小・中・高と憧れの先輩だった近所の○○くんは いま工場で働きながら実家の農業を継いでいる。
顔も性格も良い、誰からも好かれる好青年だ。 私も告白はしなかったものの、好きだったことがある。 昔の話とはいえ、今も憧れの先輩であることには変わりない。
最近、そんな彼が「彼女と農作業をしている」という話を聞いた。 「負けた!!」と思った。 彼をめぐって負けたというのではない。 その、幸せの形には勝てないと思った。
好きな人のために農作業を手伝うというのは当然、自己犠牲を含む。 手も汚れるし、体は汗臭くなるし、収入だって良くない。 そんなリスクを負いながらも農作業を手伝える献身的な彼女。 贅沢をしなければ暮らしていけるわけだし、2人の幸せは確実だ。
お金とか、名誉とか、そういう不確かで空虚なものより 何か、心から満たされそうな恋愛のカタチ。
今の私には真似できないけれど、ステキだなって思う。 いつか私も自己を犠牲に出来るほど好きな相手に出会えれば話は別ですけどね。
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