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3487.「 バトル・オブ・ザ・セクシーズ」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/8/16(木) 20:45
973年に全世界がその行方を見守った世紀のテニスマッチ「Battle of the Sexes(性差を超えた戦い)」の映画化で、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンが実在のテニスの女王を演じています。

男女平等を求める運動が、まだ始まりに過ぎなかった時代の、事実に基づいた話です。
全米女子テニスチャンピオンのビリー・ジーン・キングは、全米テニス協会が発表した次期大会の女子の優勝賞金が男子の1/8など、男女格差の激しいテニス界の現状に異議を唱え、全米テニス協会を脱退して仲間の選手たちと「女子テニス協会」を立ち上げました。

女性アスリートにも男子と同じ賞金をと訴える女の行動に目をつけた元男子世界チャンピオンでシニア選手のボビー・リッグスが挑戦状をたたきつけてきます。どちらが上とか下とかではなく、女性に敬意を払ってほしいだけと考えたビリー・ジーンは挑戦を受け、女子現役テニスチャンピオン29歳VS男子元世界チャンピオン55歳の、まさしく性差をこえた戦いが幕を開けます。

女は台所と寝室にいればいいと言うテニス協会のボスたちの憎たらしさ
全くテニスの試合を見たことがないけれど、試合の場面には手に汗を握りました。

今年のウィンブルドン シングルスの優勝賞金が男女同額だそうですが、こういう勇気ある闘いがあった結果なのだと思わさせれます。
そして、45年前のことなのに、今なお、いろいろな分野で男女格差があるのも事実。
LBGTの問題も出てきて、自分らしくありたいと願う多くの人に勇気と希望を与える映画です。
「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン& ヴァレリー・ファリスが監督。

3486.「オーシャンズ8」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/8/13(月) 9:33
主演のジョージ・クルーニーほかオールスターキャスト共演で話題を集めた「オーシャンズ」シリーズを、新たにオール女性キャストで描くクライムエンタテインメント。
クルーニーが演じた,史上最強の犯罪ドリームチームを率いたダニー・オーシャンの妹デビー・オーシャンが主人公で、服役中に綿密な計画を練り、仮釈放されるとすぐに、得意技を持ちながら冴えない生活を送っている女たちに声をかけ、女性版オーシャンズを結成します。

そして、ニューヨーク、メトロポリタン美術館で毎年開催される世界最大のファッションイベント「メットガラ」の会場で1億5000万ドルの宝石を盗み出すという計画を実行に移します。

網の目のように張り巡らされた防犯カメラ、世界一厳しいセキュリティがデビーたちの前に立ちはだかりますが・・・。

デビー役のサンドラ・ブロックほか、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーター、歌手のリアーナら豪華女優陣が顔をそろえ、ゴージャス。
ちょっと中だるみでしたが、まあ、普通に楽しめました。

3485.「フジコ・ヘミングの時間」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/7/25(水) 9:46
1999年に放映されたNHKのドキュメント番組が大反響を呼び、60代後半になってから世界に見いだされ、85歳を越えた今も世界中で年間60本のコンサートをこなすピアニスト、フジコ・ヘミングのドキュメンタリー映画です。
パリ、ニューヨーク、アルゼンチン、ベルリン、そして京都と世界を巡るフジコに密着し、ワールドツアーで世界を巡って演奏する姿や、自宅で愛する猫に囲まれて過ごす時間など、公私にわたるフジコの素顔に迫ります。

魂のこもった力強いピアノの演奏シーンも街の風景も、一年の半分を過ごすパリの家も素晴らしく、動物たちも可愛いです。
歩んできた波乱万丈の人生も興味深いです。

留学生だった日本人ピアニストの母とロシア系スウェーデン人のデザイナーである父はベルリンで結婚し、フジコが5歳の時に、第二次世界大戦直前の日本に戻ります母の手ほどきによって5歳からピアノを習い始めたフジコは、父との別離、ハーフへの差別を経験し、無国籍が発覚し、留学が遅れたりします。
その後、ピアニストとして高い評価を受けるようになりますが、大事なリサイタルの前に聴力を失うという大きなアクシデントに見舞われます。
数々の苦難に見舞われても、夢を諦めずに進んだフジコの人間性が何より素晴らしく、結婚せず、子どもも持たなかったフジコの親への思いが強いが強いのも印象的でした。

