
コロナ騒ぎのおかげでたくさんの本を読む機会に恵まれた。
その中で、仏教が釈迦が悟りを開いて約2500年になるが、日本に伝来したのは紀元500年頃だと言われている。
その仏教も発祥地のインドでは、大乗仏教とヒンズー教の教えが殆ど同じであるため、ヒンズー教が大半を占めるようになり、仏教徒はわずか数%しかいない。
仏教には「釈迦の仏教(小乗仏教)」と「大日仏教」の2種類があるが、釈迦の仏教は出家するために特別な修行が必要で托鉢しか許されておらず、タイ、スリランカ、カンボジア、ミャンマー、ラオスなどで信仰されている。
大乗仏教は、在家で修行できるから釈迦の仏教と違って、特別の修行する必要はない。
日本に伝来したのは「大日仏教」で欽明天皇の頃(538年)と言われている。
大乗仏教は、般若経、法華経、浄土教、密教などたくさんの宗派ができて仏教の拡大に寄与したのであるが、釈迦の教えが基本になっていることは間違いない。

仏教の考え方は、基本的には釈迦の仏教の「自利利他の心」であるが、品質工学の基本的な考え方も、市場における「社会的損失の最小化」を考えて、企業の利益と顧客の品質損失のバランスを考えて生産活動を行うことは全く同じ考え方である。
社会的損氏の最小化も「企業で利益を得るためには、顧客の品質損失とのバランスを考えた企業活動を行うことである。
品質工学が今後発展するためには、それぞれの企業の分野で、従来の手法に拘らず、開発生産の効率化を促進する手法の考案を加速することが大切であると考えている。



6183.Re: 仏教の盛衰の歴史と品質工学の今後の発展について
名前:TETSU    日付:2020年8月21日(金) 13時42分
Kazz先生

ご無沙汰しております
久しぶりに書き込みをいたします

今まさに各企業とも自利利他の考え方を経営方針に取り入れてほしいと感じております.このコロナ禍の影響で弊社もハードからサービスへの事業の軸足シフトを加速しております.このような危機的な経営環境下で企業が生き残るためには様々な犠牲がともなう施策の実施も仕方ないと思うのですが,それは一時的な緊急避難であり縮小均衡だけでは将来は見えません.このような時こそ社員の創造性を最大限に引き出して新たな価値創造を加速させるべきと思います.

今回を含めてこれまでに2回このような経営危機を体験しておりますが,ハードもサービス・ソフトも手段であって手段を目的化する経営では中長期的には立ち行かなくなるはずです.企業が目指すべきことはお客様への新しい価値提供であり,その手段がハードでもソフトでもサービスでも構わないと思うのです.最適な手段を選択すればよいことです.新たな価値を実現する活動の骨格は潜在ニーズを探り,その実現手段を考案するという創造活動です.今後は効率性と創造性の両立を目指す方向に品質工学を進化させていきたいと考えております.

こちらも参考にしていただければと思います
http://qecompass.com/page3

http://qecompass.com/

6189.閉じられた世界から開かれた世界へ 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年8月21日(金) 11時20分
高校同期の米寿特集記念誌に投稿した「遺偈(ゆいげ)死に臨んで残しておきたい言葉」を述べてみたい。
最近世の中で不祥事や事故が頻発しているが、トラブルが起きてからでないと話題にならないのである。

東北地方の地震と津波で起きた福島第二原発におけるトラブルのほとんどは「想定外」と言われてきたが、ほとんどは「想定内」の問題で事前に予測できたトラブルである。しかも、廃棄処分に架かる金額は投資コストの数百倍の社会的損失が今後発生することが予想されるのである。

私の場合は開発した製品が設計段階では各種信頼性試験で出荷したのであるが、市場でトラブルが発生したことで、仕事のやり方に疑問を抱いたのである。
私たちが受けた教育は、小学校から大人になるまで、科学的思考重視の教育で1+1=2であることは当たり前で、開発段階では理論通りにものづくりすることが優先されたのである。
科学と技術は別物で、科学の世界では自然現象を解明することが目的であるが、ものづくりの技術の世界では理論通りにならないことが普通であるから1+1=2にならないのである。私が閉じられた世界から開かれた世界へ180度転換したのは50歳前後である。

