「おーい、ルキア。朝飯持って来てやったぞ」 私は一護の声で目が覚めた。 「おいっ!ってんだろーが!!」 ガラッ 一護が押入れの戸を開く。 そう、私は黒崎一護の家に居候しているのだ。(家族には内緒) 「朝から騒がしい奴め…」 「学校遅刻すんだろうが!!お前ぇも学校いくんだろ?」 そうだった…。 一護の通ってる学校に私も転入したのだ。 「早くこれ食え」 一護が朝御飯をぶっきらぼうに差し出した。 「あ、ありがとう…。……しかしこれはおぬしが作ったのか? 今にも崩れそうだが…」 一護は顔を赤くして言った。 「うっせーな!!文句があんなら食うな」 「…いただきます」 形が変なわりには意外と美味かった。 私は学校へ行くために制服へ着替え初めた。 「お、おおおおおおおいっ」 「何だ?」 「ば、着替えるなら先に言ってくれよ!!」 一護が顔面を手で覆っている。 が、指と指の隙間からこちらを見ている。 だからついからかってしまいたくなった。
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