幼少期のフジコの絵日記が使われていたり、新婚時代の両親が住んだベルリンの家を訪ねたり・・・構成も見事です。
結婚せず、子どもも持たなかったフジコの親への思いが強いが強いのも印象的でした。
「人生とは時間をかけて私を愛する旅」「いいことばかりではなんだかなと思う、センチメンタルなのもいいじゃない」、フジコの言葉です。

3484.「焼肉ドラゴン」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/7/15(日) 22:37
脚本家でもある鄭義信が長編映画初監督を務め、自身の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を日韓キャスト共演で映画化。
1970年、大阪万博が開かれた日本の高度経済成長期を背景に、小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む在日コリアン一家の物語が描かれます。
関西の地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む在日コリアン一家は父・龍吉と母、英順と、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。
龍吉は日本に戦争に駆り出されて左腕を奪われ、帰ろうとした故郷も失いましたが、常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていました。在日コリアンの矛盾や困難を抱える中、たくましく生きる一家の家族愛に胸が熱くなります。

強い絆で結ばれた彼らでしたが、次第に時代の波が押し寄せてきます。
家族の選んだ、それぞれの道は前途多難でしょうが、龍吉の「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる」という言葉が支えてくれることでしょう。

店主夫婦を韓国人俳優のキム・サンホとイ・ジョンウン、さすがです。3姉妹を真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、長女の幼なじみ・哲男を大泉洋が演じています。感情を抑えるシーンが多い真木よう子もよかったけれど、関西弁でまくしたてる場面が多い井上真央にはびっくり。大谷亮平が桜庭ななみ扮する三女の恋人役だったとは途中まで気づきませんでした。

3483.「セラヴィ!」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/7/11(水) 19:15
「最強のふたり」の監督コンビ、エリック・トレダノとオリビエ・ナカシュの最新作で、フランス映画です。

古城で行われる結婚式を舞台に、裏方のドタバタ劇を描いた群像劇です。
30年間にわたり数多くの結婚式を手がけてきたベテラン・ウェディングプランナーのマックは、引退を考え始めていましたが、あるカップルからの依頼で、17世紀の城を式場にした豪華絢爛な結婚式をプロデュースすることになりました。

しかし集まったスタッフは、ウェーター、バンドマン、カメラマンなど問題のある者ぞろいで、次から次へとトラブルが起きてしまいます。おまけに、新郎もとんでもない目立ちたがり屋で・・。

セラヴィとは、「これが人生さ」「人生って、こんなものさ」という意味のフランス語です。
クスリと笑わせながら、人々の人生や思惑が交差していく様子を描き、今という時代、多民族国家であるフランスの現実、特に雇用問題も描いています。
2015年パリで同時多発テロが発生し、人々の間に不安や悲しみが広がっていた時に、構想に着手した映画だそうで、フランスで大ヒット。

しかし、最初のうちは全く笑えず、退屈です。
ベテラン俳優ジャン・ピエール・バクリ演じるウェディングプランナーのマックは不機嫌で偏屈なオッサンだし。
ちょっとだけ我慢して乗り越えれば、良い映画です。

3482.「ルームロンダリング」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/7/9(月) 21:52
新たな映像クリエイターの発掘を目的としたコンペティション「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015」で準グランプリに輝いたオリジナルストーリーを映画化

5歳で父を亡くし、翌年には母も失踪、その後、18歳になるまで世話をしてくれた祖母に死なれてしまった八雲御子。そんな御子の前に叔父の悟郎が現れ、住む場所と仕事を用意してくれることになりました。その仕事とは、孤独死、自殺、事故、殺人などの訳あり物件に次々と移り住み、事故物件であることを帳消しにする「ルームロンダリング」でした。

御子は部屋に居座る元住人の幽霊が見えるようになり、恨みや後悔、未練を聞かされ、振り回されますが・・・。
訳あり物件に幽霊、なのにホラーではなく、ハートウォ−ミングなファンタジー、生きることの素晴らしさを描いています。

主演の池田エライザはファッションモデルで女優、ほぼすっぴんに近いメイクで、ネクラな役を演じていますが、可愛いかったです。
オダギリジョーも、かなりアヤシイ人だけど良い人という役にピッタリ!

