御無沙汰しております。 私は造園業をしておりますが、たまに庭の下草にカンアオイを使います。 大概はミヤコかヒメ系を使いますが、今年、3月に造った或る御宅の庭に、我が家の棚で大きくなり過ぎて持て余し、植え替えて丸2年が経過し、用土の劣化でやや葉が小ぶりになりはじめた葉数7〜8枚のムラクモを植えました。 作庭後、3ヶ月が経過し、今日は樹木の剪定に行ったのですが、ムラクモを見てビックリでした。 想像を大きく上回る成長しているのです。3ヶ月半で、葉数が22枚になっているのです。植え付け当初新芽が古葉と同じ数だけ上がって来ていましたが、その後、最低6枚、新葉が出ていると思われます。 今まで我が家の庭も含めてミヤコやヒメをたくさん植えて、何れもそこそこ良い結果ですが、ここまで早い成長はしていません。皆さん御存知の通り、クワイバ系は元々強健で、鉢栽培でもスクスク順調に育ちますが、これは想像以上でした。 条件としては樹高8mのシラガシ、4mのヤマモミジ、2mのツバキを植栽した場所の下草としての使用で、四季を通じて終日30〜50%の遮光をした位の照度で、用土も特にこだわったわけでなく、造園で一般的に使われるマサ土(花崗岩の風化したもの)に20%のバーク堆肥と少量のパーライトを配合したものです。高い塀に囲まれた庭ですが非常に敷地が広いので、通風もあり、他の樹木も含めて病害虫の発生も少ないと思います。 よく、弱ったカンアオイを露地植えにして復活させるという話を耳にしますが、条件さえ整えば、かなり有効な方法かもしれませんね。ただ今回の植栽用土のマサ土は、時間の経過と共に固くしまってしまい易いので、1年後、2年後も同じペースでの成長は望めないと思います。後々、タイミングを見計らって株の周囲の部分的土壌改良や適当な追肥が必要かと思います。
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