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電算司令部(雪花日記)
電算司令部 会議室

74式艦隊司令電算機"雪花"の行動記録が綴られる仮想戦記掲示板です。
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24326.「聖骸の行方 英国東洋艦隊追撃作戦」 返信  引用 
名前:雪花    日付:2014/6/11(水) 22:22


緊急事態です! ええと、あまり大きな声で言えることではないのですが。
帝国海軍の74伊式司令電算機が、英国海軍に奪取される事態が発生しました。

事件は、4日前に遡ります。
大東亜諸国向け配備用の74伊式司令電算機をタイ王国へ陸路輸送中に、中華系組織犯罪集団の襲撃を受けこれを強奪されました。
ええ、装甲車の車列で警備も問題は無かったとの報告は上がってますが、襲撃者の一部を警察と陸海軍共同で逮捕及び尋問した結果……。
そのままマレーシアの国境を突破し、シンガポールへと輸送。驚くことに、74伊式司令電算機を寄港していた英国海軍に売る計画が判明しました。

昭南市内にて潜伏していた主犯の男ら実行グループを逮捕し、同様の証言を自白させたものの英国海軍はこれを否定。
サイゴンを拠点とする第3艦隊に追撃を下令及び、セレター軍港を海上封鎖するも英国東洋艦隊はこれを突破。臨検に失敗し、追撃命令を発令しました。
第3艦隊の追撃では間に合わず、先回りして英国東洋艦隊を捕捉しなければなりません。
臨検に臨めない場合は、交戦もやむをえません。

それでは……連合艦隊司令の雪花より、各司令電算機に下令致します。
これより、英国東洋艦隊追撃作戦を開始します。
帝国陸海軍は緊密なる共同のもとに英国東洋艦隊を捕捉、74伊式司令電算機を奪還すべし。
奪還が困難なる時は、輸送対象艦を撃沈せしめるべし。です!

詳細は追って知らせます。



24327.第十七試験艦隊
名前:箕輪少佐    日付:2014/6/11(水) 22:47
 

「翡翠ちゃん、状況は?」
「既に送信しました。そちらをご覧ください」
 翡翠は振り向きもせずに言い放つ。

 手持ち端末に送信された状況概略を読み進めるうちに、さすがのほわほわ男の雰囲気も重々しくなっていく。

 とどめが最後の一行である。

『奪還が困難なる時は、輸送対象艦を撃沈せしめるべし』

「……撃沈せしめるべし、か」


24328.戦艦飛鳥 戦闘指揮所
名前:雪花    日付:2014/6/12(木) 4:6


ええと、共有情報を今から送りますね。英国東洋艦隊の情報です。
恐らく30日以内に米海軍と合流し、強奪した司令電算機をハワイまで輸送する恐れがあります。
米海軍と合流された場合、奪還は困難を極めます。
その為、NATO(北大西洋条約機構)軍が南太平洋で足並みをそろえる前に捕捉しなければなりません。

主犯の男らによる自白では、英最新鋭戦艦のダイナスト(HMS Dynast)に積み込まれたとの証言を得ています。
この戦艦ダイナストは、2012年に就役し司令電算化に対応した英国海軍自慢の戦艦です。
16インチ砲(40.64cm砲)の4連装砲前後2基、同じく連装砲前後2基、重誘導弾発射管を多数装備する火力の高い戦艦です。
水平装甲等も、大口径砲弾や重誘導弾の直撃をも考慮した分厚い装甲らしく、それはまさに東洋の脅威とも評されています。
そんな戦艦には、英国海軍で唯一の司令電算機であるクラリス・ローウェル大将が座乗しているとのこと。

英国東洋艦隊は、戦艦2、正規空母1、護衛艦6、その他支援艦複数が確認されており、
彼らの盟友国オーストラリアの勢力圏を沿う進路で、中部太平洋を目指すものだと思われます。
よって、帝国陸軍部隊にはニューギニア、ソロモン方面に展開して頂き、対艦攻撃若しくは白兵戦も視野に入れた奪還作戦を決行して頂くことも検討の1つとなっています。

帝国海軍は、特殊部隊及び艦隊をソロモン諸島に展開。また、米軍の行動に注視するため、中部太平洋には第1基幹艦隊が展開します。
本土からの応援や、他方支援者の情報がありましたら連絡ください!

また、南太平洋には米軍第3艦隊の展開が予想されます。
彼らと合流する前に、何としてでも奪還若しくは破壊しなければなりません。
まだ、ソロモン海に英軍東洋艦隊が突入するまで時間はかかる見込みです。

それまでに、部隊を展開するようお願いします。陸軍が突入した場合、海軍は目標艦への攻撃は見合わせます。
それでは、各員の武運と任務達成をお祈りします。

※上記の南太平洋作戦図は予想展開図です。現段階ではありません。


24329.イギリス東洋艦隊 HMSダイナスト バンダ海
名前:クラリス・ローウェル    日付:2014/6/12(木) 0:45


「聖骸(Relic)──確かに、そう呼ぶ他無いですわ」

 かつての母港シンガポール、セクター軍港を飛び出してから数日が過ぎた。イギリス東洋艦隊は日本の勢力圏内を突き進み、今もなお東進中だ。
平時においても海上封鎖と臨検を振り切る事は、十分に攻撃を加えられる理由となる。今回の場合、イギリス海軍は黒に近いグレーな不法行為である仮想敵国の兵器を犯罪組織より受け取ったことにある。
機動艦隊にして火力をも伴う東洋艦隊を封鎖できる艦艇はセクター軍港にはなく、これを突破した。
 その後何度か、哨戒機と遭遇しつくづく追われてることを改めて感じさせられていたが、将兵の不安を拭う如く指揮官であるクラリス・ローウェルは堂々と振舞っていた。

「Type74 Isezaki series……伊勢崎グループの量産型、で間違いなくて?」
「間違いありません、閣下」

 薄暗い暗室。霊安室ではなく、電算制御室と呼ばれるクラリス専用の中枢区画に積み荷は運ばれていた。
様々な接続ケーブルが引っ張り出され、脚元には縺れたケーブルが転がっているが、それは使いものにならないケーブルであることを意味していた。

「流石に規格外ですわね。これでは、情報の読み出しすらできなくってよ」
「アドルフィーナ事変(桜花日記参照)を経て、日本海軍は電算機個別に規格を分けているとか」

 専属の電算部門の技官たちは、あれこれ調べるも何か得られるものは無かった。諦めがついたように結論が出る。

「やはり、米海軍の専用施設で解析するしかありませんな」
「アリスには一報入れておきましたわ。Type74について性能や情報が解析できた場合、太平洋の主権はアメリカの確たるものになる……」
「失礼ながら閣下、アメリカ海軍やNATOの支援が来る前に、歓迎委員会が開かれるのでは?」
「上等ですわ。英国海軍の電算技術を太平洋でお披露目できる絶好のチャンスでしてよ」

 アメリカ率いるNATOと合流を目的としている以上、この二大勢力の衝突は避けられそうにもない。


24330.宮崎・伊勢崎財閥日向本社
名前:伊勢崎実繁    日付:2014/6/12(木) 1:11
 「伊式」の『伊』は伊勢崎財閥の『伊』である。
 彼女たちは伊勢崎財閥が開発費用を提供し、日本海陸軍の技術指導のもとで財閥傘下の伊勢崎電算株式会社が製作した。その開発意図は、最近経済発展の著しい大東亜連合諸国を電算化によって戦力化することである。

「それは、本当か」
 財閥総帥の伊勢崎実繁は、振り向いて言った。
「はい」
 海軍からの派遣武官は硬い表情で応えた。
 実繁は彼から視線を逸らすと、ゆっくりと部屋の中を歩き回った。齢八十も間近。今や実権のほとんどを息子の雪繁に委譲しているが、まだまだ矍鑠とした老人である。

「現在、全軍を挙げて追撃を行っております」
「『全軍を挙げて』など、軽々しく言うものではない」
「はっ……」
 老人の脳裏には奪取された『彼女』の顔が浮かんでいた。生まれながらに戦う事を宿命づけられた『彼女』。しょせん、与えられた伊勢崎の苗字は形式に過ぎない。だが、形式に過ぎないからこそ胸が締め付けられるような痛みを感じる。実繁にとって彼女は伊勢崎の娘なのだ。


24331.戦艦飛鳥 居住区
名前:アヤベ=ギルデンスターン    日付:2014/6/12(木) 19:3
ア「あー、なんか大変なことになってるなー、フリートリヒ君」

事が起こった時、アヤベとその部下は戦艦飛鳥にて演習視察中であった。海軍軍人でも何でもないアヤベたちにとっては儀礼的な見学であったのだが、これが思いがけない結果となる。演習を中止した飛鳥が、そのまま作戦行動に入ってしまったのだ。
作戦行動中といえども、太平洋の真ん中に放り出すわけにも行かず、一応は永世中立とはいえども欧州人の彼らは少々キツメの事情聴取を受け、注意事項を確認させられたた後に、ようやく開放された。

フ「けど、まあ、通信以外は禁止されなかったんですから、かなり良くしてもらってると思いますけれどね」
ア「いやー、なによりも通信したかったんですよ。陸軍の我々が観戦したって意味無いでしょう。大事になったらうちの国が調停に入る可能性だって出てくるんですから。」

そう、ぶつぶつと文句をたれながら、あてがわれた二人部屋でチェスをして時間をつぶすのであった。


24332.第十七試験艦隊
名前:翡翠    日付:2014/6/12(木) 20:33


第十七試験艦隊もまた、追撃を開始した。空母や揚陸艦を分離した、巡洋艦・駆逐艦部隊ではあるが。

「練度が充分じゃないのよね……でも」

第十七試験艦隊の今の姿は、大東亜連合同盟諸国軍の現状と重なる。彼らが無事成長すれば大東亜連合の国力は2倍にも3倍にもなるだろう。だが、ここで頓挫すればすべて御破算となる。

「全艦最大戦速。わたしたちがいつまでも小学生じゃないってこと、友軍にも見せてやるのよ!」


24333.南太平洋 フランス巡洋艦「ビュサントール」
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/6/12(木) 21:9
ムラサメ「むむむ!?イギリス海軍が日本の電算機を盗んでアメリカに向けて走りだしてる、ですって!?」

