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映画の部屋

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3567.「旅のおわり 世界のはじまり」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/7/12(金) 11:24
シルクロードを舞台にした、黒沢清監督、前田敦子主演の日本・ウズベキスタン・カタール合作映画です。
迷っていたのですが、ウズベキスタンに行ったことがあるので、終わってしまう直前に見ました。
テレビのバラエティー番組の取材のためにウズベキスタンを訪れたレポーターが、番組クルーとともにシルクロードを旅する姿を、現地でのオールロケで描いています。
テレビ番組レポーターの葉子はカメラが回っている時だけはにこやかですが、それ以外は、現地の人はもちろん、スタッフとの誰とも関わろうとせず、心を開くのはスマホでつながる恋人だけ。
そんなある日、葉子は撮影が終わり、ひとり町に出て、かすかな歌声に導かれ、美しい装飾の施された劇場に迷い込みます。この劇場は旧ソ連の日本人捕虜が建造に関わったナボイ劇場で、私は残念ながら行きそこなったので、映画の中で見られてよかったです。

私が期待するようなテレビ番組でないこと、そういう映画でないことは充分わかっていたものの、巨大な湖に潜む幻の怪魚探し、飼われているヤギの「解放」、遊園地のスリルあり過ぎの回転ブランコの場面など長すぎ。ウズベキスタンで一か月ロケしたそうですが、世界遺産の青の都、サマルカンドの美しい遺跡などはほとんど見せてくれず、あまりにももったいないなあと思わざるをえません。
夢は歌うことだった葉子が、夢をかなえようと決意して標高2443mの山頂でアカペラで歌う「愛の賛歌」は印象に残ります。

3566.「新聞記者」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/7/2(火) 16:48
菅官房長官に個人攻撃されても権力と戦う東京新聞の記者、望月衣塑子さんの著書を原案に、藤井道人監督がシム・ ウンギョン×松坂桃李主演で映画化。政権が隠す権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだ若手官僚を軸に描く社会派サスペンスです。

日本人の父と韓国人の母の間に生まれ、アメリカで育った社会部記者、エリカは大学新設を巡る内閣府の不正を示す極秘公文書の真偽を探る取材を始めたところ、あらゆる手段で政権を守ろうとする内閣情報調査室から激しい妨害に遭います。
一方、内閣情報調査室官僚・杉原は「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、現政権に不都合なニュースをコントロールする現在の任務に疑問を感じていました。そんな二人が出会い、政権の深い闇を知ります。

公文書改ざん、政権への忖度(そんたく)、首相の親友、新設学部の認可、関係者の自殺、レイプ事件の不起訴など、最近、次々に起こった事件を想起させ、「私たち、このままでいいですか?」と問いかけます。勇気と良心を持ち、権力に立ち向かうのは茨(いばら)の道です。重厚な、勇気ある作品ですが、闇の深さと現実社会の怖さを実感させるラストでした。監督が言うように、社会や組織に無関心な若い人にこそ、是非見て考えて欲しい映画です。

シム・ ウンギョン×松坂桃李、二人とも好演です。たぶん、記者の役を演じる日本人女優がいなかったのだろうと思われ、それは残念ですが、シム・ ウンギョンは「サニー 永遠の仲間たち」、「怪しい彼女」で見ているのに全く違う雰囲気でよかったです。
田中哲司演じる内調の上司の目と「この国の民主主義は形だけでいいんだよ」のセリフにぞっとしますが、この映画に出るだけで、勇気があるのでしょう。他の共演者は本田翼、高橋和也、北村有起哉、西田尚美など。

3565.「柴公園」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/6/27(木) 20:21
柴犬を連れた三人の中年男たちの日常を描いたテレビドラマ「柴公園」の劇場版です。
三人は古い町のマンションに越してきた新参者で、柴犬を飼っているという共通点がありました。彼らは毎日の犬の散歩で顔を合わせますが、互いの名前も知らず、「あたるパパ」「じっちゃんパパ」「さちこパパ」と、それぞれの愛犬の名前にパパとつけて呼び合っていました。

せいぜい動物好き、それも犬派、ほとんどは柴犬が好きで飼っている人しか見ない、それに誰もが知っている俳優さんは出演していない、まあ何と間口の狭いテレビドラマでしょう。しかも映画まで作ってしまうなんて!
柴好きには、何とも嬉しい贅沢な作品で、終始ほんわかした気分で見ていました。
しかし、確かに可愛い柴犬が常に画面に映っているのですが、実はワンの要素はそう大きくはなく、人付き合いが苦手で不器用な人が自分を認め、勇気を持って一歩を踏み出すのを応援する温かい作品でした。