3481.「レディ・バード」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/6/17(日) 9:58
「フランシス・ハ」「20センチュリー・ウーマン」などで知られる女優で映画監督、脚本家でもあるグレタ・ガーウィグが、出身地でもあるカリフォルニア州サクラメントを舞台に、自伝的要素を盛り込みながら描いたアメリカの青春映画です。
今作は34歳のグレタ・ガーウィグのオリジナル脚本での単独監督デビュー作で、彼女は今年のアカデミー賞監督賞でノミネートされ、女性として史上5人目の快挙でした。

映画は2002年、閉塞感漂う片田舎の町でカトリック系の女子高に通い、自らを「レディ・バード」と呼ぶ17歳のクリスティンが、高校生活最後の年を迎え、東海岸の都会に出ることを夢見て、友人やボーイフレンド、家族について悩み、揺れ動く様子を、みずみずしく描いています。

クリスティンを「ブルックリン」「つぐない」でアカデミー賞候補にもなった若手実力派のシアーシャ・ローナンが演じて魅力的、はまり役ですが、特に素晴らしかったのはラストの約20分です。
夢をかなえ、家を離れてニューヨークの大学に進学することになった時、うまくいっていたとは言えなかったクリスティンと母の感情が、それぞれの場で互いに一気にあふれ出す場面には感動しました。親の気持ち、子の気持ち、どちらも共感できました。

監督は「恋愛を核にしなくても、少女の成長は描ける。本作には恋愛の要素も入れるけど、彼女の人間性を描く上で重点を置かなかった」と言います。

シアーシャ・ローナンは主演、母親を演じたローリー・メトカーフは助演で、共にアカデミー賞女優賞にノミネートされました。

3480.「羊と鋼の森」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/6/10(日) 9:38
本屋大賞を受賞した宮下奈都の同名の小説の実写映画化です。
本は気になっていたものの未読で、タイトルの意味は冒頭ですぐにわかります。
北海道の田舎で育った主人公の男子高生・外村は、ピアノの調律師と出会ったことをきっかけに調律に魅せられ、調律師を志します。調律師になって楽器店に就職した外村は、ピアノに関わる人々と出会い、苦悩と挫折を経験しながら、仲間から支えられて成長していきます。

ピアノの演奏と北海道の四季、森の映像が美しく、若きイケメンが主人公なのに、恋愛の部分が無いのが新鮮でした。
地味で真面目すぎるくらいの映画ですが、心地よく見ることができました。
個人的には、何度も調律を依頼する女子高生の姉妹の話より、短い時間、出てくるだけの14年ぶりの調律を依頼した青年の話(彼は何も語らず、一家の過去と現在を映像で見せるだけ)に心を揺さぶられました。

子どもの頃、ピアノを7年習っていたのですが、調律師の仕事があんなに繊細な作業で、希望に沿う音にすることができるものだとは知りませんでした。調律を学べる専門学校があることも。

主演の山阜ォ人、先輩の調律師、三浦友和、鈴木亮平など、役に合っていて好演でした。姉妹役は、実の姉妹である上白石萌音と上白石萌歌、あまり似ていないけれど可愛いです。

3479.「万引き家族」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/6/8(金) 20:56
是枝裕和監督が家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりと日本の貧困をリアルに描き、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞。

東京の下町。マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に3世代の5人家族が暮らしていました。彼らは年金や日雇い、パートでは足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいる一家でしたが、いつも笑いが絶えない日々を送っていました。
ある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねて家に連れ帰り、体に虐待の跡のある女の子を育てることになります。