 NATOの上級司令部から突如もたらされた情報が、衝撃を伴ってCICを駆け巡った。それもNATO海軍としてイギリス海軍に協力するように、との依頼まで含まれている。

ムラサメ「ほ、本国政府はなんと?」

キリサメ「海軍へは何の指示も出してないみたいね。NATO海軍としての協力要請だから、政府は指揮系統に口出しをしなくてもいい、って考えみたい。」

ムラサメ「逃げましたわね、政治家たちめ・・・」

 本国のなんとも煮え切らない態度にムラサメは歯噛みする。戦略的に重要な事項であるにも関わらず、政府はたかが軍人に丸投げしてきたわけだ。しばし思考した後、ムラサメはすっくと背筋を伸ばし、指揮下の艦隊に命令を始める。

ムラサメ「NATO海軍のいうことですから仕方ありません。せいぜいイギリス海軍にご協力させていただきましょう。」

キリサメ「お姉ちゃん、それでいいの?」

ムラサメ「うふふ、だけど太平洋でアメリカの支配権が確立し、イギリスも発言権を伸ばすなんてことがあっていいはずもありませんわ。私たちは私たちなりの方法で『協力』いたしますのよ。ふふふ、南太平洋まで私達が偶然にも出張っていたのが運の尽きでしてよ!」


24334.ヌーメア出撃 ルイジアナ級超弩級戦艦アーカンソー
名前:アルマ    日付:2014/6/12(木) 21:39


第二次世界大戦終戦から無期限租借を続けているニューカレドニア島、その最大都市ヌーメアの軍港から多数の艦艇が出撃していく。
その中でもユナイテッド・ステーツ級超大型原子力空母2隻とルイジアナ級超弩級戦艦アーカンソーの巨体はひときわ目立っていた。

「あーもう、ゆっくり休めなかったじゃない!まったく、アリス、クラリスからの要請はどう受け止めるの?」
『予定していた大規模演習を繰り上げて行うわ。3個空母群を出して二個空母群を真珠湾に置いておくの。中部太平洋で日本本土の艦隊を引きつけておくから、そちらは予定通りの戦力でソロモンへ』
「あーはいはい、あそこは日本陸軍の部隊も展開してるのよねぇ、気をつけないと。ブリズベンに進出していた潜水艦隊にこちらに戻るように伝えるわ。それじゃ、お嬢様を迎えにいきましょ」


24335.ゴルゴーナ島 邸宅 応接室
名前:エレオノーラ    日付:2014/6/13(金) 0:19


「何か起こるとは思っていましたが…」
「とんでもない大事が起こったようですな」

本部経由でNATOからもたらされた情報は、すぐにエレオノーラのもとへも届けられた。

「本部はなんと言ってきていますか」
「駆逐艦2隻程度をインド洋まで派遣。要は情報収集と義理立てですな」
「なるほど、合理的ですね。それに現実的です。そもそも我々の仕事ではありませんし」

最近は東側諸国もおとなしく、地中海情勢は安定しているが、それでもイタリア海軍の本業を放棄するわけにも行かない。それに、この期に及んで派遣したとしても間に合うはずもない。この事案に介入するのは不可能だ。

「それで、私にはその選定をしろと」
「ですな。それと、ご丁寧にも『空母戦闘群からの選抜は禁止』とわざわざ注意書きも添えられております」

最初から選択肢に入っていないものを禁止されて、少し眉間にしわが寄るが、命令にもいちいちに嫌味を入れてくる丁寧さに感心することで、怒りを抑えこむ。

「私の群から2隻とも出します。どうせなら、せめて私の話が通じる相手が派遣されてほしい」

どうせ、いざとなったら全て私に押し付けられるのだから、という言葉はすんでのところで飲み込んだ。


24336.トラック諸島南方 軽巡洋艦「阿武隈」
名前:つばさ    日付:2014/6/13(金) 0:19


つばさ「重巡洋艦の受領は間に合わなかったねぇ。それはそれとして、状況を整理しようね。」

こまち「ええ。情報では英艦隊はアラフラ海近辺に居るものと推測されます。・・・初動が遅すぎましたわ。」

つばさ「まさか電算機を強奪する人たちがいるなんてねぇ…。」

あんまり自由に陸上を動けなくなってしまうのではないかと思ってしまう姉妹であった。
食べ歩きが趣味とあってはなおさらである。

つばさ「とりあえずの方針を決めようかー。」

飛龍艦長「バヌアツ-ソロモン諸島の線で待ち構えるというのはどうだろう?臨検の上で奪還しよう。」

阿武隈艦長「ソロモン諸島の島陰に隠れて機をうかがうというのはどうかね?奇襲で艦隊ごと破壊できるかもしれんぞ。」

冬鳥艦長「エスピリッツサント島を急襲、これを占領して餌にしよう。陸上戦力を揚陸すれば対艦陣地が築ける。」

こまち「考えられるのはその3つの選択肢くらいですわね…」

つばさ「エスピリッツサントを抑えるのが良いかなぁ。こっちが主導権を握れそう。」

こまち「ただ、米軍の基地が近いという事もありますわね」

阿武隈艦長「こりゃ早いところ後詰の第二艦隊に出張ってきて欲しいもんですな。」


つばさ「じゃあ、決まりだね。目標はエスピリッツサントの奇襲、占領と対艦陣地の構築。完了後は周辺海域の哨戒任務に移る。以上、第2艦隊に通達。打電後は無線封止!」

飛龍艦長「挟み撃ちにされないよう気をつけないといけないな。」

こまち「第27潜水隊はポイントAKNAKで、第28潜水隊はポイントENOUSで哨戒任務についてもらいます。英艦隊を発見次第通報をしてくださいまし。」


24337.ニューヘブリディーズ諸島(バヌアツ) エスピリトゥサント島 ゴールデン・ビーチ
名前:SHOTGUN HARKER    日付:2014/6/13(金) 18:26


"WHAM! THUD!"

C'moooooooon,Jaaaaap!!!

"BRATATATATATATAT!!!"
[* Sound of Bofors 40mm gun *]

Aaaaaaaaahhhhhhhhhhggggggggg!


24338.エスピリトゥサント島 ゴールデン・ビーチ
名前:クレイグ・ローウェル    日付:2014/6/13(金) 19:2


ニューヘブリディーズ諸島の中で最も大きい、エスピリトゥサント島。
イギリス東洋艦隊から見て最後の難所にして要所でもある。
バヌアツ共和国は英仏共同統治が近年まで続いていたため、英仏の影響力が島民にも見られている。
南東部には、小さな都市ルーガンビル。珊瑚海を望む東海岸を上ると、ゴールデンビーチ、シャンパーニュビーチ。
西海岸は険しく、島西半分はタブウェマサーナ山である。

さて、人が集う東のビーチは観光客で賑わうスポットでもあるが、NATO軍が動きだしたと共にビーチは米英軍の物資と装甲車に占領された。
飛行場は存在せず、全てニューカレドニアから揚陸されたものである。
LCACがビーチにへばりつき終えると、パイプを口で遊ばせながらイギリス陸軍の将校がゆったりと上陸した。

「ははは……アメリカ軍は士気旺盛ですね」

イギリス東洋艦隊司令長官のクラリス・ローウェルの弟にして、
イギリス電算機C計画の2号機である彼、クレイグ・ローウェルは試射の様子を大手動画サイトにでもあげる雰囲気なアメリカ軍に苦笑し、仮設の野外司令部に入った。

「燃料はステーキで、フライドポテトは生鮮野菜同然でしたか?」
「フィッシュ&チップスでも摘まめれば、我々はそれでも十分ですねローウェル中将」
「そのステーキの産地は?」
「シンプソンズのシェフ曰く、包み紙に書いていたんだがなあ?」
「「「全部食べたのかよwww」」」

謎なブリディッシュジョークで盛り上がりながら、ひとまず紅茶を淹れて。そして一息ついてから、地図に視線をやる。

「姉さ、失礼。東洋艦隊は、今のところ順調に東進中だそうです。問題は、ソロモン海と珊瑚海の突破になるでしょうね」

日本艦隊の動きはまだ読めず。とはいえ、ゴールラインの選定としてはエスピリトゥサント島近海と定めるのは極普通の判断であった。
守備隊を組織しつつはあるが、現状では1個大隊にも達していない。
高級将校であるクレイグが上陸したのも、日本陸軍が大規模戦力を同島に投入できるはずもなく、NATO軍としても主戦場はあくまでも洋上であると捉えているからである。

「まあ、ここが戦場になるとするならよほどの事態ですが……アメリカ海兵隊が増派するか聞いてみましょうか」


24339.11軍司令部にやってきた
名前:挺身甲装(森林迷彩)のマホ中佐    日付:2014/6/13(金) 22:1


思いっきり南方海域じゃないですか。六花さんがえらいこと苦労したところですよ。
結局イオナやら大和やら動員してやっとクリアしたんでしたっけね。あ、サーモン海域北方は今も行ってすらいません。

…平行世界の愚痴はこんくらいで。
はい、今私はガダルカナル島のホニアラにある陸軍第11軍司令部にいますよ。
飛鳥でまったりしてたら突然えらい剣幕のシホ大将に呼び出されましてね。
なんであの人いっつも怒ってるのでしょう。色々ご馳走食べ損ねたじゃないですか。

えーと、エスピリッツ…いやエスピリトゥ?どっちでしょう、外国語は発音がよくわかりませんです。
とにかく、なんちゃらサント島とやらを占領しろー、との命令ですよ。
私が呼び出されたのは…やっぱり優秀だから?…はい違いますね、多分単に一番近いところにいたからでしょうね。
陸軍の人型司令電算機は海軍みたいに全部の軍に行き渡ってないんですもん。今何人でしたっけ。覚えてませんね。興味無いですけど。
でもいいんですかねー、幾ら電算機が奪われたからって島ひとつ占領するなんて、下手したらこっちが悪者になっちゃいそうです。
まあ命令ならちかたない。何にせよ部隊を海軍さんに運んでもらわないといけませんし、今は装備の確認でもしときますか。


24340.第二艦隊
名前:昴少佐    日付:2014/6/14(土) 1:32


「あの爺、相変わらず碌でもない仕事ばかり寄越しやがる」

 第十七艦隊所属の73伊式戦闘電算機『昴』は毒づいた。
 彼女は空路で先行する第二艦隊強襲揚陸艦『加賀』に指揮下の特戦隊ごと移動していた。第十七艦隊の強襲揚陸艦は最大戦速に追随しえない、という翡翠の判断による。
 「戦闘電算機」と称される通り、彼女は直接戦闘への参加を前提として開発された。海軍における直接戦闘とは要するに上陸戦を指す。