三人の中年男を渋川清彦、大西信満、ドロンズ石本が演じ、ヒロインとなるポチママ役は桜井ユキ。また、佐藤二朗が自身の主演作「幼獣マメシバ」シリーズで演じた芝一郎に扮し、ドラマ版に続き登場、彼の愛犬役のマメシバ、何とも可愛いです。
我が家のラリッサは、さちこによく似ています。

3564.「ある町の高い煙突」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/6/25(火) 17:43
「八甲田山」、「劔岳 点の記」などで知られる昭和の作家、新田次郎の同名小説の映画化です。鉱山の煙害に苦しむ農民たちが国策を推進する企業側と確執を乗り越えて煙害対策に取組んだ実話です。現在も稼働中の「日立鉱山の大煙突」は1914年完成当時155m超で世界一でした。その歴史の裏に何があったのか? 

1910年。茨城県の地主の家に生まれ育った関根三郎は、日立鉱山による煙害が発生し、野山や農作物の被害が出ていることを知ります。彼は合格した一高進学、外交官になる夢を捨てて、煙害に立ち向かうことを決意します。鉱山側の補償交渉の窓口である青年と協力して、解決策を模索し、その熱意は経営者をも動かします。

淡く哀しい恋愛も描かれ、日立市の桜並木に繋がるエピソードとして、花を添えています。
舞台を中心に活躍する井手麻渡が主演、仲代達矢率いる名門・無名塾出身の新鋭だそうで、好演しています。
共演は渡辺大(この映画では、父の渡辺謙より谷原章介に似ていた)、吉川晃司、仲代達矢、小島梨里杏、小林綾子など。

劇中に登場する日立鉱山は、現在の日立製作所、日産自動車に繋がる“源流”で、環境問題が深刻化し、企業の社会的責任が重要視される今だからこそ、見るべき映画です。真面目な良作とわかっていても、およそ100年前の話で、130分と長いし、見るのを迷いましたが、見てよかったです。

3559.「長いお別れ」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/6/11(火) 21:59
「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督が、中島京子がアルツハイマーの父を見送った実体験をもとにした小説「長いお別れ」を映画化。
父・昇平の70歳の誕生日で久しぶりに集まった娘たちは、母から校長先生をしていた厳格な父が認知症になったという事実を告げられます。それぞれ岐路に立たされている娘たちは、日々記憶を失っていく父の思いもよらない行動に戸惑いながらも、そんな父と向き合うことで自分自身を見つめなおしていきます。 7年間という日々の出来事は生易しいものではなく、リアルな描写もあります。でも笑える場面が散りばめられた、温かい家族の映画でした。
父を演じた山崎努の鬼気迫る演技はもちろん、母役、松原智恵子、長女役、竹内結子、次女役、蒼井優。配役が皆よかったです。
この映画を見た日に、結婚のニュースを聞いた蒼井優、苦手な女優なんですが、この映画では好感が持てました。



3562.Re: 「長いお別れ」
名前:愛ママ    日付:2019/6/19(水) 15:22
この映画私も11日に見てきました。
同じ日にネルさんも見ていたとは・・・・ちょっとびっくりしました。

泣ける映画と思い 膝にハンカチを用意して観たのですが、笑える場面が
チラホラでしたね。
蒼井優が縁側で父としっとり話す場面だけ、じ〜んとしましたけど。
実体験を元にした映画だったんですね。
何時ですが、何も調べもしないで見に行くので、ネルさんの情報は貴重です
7年という年月の出来事は大変なこともあったでしょうが、心が温かくなる内容でしたね。
蒼井優さん 映画では家族を持てなくて寂しい役でしたが、実生活では、
幸せな家庭を築いてほしいと思います。


3563.Re: 「長いお別れ」
名前:ネル    日付:2019/6/19(水) 17:10
愛ママさん、こんにちは
コメントありがとうございます。
愛ママさんも見られたそうで。しかも同じ日に。

ホント、心が温かくなる内容でしたね。

夫と一緒に朝からジム通いという日が一番多い毎日です。
もう、午後からは昼寝が一番。
映画に行ってもウトウトしてしまう可能性が大。
というわけで、以前ほど映画に行けていないのですが、これからも、よろしくお願いいたします。

3561.「誰もがそれを知っている」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/6/12(水) 10:14
アカデミー外国語映画賞を2度受賞しているイラン出身のアスガー・ファルハディが監督と脚本を担当した、スペインの田舎町を舞台に全編スペイン語で撮ったヒューマン・サスペンスで、スペイン・フランス・イタリア合作映画です。

