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クラシック音楽掲示板

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5214.>今後のコンサートなど  
名前:drei Buchten    日付:2017/11/21(火) 18:46
ヨーロッパに音楽旅行とは、うらやましい限りです。

 私は先週末、仕事で福井まで行ってきましたが、高速道路を往復自分で運転したせいか本日は肩が痛くて・・・年のせいか、新潟に戻ってきた一昨日から間に一日をおいて本日になって症状が出ているようで(笑)。

 そして今週末、今度は東京に行きます。
 東響のオペラシティ・シリーズ、秋山さん指揮のコンサートを、東響新潟定期会員の特権で無料鑑賞予定。あと、当日券があればですが、紀尾井ホールで紀尾井ホール室内管の演奏を聴きたいと思っています。

5213.ラ・フォル・ジュルネ新潟2018は取りやめ  
名前:drei Buchten    日付:2017/11/21(火) 18:27
残念なニュースです。

読売新聞ニュースより。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20171118-OYT1T50010.html?from=yartcl_outbrain2

市長「役割終えた」…財政難で音楽祭典取りやめ

新潟市の篠田昭市長は17日の記者会見で、2010年から市内で毎年春に開かれてきたクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ新潟」について、来年は開催を取りやめる方針を明らかにした。

 市の財政に余裕がないことが理由の一つで、今月下旬の実行委員会で正式決定する見通し。

 ラ・フォル・ジュルネは1995年にフランス・ナントで誕生した音楽祭。ナント市と姉妹都市提携を結んでいる新潟市は、市民への音楽文化の浸透、地元伝統芸能との融合などを目指し、これまで8回開催してきた。一つひとつの公演が短く、比較的安価な料金で一流奏者のコンサートなどを気軽に楽しめるのが特徴で、例年、関連イベントも含めて約6万人の来場者を数えていた。

 だが、篠田市長は記者会見で「色々なノウハウを学べ、音楽に親しむ心も市民へ広げられた。役割は終わったと思う」と語った。地方都市で同様の音楽祭が休止となっていることにも触れ、「東京のように協賛企業が山のようにあるところでないと、なかなか継続できない」と説明した。

 市文化政策課によると、演奏者を招く費用のほか、宣伝、会場など毎年開催費計約9000万円が必要。このうち、市が約5000万円を支出しているが、財政的な面で負担が大きく、継続が難しくなったとしている。

(以下、略)

5212.今後のコンサートなど  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/11/18(土) 11:34
青森でのコンサートがないと嘆いていたら、三沢市が3回シリーズでなかなか素敵なコンサートを組んでいることを知りました。初回は既に終了していますが、次回は12月24日、デン・ハーグ五重奏団ということで、プログラムが事前に告知されていないのは地方あるあるなのですが、チケットが1350円とあっては見逃せません。3回目は来年1月24日で、ジョン健ヌッツォが登場するようです。前科がある方を自治体が呼ぶのは珍しいと思うのですが、既に更生されているのでしょう。最近はまたよく目にするようになりましたね。こちらも行きたいと思うのですが、やはりプログラム告知がないのが気になるところ。

実は来春、欧州音楽旅行を企てております。片道分のマイレージがあるので、予約を入れたのですが、満席キャンセル待ちになってるのがやきもきします。いっそのことアエロフロートで往復しようかとも考えているところです。これが実現すると、こんなラインナップに。

2/25 ウィーン ハーディング/パリo マーラー9 or ベルリン バレンボイム トリスタン
2/26 ウィーン WSO or ベルリン ダニエル・ホープ弾き振りモーツァルト
2/27 ドレスデン SKD ティーレマン マーラー3
2/28 フィレンツェ ルイージ favolite
3/1 ミラノ チョン/スカラ シモンボッカネグラ
3/2 ハーディング/ベルリンフィル アルペン交響曲
3/3 ロンドン ドミンゴ/指揮 ROH トスカ