24341.ラ・スペツィア軍港 軽空母アルマンド・ディアズ
名前:エレオノーラ    日付:2014/6/14(土) 17:56


エレオノーラとマウロは、ダニエーレ・マニン級、ダニエーレ・マニンとベルフィオーレの2隻を見送りに、久方ぶりに軍港まで戻ってきていた。自宅もいいけれど、軍港から見える丘の市街地の眺めはやはりいいものだ、とノーラはアルマンド・ディアズから窓の外を見ながら、両艦の艦長に語りかける。

「事態は起きたばかりで全体的な流れはまだつかめていません。それにNATO軍内でも、揃った歩調で事態の収集を試みれるという確信は持てません」

訓示を与えたあと、エレオノーラはふと思い出したように小さいスーツケースをダニエーレ・マニンの艦長に与えた。

「……もしも、困った事態に陥ったのならば、仏軍あたりにこれを渡せば、すこしは協力してくれるかもしれません、有効に使いなさい」


24342.第二艦隊 強襲揚陸艦『加賀』
名前:昴少佐    日付:2014/6/14(土) 22:47


「しかし、攫われたのは少佐殿の妹さんじゃないですか?」
「知らないね。あっちは艦隊のお姫様、私はただの駒の一つだ」
 副隊長にそっけなく言い返すと、昴は銃の分解整備を始めた。
「それで、陸軍の部隊との合流時間は?」
「決まり次第連絡があるかと」
 言葉とは裏腹に、大分苛立っているようだと副隊長は感じた。
 


24343.トラック諸島南方 軽巡洋艦「阿武隈」
名前:つばさ    日付:2014/6/14(土) 23:53

冬鳥艦長『ガダルカナルに陸軍が駐屯しているようだが、応援をお願いできないだろうか?』

つばさ「そうだねぇ。無線は使えないから直接行くしかないね。」

こまち「では、私が連絡機で行きますわ。」

冬鳥艦長『今回は急な話だったのでこちらには即応の歩兵200名と戦車4両、装甲戦闘車3両しかいない旨先方に伝えてもらいたい』

こまち「わかりました。伝えておきますわ。」

つばさ「よろしくねー。艦隊進路をガダルカナルヘ。僚艦に発光信号で通達。艦隊全速前進!」

阿武隈艦長「艦隊全速、アイ!」


24344.トレス海峡 巡洋艦「ビュサントール」
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/6/15(日) 10:8
 勇んで出撃を決めたものの、南太平洋に展開しているフランス海軍の戦力は決して大きくはなかった。現代戦の中心たる空母はいまだ回航されておらず、編制は巡洋艦1隻とフォルバン級駆逐艦が3隻、アキテーヌ級駆逐艦が1隻、ラファイエット級フリゲートが2隻にすぎない。
 いずれの艦も防空・対潜・特殊部隊展開に重点をおいた設計であり、お世辞にも日本海軍の艦隊と正面からぶつかり合えるものではない。

 だいたい、日本海軍に敵おうが敵うまいが、フランス自身が交戦しては太平洋へのフランス進出という戦略目標が達成できないのだ。アメリカ・イギリス・日本の三国が互いに潰し合い、勢力を減退させて、勢力の空白部を作ってくれることが最も望ましい。

キリサメ「つまりは漁夫の利を狙いたいってことよね。」

ムラサメ「南太平洋や東南アジアの島々は歴史的に見ても我が国固有の領土なので、正当な主張というものです。空白ができたら、本来の所有者である我々が不法に占拠されている領土を回復しにいくだけです。植民地化の歴史に正当性があるのかとかそういうつまらない議論はお断りです。」

キリサメ「そう。で、当面はどうするの?」

ムラサメ「このまま西進し、イギリス艦隊との合流を図ります。トレス海峡はイギリス海軍の予定航路でもあるはずですからね。逆走して偵察してきたと言えばいいでしょう。そして・・・」

 ムラサメは秘匿通信を起動し、艦隊内の駆逐艦を呼び出した。

ムラサメ「司令より「プロヴァンス」。所定の行動を実行しなさい。」

 命令を受けたアキテーヌ級駆逐艦「プロヴァンス」は増速しヘリを発艦させ、艦隊の前へと出た。逆に艦隊は速度を落とし、ゆっくりと航行を始める。


24345.珊瑚海 空母戦闘群TF31
名前:アルマ    日付:2014/6/15(日) 12:54


珊瑚海に展開した二個空母打撃群はガダルカナル島を牽制しつつ、西寄りの航海を続けている。
英連邦を通じて豪州空軍も作戦行動を開始しており、モレスビーやインドネシア方面に対する牽制を行っているようだ。

「日本海軍の艦隊は出遅れているわ。多分、このまま行けば逃げ切ることはできる。もっとも、フランス海軍が邪魔しなければの話だけど」
「しかし、連中もただでは帰すつもりではないでしょう」
「そう、それは当然。エスピリトゥサントに部隊が展開してるのは、それを見越してのこと…あぁ、一応艦載機は対艦攻撃装備のまま待機を。巡洋艦ヴェラ・ガルフ及びDDGキッド、スプルーアンス、SSNアルバコア、ガトーはトレス海峡方面に展開するように」

アルマは現在得られてる情報を処理しつつ命令を下していく。
今の彼女の気がかりはとりあえず味方のはずのフランス海軍である。
英国と仏国の仲の悪さを考えると妙なことを考えてそうな気がしてならないのだ。


24347.イギリス東洋艦隊 HMSダイナスト アラフラ海
名前:クラリス・ローウェル    日付:2014/6/15(日) 14:2


──トレス海峡(Torres Strait)。
オーストラリア・ヨーク岬とパプア・ニューギニアの南北で約150km、東西約250kmに続いており、そこには274のサンゴ礁群島が点在する。
水深は約10m前後、岩礁と島が更に通航を困難にさせている。
西から突入する場合、プリンス・オブ・ウェールズ水路を通り、グレート・ノースイースト水路へと繋がる。後者は2ルートあるに対し、前者は1ルートに絞られる。
このルートしか民間船舶も通過手段がなく、そこへフランス海軍が東から突入した場合、大方の予測はつくだろうか。

「オーストラリア空軍の哨戒機より通報! フランス艦隊、計7隻がトレス海峡へ突入中!」
「フランスが、トレス海峡に?」

食堂で下士官らとティータイムを過ごしていたクラリスに、緊急電が飛び込んできた。
トレス海峡について少しばかり知識があれば、緊急性が高いものであることが分かることだろう。
この報に、クラリスはため息をついた。

「これで我が王立海軍を支援しに来たと言い張ったら……どの道、偽りの弁解を聞いても解決はしませんわね」

豪軍の哨戒機と哨戒艇から、イギリス東洋艦隊の進路妨害の恐れがあるとの予告が伝えられる。
とはいえ、近くには木材を運搬するタンカーなども見られ、海峡に突入した以上は引き返すにせよ進むにせよ入り乱れることは避けられそうにない。

「艦隊、巡航を維持。単縦陣へ移行。ポストはこちらで設定しますわ。折角、駆け足で何事もなく来れたと思いましたのに……ここで減速しては、意味がなくってよ」


24348.第1基幹艦隊 戦艦飛鳥 中部太平洋
名前:雪花    日付:2014/6/15(日) 14:24


なるほど……悪くない判断だと思います!
第2艦隊の出撃も確認できました。先行は第15艦隊と第17艦隊になりますね。
本土にも一報は入れておきました! 第11軍司令部にも、特務部隊の捻出をお願いします。

ええと、なんだかオーストリアの人には悪いことしちゃいましたね。
閉じ込めておくのも悪いですし、居住区程度ならゆっくりしてもらってましょう。
えすぴりとうさんとと? でしたっけ、そこを押さえるのはやはり鍵になりますが……。
珊瑚海で英国東洋艦隊を足止めできれば、ですね。


24349.巡洋艦「ビュサントール」 トレス海峡
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/6/15(日) 14:30
「哨戒機より入電、英国東洋艦隊がトレス海峡に到着しました。」

ムラサメ「おや、予想よりも早かったですね。しかし既に準備は整っておりますわ。艦載機の発艦と作業は予定通り続けさせて。」

「ダ・コール」

 CICの一角に映しだされたヘリ甲板の監視カメラには、「掃海具を懸吊した」NH90が発艦する様子が映し出されている。海上では既に他の駆逐艦から発艦したNH90が哨戒飛行と掃海作業を実施している。発艦したヘリはフランス艦隊の前に展開し、ちょうどイギリス艦隊との間を飛行している形だ。
 一方でラファイエット級フリゲートが後方海域を駆けずり回り、民間船舶に停船を求め、勝手に動き出さないように睨みを効かせている。

ムラサメ「頃合いですね。英国艦隊に通信をつないでくださるかしら。」

 ほどなくして、イギリス艦隊との間の指向性暗号通信がつながり、回線が開いたことを確認すると相手の応答も待たずにムラサメは喋り始めた。

ムラサメ「ボンジュール、親愛なるイギリス海軍のみなさん。お急ぎのところ申し訳ないのですけれども、今トレス海峡にはとっても危ない機雷が設置されているようですの。先ほど、こちらでも一つ爆破処理をしたところですの。おそらく、姑息な日本人が急いで仕掛けたものなのでしょうけれども、ご安心ください。私達フランス海軍がきちんと、安全性を確認してからあなた方をお通しいたしますわ。
 だからもう少しティータイムでもしながら待っていてくださるかしら。オ・フヴォワーフ。」


24350.イギリス東洋艦隊 HMSダイナスト アラフラ海
名前:クラリス・ローウェル    日付:2014/6/15(日) 15:19


「ぐぬぬ……」

潜り抜けようとも、民間船舶が停船させられていては更に航行を困難にしている。
国際問題を追加で増やすのは意図としておらず、強行突破は適切な判断とは呼べない。
とはいえ、フランス海軍の掃海処理終了は日が暮れてもクリア通達は来ないだろう。
日が暮れれば、作業困難。夜が明けたら、作業再開。