アルゼンチンで夫と二人の子どもと暮らすラウラが、妹の結婚式に出席するため、スペインの小さな村に子どもたちを連れて帰省します。家族や幼馴染で、昔、恋人だったらしいワイン農園を営むパコたちと再会しますが、結婚式後のパーティの最中にラウラの娘が誘拐されます。身代金を要求するメッセージが届き、所用でアルゼンチンに残っていた夫も駆け付けます
露わになる秘密と嘘。誘拐された子を思う居たたまれない親の心情はもちろん、小さな村や、家族、経済の問題など、いろいろ描かれます。

実生活で夫婦のペネロペ・クルスとハビエル・バルデムが主演を務め、さすがの存在感ですが、それは良くも悪くもで、知らない俳優たちが演じた受賞作「別離」「セールスマン」と比べ、どうもイマイチの感がしました。

3560.「アラジン」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/6/11(火) 22:1
「アラビアン・ナイト」の物語をベースに、不思議なランプを手に入れた若者が愛する女性を守るため繰り広げる冒険を描いた1992年のディズニー・アニメを、ガイ・リッチー監督が実写映画化したディズニー映画です。
このディズニー・アニメは見たことがありませんが、ストーリーはもちろん、豪華絢爛で迫力ある映像も音楽もとても楽しめました。

生きるために盗みを働きながらも真っ直ぐな心を持ち、人生を変えるチャンスをつかもうとしている青年アラジンと、自立した心と強い好奇心を抱き、自由に憧れる王女ジャスミン。そして、三つの願いをかなえてくれるランプの魔人ジーニー。
三人の運命の出会い、アラジンとジャスミンの格差を乗り越える愛、アラジンとジーニーの友情、よく描けていました。

ランプの魔人ジーニー役はウィル・スミス、はまり役なのはもちろん、大抜擢されてアラジンの純粋さを体現したメナ・マスード、ジャスミン役のナオミ・スコットも気品ある美しさで素晴らしかったです。
吹き替え版キャストも良さそうなので、上映時間がピッタリ合った吹き替え版で見たのですが、中村倫也と木下晴香、山寺宏一、北村一輝の声、違和感無くてよかったです。

3558.「嵐電」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/6/11(火) 21:58
京都市街を走る路面電車・京福電鉄嵐山線(通称らんでん)を舞台に、鈴木卓爾監督が京都造形芸術大学の学生と共同制作をした作品で、世代の違う3つの恋を幻想的に描いたラブストーリーです。

鎌倉からやって来たノンフィクション作家の平岡は、嵐電の線路のそばに部屋を借り、嵐電にまつわる不思議な話の数々を取材し始め、修学旅行で青森から来た女子学生は、電車を撮影する地元の少年・子午線と出会います。
太秦撮影所の近くにあるカフェで働く小倉は、撮影所にランチを届けた際、東京から来た俳優・吉田に京都弁の指導をすることになり・・・。

現実と非現実が交錯する、不思議な映画で、嵐電と京都への愛がたっぷりで、感傷的でノスタルジック。
路面電車って、外国も日本もどれも魅力があるし、以前にも乗ったことがあるのですが、絶対また嵐電に乗りたくなります。
主演は井浦新、大西礼芳で、あがた森魚の主題歌も印象的でした。

3556.「僕たちは希望という名の列車に乗った」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/23(木) 15:44
「僕たちは希望という名の列車に乗った」
ベルリンの壁が建設される5年前で、まだ西への往来ができた時代の東ドイツを舞台に、無意識のうちに政治的タブーを犯してしまった高校生たちに突きつけられる過酷な現実を、実話をもとに映画化したドイツ映画です。

1956年、東ドイツの高校に通うテオとクルトは、西ベルリンの映画館で、ハンガリーの民衆蜂起をソ連軍が鎮圧した事件を伝えるニュース映像を見ます。自由を求めるハンガリー市民に共感した二人は純粋な哀悼の心から、クラスメイトに呼びかけて2分間の黙祷をしますが、ソ連の影響下に置かれた東ドイツでは社会主義国家への反逆とみなされてしまいます。
教育大臣から1週間以内に首謀者を明らかにするよう宣告された生徒たちは、仲間を密告してエリートとしての道を歩むのか、信念を貫いて大学進学を諦めるのか、重大な選択を迫られます。国家権力の重圧に友情や良心はどこまで耐えられるか・・・。家族愛の物語でもあります。
彼らのその後「沈黙する教室」という本に書かれているそうです。

3557.「RBG最強の85才」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/23(木) 15:40
アカデミー賞二部門を受賞したアメリカの長編ドキュメンタリーです。
85歳で現役の最高裁判所判事としてアメリカで広く知られる女性ルース・ベイダー・ギンズバーグ(通称・RBG)の、学生時代から現在までを家族や友人、同僚が語り、妻として、母として、働く女性として生きてきた人生を振り返ります。