最後のROHは12時からのマチネで、マイレージ特典航空券が取れたら可能になる裏メニューです。最近また石油価格が上昇しているので、燃油サーチャージが馬鹿にならない水準にまで来つつあるのが辛いですね。学費貧乏なので節約しみったれ旅行、実現できるのでしょうか。

本日は仙台フィルの定期を聴くため、現在バス車中です。仙台に出るついでにCFPの試験を受けるのですが、全く勉強してないので、単なる運試しになりそうです。

5211.>ぶりちょふさん  
名前:drei Buchten    日付:2017/11/13(月) 22:58
青森県のコンサートの様子をご紹介いただき、ありがとうございます。
楽器の備え付けなど、地域ごとの差異はあっても、それなりの演奏会は開かれているということですね。

新潟市は地方都市の中では恵まれているほうでしょうが、他地域の事情も参考にして、独自の活動を構築していきたいものです。

先の土曜日には新潟室内合奏団の演奏会に行きましたが、羽柴累さんをソリストに迎えたバルトークのヴィオラ協奏曲が絶品でした。

いずれ私のブログに感想をアップします。

5210.ミニコンサート2題  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/11/12(日) 23:46
10/29には青森県の平内町の山中まで出かけ、ご紹介いただいたロマノフスキーのコンサートを聴くことができました。前半はリサイタル、後半は主催高校の生徒や他の学校の生徒による合唱や合奏にロマノフスキーがピアノ伴奏を入れるというワークショップとなっていましたので、前半だけ聴かせていただきました。楽器はやや小さなグランドピアノで若干細めの音ではありましたが、シューマンのアラベスクとトッカータをすっきりと仕上げ、「展覧会の絵」では見事に大絵巻を繰り広げました。アンコールにショパン2曲。会場は高校の設立母体である神道の宗教法人が所有する立派な講堂で、ステージの裏側をガラス張りになっていて紅葉の景色が借景になって見事なものでした。運営的にはクラシックのコンサートを聴いたことがないのでしょう、スタンディングオベーションやブラボーを依頼する姿にビックリしましたが、高校生だけでこうしたコンサートを運営した訳ですから立派なものです。

11/3は名古屋港でアートイベントを実施中であり、ウィーンフィルの2ndヴァイオリン首席のコンツとコーキッツによるピアノでミニリサイタルがありました。グリーグのソナタとブラームスの3番ソナタというプログラム。ヴァイオリンの低音を活かしたグリーグが良かったと思います。ブラームスちょっと若さが裏目に出たというか、特に第一楽章ではクールすぎたかも。会場はポートハウスという休憩所で150人限定の小さなコンサートでした。

5209.> 【近日!】アレクサンダー・ロマノフスキーのコンサート(長崎・青森)  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/10/22(日) 14:12
貴重な情報ありがとうございます。
あのロマノフスキーが青森に来るのですね。
それを高校生がプロデュースするなんて!
早速申し込みをいたしました。

5208.【近日!】アレクサンダー・ロマノフスキーのコンサート(長崎・青森)  
名前:Yuko    日付:2017/10/21(土) 10:30
H29.10.28(土)13:00〜 長崎 浦上天主堂
H29.10.29(日)13:00〜 青森 神集閣大ホール

初めまして。Yukoと申します。突然ですみませんが情報提供させてください。
長崎と青森の高校生の企画でアレクサンダー・ロマノフスキーのピアノコンサートがあります。もうすぐです!
また、長崎では、ピアノのリース資金をクラウドファンディングで募集しています。

長崎南山学園HP
http://www.n-nanzan.ed.jp/info/8506

クラウドファンディング(残り5日です!)
https://faavo.jp/nagasaki/project/2333

青森の企画のFacebook
https://www.facebook.com/GLEinshofujuku/

私はこれらの企画の関係者ではありませんが、ロマノフスキーさんの1ファンとして最近知り、応援させていただきたいと思いました。(クラウドファンディングにも協力させていただきました。)
ぜひ、お知り合いの音楽好きの方や、ロマノフスキーファンの方にお知らせいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