「ええい、分かりましたわ! 艦隊陣形は元の位置に、減速!」
「よろしいのですか、閣下」
「勝手に喋って勝手に切って……全く、フランス人は! 処分風景のビデオでも寄こすように通達しなさいな!」
「処分風景を?」

事実ならば、表だってフランス海軍を批判することはない。そう、事実であるならば、日本軍を批判すればよいのだ。
何せ、平時において他国が主権を持つ国際海峡の通航を封鎖し、民間船舶並びに無害通航を実施する軍艦を阻害していることになるのだ。
チャンスというわけではないが、ピンチを少しでも利に繋げる行動は機転と評価するべきだろうか。

「電算機の受領と輸送は、正当性がありましてよ。例えそれを批判する日本であっても、国際海峡の封鎖は……ということですわ」
「如何いたしますか?」
「こちらもマーリンHM.1を先行させますわ。洋上監視と確認、それから」

と、クラリスはトワイニングの茶缶を手に取り、中の取説にペンで「Thank you for your hard work.(御苦労様)」と一筆を添えて部下に手渡した。

「あのフランス艦隊の旗艦に、この紅茶でも差し入れておきますわ。頼みましたわよ」


24351.巡洋艦「ビュサントール」 トレス海峡
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/6/15(日) 15:44
ムラサメ「処分風景のビデオをイギリス海軍が?ふむ。」

 ムラサメは顎に指を軽く添えて思案した。確かに先ほど駆逐艦「プロヴァンス」から出たボートが、浮遊状態の係留機雷を銃撃で処分するビデオは先ほど撮影したばかりだ。そこに記録されている機雷は旧式ではあるが確かに日本軍のものであり、このビデオだけで「フランスのマッチポンプ」ということはできないはずだ。
 とは言え、イギリス軍電算機が直々にビデオをよこすように言ってきたのは気になった。イギリスは野蛮な国ではあるが、それは頭の切れとは比例関係にない。

ムラサメ「とは言え、処分ビデオを渋っていては無駄な疑念を生みますわね。いいでしょう、コピーガードを施した上で送ってさしあげて。」

 このビデオはあえて「完全に日本軍のせい」とも言い切れないようになっている。なにせ、処分されている機雷は「確かに現役ではあるのだが、古い型で今更新設するかと言うと微妙、昔の危機やらなんやらで設置されたものが偶然今になって見つかったのかもしれない」ともとれる程度のものなのだ。
 適切な逃げ道を用意してやることで、日本側の徹底追求をもかわす心算だ。

ムラサメ「それに紅茶ですか・・・司令室に届けておいて。それから"Il n'y a pas de quoi"(礼には及ばない)と返答を。」


24352.ガダルカナルで合流した強襲揚陸艦「加賀」に乗艦
名前:マホ    日付:2014/6/15(日) 20:51


ていうかここの11軍って兵力どれくらいでしたっけ?(現地の下士官達のずっこける音)
…いや、だって設定決まってないし私ここに来たばかりですし。
はあ、総勢で2個師団、1万5千人ですか。割と多いですね。まあ良く考えたら陸軍総兵力がウン十万人ですしね、そんなもんですか。

単に奇襲するだけならつばささんの陸戦隊だけでもできるでしょうけど、
対艦ミサイルとか設置するとなると2個連隊くらいは必要でしょうね。アッツ島守備隊がそれよりちょっと多いくらいでしたし。

2個連隊2000人、それに陸戦隊さんの200人。支援車両や陣地構築の資材も入れたら少々狭くなっちゃいますけど、
まあ何とかギリで第二艦隊の強襲揚陸艦3隻に詰め込める数でしょう。
正直もっと船が欲しいところですけど、奇襲作戦で鈍足の輸送艦なんて連れて行けませんしねえ。

…ところで私ただの中佐なんですけど、規模的に師団長級の権限持つ事になるんですがいいんですか。激しく今更ですかそうですか。


24353.第二艦隊 強襲揚陸艦『加賀』
名前:昴少佐    日付:2014/6/15(日) 22:19


あんたがマホ中佐か?私は第十七試験艦隊第一特戦隊隊長の昴少佐だ。
まあ特戦隊も二百そこらだから、総指揮はそっちになるのか。

しかし、泥縄もいいところだな。おかげでうちの成金大名(※伊勢崎家)の爺もおかんむりだ。


24354.二艦隊 強襲揚陸艦第『加賀』 
名前:鋼屋明日也    日付:2014/6/18(水) 8:3
国家安全保障省から派遣された鋼屋明日也は国安省「SAD」(Special Activities Division=特殊活動部)のやり手特殊工作員だ。
国安省のSADはHVT(高価値目標)の追跡と暗殺や拉致を主任務
とし時には日本の国益を害する物証の改竄や破壊そして”裏切り者の売国奴”の始末もしくは拉致といった所謂「ウェットワークス」
を仕事とする部隊である、いうまでもなく機密性も極めて高い。

余談ではあるが他国の諜報機関にも同様の特殊作戦部が存在し有名どころなのはCIAのSADであろう。

明日也は単独での敵地潜入能力に長け破壊工作や暗殺を経験
特戦隊の支援の為に沖縄ルートでカダルカナルからマホ中佐と共に合流したのだ。米軍やイギリス軍相手の非正規戦やデルタフォースやSEALSやSBS、SASといった米英の特殊部隊相手に交戦した経験も
ある彼が抜擢された。

「あんたら陸軍海軍が俺たち国安をどうみてるか知らんが、
 電算機の強奪と言う非常事態である以上俺たちは黙ってデスクワーク だけしてる訳にはいかないからな、俺は陸軍の特殊部隊にいて第一特 戦隊とはその時何度か仕事をした事がある」

「ここ2年間は中東や南米で”糞ったれ野郎”の始末やらとっ捕まえた りとそういう仕事ばっかりだったけが、それと比べれば
 まともな任務だ、な訳でよろしく頼む」


24355.第2機動艦隊 旗艦三笠
名前:皇花&梗花    日付:2014/6/18(水) 17:53


トラック諸島を拠点とする第2機動艦隊は、太平洋において迅速な初動が求められる艦隊の1つだ。
今回の事件に関して、第2艦隊の初動は及第点というべきだろうか。第2艦隊は雪花の想定よりも少々遅れていた。
軍令部から第1基幹艦隊への指示は早く、雪花の下令も迅速なものだった。
下令を受け、第2艦隊はアメリカ第3艦隊と第7艦隊の両艦隊に注目しなければならなかった。
艦隊戦のみならば初動は更に早かっただろう。南進が決定してから、陸戦物資を積めるだけ積み、トラックを出てからも積み続けたのも努力の結果ではある。
何故、遅れたのか。第2艦隊の指揮系統が成立していなかったからである。

前任の65式艦隊司令電算機である梗花少将から、70式艦隊司令電算機の皇花中将に引き継ぎが始まっていた第2艦隊。
書類上は皇花に指揮系統が書き換えられていたのだが、システム面の改修や変更が完了しておらず、
雪花からの下令を受けた発令を互いに上書きさせ、更新衝突によるシステム障害が発生したためであった。
技術的な話に触れると、データベースは一時的に両者とも共有ロックを行ったためと言える。

このシステム障害に復旧を要し、結果的に第2艦隊の出撃は多少遅れが生じたのであった。
すでにガダルカナル島まで進出した今では、すっかり解消されてはいるが。

「ま、伊式は廉価版みたいなものでしょ? 事故マニュアルも一種の方向性だけだし、こればっかりは仕方がないと思うんだけどー」
「でも、アタシと指揮権奪い合いしてたじゃんー。正規なアタシたちが良いとも言えないよ?」
「メンツって大事だと思うんだけど!」

司令席に座るは、皇花。司令席の背にしがみ付く様に凭れるは、梗花。
電算機の二頭制に戸惑いを隠しきれない第2艦隊であったが、ちびっこが増えた点では慣れっこな様子ではあった。

「しかもあれでしょ。加賀に、国安省の人間乗せたって"見た"けど。政治屋と一緒に仕事できんの?」
「政治屋って言っても、プロだって書いてるよ皇花ちゃん」
「ふーん……ま、いいわ。マホー! 姫子! アホ毛! もしもーし! 第2機動艦隊 司 令 長 官 の皇花よ! 師団の指揮に関しては心配しなくていいわ。南洋軍総司令官が遠隔で、代行司令の貴女に指令を飛ばす手はずになってるから!」
「マホ姉ー、碌な攻略計画が成立してない中で一生懸命かき集めた資材と人材、上手く使ってねー。てか、アタシのアイコンまだー?」
「まだよ。てか、私もまだなんだけど」

アイコンの表情は時間がかかるので汎用的な一枚絵ばかりなんですが、作りたいものも沢山あるので時間はかなりかかる見込み。
さて、第15支援艦隊と合わせても、アルマ率いるアメリカ艦隊に太刀打ちできるのか厳しいものがある。
島を局所制圧したとしても、艦隊戦には聊か不安が残っている。


24356.海軍省・軍令部 総長室
名前:冬桜    日付:2014/6/18(水) 22:42


「改めて、現時点における帝国海軍の電算機配備計画書です」

第1基幹艦隊:雪花(74式/中将待遇)
第2機動艦隊:皇花(70式/中将)、梗花(65式/少将)
第3機動艦隊:藤花(66式/中将)
第4機動艦隊:優花(64式試乙/大将)
第7機動艦隊:六花(66式/少将)
第8機動艦隊:柊花(68式/中将)
第15支援艦隊:つばさ、こまち
第17試験艦隊:翡翠(73式伊)、黒曜(74式伊)
※現状であって、もしかしたら以前から配置されてるポストもあるかもしれないのでその辺は濁し濁し。

稼働実績のある電算機たちが列挙され、現在の運用配備状況が整理されていく。
日本海軍の中で配備計画を掌っているのは、冬桜 玲海軍少将に他ならない。
軍令部第二部長 兼 帝国人型電算機開発計画 海軍調達責任者。若くしてこの地位に留まっているのは、後天性人型電算機開発計画の名残と言えよう。

「74伊式司令電算機は、タイ王国のバンコク総司令部からサタヒップ海軍基地まで陸路で輸送されている道中でした」

「手元の資料をご覧ください」と冬桜は言葉を添えて、説明を続けた。

「すでに帝国海軍よりタイ王国へ受領は完了していました。書類、及び現場においても引き渡しは完了しています。その後、技術顧問団とその警護車両が付随同行していたところ、事件が発生したわけです」