若き弁護士時代から一貫して、女性やマイノリティーの権利発展に努め、アメリカの法を変えてきたRBGは、1993年にクリントン大統領に指名され、女性として史上二人目となる最高裁判事に任命され、その後も法の下の平等に向けて、果敢に取り組んでいきます。

彼女が美人女子大生だった時に出会って以来、何より彼女の知性を愛し、支え続けた夫との愛があふれるエピソードも素晴らしいです。

3555.「12か月の未来図」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/21(火) 22:48
問題だらけのさまざまな生徒とエリート教師の交流から、移民や貧困、学力低下などフランスが抱える社会問題をユーモアを交えて描いたフランス映画です。

ベテラン教師である中年男、フランソワは名門高校からパリ郊外の教育困難中学へ転任、移民の子が多く、名前を読み上げるのも一苦労、勝手の違う環境の中で日常的に巻き起こるさまざまな問題に直面します。悪戦苦闘する中、生徒たちの態度も変わってきます。
遠足でヴェルサイユ宮殿、なんて羨ましいと思ったら、そこでも生徒たちがトラブルを起こしてしまいますが・・・。

3554.「ホワイト・クロウ」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/21(火) 22:17
俳優レイフ・ファインズの監督作で、ソ連から亡命し、世界3大バレエ団で活躍した伝説的なダンサー、ルドルフ・ヌレエフのパリでの亡命にいたるまでの半生を描いたイギリス・ロシア・フランス合作映画です。

1961年、23歳のルドルフ・ヌレエフは、海外公演のため生まれて初めて祖国ソ連を出て、フランスに来ます。パリでの生活や文化・芸術に魅せられていきますが、その行動はKGBに監視されていました。

共演は「アデル、ブルーは熱い色」のアデル・エグザルコプロス。ファインズはヌレエフの教師役を演じています。
新しいバレエ界の異端児セルゲイ・ポルーニンも出演し、本物のバレエダンサーたちによってバレエの場面も味わえます。

バレエは子どもの頃に習っていただけで、ヌレエフも名前だけは知っているだけでしたが、美しい映画で楽しめました。激しい性格で、少し自分勝手で有名な人だったそうで、そういう場面も出てきますが、何より情熱があること、自由になりたいという気持ちがよく伝わってきました。空港での亡命のシーンはとても緊迫感がありました。

主演はオーディションで選ばれた現役のタタール劇場のプリンシパル、オレグ・イベンコで、映画での演技は初心者だそうですが、表情も良く、堂々たる演技です。
多くのシーンはセルビアで撮影したそうですが、大好きなエルミタージュ美術館など、サンクトペテルブルクの場面もあって、嬉しかったです。パリのルーヴル美術館でも撮影されています。

3553.「初恋〜お父さん、チビがいなくなりました」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/21(火) 16:48
西炯子の人気漫画「お父さんチビがいなくなりました」を倍賞千恵子、藤竜也で映画化。
主人公は子どもたちが自立し、猫のチビと穏やかに晩年を暮らしている勝と有喜子の夫婦。
50年一緒に暮らしている二人の暮らしは静かで平穏でしたが、勝は無口で頑固、不愛想、家では何もしない、ちょっと前の典型的な日本の男。妻の有喜子は寂しさを感じ、別れたいと思っていると、娘に告げます。そんなある日、心の拠り所だった有喜子の猫のチビがいなくなり・・。

家族同然のペットへの愛、長年連れ添った夫婦の秘めた想いと愛が描かれ、コミカルなところもありますし、忍び寄る老いも・・。
こういう映画は、ランチ直後に見ても全然眠くならなくて、いいです。何も考えなくていい映画ですが、感じる所はあります。
近くに住んで、親を見守る娘に市川実日子、夫婦に間に波風を起こす女性役に本作が遺作になった星由里子。

3552.「希望の灯り」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/15(水) 23:26
1989年ベルリンの壁崩壊後、東西ドイツが再統一され、旧東ドイツの人々は祖国を失いました。旧東ドイツの街にある巨大食品スーパーを舞台に、社会の片隅で生きる人々を描いたドイツ映画です。
在庫管理係として働くことになった無口な青年を主人公に、彼に仕事を教える男、彼が心を惹かれる年上の女性など、同僚たち。
職場の中の画面がほとんどで、互いを支え合い、悲しみや心の傷を抱える人々のささやかな幸せを映し出しています。
地味で、ランチの後に見たら、眠くなってしまうかもしれない映画ですが、音楽がステキだし、見終わった後、温かな余韻を残してくれました。

