戦争文学の名作で、野坂昭如の直木賞受賞作の実写映画化です。
1945年6月、神戸大空襲で母親を亡くした中学生の清太と幼い妹の節子は、戦争に行った父とも連絡が取れず、遠縁の伯母を頼って西宮に行きます。
伯母の家で暮らし始めたものの、伯母の冷たい仕打ちに耐えられず、家を出た二人は、ある事情から「使用禁止」になった防空壕で暮らし始めます。 懸命に生きようとするものの、だんだん食べる物が無くなっていき、衰弱していきます。
わずか半年前には、ユーハイムでケーキを食べ、神戸の南京町や大阪でご馳走を食べて、ごく普通の生活をしていた二人だったのに・・・。
20年前に公開されたアニメ作品が評判がよかっただけに、酷評する人も多いけれど、いい映画だったと思います。 泣かせようとする映画ではなく、静かに戦争は絶対に嫌だと思わせる映画でした。
原作には無い、人情家の校長一家を襲った悲劇も、戦争の惨さを強く感じさせ、印象に残りました。
私は、松田聖子が母親役だなんてと思い、見たくない気がしました。 「千年の恋 ひかる源氏物語」であきれましたから・・。 でも、この映画の中では、自然な感じで、優しく品のある母親を演じていて、好感が持てました。
兄妹を演じた吉武怜朗と5歳の畠山彩奈、とてもよかったです。 小学生の団体が来ていましたが、皆、静かに見ていました。
http://www.nbn.ne.jp/~mibuko/neru1/neru1.htm
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