タイ王国に引き渡した後、襲撃を受ける。更には、輸送計画と警備状況も不足があったわけではなかったことが明らかとなった。
実行グループに対する調査の結果、欧米──とりわけ英海軍が偶発的に回収できるように装った綿密なる計画があったことが判明する。
その証言資料なども冬桜の手元に報告され、上司である軍令部総長に今報告がなされていた。

「責任の所在は、帝国海軍にありません。とはいえ、帝国海軍が現在実施している電算機輸送についてのマニュアルは追記強化する必要があります」

数字を増やせばよいというものではないが、事実上の軍事介入による強奪事件が発生したのだ。
聊か大袈裟だが、装甲車や専用の輸送車を改修することを盛り込んだ護送計画が必要であることは疑いようがない。
事件発生から報告を受けて今に至るまで、処理と護送計画の対策に追われたのであろう冬桜はよく責務を全うしていた。
疲れを隠しきれないのか、瞬きの回数も多い。

「護送計画に関しては以上です。東洋艦隊追撃に関しては、水川中将からも報告があったかと思いますが……クラリスさんも手の込んだことしてくれましたね」

総長の手元に届けなければならない責務を終えると、お互いに安堵のため息が漏れる。
「ちょっと横の応接席に座ってもいいですか」と疲れた目で訴えながら、冬桜は少し義理の娘に戻ってみせた。


24357.第二艦隊 強襲揚陸艦『加賀』
名前:昴少佐    日付:2014/6/18(水) 20:9


ああ、久しぶりだな鋼屋。マホ中佐、こいつの腕前は保証するぜ。
問題は、島に乗り込むまでの充分な支援を受けられるかどうか、かな。


24358.巡洋艦「ビュサントール」 トレス海峡
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/6/18(水) 20:51
 デジュネ(昼食)を各艦と機雷処理班がゆっくりと取って英気を養い、その後も安全第一で慎重に慎重を重ねた作業の結果、トレス海峡にはもはや1発の機雷も仕掛けられている可能性はなくなった。結局処分された機雷はイギリス艦隊到着前に銃撃処分された1発と、海底の泥の中に埋まっていた、おそらくはWW2中の機雷1発だけだったが、フランス水兵の間にはやりきった感あふれるいい空気が流れていた。

 今日一日でさらに日焼けした海の男たちが、水平線に沈もうとする夕日を見ながら一服し、さわやかな笑顔で談笑している。まさにシーマンシップあふれる情景だと言っていいだろう。

ムラサメ「イギリス海軍にとっては殴り飛ばしたい笑顔でしょうけどね!!」

 ムラサメは愉快で仕方がなさそうな笑顔で言った。この半日、イギリス海軍を足止めした意味は極めて大きい。慌てて飛び出てきた日本軍が、なんとか組織だった作戦行動を始める程度には時間が稼げただろう。これで無傷のままイギリス海軍が逃走しアメリカが太平洋の覇権を握るという最悪の事態はほぼ回避されたと思われた。

ムラサメ「さあ!イギリス海軍とアメリカ海軍にクリアの通達を!」


24359.ガダルカナル島 軽巡洋艦「阿武隈」
名前:つばさ    日付:2014/6/18(水) 21:42

つばさ「いいなー。三笠型の司令巡洋艦だー。」

こまち「あれは色々と楽だと聞きますわ。」

阿武隈艦長「とはいえあれもベースは十勝型だからなぁ。艦内スペース的にはあんまり変わらんと思うがね。」


つばさ「でも、第二艦隊よりこっちのほうが好きかな。向こうは指揮するフネの数が多そうだし。」

こまち「えぇ。こういう小所帯のほうが末端まで見えて好きですわ。」

飛龍艦長「違いない。意思の疎通は大事だからな。」


つばさ「第二艦隊が陸戦隊を搭載したら出発かな」

こまち「その前に私たちが先遣隊として出発したほうがいいのではないでしょうか?」

つばさ「発光信号で聞いてみてくれる?」

阿武隈艦長「了解した。」


24360.強襲揚陸艦「加賀」艦上
名前:何故か装備の色がコロコロ変わるマホ(ぇ    日付:2014/6/18(水) 23:29


泥縄的対応の文句は海軍までお願いしますよ、昴少佐。
陸軍も一応船を持ってはいますが、数の上では全く足りませんしね。そもそも陸軍が自由に海を駆け回ったら海軍の存在理由が無いですし。


あ、鋼屋さん初めまして。私ら陸軍は荒事とは言え、割と表立って動く仕事が多いので…正直今回のお仕事は慣れてませんです;
色々教えて頂けると助かります。いやマジで。


…何でしょう、第二艦隊の電算機を見てるとフェンディルの双子姫を思い出す…はて、私は何を。
なんか梗花がいつの間にか増殖してますが(違、第二艦隊のシステムエラーってあの二人のせいなんじゃないでしょうね;


そーですねつばささん、先に英海軍の動きを見ておいて貰うと良いかもしれませんね。
先に派手に海戦やられると微妙な気分になりますが、まあその辺も海軍にお任せしてますし。


…さて、と。色んなところとの話を纏めるのも大変です。
やっぱり私は中佐くらいでいいです。あ、これ言うとノンキャリアな士官さんに愚痴られるんですけどね。

えー、めんどいので作戦名を特に決めなかった仮称・エスピリトゥサント島上陸作戦ですが。
多分敵になりそうな部隊の配置はこんな感じだそうです。
島北東の砂浜、通称ゴールデンビーチに英軍主体の部隊。こっちは元々部隊を常駐させるようになってないので、いるとしても少数かと。
主力はこの島で唯一町と言える町、ルーガンビルに駐留する部隊ですか。艦艇が普通に停泊できるのもここだけです。しかも大型艦は無理っぽいです。

で、考えられる上陸地点は3つ。今挙げた2箇所の敵部隊の正面を強襲するのがふたつ、別の場所から上陸するのがもうひとつ。
え、もうひとつってどこかって?ほれここ、ゴールデンビーチの西側。ビッグ湾の奥ですよ。

エスピリトゥサント島はハワイ本島と同じく、玄武岩質の火山島ですからね。
ゴールデンビーチとかの有名な砂浜以外の海岸は、溶岩が崩れた黒い砂で覆われているのです。
だもんだからこの第三の上陸地点を、黒砂海岸と仮に呼称しますよ。
なんでここにしたって?この島マトモな道路があんまりないんです。
そんでもってそれ以外の土地はジャングルかヤシ畑かバナナ畑か、でなかったら割と険しい山なんです。しかも火山。
奇襲かけるなら、赤線で示した道路の近くで無いとマトモに動けませんのです。

とゆーわけで私ら実はあんまり選択肢ありません。中の人的には迷う要素が無くて助かります、もとい。ルート次第では迎撃される可能性が高いですね。
さて、陸戦隊の皆さん、そしてギニュー特戦隊の皆さん。どこにどう部隊を割り振りましょうかね。
鋼屋さんも忌憚無く御意見をば。

…け、決して投げっぱなしとかそういうんじゃないんだからねっ(ぇ


24361.軍令部総長執務室
名前:天霧一弥軍令部総長    日付:2014/6/18(水) 23:56


「あぁ、いいぞ玲・・・ふぅ」

大量にたまった書類の山を見上げ、憂鬱そうにため息をつく30代前半の見た目の男。
彼こそ海軍軍令部の長、海軍大将天霧一弥55歳。
冬桜玲の母親と再婚して以来、急に若返り始めてKonozamaである。
当初守衛にも通してもらえなかったというんだからその変わり様はすさまじいものだ。

「・・・ったく、どうもこうもねえわ。今からやるにはかなり後手後手だぞ」

艦隊配備図を眺める。
すでに南方の艦隊は相当数が動いており、しかしそれでもアルマ率いる第3艦隊主力と交戦しても優勢ではない。
本土の機動艦隊3個のうちどれかを増派しようにも、現場はあまりにも遠いのだ。

「優花に・・・第四機動艦隊に出てもらおう。第5機動艦隊は南方へシフト、4KdF(第四機動艦隊)には5Kdf(第五機動艦隊)のいた場所についてもらう」

第5機動艦隊のいちする場所は中部太平洋、アリスの第7艦隊と対峙しているが、そこから戦力を抽出できれば南方での対応はあるいは、といったところである。
しかし、当然ながらそれでもラグは生じる。それをどう埋めるか・・・

「航空隊をマリアナに増派させよう・・・」

ひとまずはこれでなんとかなるはずだ。
彼は椅子に深く座り、ため息を付いた。そして義娘のほうを向く。

「一休みするからコーヒーもってきてくれ・・・」


24362.第十七試験艦隊
名前:翡翠中将    日付:2014/6/19(木) 1:20


「足が止まったのは幸いだったわね」
「ええ、未だ原因は不明ですが。おかげで『銀龍』も追い付きそうです」
 翡翠の隣に立っているセミロングの女性-黒曜-がうなずく。彼女もまた、74伊式司令電算機であった。
 伊式電算機は同盟国に配るための廉価版。諸外国はもちろん、日本の軍人や政治家たちの大半もそう見ているであろう。確かに、それが第一の目的ではあるのだが。
「他の敵勢力は?」
「軽空母1を主力とするカナダ統合軍艦隊がいますが、こちらはハワイの米艦隊と共に中部太平洋を牽制する構えのようです」
「なるほどね」
「では私は『銀龍』に移動します」
「ええ、黒曜ちゃん。武運を」


24363.珊瑚海 空母戦闘群TF31
名前:アルマ    日付:2014/6/20(金) 0:47


アルマは明らかに苛ついていた。
フランス軍の行動は証拠こそ掴めないが、まさしくサボタージュそのものであるといえる。
貴重な時間を無為に失わせられたことに凄まじく腹立たしいものを感じながらも、しかしNATOの盟主たるアメリカの電算機である彼女は、現在この海域に展開するNATO艦隊のトップと言える。
フランスの目的は明白だ。自分たちは無傷で、しかし我々を日本と争わせて疲弊させる腹づもりだろう、どうせ。

「・・・いいこと考えちゃった」

小悪魔的な笑顔を浮かべ、アルマはひとつの命令を発信する。

”発 TF31アルマ 宛 イギリス フランス艦隊 及び 分遣艦隊
フランス艦隊はイギリス艦隊の直掩につき、我が分遣艦隊の先導のもとサモアまで航行されたし”