児童虐待、不条理な解雇、独居老人、日雇い作業員の労災問題、年金の不正受給、性風俗など、現代の日本が抱える問題を6人の登場人物に体現させた群像劇ですが、心が温まるようなシーンもたくさんありました。
是枝監督作品の中ではもっとも社会的な映画であり、家族のつながりは血縁だけではないというのは、「そして父になる」を発展させたものです。先日起きたばかりの5歳児の虐待死事件などもあり、実の親の元に戻らされた女の子が心配になります。

見ごたえのある考えさせられる映画で、リリー・フランキー、樹木希林、安藤サクラ、松岡茉優、キャストも申し分なく、二人の子役の自然な演技も素晴らしかったです。

3478.「四月の永い夢」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/6/6(水) 12:28
モスクワ国際映画祭で、邦画史上初のダブル受賞した映画で、27歳(映画祭当時)の中川龍太郎監督は「派手でなくとも、誠実に生きる」姿をテーマに撮り続けたいと語ります。脚本も自分で書いた監督は詩人でもあります。

3年前に中学校の音楽教師を辞めた27歳の滝本初海は、現在は近所の店でアルバイトをしながら暮らしています。そんなある日、彼女のもとに1通の手紙が届きます。それは3年前の春に亡くなった恋人が彼女に向けて書き遺したものでした。

手紙を受け取ったのをきっかけに、工場で働く青年からの求愛、かつての教え子との再会、そして初海自身が隠していた想い、喪失感や心の棘から解放され、止まったままだった時が少しずつ動き出すまでの物語が穏やかに描かれます。
昭和的でノスタルジックな要素もいっぱいで、心地よく見ることができました。

初海の心の光と影を透明感ある美しさで演じたのは、ジブリ映画「かぐや姫の物語」で主人公の声を演じた朝倉あき。
初海に恋する青年を三浦貴大が演じています。

思い出深く、大好きな街、国立市が主な舞台とは知らないで見たのですが、個人的にとても得した気分です。
一橋大学のある大学通り、「おおかみこどもの雨と雪」でも印象的な、国立駅前の洋菓子店「白十字」も出てきます。

3477.「ファントム・スレッド」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/6/6(水) 10:56
ポール・トーマス・アンダーソン監督が1950年代のロンドンを舞台に、究極の愛を描いたアメリカ映画です。3度のアカデミー主演男優賞を受賞している名優ダニエル・デイ=ルイスがレイノルズ・ウッドコックを演じ、今作をもって俳優業から引退することを表明していますが・・・。

1950年代のロンドン。オートクチュールの高級女性服を作るスーパーデザイナー、レイノルズ・ウッドコックは、英国ファッション界の中心的存在でした。
彼は自分の美意識のみを信じて生きてきた気難しい男で、実務を取り仕切っているのは、姉のシリルでした。

田舎のウェイトレスのアルマとの運命的な出会いをしたレイノルズは、アルマをミューズとして、ファッションの世界へと迎え入れます。
しかし、アルマは彼と波風立てず暮らしていくには自己主張せず、生きたマネキンに徹するしかないのでした。これまでの彼の恋人たちは、そんな屈辱に耐えられず去って行きましたが、アルマは闘いを決意します。

「ファントム・スレッド」は「幽霊の縫い糸」という意味で、究極の愛と言っても、なかなか怖い話でした。
第90回アカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞しました。映像と音楽は素晴らしく、デイ=ルイスは自己中心的で繊細なレイノルズを完璧に演じています。アルマを演じたヴィッキー・クリープスは、印象に残る顔でなく、イマイチ魅力に欠ける感じもしましたが、役柄には合っていました。

3476.「友罪」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/5/29(火) 21:2
瀬々敬久監督がミステリー作家・薬丸岳の同名小説を映画化し、生田斗真と瑛太がダブル主演を務めた人間ドラマです。
小説は未読ですが、少年犯罪の象徴として酒鬼薔薇事件に似た事件を組み込んで書いたそうです。