5207.茂木大輔のオーケストラコンサート No.13 (10/8、りゅーとぴあ)  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/14(土) 17:40
10月8日(日) 午後4時開演
りゅーとぴあ・コンサートホール
3階Gブロック (Bランク席)

 新潟ではすっかりおなじみの茂木大輔氏のオーケストラコンサート。
 今回はチャイコフスキーの交響曲第5番と第6番の徹底解説というので、大作2曲を一度に取り上げる意欲的なプログラム。

 東響新潟定期会員には自動的にチケットが送られてくるので、いつもの東響新潟定期会員用のGブロックで聴きました。
 入りは結構よかった。やはりチャイコフスキー人気ということなのでしょうかね。

 今回も首都圏などの主要オーケストラ団員を中心に若手精鋭が集まって結成された臨時のオーケストラである「もぎオケ交響団」の演奏。コンマスは群響コンマスの伊藤文乃さん。

 チャイコフスキー最後の2つの交響曲を取り上げるだけでなく、最初にそれまでの4曲、および交響曲に準じる管弦楽組曲にも簡単に触れているので、その意味でもかなり凝った内容になっています。

 第5番は運命の動機、ため息の音階(下降する音階)、循環形式を中心に説明があり、最後に全曲演奏。

 後半の第6番は、ため息の音階、楽章構成の工夫(クライマックスを第3楽章にもってくる)、第1楽章と第4楽章の目立たない共通点、などなど細部にわたって説明があり、最後に全曲演奏。

解説でも全曲演奏でもスクリーンに説明が出るので、分かりやすい。

 ふつうに交響曲第5番と第6番だけ演奏しても、平均的なオーケストラ・コンサートには十分な長さですが、そこに解説が入っているので、演奏時間は途中休憩を入れて3時間あまりに及びました。これだけの企画を作るのも大変だったでしょうね。ご苦労さま、と言いたくなりました。

5206.山本真希オルガンリサイタル第23回 フランスの音楽 (10/6、りゅーとぴあ)  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/9(月) 18:5
 新潟に戻って、山本真希さんのオルガンリサイタル。りゅーとぴあの改修工事が半年ほど行われていたので、久しぶり、今年の2月25日以来です。
 今回はフランスのオルガン曲を集めた演奏会で、副題が「フランス古典期から近現代までを彩る作品」。

 10月6日(金) 午後7時開演
 りゅーとぴあ・コンサートホール
 Nパックメイト価格1800円。

 全席自由ですが、いつものように3階正面Iブロックに席を取りました。

 演奏は山本真希さんのほか、フルートの神田勇哉氏(東フィル首席奏者)と、新潟市ジュニア合唱団。

 マルカントワーヌ・シャルパンティエ:「テ・デウム」より前奏曲
 ジャン=バティスト・リュリ:オペラ「アルミード」よりパッサカリア
 ニコラ・ド・グリニ:オルガン曲集第1巻ミサ曲「全能の創造主なる神」よりグロリア ティエルス・アン・タイーユのレシ
 フランソワ・クープラン:「教区のためのミサ」よりグラン・ジュによる奉献唱
 ガブリエル・フォーレ:シシリエンヌ (フルートと共演)
 ジョルジュ・ユー:幻想曲 (フルートと共演)
 シャルル=マリー・ヴィドール:オルガン交響曲第5番ヘ短調より第1楽章
 (休憩)
 クロード=ベニーニュ・バルバドル:ノエル集第2組曲より第1曲「汝らの優しき大いなる神」
 ウジェーヌ:ダマレ:みそさざい (フルートと共演)
 ジュアン・アラン:3つの楽章AWV66 (マリー=クレール・アランによるフルートとオルガン用の編曲) (フルートと共演)
 モーリス・デュリュフレ:前奏曲、アダージョと「来たれ、創り主なる聖霊よ」によるコラール変奏曲op.4 (ジュニア合唱団員6名と共演)
 (アンコール)
 多久潤一朗:独奏フルートのための虹  (フルート独奏)
 フランク:天使の糧  (フルート、ジュニア合唱団約50名と共演)