3551.「主戦場」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/14(火) 20:52
論争の絶えない慰安婦問題を、ドキュメンタリー映像作家の日系アメリカ人、ミキ・デザキが多角的に検証したドキュメンタリーで、アメリカ映画です。

慰安婦たちは性奴隷だったのか、本当に強制連行はあったのか、元慰安婦たちの証言はなぜブレるのか、日本政府の謝罪と法的責任とは……。この問題を検証するため、監督は日本、アメリカ、韓国で、慰安婦の存在の肯定派と否定派、慰安婦本人等の色々な人達にインタビューして、さらに膨大な量のニュース映像や記事の検証を交え、慰安婦問題を検証しています。

対立する立場の人々にたっぷり語らせていますが、両論併記にはなっていません。平気で嘘をつくし、あまりにも無知で低レベルの発言に笑いが起きました。慰安婦問題は単に歴史的認識の問題ではなく、根底に女性蔑視の問題があることがはっきりします。また、ドイツと違い、国が歴史の修正を推し進め、真実を隠す教科書を作らせ、若い世代にちゃんと近現代史を教えないのは大問題です。

題名は、少女像がカリフォルニア州グレンデールに建つなど、慰安婦問題の対立が当事国の日韓ではなく、アメリカで起きているところから取っているそうです。

3550.「ねじれた家」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/10(金) 20:57
ミステリーの女王、アガサ・クリスティー自らが最高傑作と誇る小説「ねじれた家」を映画化したミステリーで、イギリス映画です。
人気がある名探偵ポアロもミス・マープルも登場しなくて、知名度は高くなく、ずいぶんアガサ・クリスティーは読んだ私も知らなかった作品です。
無一文から大富豪になったレオニデスが毒殺され、彼の孫娘である元恋人ソフィアから依頼されて、私立探偵のチャールズ(マックス・アイアンズ)が捜査に乗り出します。

お城のような大邸宅には大家族が住んでいて、愛人がいるらしい若い後妻、破産、倒産寸前の長男、次男とその妻子たち、亡き前妻の姉であり一族を取り仕切る大伯母が住んでいて、巨額の遺産をめぐって憎しみをぶつけ合い、みんな動機があって、怪しいのでした。
ちょっと中だるみはあるものの、クラシカルな雰囲気が良かったです。意外な人物が犯人で、衝撃のラストでした。
グレン・クローズ、テレンス・スタンプ以外は知らない出演者でしたが、探偵チャールズはジェレミー・アイアンズの息子だそうです。ソフィア役と共に美男美女です。

3549.「荒野にて」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/10(金) 19:52
「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督が、孤独な少年と一頭の馬がたどる旅路を描いた人間ドラマで、イギリス映画です。
アメリカ北西部が舞台で、主人公は15歳の少年、チャーリー。
幼い頃に母に捨てられ、父と暮らしていたチャーリーは家計を助けるため厩舎で馬の世話をしていました。父が亡くなって施設に入れられそうになった彼は、勝てなくなって殺処分が決まった競走馬ピートを連れ出し、旅に出ます。
大自然は厳しいけれど、美しく・・・。
当然のことながら過酷な旅であり特に、動物好きで、しかも犬と暮らす私には辛すぎる場面があって、見たことを後悔するほどでした。しかしチャーリーが荒野の果てに巡り合えた居場所、希望にほっとしました。余韻の残る映画でした。

「ゲティ家の身代金」にも出演したチャーリー・プラマーが主人公チャーリーを演じ、第74回ベネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。似ているとまではいかないものの、どこかリヴァー・フェニックスを思わせます。
共演はクロエ・セヴィニーやスティーヴ・ブシェミ

3548.「記者たち」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2019/5/8(水) 20:39
イラク戦争の大義名分となった大量破壊兵器の存在に疑問を持ち、大手新聞社などが政府のウソに迎合する中、真実を追い続けた実在の新聞社「ナイト・リッダー」の記者たちの奮闘を描いた実録ドラマで、アメリカ映画です。

ロブ・ライナー監督はイラクに大量破壊兵器はなかったという事実、当時のホワイトハウスとマスコミの関係など、なぜ今このタイミングで映画化したのか。メディアがかつてないほど攻撃されていて、世界中を見ても独裁者が台頭しているからだそうです。
自由で独立したメディアがなければ、民主主義というものは存続できないという監督の主張に大いに共感します。

ドキュメンタリーとフィクションの中間のような作品で、起きたことも実在で、多くの記録映像を集めて使っているので、チェイニー、パウエル、ブッシュも登場します。


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