これは特におかしい点は無い、ただの合流命令にすぎない。
しかし、アメリカ軍の大兵力を目の前にして日本海軍が電算機奪還を図るには・・・それを考えると、これは意趣返しになる。
アルマは遥か洋上のクラリスに向けて、しかし聞かれることなく呟いた。

「さあクラリス、せいぜいフレンチを盾にしてやりなさい」


24364.イギリス東洋艦隊 HMSダイナスト トレス海峡
名前:クラリス・ローウェル    日付:2014/6/20(金) 2:0


「サレンダーモンキーが……NATOの電算機普及計画にだけは食いつくだけ食いついて、恩知らずにも程がありますわ」

電算機は、元を辿ればドイチュラント・ゲドゥルト社に辿り着く。
ドイツは基礎技術を完成させ、それはエンジェル計画やC計画へと昇華していった。
日本もソ連も例外ではない。東西問わず、電算機技術が勢力の壁を越え、やがては国家や軍隊に無くてはならない存在へとなったことは、企業努力といったところか。

「ま、映像に関しては半日もかければ、ちょろいものですわね」

一人小言を言いながら、コピーガードを外し終え本国に転送するクラリス。
すっかり日が沈み、時間の損失は測りしえなかった。
将兵には不安を感じさせないよう、お茶会などで慰労に務めたが、自身の不安は拭い去れなかった。

「"聖骸をハワイへ廻航せよ"──そのお蔭で、日本には追われるわ、フランスには邪魔をされるわ……中々手厳しいですわ」

そうしている間にも、トレス海峡のプリンス・オブ・ウェールズ水路へ突入する。
ここでも、フランス海軍による突発的な規制解除によって商船らが進路を邪魔する形となり、巡航以下でノロノロと航行しなければならなかった。
状況は、クラリスにとっては手に取るように分かる。足の引っ張り合いに深いため息をつき、聖骸と呼ばれた電算機収納棺にそっと手を触れた。

「アルマから来ましたわね。珊瑚海に抜けてからが本番、ですわ……」


24365.第2機動艦隊 旗艦三笠
名前:皇花&梗花    日付:2014/6/20(金) 11:16


「阿武隈より発光信号!」
「なるほどね。第15支援艦隊は、エスピリトゥサント島上陸支援の為に一足早く先遣隊としての進行を許可するわ」
「つばさちゃんと、こまちちゃんなら大丈夫だねー」
「心配ないわ。上陸支援後、イギリス東洋艦隊攻撃に余力があれば回してもらうわ」

皇花は、電算機間の戦略情報に更新をかける。イギリス東洋艦隊とその周囲の情報は、しっかりと把握していた。
珊瑚海に、戦略潜水艦が展開していないはずはなかったのだ。おまけに、数時間ごとに偵察衛星からの情報も更新される。

「私たちの敵は米海軍じゃない。さっさと、任務を果たすことよ」

少なくとも、皇花と梗花の間でもその意見に関して合致していた。
アルマかアリスか、この2人のどちらかを相手にするには手を焼く上、お互いに痛み分け若しくはこちらの旗色が悪くなることが十分に予想された。

「第5機動艦隊と第17試験艦隊、どうやら間に合いそうね」
「武力紛争法に基づいて、警告しておくわ」

対NATO警告 発:日本海軍 第2機動艦隊 宛:南太平洋区域におけるNATO全軍
英軍による皇軍人型電算機奪取は明白にして、甚だ遺憾である。
双方勢力は、軍事衝突を避けられざるものと認め、
海戦法規に基づき返還・臨検に臨めない場合は、対象の護衛戦力を含み障害の排除を辞さないことを警告する。
本通告から12時間以内に回答なき場合は、黙殺と判断し実力行使にて回収を実施する。

「どう?」
「対日軍事活動してるし、イギリスだけ狙い撃ちってわけにもいかないからねー。いーんじゃないー」
「今のところ、トレス海峡でドン詰まりしてるみたいね」
「ラバウルの海軍航空隊に逆算して出撃させるわ。電算化するとこの処理も早いのよ」

12時間後に確認されている英仏艦隊に対し攻撃が実施できるよう、ラバウル航空隊に出撃要請が入る。
神山、晨星、凄風、焔風の支援・制圧・制空三拍子が出撃態勢になると、皇花もそれに満足した。
ラバウルの天敵であるポート・モレスビーへの警戒や迎撃想定も怠ってはいない。
修正プログラムにより、この情報は"優花"にも逐一暗号化して送られ検証できるようなシステムになっていた。

「波状攻撃を仕掛けるわ。イギリス東洋艦隊も空母1隻が確認されてるしね」
「ずっと追跡してるんだしさ、空母からやっちゃえば?」
「面倒なのは護衛艦よ。おまけにイギリスの戦艦は堅すぎるし。CAPの展開が予想されるから、突破できる数は出してもらうつもりよ」
「マホ姉が、海戦派手にやるとーって言ってたけど?」
「航空機による前哨戦よ。対艦攻撃仕掛けて、御免なさい言い出したらそれで許してやるわ」

先に第2艦隊直々に手を下す必要は無い。皇花は、小さな脚を無理やり組んでにやりと笑った。
もっとも、クラリス率いる東洋艦隊はセレター軍港を出て以来「そのような事実は無い」との一点張り。
12時間後に先手が打たれることは、まず間違いないだろう。


24366.第二艦隊 強襲揚陸艦『加賀』
名前:昴少佐    日付:2014/6/20(金) 18:56


ま、どちらにしろ迎撃はされるだろうが……
真正面から突っ込む義理はないしな。黒砂海岸から行くか。

んで、ギニューってなんだギニューって。じゃあ箕輪が宇宙の帝王か?……割と似合ってるかもな(固形食糧をかじりながら)


24367.巡洋艦「ビュサントール」
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/6/20(金) 21:59
ムラサメ「う、ううむ」

 アメリカからの艦隊合流命令に、正直なところムラサメは戸惑っていた。前哨艦隊をつとめるとか、何か適当な理由をつけて本隊から離れてタヒチに戻るつもりだったのだが、当てが外れてしまった。
 かと言って、現状の戦力では特に断る理由がない。表向きはNATOの一員として行動している以上、上級司令部の命令はきかなければならない。

ムラサメ「むむむ、新大陸の連中め・・・仕方がありません、イギリス艦隊の護衛につきましょう。右翼側を担当すると伝えなさい。それから、『我々は演習後のため、弾薬・燃料ともに不十分。作戦推移の如何によっては離脱することを了承されたし』と送っておきなさい。」


24372.第十七試験艦隊
名前:翡翠中将    日付:2014/6/22(日) 21:19


「旗艦『霧島』準備よし」
「空母『銀龍』異常ありません」

 第十七試験艦隊が交戦開始前のすべての装備点検を完了した事を示すシグナルが入ると、翡翠はため息をついた。

「ねえ、あの子のこと御師様からは追加連絡ない?」
「やはり無理のようですね。あらゆる通信を遮断されているようです」
「んー、まあ通信できればそれが証拠になるしねー。それを許すはずも無し、か」


24373.イギリス東洋艦隊 HMSダイナスト トレス海峡
名前:クラリス・ローウェル    日付:2014/6/23(月) 14:52


「日本国籍の哨戒機及び護衛のType66がバリアーを突破! 接近しつつあります!」
「まだ回答期限まで時間はありますわ。手は出してこなくってよ」

ラバウルから発ったと思しき哨戒機"翔洋"と、直掩の"焔風"がイギリス東洋艦隊に接近した。
拡大望遠で十分視認できる位置を陣取るまで、クラリスは手を出さなかった。
回答期限まで7時間は残されている。更に先手を打たず、視認距離まで泳がせるには意味があった。

「そうですわね……確か、弾薬と燃料が不足していると喚いていましたわね?」
「汚い連中ですな。態々、大陸側である右翼を指定して展開した挙句、離脱準備まで……」
「そうはさせなくってよ。フォルバンに緊急性があるよう高出力かつ平文で通信を」
「フランスの駆逐艦に、ですか」

"これより、戦闘の恐れあり。ついて、本艦の過剰な弾薬及び燃料等運搬物を貴艦に委譲の用意あり。貴艦らの護衛に感謝す"

「聖骸を一旦連絡ヘリに載せ、ヘリ内で電源を」
「まさか、フランスに!?」
「いいえ? あくまでも、形だけですわ」

ましてや、大名行列宜しくトレス海峡をゆっくり抜け、艦隊陣形の調整の為速度をギリギリまで落としてる最中だ。
ヘリが着艦できない程の速度は、どの艦も出してはいない。

「ついでに、フォルバンとフランス艦隊の補給状況を聞いてきなさいな。出納記録が無いなんて言わせなくってよ」

あえて、ビュサントールを指名しなかったところがクラリスの仕返しといったところか。
クラリスの部屋から電算機収納棺が甲板まで移送され、ヘリ積み込みまでを見送った。
そして回答を待つ前に、フォルバンのヘリ甲板上空までマーリンHM.1を持っていき、そこで再蘇生の第一手順まで実施された。
もっとも、再蘇生には失敗しており重要な機密事項まではアクセスできておらず、ハワイなどの施設での解析が必要だ。
故意に開けたところで通信することで、輸送の事実は明らかになるが偽装移設も成立する。

「シャルロットが何と言おうと、ヘリを止めてはなりませんわよ。ミストラル等の弾薬を引き渡したら、速やかに帰還するように」

「あの女も勘は鋭く、悪賢いから」と呆れたように言葉を添えたクラリス。
とはいえ、やられやり返しの構図は隣人愛精神に欠けるものなのだが。


24374.第2機動艦隊 旗艦三笠
名前:皇花&梗花    日付:2014/6/23(月) 15:44


「ははぁーん……こういうときだけ、仲いいのねイギリスとフランスって」
「翡翠お姉ちゃん、じゃなかった翡翠中将ー、シグナル確認できたー?」

現地で追跡中の潜水艦と、哨戒機の情報を確認するや、皇花はにやりと笑った。
対して梗花は、不思議そうに確認する。

「そういえば、皇花ちゃん。聖骸ってなに?」
「えっ? 欧米版の大仏みたいなやつじゃないの? あ、うそうそ。キリストの聖遺物、つまり遺品ね」
「イギリス艦隊がずーっと、レリックっていう符牒使ってるんだけど電算機の事だよね?」
「恐らくね。おまけに、20分前にはこのレリックをフランス艦隊に移したらしいわ」