 フランス物とはいえ、フルートやジュニア合唱も加わって多彩なプログラムとなりました。

 前半は、オルガン曲とは言ってもバッハなどの荘重な感じとはまた違う、にぎやかで明るい印象の曲が並びました。オルガン音楽の一面でしょう。

後半最後の2曲は、現代的な晦渋さを秘めながらも、天上に向かう純粋さのようなものも感じられて、聴き応えがありました。神田氏のフルート、ジュニア合唱団の6人も健闘していました。

 アンコールには、さらに多数のジュニア合唱団員が登場して、フランクの崇高な曲を聴かせてくれました。
 アンコールを含め、プログラム構成も秀逸だし演奏も良かったと思います。

 しかし聴衆が200人程度なのが寂しい。これだけのプログラムを、2000円(Nパックメイトは1800円)で聴けるのは贅沢そのもの。こういう贅沢を、ぜひ多数の新潟市民に味わっていただきたいと思います。

5205.ジャン=ギアン・ケラス  バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲演奏会 (10/1、浦安音楽ホール)  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/9(月) 17:32
 レイ・チェンによるバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏会を聴いた翌日は、ケラスによる同じくバッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏会に出かけました。

10月1日(日) 午後2時開演
浦安音楽ホール
2階R列20番 5000円

 会場の浦安音楽ホールは初めて行きましたが、Jr京葉線・新浦安駅からすぐです。今年4月にオープンしたばかりで、会場に入ってもニスの匂いがして、いかにも新しいホール。席数は約300なので、室内楽にぴったりです。
 私は新潟にいるときに、もう売り切れそうだというのでネットでチケットを購入。2階正面に3列ある座席の3列目、右端近く。ホール内では舞台から最も遠い席ですが、しかし会場の音響がいいので、チェロの音を堪能するのにはまったく問題なし。

 バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲演奏会

 第1番
 第2番
 第3番
 (休憩)
 第4番
 第5番
 第6番
 (アンコール)
 クルターグ:影
 デュティユー:ザッハーの名による3つのストロフよりNo.1

パンフを見ると、ケラスは1967年生まれというのですからもう50歳なんですね。それでいてこういう演奏会を開くのは、体力がしっかりしているからか。ワイシャツ姿で登場し、前半は一度も楽屋に引っ込まずに、曲が終わると立ち上がって礼をして、ちょっと調律をしただけですぐに次の曲に、という行き方。

 昨日と比べると、やはりチェロの音色は人を物思いに沈ませるようなところがあって、会場の響きも良いので、なんとなく哲学的な気分になると言ったらいいのでしょうか、とてもじっくりと音楽会に沈潜することができました。

 後半は、さすがに大曲揃いのためか1曲終わるごとに楽屋に入っていましたが、それも調律をしっかりとやるためだったようです。調律の音が聞こえてきましたから。

 どの曲もそれなりでしたが、中でも第6番の冒頭のところが非常に印象的でした、この曲、私はカザルスのLPで聴いたのが最初で、そのせいでカザルスのパテティックで劇的な表現がいつも心に浮かぶのですが、ケラスはここを速いテンポで駆け抜けるような調子で弾いていました。明るく澄み切った、と形容したくなるようで、この曲、こういう弾き方もあるのだ、とびっくり。