ジャーナリストの夢を諦めて町工場で働き始めた益田は、同じ時期に入社した鈴木と出会います。無口な鈴木は周囲との交流を避けているようでしたが、同じ年の益田とは少しずつ打ち解けていきます。
しかし,ある出来事をきっかけに、益田は鈴木が17年前に日本中を震撼させた“少年A”ではないのかと疑いを抱くようになり……。
同時に、無免許で交通事故を起こして、子ども三人の命を奪ってしまった息子の父親の話も展開されます。彼は結婚もし、自分の子を持とうとしている息子が許せません。

「友人が過去に重大犯罪を犯していても、あなたは友達でいられるか」がメインテーマですが、犯罪、贖罪、DV、いじめ、被害者と加害者の家族の問題、ほかにもいろいろと考えさせられるテーマを詰め込んだ映画でした。
益田役を生田、鈴木役を瑛太が演じるほか、共演に佐藤浩市、夏帆、山本美月、富田靖子など。

3475.「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/5/28(月) 21:10
橋爪功、吉行和子らが演じる平田家の人びとが直面する大騒動を描いた山田洋次監督による喜劇映画シリーズ第3弾。熟年離婚、無縁社会に続く今回のテーマは家庭を切り盛りする妻への賛歌。

平田家に空き巣が入り、長男の妻がコツコツ貯めていたへそくりを盗られ、落胆する妻に心ない言葉を口にする夫。妻の我慢が限界に達し、ついには家出。
平田家の人びとは大混乱となるが・・・。
前二作は老夫婦を中心に、高齢者が直面する問題を描いていたのに対し、働き盛りの世代の物語へと世代交代。

前二作は映画館で見る気がしなくて、テレビで見ましたが、今回は女性が特に共感できる作品ということで見に行きました。
前二作は老夫婦を中心に、高齢者が直面する問題を描いていたのに対し、働き盛りの世代の物語へと世代交代していますが、平成ももう終わるというのに、昭和のままで、新しい視点など無くてがっかりでした。自分も主婦だけれど、ああいう夫でないので、「あるある」という共感が皆無だし。

観客が高齢者が多く、上映中の私語が多いのにも閉口。ずっこけたりする馬鹿馬鹿しい場面も腹立たしいし、そんな場面に必ず大声で笑うのも鬱陶しい。
山田洋次監督、好きな作品もあるけれど、このシリーズは見に行きたくないです。
あの大家族と切り離した妻夫木聡、蒼井優の世代の話なら見たいけれど。

3474.「モリのいる場所」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/5/21(月) 20:30
山崎努さんと樹木希林さんというベテランが初共演を果たし、明治生まれの画家、熊谷守一と妻を演じた人間ドラマです。
私が熊谷守一を知って心惹かれたのは、何枚かの猫の絵を見てからで、隣県の岐阜県出身ということもあって、展覧会を見たり、生涯を調べたりもしました。

昭和49年の東京・池袋。
30年間もの間、ほとんど家の外へ出ることなく、草木が生い茂る庭で出会う、たくさんの生き物や草木を見つめ、描き続けたという熊谷守一=モリのエピソードをベース
に、晩年のある一日を沖田修一監督がフィクションとしてユーモラスに描いています。

94歳の守一の日課は、「行ってきます」と、庭で冒険することで、まるで仙人のような風貌でした。「いってらっしゃい」と見送る76歳の妻は、次々と訪れる来客の応対に追われながら、文化勲章も辞退するような変わり者の夫との暮らしを楽しんでいます。

老夫婦役の二人は、これ以上の適役はない二人で、特に樹木希林さんの笑顔、話し方、存在感が最高です。
共演者もなかなか豪華ですが、地味な題材であり、熊谷守一を知らないと、そもそも見に行かない映画でしょうが、たまには庭で深呼吸するような、こんな映画もいいかも。
猫が好き、猫の絵が好きな私としては、猫の場面が少しだったのが残念でした。一番多いのはアリの場面なんだから・・・。

3473.「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/5/13(日) 18:4
1994年アメリカの女子フィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングによる、ライバルのナンシー・ケリガンの襲撃という衝撃的な事件を描いたアメリカ映画です。
トーニャ本人、そして元夫、その仲間たち、母ラヴォナの証言を基にした再現映像や、俳優が彼らになりきって語るインタビュー映像をドキュメンタリー・タッチで描いています。
フィギュアスケートの中継を見るのは大好きですが、見るようになったのは最近です。でも、この事件があったことは少しだけ
覚えています。ここまで愚かなことは、そう起きないだろうけれど、ロシアの女子フィギュアスケート界もいろいろあるようで。