英仏艦隊が艦隊陣形を変更しているのは、確認されている。おまけに、クラリスの平文の後に「聖骸を移した」と中強度の暗号文が発せられていることも解読できた。
わざと匂いをつけているのだが、皇花は経験不足からかこれを必要以上に疑わなかった。
梗花も権限移譲と割り切ってたが故に、ダブルチェックも甘い結果に終わる。

「本命はフランス艦隊、ってこと?」
「普通、NATOなら外周部若しくはここなら左翼の防空を厚くするはず」
「これだと、イギリス艦隊が全受けだもんね。攻撃隊への指示はどうする?」
「ASM─空対艦誘導弾も回り込みができなくはないけど、フランス艦隊にも過重をかけるわ」

第2艦隊は、アルマとの対峙が求められる。
第15艦隊と第17艦隊にヌーメア南下を抑止させ、英仏艦隊に打撃を与えることで返還交渉に臨む算段だ。

「マホ姉が出番出番って言ってた気がするー」
「大丈夫よ。今からやるのは前哨戦。この航空攻撃で、イギリス戦艦を沈められるほど甘くは見てないわ」
「おきゅーを据えるって、なんかかっこいいよね」
「成敗してやるわ! 飛龍と銀龍に攻撃隊を出させなさい! ユーロファイターの迎撃が予想されるわ。あと、交渉期限は守るように」

対艦攻撃に特化した神山、晨星が、各空母とラバウルを飛び立つ。
後続で飛行艇も駆り出され、被撃墜機の搭乗員回収まで視野に入れられた編成で南下。狙いを英仏艦隊に定めた。


24375.TF31 珊瑚海北北東
名前:アルマ    日付:2014/6/23(月) 21:37


「動きがあったようね。我々は報復措置としてホニアラの陸軍司令部及び空軍基地を粉砕するわ。トマホークと攻撃隊を用意。
こんなところにまで立派な司令部を備え付ける愚かさを日本人に思い知らせるのよ」

全艦戦闘態勢に入るTF31及びTF32の艦艇群。
水上艦艇並びに潜水艦はトマホークミサイルの発射準備に入り、空母の甲板上ではステルス攻撃機のウェポンベイに誘導爆弾の装填が行われている。
日本側の先制攻撃と同時にホニアラの機能に打撃を与え、同地域における日本の活動を抑止する目的だ。

「日本の第五艦隊が南下してるって話しだし、出来る限り早めに済ませたほうがいいわね。流石に他の空母艦隊を出すのは対費用効果的にも良くないわ。
最悪全面衝突になったら私が廃棄処分されちゃうわよ。っと、攻撃隊は時間になったら出撃ね」

脳内で刻まれる時間を認識しながら、彼女はその時を待ち続ける。
恐らくホニアラ攻撃時刻は、日本の英仏艦隊空襲とほぼ同時刻になるはずだ。

「あーあー、日本軍のみなさーん、アメリカのアイドルアルマちゃんだよ〜、キャハッ。なんて冗談は置いといて、日本軍に通告するわ。
トレス海峡を通過中である英仏艦隊を攻撃した場合、我々はNATOとして報復するからよろしく」


24376.強襲揚陸艦「加賀」
名前:マホ    日付:2014/6/23(月) 21:52


いや私そんな出番出番言ってましたっけ(ぇ

あー、米軍の動きが割と早いですね。ホニアラが空爆されたようです。
私らはもう出港してますから、ていうか時間的にもう出ておかないと間に合わないっぽいですからwあんまり関係ないですが、
でも司令部は今頃大変でしょうね。
11軍の大半の兵力をそのまま置いてきてますし、多分空爆だけでしょうからコテンパンにやられたりはしないでしょうけど。
でも飛行場とか港湾設備が損傷受けるのは間違いないでしょうね。陸軍の飛行隊が支援するのは難しくなるかも。
…航続距離的に陸軍としてはそのほうが助かる、いえいえ何でもないです。海軍さん頑張れー(ぇ

あー、デカチチがなんかゆってますよ?
私らブン盗られた電算機を取り戻したいだけなんですがね。
世界の警察を気取るなら、私らに攻撃する前に英艦隊に臨検でもして欲しいもんです。
…というようなニュアンスを返答に混ぜて貰えたら、ええ。
最終的な指揮権の無い私はこういうお返事を独断でできないのが何ともですね。

さ、私らは私らでビッグ湾に綺麗な花火でも(ぉ


24377.ガダルカナル島 南方沖 旗艦「阿武隈」
名前:つばさ    日付:2014/6/23(月) 22:3


つばさ「海はひろいなーおおきいなー」

阿武隈艦長「偵察機から米艦隊との接触の報はまだ来ておらぬよ。」

つばさ「そっかー。まだ見つからないんだ。」

阿武隈艦長「通告はあったようだが、見つけたらじきに戦闘になるからな。」

つばさ「それは困ったねぇ。話し合いで返してもらえたらいいのにな。」

阿武隈艦長「そうも上手くいくまい。で、どうする?」

つばさ「んー。このまま哨戒してても時間が勿体ないしね。進路を西へ。イギリス艦隊の頭を押さえよう?」

阿武隈艦長「了解した。進路を西へ!」

「宜候!」
(英海軍の頭を押さえるべく移動を開始)


24378.第十七試験艦隊
名前:翡翠中将    日付:2014/6/23(月) 22:26
  

「はわー?」
 ほええー、ふえー?はううー等、ハ行の多い貴彦語である。

「先生、どうなさいました?」
「んー。『彼女』の反応が出た事なんだけどね。ちょっと引っかかるなー」
 これまで厳密に隠匿していたというのに、あっさりとボロをだしたものだ、と。
「フランス艦隊は囮なんじゃないかなー」
「逆かもしれませんよ。先生が囮と読んだ裏をかいて、本当にフランス艦隊に移したかもしれません」
「んー、その可能性もあるねー」
 腕組みをして考え込むドクター・プーカ。
「こちら翡翠。司令長官は誘いに乗るつもりのようですが、どうします?」
「まあ、とりあえずこのままかな」
 アルマからの通告文を見ながら、貴彦。

「"Cast not pearls before swine"」
「はい?」
「翡翠ちゃんは宗教の勉強もしたほうがいいかもね?かもね」
 ほわほわと言ってのけるほわ彦だった。


24379.強襲揚陸艦『加賀』
名前:鋼屋明日也    日付:2014/6/25(水) 21:49
「さてと俺は先にビッグ湾に潜り込んで色々と探ってみようとするか、たしか呉のS特の連中が使ってる特殊潜航艇を俺と一緒に積み込んだ筈だ」

彼と共に積みこまれた特殊作戦要員用特殊潜水艇は米海軍が開発していた「ASDS」(通称:改良型SEALs輸送システム)と同様に帝国海軍が
試作開発していた物だ。だが米海軍の物と同様に予算超過と信頼性の問題から凍結状態になっていたものだ。

「夜間でも内火艇や特殊大発とかの舟艇じゃ気付かれる、忍び込むならこいつが役立つ、えっ?アメさんが同じような物を開発して火事起こしたり故障したりして信頼性が怪しいて?まあ・・・
余程運が悪くない限り途中で故障なんてしないさ。
でだ昴少佐お宅らから何人か人出が欲しい、まあなんだったら
俺一人で言ってもいいけどな、SAMとかの対空兵器や設置された地対艦ミサイルやらをできるだけ片づける」


24380.巡洋艦「ビュサントール」
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/6/26(木) 23:41
ムラサメ「一体どこの誰がヘリの着艦なんて許可しましたの!?」

 いくらなんでも出納記録などを艦隊司令兼戦隊司令である私を飛び越して艦長に要求するなど、私の面目が立たないではないですか!
 イギリスの強硬な「嫌がらせ」の前にムラサメは心の中で地団駄を踏んでいた。

ムラサメ「ま、まあフォルバンが演習に参加していたのは事実ですから、砲弾の2割とSAMの1割は消費していますし、燃料だって余裕があるわけではないですから・・・」

 しかしここまでは「嫌がらせ」の範囲にとどまっている。よりにもよって、イコン自体をフォルバンに移して、これみよがしに高強度通信まで発信するとは、フランス軍を狙ってくれと日本軍に言っているようなものではないか。しかも万が一イコンを喪失するようなことがあれば、フランスのせいだと喧伝するつもりなのだ、そうだ、そうに違いない。あの乳デカブリテンはそういうつもりでいるに決まっている。

ムラサメ「いえ、ダメよ冷静さを失っては。むしろこの状況をプラスに考えましょう。もはやイコンはフランスの手にある・・・つまり作戦の主導権を握ったに等しい状態なのよ。これでイギリスもアメリカもフランスを盾にはできないし、うまくすればハワイなんかに向かわずイコン自体を本国に送ることだって・・・」

オペレーター「イギリス機、イコンを載せたまま発艦!そのまま戻っています!」

ムラサメ「はっ!?」

 直後、ムラサメの驚愕は脳内に直接響き渡ったサイレンによって中断された。レーダー哨戒線に国籍不明機の編隊が捉えられたのだ。

ムラサメ「総員戦闘配置!対空戦闘よーい! ええい、やってくれましたねあのデカチチブリテン!二度と晩餐会に呼んでやるものですか!」

 はめられた形になったフランス艦隊であるが、ともかく身は自分で守らなければならなかった。


24381.宮崎・伊勢崎財閥日向本社
名前:伊勢崎実繁    日付:2014/6/26(木) 21:40
「内通者はまだ見つからんか」
 実繁老人は直立不動で立っている女性の方を向いた。
「はい。伊勢崎電算社内にも内通者のいた可能性は高いのですが……」

 女性は伊勢崎財閥が擁する諜報部隊の一員だった。表向きは伊勢崎警備保障の一部門ということになっているが、現代に蘇った恐るべき忍びの者−ニンジャ−として他国からは恐れられている。

「よかろう。引き続き捜査を続けよ」
「『彼女』の救出については」
「陸上でならともかく、海の上ではどうにもなるまい。軍に任せる」
「はっ。ところで……」
「なんだ」
「外国人の登用を、いえ、せめて、機密に関わる分野への登用はお控えになっては」