 昨日と同じく、各楽章ごとに「ここはこんな風だっけな」と改めて思わされるのは、全曲演奏会ならでは。

 おまけにアンコールまでやるのですから、すごいと言うしかありません。体力も気力も充実しきっているのですね。うーむ。

 なお会場の浦安ホールは、2階と1階それぞれにロビーがありますが、飲み物が出るのは2階だけ。しかし2階のロビーはあまり広くないので、この辺は設計に一工夫ほしいところです。またアイスコーヒーが500円というのは、りゅーとぴあの300円に比べてはもちろんのこと、NHKホールの400円よりも高い。この辺も一考してほしいものです。

5204.レイ・チェン バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏会  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/8(日) 14:5
9月30日(金) 午後6時30分開演
サントリーホール
2階RC3列1番 Sランク 6000円

 上京してオペラの翌々日に聴いた演奏会。
 チケットは当日券ですが、下手にネットで買うより良い席が残っていました。
 当日券を買うとき、私の直前に並んでいたのが三十代くらいの男性と6,7歳かと思われる娘。娘はヴァイオリンを習っているのかな。やはりSランク席を買っていたけど、2枚買うのに男性は一万円札を2枚出していました。こういう場合、子供割引ってないんですかね。もっとも娘にヴァイオリンを習わせるような家庭は裕福だから必要ないという考え方もあるかも知れませんが。

 レイ・チェンは1989年生まれ、メニューイン国際コンクールとエリーザベト王妃国際コンクールの優勝者。私は2016年5月のトーンキュンストラー管弦楽団新潟公演でも聴いていますけれど(ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 ↓のURL)、今回は何しろバッハの無伴奏ヴァイオリン曲6曲を一晩で弾くというので、期待の大きさが並の演奏会とは異なるのも当然。
http://blog.livedoor.jp/amiur0358/archives/1057546938.html

  ソナタ第1番
  パルティータ第1番
  ソナタ第2番
  (休憩)
  パルティータ第3番
  ソナタ第3番
  パルティータ第2番

 レイ・チェンは黒いスーツ姿で登場。
 最初のソナタ第1番はなんとなく聴いてしまったのですが、次のパルティータ第1番になったら目が覚めました。音が少し大きくなったように聞こえましたし、演奏の切れも一段アップしたようだったからです。気のせいかも知れませんが、演奏者側も2曲目に入って調子が出てきたのかも知れません。或いは曲の性格からそう聞こえたのか。

 レイ・チェンは、むろん速く弾くべきところは速く演奏しますが、決して急がず、緩徐楽章はじっくりと腰を据え、繊細さが必要な箇所にこそ聞き所があるという印象の演奏でした。

 全6曲を通して聴くと、ああ、この曲にはこういう箇所もあったっけな、などと改めて気づかせられます。

 目をつぶって聴くと、音が大きく聞こえます。やはり視覚が入るとそれだけ音への集中度が下がるのでしょう。座席の位置も良かったのではありますが、サントリーホールのような大ホールでヴァイオリン一丁でこれだけ聴かせるのは演奏者の実力あればこそだと思いました。

 最後は有名なシャコンヌを含むパルティータ第2番で締めくくって、会場からは盛大な拍手。おしまいまで技巧にはいささかの衰えもありませんでした。

 アンコールは、当然と言うべきかありませんが、英語での「これ以上弾かないことをお許し下さい」というレイ・チェンの言葉にも暖かい拍手が送られていました。

5203.バイエルン州立歌劇場公演 ワーグナー『タンホイザー』  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/2(月) 18:35
9月28日(木)午後3時開演
NHKホール
3階L2列2番 Cランク席(定価4万2千円)
パンフレット 2500円

 上京していくつかコンサートなどを聴きました。
 今回の主目的は、バイエルン州立歌劇場による『タンホイザー』公演です。
Cランクでも定価が42000円。しかしヤフオクで早めに安いチケットを入手。といっても3万円。とほほ・・・。
 Cランク席なのでどうかと懸念もあったのですが、舞台はちゃんと見え、距離的にもそんなに遠くありません。また左端なので左の空間にカバンを置けましたし、たまたますぐ前の席は客がいなくて空いていたので、ゆったりした気分で楽しめました。