戦後、米国のデミング博士による「品質管理」が普及して製品の品質が向上したことは事実であったが、それは出荷前の規格に合格した「工程品質」であって、出荷後の目に見えない「市場品質」は予測できなかったのである。
そこで、登場したのが「アメリカを蘇らせた男」と評価された田口玄一博士の登場である。田口哲学は、日本では「品質工学」アメリカでは「タグチメソッド」として高く評価されたのである。
私が田口先生の指導を受けるようになったのは、50歳前後で管理者になってからである。

1988年にHUAロケットが打ち上げに失敗した原因は「海底から回収したエンジンの液体水素ターボポンプのインジューサ翼に大きな欠損があり、この波面が極低温下で設計の限界を超えた振動による疲労破壊であった」とJAXAから報道された。いかにも科学的な説明で国民は騙されそうだが、事故は「想定外」と言訳しているに過ぎないのである。
そこで、私がJAXAへメールしたのは「使用環境条件であるノイズに弱かっただけでだけであるから、設計段階で環境条件に強いロバストネス(頑健性)設計を行えばよいのだと進言したところ、JAXAから信頼性担当役員とプロジェクトマネージャーが訪ねてきた。
彼らは柔軟な思考の持ち主であったため、その後、品質工学を導入してロケット打ち上げでは事故が起きなくなったのである。

最近のTPP問題でも日本の農業の生産性の悪さが問題視されているが、農業に限らず、汗水たらして効率の悪い仕事を続けている限り、GDPの低下は明らかである。
最近では、戦後の苦労を知らず現状を打破しようと考えている経営者が極めて少なくなったのである。
カエルでも熱い湯に入れると飛び出していくが、水を徐々に温めても温度の変化に気がつかずじっとしている「ゆで蛙現象」が日本では起きていて、中国や韓国などに追い越される現象が目立ってきたのである。

仏教用語に「自利利他」の心があるが、ものづくりの世界でも、自分の立場より消費者の利益を考えて、その結果として生産者が利益を得るような中庸な経営が望まれるのである。品質工学では「社会的損失の最小化」といって、生産者の投資コストと消費者の品質損失がバランスして、総コストの最小化を図る設計を考えている。
世界的にも、自国第一主義を優先する保守主義を主張する大統領や首相が目立つ世の中であるが、第3次世界大戦にならないことを祈るばかりである。

つづき

6186.寿命試験とノイズの関係 返信  引用 
名前:原和彦    日付:2020年8月5日(水) 14時1分
1970年代の寿命試験による評価がまずかったのは、生産者側で勝手に決めた試験条件でn数のモノを長時間かけて潰れるかどうか評価していたのであるが、信頼性のエヴィデンス(証拠)が悪かったことが問題であったのである。タグチメソッドではn=1で短時間に評価するために、市場における使用環境条件を慎重に決めて、N1,N2の2個のノイズで調合も考えて、SN比で平均値の評価することで、ロバストネスの研究を優先して、機能性の目標値に調整することで寿命テストにかわる評価をするのである。



6187.Re: 寿命試験とノイズの関係
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年8月5日(水) 16時16分
昨日、コロナウイルスの予防にポンピドウうがい薬が効果があると報道されて市販のうがい薬イソジンが薬屋から消えた騒動が起こった。
同じことが、品質工学でノイズ評価によるトラブルが減少するという誤解が起こるとしたら問題である。
ロバストネスの、研究は品質の比較問題であって、実際に品質を向上させるのは固有技術であってSN比ではないのである。

6185.品質工学導入期の思い出 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年7月26日(日) 10時46分
私が品質工学を学んだ切っ掛けは、1億回の寿命試験を長時間行って
出荷した結果、半年足らずで市場トラブルを起こしたことが耐久試験
の方法に疑問を感じたからです。私が50歳前後の経験です。

松下幸之助社主の顧問をされていた唐津一さんに相談したところ田口先生を紹介していただき、その時唐津さんから戴いた本が「品質工学
への道」だったのです。それから1年後、規格協会におられた田口先生を訪ねてテストのやり方を指導していただいたのです。
それが私のモノづくり人生の大転換期だったのです。

1988年の座談会「タグチメソッドとは」に矢野先生から呼ばれて参加したのは54歳の時で、品質工学の考え方をよく理解していなかった時代で
恥ずかしい限りです。
今回の関西品質工学研究会8月講演(オンラインで実施)では、若い研究会の皆さんに私の経験が少しでも理解していただければ幸いと考えて
います。

