7月開始、デジタル放送の録画ルール「ダビング10」(asahi.com)よりH20.06.27紹介 そうなんだ@為五郎
私たちが視聴しているテレビ放送には、大きくわけて、アナログ放送とデジタル放送の2種類があります。これらのうち、デジタル放送については、放送されている番組を録画したり、DVDなどの他のメディアにコピーするとき、いくつかの制限が設けられていました。この制限が緩和される「ダビング10」という新しい録画ルールが7月4日にも開始される見込みとなりました。今回は「ダビング10」について、解説しましょう。
現在、地上デジタル放送やBSデジタル放送などでは、高品質な映像の番組を楽しむことができます。薄型テレビやHDD/DVDレコーダー、ブルーレイディスクレコーダーを使えば、高品質な映像を録画でき、HDDに保存された番組をくり返し楽しむことができます。ただ、HDDの容量にも限りがあるため、いっぱいになってきたら、DVDなどの他のメディアにコピーすることを考える必要があります。
しかし、現在のデジタル放送では、番組を一度しかコピーできない「コピーワンス」という制限が掛けられています。この「一度」は放送された番組をHDD/DVDレコーダーなどに録画する段階で「一回」とカウントされるため、他のメディアには「コピー」することができません。もし、他のメディアに録画した番組を保存したいときは、パソコンのファイル操作で言うところの「ムーブ(移動)」という作業をするしかありません。ただ、このムーブという作業をしているとき、確実に番組データが移動できればいいのですが、何かの事情で移動に失敗してしまうと、移動元データと移動先データの両方を失ってしまいます。無事に移動ができたとしても保存したメディアを破損してしまうことも考えられます。つまり、このコピーワンスというルールは、デジタル放送を録画するユーザーにとって、非常に扱いにくいルールだったわけです。
とは言え、放送される番組の著作権は守らなければなりません。そこで、総務省では2005年からコピーワンスの見直しを権利者団体やメーカーなどの間で協議してきました。その協議の中で、コピー制限の緩和措置として提案されたのが「ダビング10」というルールです。ダビング10は従来のコピーワンスと違い、デジタル接続された他の機器やメディアへのコピーを最大9回まで、最後の1回をムーブという形で認めるというものです。また、S端子やD端子、コンポジットビデオ出力などのアナログ映像出力については、基本的に制限なく、ダビングができるとしています。ただし、ダビング先がDVDなどのリムーバブルメディアであったときは、そこからさらにメディアのコピーを作ることはできません。
当初、今月はじめからダビング10での放送が開始される見込みでしたが、権利者とメーカーの話し合いがまとまらず、開始時期が延期されたままの状態が続いていました。ところが、今月19日に関係者が合意に達し、7月4日午前4時からダビング10での放送が開始されることになりました。
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