 座席が高価なのはともかく、パンフが安くないのが困ったところ。以前やはりNHKホールでバイエルン州立歌劇場による『ローエングリン』を聴いた時もこの値段でした。中身が充実しているならともかく、スポンサーなどのの挨拶が最初10ページもあり、解説などは大したことがないのです。これに比べたら新国の1000円のオペラパンフのほうがなるかに充実しています。いったいスポンサーはいくらカネを出しているのだ、と文句を言いたくなる。

 領主ヘルマン=ゲオルク・ツェッペンフェルト
 タンホイザー=クラウス・フロリアン・フォークト
 ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ=マティアス・ゲルネ
 ヴァルター・フォン・フォーゲルヴァイデ=ディーン・パワー
 ビテロルフ=ペーター・ロベルト
 ハインリヒ・デア・シュライバー=ウルリヒ・レス
 ラインマル・フォン・ツヴェーター=ラルフ・ルーカス
 領主の姪エリーザベト=アンネッテ・ダッシュ
 ヴェーヌス=エレーナ・パンクラトヴァ

 バイエルン歌劇場合唱団
 バイエルン州立管弦楽団
 演出・美術・衣裳・照明=ロメオ・カステルッチ
 合唱監督=ゼーレン・エックホッフ
 指揮=キリル・ペトレンコ

 このオペラ、生で聴いたのは初めてですが、冒頭の序曲部分がかなり長く、舞台には上半身裸の、弓矢を持った若い女性が二十人ほども並び、背景の的(人間の耳)をめがけて矢を次々に射かけます。広大な的は多数の矢が突き刺さって黒っぽく見える。

 あとで解説を見たら、『タンホイザー』には初演後改訂をほどこしたドレスデン版と、パリで上演する時に、パリでは一般的にオペラにバレエ場面が含まれるので、それに合わせて冒頭にバレエ場面を追加した(したがって序曲が長くなる)フランス語歌詞によるパリ版、パリ版をドイツ語歌詞に戻したウィーン版があり、今回の上演はウィーン版によるのだそうです。私が持っているCD(カラヤン指揮による)はドレスデン版なので、最初戸惑ってしまいました。こういうヴァージョンの違いに精通して、どれも何度か生で聴いている、くらいにならないとオペラ通とは言えませんね。やはり私は永遠のオペラ初心者。

 それと、おっぱい丸出しの若い女性が何人も出てくるところが(目の保養になってうれしいのですが・・・笑)、いかにもヨーロッパらしい。日本人の演出だとなかなかこうはいかないのでは。以前ハンブルクの劇場で芝居を見たとき、男女の愛情シーンで男優と女優が本当に一糸まとわぬ姿になり、抱き合っていたので、ちょっとびっくりしたことがありました。日本だと公序良俗に反するとか何とかで問題になるかも。

 それはさておき、冒頭のバレエ(なんですかね、あれでも)シーンは特別ですが、それ以降も含みの多い演出と見えました。数年前の『ローエングリン』はかなり現代的な演出で、ヒロインも白鳥の騎士も全然ロマンティックに見えませんでしたが、今回はそういう外見の現代性とは違い、例えば最後のシーンでは寝台に死体が載っていていてそれを布で包み込んでいくのですが(包むとまた別の死体が現れる)、中に妊婦と思われるお腹のふくらんだ死体もあり、また骸骨そのものである場合もあり、見る側が解釈を自分なりに考えるようになっていました。
 また、舞台奥の中央に丸い大きなのぞき窓のような部分があり、その向こうに色々な(場合によってはエロティックな)シーンが見え、これも登場人物の表向きの発言(歌)と、内面の本音の乖離を表現しているのかもしれません。