トーニャは壊れた家庭環境も、競争心むき出しな性格も、フィギュア・スケート界の理想的な選手像とはかけ離れていましたが、才能はめざましく開花し、伊藤みどりの次にトリプル・アクセルを成功させ、オリンピックにも出場しました。
しかし、鬼母の支配から逃れたはずが、結婚した相手は暴力夫で、その仲間もバカどもばかりで、とんでもない事件が起きてしまいます。トーニャにはスケートしかなかったのにスケート界から追放されます。

23歳で人生の頂点からどん底へ突き落とされた壮絶な人生の話であり、まさに人間の愚かさを見せつけられる映画ですが、ユーモアがあり、音楽も楽しかったです。
トーニャを演じたマーゴット・ロビーは、もちろん映像技術の助けがあるとはいえ、スケートの特訓を受け、見事に滑っています。
「gifted/ギフテッド」の天才子役マッケナ・グレイスが少女時代を演じています。母ラヴォナ役のアリソン・ジャネイは怪演でアカデミー主演女優賞を受賞しました。

3472.「君の名前で僕を呼んで」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/5/2(水) 19:22
イタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合作映画で、同名の小説を原作に「日の名残り」「眺めのいい部屋」のジェームズ・アイボリーが脚本を執筆し、アカデミー賞4部門ノミネートで、脚色賞を受賞。

17歳と24歳の青年の、ひと夏の情熱的な恋の行方を描いたラブストーリーです。
1983年、夏。避暑のため家族で北イタリアの別荘を訪れた17歳のエリオは、大学教授の父が助手としてアメリカから招いた大学院生のオリバーと出会います。

同じ家で暮らし、一緒に泳いだり、自転車で走ったり、音楽を聞いたりして過ごすうちに、恋に落ちる二人でしたが、夏の終わりが近づきます。
プラトニックではなく、同性愛に限らず、性的な場面が多い上に132分と長すぎて退屈。エリオ役のティモシー・シャラメ22歳、オリバー役はアーミー・ハマー31歳、どちらもイケメンなんでしょうが、好みでなくて・・・。

話題作で評判が良いようで満席でしたが、私の前の席と隣の席の人は途中退室。
イタリアの景色や音楽は悪くないものの、自分的には今年のワーストだなと思ったのですが、終盤でエリオの父が人生の先輩として息子に語りかける台詞が印象的で、ワーストではなくなりました。

3471.「女は二度決断する」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/4/18(水) 19:49
両親がトルコ移民のファティ・アキン監督が、突然の悲劇で家族を奪われた主人公の女性が絶望の中で下す決断を描いたドラマで、ドイツ映画です。

舞台はドイツ、ハンブルグ。
トルコ移民の男性と結婚したカティヤは幸せな家庭を築いていましたが、夫と幼い息子が爆発事件に巻き込まれ、犠牲になってしまいます。
警察は当初、トルコ人同士の抗争を疑っていましたが、やがて人種差別主義者のドイツ人によるテロであることが判明し、犯人が逮捕されます。
裁判が行われますが、何とも腹立たしい判決が下されてしまいます。

映画の基になったのは、2000年から7年間の間にドイツの8都市で極右グループNSU(国家社会主義地下組織)、いわゆるネオナチが行った連続テロ事件です。
ネオナチの台頭、移民問題といった社会問題が背景になっていますが、描かれるのは愛する家族を奪われた、どうしようもない悲しみ、苦しみです。

「二度目の決断」の是非は、見た人によって大きく分かれるけれど、カティヤの選択は、もう他には無かったと思えます。
カティヤを渾身の演技で演じたのは、実力派ダイアン・クルーガー、撮影に入る前、テロや殺人事件の多くの犠牲者と対話し、役作りしたそうで、素晴らしかったです。カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞したのも納得です。

3470.「ダンガル、きっとつよくなる」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/4/7(土) 21:43
実話をもとに、二人の娘をレスリングの世界で成功させようと奮闘する父親を描き、インド映画の世界興行収入ナンバーワンという大ヒットを記録した映画です。

元レスリング全国チャンピオンの男が、生活のため選手の道を諦めますが、いつか自分の息子を金メダリストにすることを夢見ていました。しかし生まれたのは四人連続で女の子。
意気消沈していましたが、ある日ケンカで男の子を打ち負かした長女と次女の格闘センスに希望を見出し、コーチとして二人を鍛え始めめます。
町中の笑いものになっても意に介さず突き進もうとする父と、そんな父にささやかな抵抗を続ける娘たち、優しく見守る母……。

熱血パパと可愛い姉妹の壮大なサクセス・ストーリーで、親子の絆&スポ根ものですが、フェミニズムの問題も考えさせられます。
インドでは女性の地位がとても低く、適齢期になると強制的に結婚させられる風潮が強く、子供を産む道具として扱われることが多いのです。

2時間20分の上映時間ですが、面白いし共感できるので全く長く感じず、踊らないけれど、心躍る映画でした。

主演は「きっと、うまくいく」、「PK」のアーミル・カーン。27キロ太ってから27キロ減らし、若き日から中年過ぎまで一人で演じ、実にお見事。
ダンガルとは、レスリング、ファイター、挑戦などの意味があるそうです。
日本レスリング協会の推薦だそうで、パワハラで辞任した栄氏の顔もコメントもチラシに載っているけど、映画の中のあのコーチと同じじゃん!

3469.「フェリーニに恋して」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/4/6(金) 23:35
イタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニに魅せられて旅に出る少女が主人公のアメリカ映画です。

1993年、アメリカ。
母親から世の中の悪いもの、悲しいものから遠ざけられて育ってきた箱入り娘のルーシー。ある日、母の病に気づいたルーシーは初めて自立を決心しますが、なかなか思うようにいきません。

ルーシーはフェリーニの映画と運命的な出会いをし、憧れのフェリーニに会うために、無謀にもたった一人でイタリアへと旅立ちます。
ローマ、ベネチア、ベローナといったイタリアの美しい都市を巡る旅をするルーシーは、映画の世界に入り込んだようなファンタジーや悪夢、初めての恋や悪夢を経験します。
ルーシーの成長とは対照的に、母の命は終わりを迎えようとしていました。

フェリーニは5回もアカデミー賞に輝いた監督で、「道」「甘い生活」「8 1/2」にオマージュを捧げた映画だそうです。監督の名前や作品のタイトルは知っていても、見たのは「道」だけなので、一部しか理解できなかったけれど、フェリーニの映画以外の場面も出てきて、映画愛、母娘の愛があふれた映画でした。
1993年はフェリーニ監督が亡くなった年でした。

ヒロインのクセニア・ソロも、チラシで見るよりずっとチャーミングでした。

3468.「修道士は沈黙する」 返信  引用 
名前:ネル    日付:2018/3/28(水) 20:49
世界経済を牛耳る大物政治家たちの集まりに招かれた修道士が思わぬ事件に巻き込まれていく様子を描いた社会派ミステリーで、イタリア・フランス合作映画です。

バルト海に面したハイリゲンダムの高級リゾートホテルで開催されるG8財務相会議の前夜、国際通貨基金専務理事のロシェは各国の財務相に加えて、ロックスター、絵本作家、
修道士という異色の三人のゲストを招いて自分の誕生祝いを開きます。

会食後にロシェはゲストの一人、イタリア人修道士ロベルト・サルスを自室に呼び、告解をしたいと告げます。
翌朝、ビニール袋を被ったロシェの死体が発見され、自殺か他殺か?
修道士は容疑者とされますが、彼は沈黙を続けます。
警察の極秘捜査が続けられる中、発展途上国の経済に大きな影響を与えかねない重要な決定を発表する記者会見の時間が迫ってきます。

知的ミステリーでもあり、なかなか難しく、眠くなったし、未消化で終わったのは残念。


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