ではどうして華乃と僕は高校時代にお付き合いできたのか? 続編がまとまらないためにと少しサラサラした話も書き込まねばという 双方からお茶の濁し話です。そうですね、現実でも華乃は無愛想で、 美人だけれどどこか近寄りがたい女性でした。というのも彼女は、 いわゆる風紀委員長でした。しかし僕もこのままでは学級委員長か 生徒会役員のどちらかを迫られていました。これを回避する道は一本。 風紀委員会副委員長になるしかありません。このポストも空席で 候補者を募っていました、僕は立候補し、対立候補不在により自動当選。風紀委員なんて嫌われ者ですからね。ここから彼女と親しく なりました。後はゲーム中の華乃とほぼ同じで、「裕二君は私なんかと過ごしていて楽しい?」とかよく言われました。今ではすっかり変わった高校になりましたが、当校は当時入学レベルは低いものでしたが、 一流大学への推薦枠がたくさん。僕はここに涎を垂らして入学。 しかし入学レベルは低く、いわゆる優等生とヤンキーのハイブリッド校 意外と喫煙する人は少ないものの、茶髪やお菓子持ち込み、服装違反は油断するとボロボロ、これを華乃さん1人で取り締まるなど不可能。 5人以上は負けますが、握力78kg、背筋力200kgの僕は 空手部主将も倒し、4人までならナイフ所持でも確実に倒せます。 これは、学校ではない草野球チームや、居合抜き道場に通っていた からで、ナイフの扱いはお手の物でした。ですからね、「裕二!後で 裏来い!」と脅されて、やられているふりして“逆カツアゲ” でかなりお金儲けできました。風紀副委員長だから可能でした。 この肩書がなかった場合は退学処分もの。 ここがゲーム中にない華乃さんですね。 その他はほとんど本人そのもので気味悪いくらいによくできている ゲームですね。ただし、1度だけ華乃さんに、 “逆カツアゲ”の現場を見られてしまいました。 さすがに危険でした。風紀副委員長の肩書を悪用したのですから。 「怪我してると思って助けに来たのに、 まさか裕二君がそんなことしてるとは!」ううっ、ヤンキー以上の すさまじい剣幕。どうする? けれども本来優しい部分は、やはり華乃さんでした。 「いいわ、見なかったことにしてあげるわ。」 「だから早く去りなさい!私がアリバイ作るから。」 美人なのに怖い顔ばかり、素直になれば可愛いのに。 でも、僕が惚れた理由もそこ。強気でクールで無愛想。 だから普段冷たく装う華乃さんの少しの笑顔も涙も、 僕だけ独占品だったからです。
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