 そもそもこのオペラ、官能の愛を否定して清純な愛を称揚するという筋書きですけど、現代の価値観から見ればそういう二分法自体が怪しいわけですし、当時は検閲も厳しかったからワーグナーとしても19世紀的な道徳観に合わせて偽善的に作ったとも考えられるので、今回演出的には官能の愛も実は・・・とも受け取れるようになっていました・・・少なくとも私の目にはそう見えました。

 歌手は、女性のふたり、男性のメインになるふたりはまったく申し分なし。ただ、タンホイザーを歌うクラウス・フロリアン・フォークトは歌はすごくうまいのですが、テノールの美声であっけらかんとして歌うので、シューベルトの『美しい水車屋の娘』なら似合いそうだけど、タンホイザーみたいに、ヴェーヌスとの官能愛に飽いた末に・・・という男としてはどうかな、と思わないでもありませんでした。

 オケはまったく問題なし。
 キリル・ペトレンコって小柄ですね。最後に舞台に上がって歌手達と並びましたが、女性歌手を含め誰よりも小さかったのにちょっとびっくり。

5202. >ぶりちょふさん  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/2(月) 18:34
八戸でのオペラ公演の模様をご報告戴き、ありがとうございます。
時間的には短かったのかも知れませんが、フルオケでなくともできる範囲で全曲公演を行うのも一つのやり方なのでしょう。

新潟の場合も、地元演奏家でオペラ公演の試みがそれなりになされています。政令指定都市になって何年もたち、区制の導入に伴い、区ごとの文化会館が整備されてきて、オペラをできる範囲でやっていこうという傾向は今後も強くなっていくのかも知れません。

5201.秋のコンサート予定  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/9/30(土) 19:44
連続投稿6ですみません。
この秋おのコンサートについてはいくつか予定があります。
10/7は名古屋への帰省に合わせて名フィル定期。小泉和裕監督による
「カルミナ・ブラーナ」なんですが、愛知芸文コンサートホールが
改修中とのことで市民会館での開催というのが少々不満なところ。
まあオークションで格安に購入できていますから良しとしなくては。
11/11&12がブロムシュテット/ゲバ管。自分的には今年の目玉です。
翌週11/18は仙台フィルの定期で、次期シェフの飯守泰次郎による
モーツァルト三大交響曲というもの。飯守さんなので古典はピリオド
奏法が期待されます。この日は山形まで足を延ばすと山響定期で
飯森さんを聴けるのですが、出し物が以前聴いたブラ2なもので
ちょっと二の足を踏んでいます。どうしよう。。。

5200.夏のオペラ3題B  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/9/30(土) 5:59
夏も終わってしまっての古新聞で恐縮です。
8/27に八戸で「カヴァレリア」が上演されました。クオーレ・ド・オペラ
という室内オペラ団体によるものですが、優秀な若手歌手の言語上演は聴き応え
ありました。舞台上手に伴奏のピアノ・ヴァイオリン・チェロが陣取り、
オルガンの代わりにシンセを加えたフンサンブル、舞台裏でチューブラベルを
鳴らしていました。指揮者は上手から登場してステージ上手から1段低い台に
降りて指揮をしました。ステージだけではなく客席通路も使った展開で、狭い
ホールを最大限に活用していました。歌唱や演技にも問題は見られず、オペラの
名作をコンパクトに見せる処方は、地方で取り組むのに向いていると感じました。
久慈では市民オペラとしてグランドオペラを上演するという路線でしたが、
小規模というのも地方では合っているなと(このカンパニーは東京の団体ですが)。

不満があるとすればトータルの上演時間の短いことで、冒頭にシチリア歌曲が3-4
曲歌われ、休憩なしで「カヴァレリア」だけを上演して終わりましたので、1時間と
20分くらいでお開きとなったことです。東京の公演でも同様ではあったらしいの
ですが、コンサートの常としては2時間が基本ですので物足りなさを残しました。
客入りは9割くらいでしょうか、1000人キャパの会場であり、八戸にもオペラ
ファンがそこそこいることが確認できました。


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