6184.純粋理性批判と品質工学 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年7月9日(木) 11時39分
カントが考えた純粋理性批判とは世の中はすべて共通の因果関係でできている。1+1は2であるとか、リンゴは赤いという固定観念である主観でモノゴトを考えている。しかし客観的に見たら他の見方や考え方が存在するのではないか。
カントは、主観と客観の一体性はないのが普通である。私が品質工学に出会うまでは科学的な現象理論で因果関係を考えていた。小学校から大学まで主観で考える現象論が正しいと考えていた。ところが、田口哲学に出会ってから主観とは違う考え方が存在することを認識できた。
ばらつきという概念も偶然誤差の他に必然誤差が存在することを知ってから、モノの見方が180度展開した。カントのコペルニクス転回と共通するところがある。しかし、いまだに田口玄一が考えている世界の何分の一しか理解できたとは言えない。田口玄一は20世紀の品質工学に飽き足らず21世紀の品質工学を確立したり、MTの世界でも新しい展開を次から次へ行った。田口先生が没後の品質工学には新しい展開がないのは、正しい主観の共通規格以後の発展がないからである。新しい品質工学を定義する人物がいないのである。

6182.関西QE研究会開催(?)の件 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年6月20日(土) 19時28分
スレッド6159で述べた3月度関西QE講演が延期されて7月4日に開催されることになったが、コロナ騒ぎが続いているので開催されるか不明である。
講演の内容は1988年5月に「標準化と品質管理」の特集で矢野先生の司会で、田口先生、福田猪沙男さん、私と誌上参加で竹内啓先生の5名で「タグチメソッドとは」というテーマで討論会が行われ、翌年の5月には「統計学者のみたタグチメソッド」の内容について、当時議論された内容の紹介を行うことにしている。
品質工学会が設立される6年前の内容であるが、今から考えてみるとタグチメソッドが大きな反響で、懐かしい思い出である。
最近の品質工学会の低迷を考えたとき懐かしさを感ずると同時に、寂しい限りである。

東大の竹内先生は世界的な統計学者で、後の統計学会会長をされた統計の権威である。
福田さんから提起されたJIS規格の「規格値の決め方」は最近のデータ改竄事件のことを考えると、企業間の力関係で決められて、トラブルの原因になっていることを経営者はどのように反省されているのだろうか。
品質工学の役割は社会貢献が最大の課題であるが、利己主義が横行して「利他の心」を失った経営者の猛省を祈るばかりである。
つづく

6178.検察庁の定年延長法改正問題 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年5月15日(金) 17時30分
 コロナ騒ぎのどさくさに紛れて検察庁の人事問題について国会で議論されているが
三権分立の精神から見て国会で議論すべきところ、安倍首相や一部の自民党役員の
独断で決めてしまうことは言語道断である。
 新渡戸稲造博士が「武士道」を英語で書かれて世界角国で翻訳されて評価されて
いるが、戦後、武士道の精神が誤解されて、日本人の品格が地に落ちて、道徳に関す
人の倫が失われていることが問題なのである。戦後に生まれた首相であるから許され
る問題ではないのである。
 戦前と戦後の教育の差を比較するために「かくあるべし」と自分の理想を掲げ、強
い意思で生き抜いた人物の話をご存じだろうか。
この人物は敗戦の混乱期に食管法を守り通して”ヤミ米”を拒否して、栄養失調で
死んだ山口判事その人である。彼に与えられた職務は闇コメの取締であったため、家族
には黙って配給米だけでやっていく決意をされた結果死を選んだのである。
今の政治家には爪の赤を飲ませたい人物である。
「犯罪者捕えてみれば警察官」という川柳が笑い話ではなくなった今日であるから、
今の政治家の問題はいっそうの教訓になってくるのである。
黒川事務官は潔く辞任すれば男が上がるのであるが、忖度しているため野党の餌食に
なっているのである。



6179.Re: 検察庁の定年延長法改正問題
名前:KAZZ@管理人    日付:2020年5月24日(日) 15時44分
黒川検事長の賭けマージャンが発覚して辞職したことは当たり前のことで
あるが、日本の政治家や警察官僚の人間性が露呈された忌まわしいことで
安倍首相の人間を見る目のなさがはっきりしたのである。
先に述べた山口判事のような検察庁が現れないことが日本社会の停滞を招
く原因である。仏陀のような聖人を期待するのは無理な話であるが、明治
以前の武士道精神が日本から消え失せたことが残念である。新渡戸稲造が
武士道を英語で書いて世界各国で翻訳されたことは前述したが、神仏を信
奉する精神の学校教育にはは今の日本には絶対に必要なことである。、

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