 伊勢崎財閥は今や多国籍企業として成長している。大東亜連合各国の現地法人はおろか、本体の国内企業ですら日本人以外のアジア人の姿は珍しくない。例えば、伊勢崎電算の社長はヴェトナム人だ。さすがに、白人や黒人はまだほとんどいないが、それも皆無ではない。
「特に、満州民族や漢民族に共産中国や米系華僑が混入する可能性は高いと思われます」
「だからこそお前たちがいるのだ」
 老人はそっけなく答えた。伊勢崎財閥は機密保持においては日本一、世界でも指折りに厳格な企業として知られる。

「そもそも日本人とて決して裏切らない保証はないだろう」
 そう言うと、実繁は苦々しい表情を浮かべて窓の外を見た。
 かつて、その先例はあった。それも、伊勢崎一門から、である。


24382.強襲揚陸艦「加賀」
名前:昴少佐    日付:2014/6/26(木) 21:49



ああ、この手の潜入が得意な奴らを貸してやる。

だが無理はするな。連中、きっと手ぐすね引いて待ちかまえているぞ。


24383.赤い国の思惑
名前:クルスカヤ    日付:2014/6/27(金) 0:15

各国のマスコミ等では全く報道されていないが【聖骸】と呼ばれる日本の最高機密のモノを巡り各国が随分と慌ただしく動いている様だ。
では我々は?
我々は動く必要がない。(正確には動けないが正しい。
祖国統一戦争の結果、遂に連邦はかつての領域の殆どを回収した。
・大祖国戦争後さながらの荒廃した土地を併合した事
・占領地における人口の一割に当たる残留日本人、日系人の反発
・2000万もの予備役の殆どを動員したことにより膨れ上がった軍を維持する為の予算
・太平洋艦隊の受けた損害
などなど挙げたらきりがないが、とにかく動く余力はない。
これら障害を取り除き連邦を立て直す為にはとにかく時間が必要なのだ。
そこで日本に何人もいる【ラムゼイ】達が掴んだ伊勢崎グループ【聖骸】その警備情報をそれとなくイギリスとアメリカに流した。
イギリスはまるで水を得た魚の如く迅速に動いてくれた。
アメリカはこちらの意図などお見通しだろう。
だがアメリカにとって損は無いと踏んだのだろう。我々が得るのは時間だけだとわかっているからだ。

さて結果だが、まさしく想定以上の成果だ。
各国は戦争ギリギリの綱渡りを行っているおかげで我が国に人道的支援という名目の軍事介入は不可能となった。
この間に連邦の一体化を妨げる最大の原因である残留日本人、日系人の粛清と同化を推し進めなければならない!


24384.ラ・スペツィア軍港 軽空母アルマンド・ディアズ
名前:エレオノーラ    日付:2014/6/27(金) 1:1



「…」

 金髪の電算機は両手で顔を包み込み、おもいきり背を丸めて、全力で苦悩のポーズを取っている。全ての原因はNATO本部から送られてくる、現在のNATO艦隊のシュールなコント劇の実況中継だ。フランスとイギリスが同道している時点で、色々と嫌な予感がしてはいたがこれほどとは予想できなかった。耐えれずうめき声をあげはじめたエレオノーラに、彼女の参謀長は、よろしいですかな、と哀れみのこもった声で前置きをして報告を始める。

「現在、ダニエーレ・マニン、ベルフィオーレの両艦は問題なく予定の航路を消化中です。いまはスリランカですな。四日後には予定通りシンガポールには着いているでしょう」
 報告に答えるため苦悩のポーズを中断し、ノーラは面を上げる。
「いまの混沌とした状況にはあまり送り出したくないですね…シンガポールについた時点で改めて判断します。もし東進しない場合は、調度良いのでベンガル湾辺りで演習しててもらいましょう、あそこはきな臭いですから」
 ゆったりと椅子にかけ直し、軽く唇の下をかきながら懸案事項を思い出す。
「そういえば、うちの空軍が派遣されるという話がありましたけれど、どうなったんですか」
「ああ、それは頓挫しました。予算的な都合ですな。そもそも、空軍も言ってみただけでしょう」
 そうですか、とノーラは軽く溜息を付くように答え、ひと通り業務をこなした後に、自室へ戻る。

「ああ、もう、絶対文句言ってやる!抗議してやる!うちの参謀総長焚き付けてフランス電算機もイギリス電算機もお仕置きさせてやる!」
 と先ほどの報告を聞いていた時のストレスを全力で発散するように、ノーラは口に枕を当てて、ただただ理不尽な内容を虚しく叫んでいた。


24385.ソビエト連邦について
名前:カティーリン    日付:2014/6/28(土) 1:29
ソビエト連邦。1922年、世界初の社会主義国として建国された超大国の名である。
一党独裁制にして、ソビエト連邦共産党の書記長がその実権を握っている。
1度は連邦分裂を経験し国力の低下は著しく、分裂国は大東亜の緩衝国となり下がっていた。
しかし今日の強きソビエトがあるのは、ソビエト連邦共産党書記長の成果によるものと言っても過言ではない。
そしてその成果は、カティーリンによるものである。

ソビエト連邦共産党の指導をより高度なものへ昇華させるため、1995年にカティーリン・システムが導入された。
始めはアナログな手打ちと、事前に最良と思われる答えから選んで応答する単純な装置だったカティーリン・システム。
2000年に突入し、パーソナルコンピュータとインターネットがソビエトでも爆発的に普及し始める。
始めに党内ネットワークとして機能するようになり、民間においても検閲ネットワークとして普及と情報化が進むにつれて強力なものへとなっていった。

2001年に開催された第31回ソビエト共産党大会では、カティーリン・システムによる最良の党員と指導者が選出。
カティーリン・システムによって改革が実施される中、2004年には日本海軍などで人型電算機が導入され始める。
ソ連においても遅れまいと、各設計局から製造された人型電算機の稼働が行われており、その実績は確たるものになる。
2007年4月3日、統合型中枢電算機のカティーリンから、人型電算機のカティーリンへ移行する。
この出来事が、ソビエトの将来を決定づけるものとなった。

誕生から数時間も経たぬうちに、党基幹ネットワークを掌握。1995年から実に12年間に渡る情報分析データと、ソビエトの全てを己の物にした。
2008年の第33回ソビエト共産党大会において、カティーリン自身が書記長に就任。
党軍内粛清が吹き荒れ、それはスターリンの孫娘とも呼ばれるほどスターリンを彷彿させる粛清の嵐であった。

祖国統一戦争、シベリア内戦と呼ばれた対シベリア共和国(東ロシア)への侵攻は2009年から2010年にかけての出来事である。
スヴャトスラフ・コーネフ主導による越冬演習作戦は成功を収め、ソ連は再統一を達成する。
それから、4年。されど、4年だろうか。ソビエトは、今でもカティーリンの指導を欲している。

雪花から見れば、「カリスマな人型電算機によるすごい国」なのだが、事実上世界唯一にして初の「人型電算機による国家統治」がなされているところは驚愕の事実であろう。
ソビエト連邦再建宣言の一文である「諸外国では局地的な戦場指揮で人型電算機が勝利を収めている。ソビエトは世界的な国家運用で勝利する」はあまりに有名だ。
国民にも広く伝えられ、その実績と政治手腕は畏怖と尊敬の対象となっている。


24386.中部太平洋海域 第四機動艦隊旗艦 戦艦”駿河”
名前:優花    日付:2014/6/28(土) 17:28


戦艦”駿河”。それは日本海軍最新鋭かつ最大の戦艦である。
日本海軍が老朽化の進む”飛鳥”の後継を目指して作り上げられた、鉄の怪物だ。
武装は三連装四五口径五一糎砲を三基、一五糎(15.5cm)単装速射高角砲を六基、更にミサイルVLSを多数備え、更には主砲弾に通常交戦距離で耐えられるだけの装甲を持つ。
コレに直接対抗できるのは、コレに対処するためにアメリカで建造された戦艦”モンタナ”ぐらいなものだろう。

しかしその大戦艦が第一基幹艦隊に配備されていないのは、ちょっとした不具合によるものだった。
システムのマッチングが優花にしか適合できず、雪花には持て余してしまうというものだ。
原因は優花のシステムと雪花のシステムの僅かな違いであったが、それが決定的な問題となってしまった。
そのため、第一基幹艦隊用に同型艦の建造が計画されるが、そのたびに色々な問題で取り止めになっている。

さて、その駿河の中枢で、優花は”娘”である皇花から受け取った情報を精査し、ちょっとした違和感を覚えていた。
なんと説明したらいいものか、ともかく英仏艦隊の動きが妙であった。
双方最大の嫌がらせを相手にやっているような・・

「まさかね、そんなはずないわ」

そうだ、そんなはずは無い。常識的に考えれば、だが。
敵が目の前にいるにもかかわらず足の引っ張り合いをして危険に晒そうとするなんて、後ろから撃たれても文句は言えないはずだ。
だから優花はその考えを振り払ったものの、わずかに電脳の片隅にこびりつく。

「うーん・・・」


24387.ソビエト連邦 モスクワ 閣僚会議館 執務室
名前:カティーリン    日付:2014/6/28(土) 18:2


ソビエト連邦の首都モスクワ、クレムリンの閣僚会議館 執務室はソビエトの中枢と呼ぶにふさわしい。
この執務室こそ、少女の為の部屋であり、ソビエト連邦共産党書記長の為の部屋である。
少女の名はカティーリン。ソビエトの最高指導者だ。
外見が幼いとはいえ、立派な指導者。日々の仕事は山のようにあり、そして勤勉であった。
日々絶えることのない書類。ようやく、今日中分の既読のサインを済ませ終え、お気に入りの執務席の背凭れに身体を預けた。

「楽じゃないわね、書記長も。ま、私にしか務まらないけど」

カティーリンの書記長就任は、西側に失笑され、東側に大きな衝撃を与えたことから始まった。
フルシチョフ体制からスターリン批判とは真逆の出来事であった。東側の軍事均衡における質を向上させるため、電算機配備を推進したことは東欧諸国を中心に歓迎された。
ドイツ民主共和国こと東ドイツへの優遇も行われ、カリーニングラード州とヴァルミア=マズルィ県を併合後に東ドイツの統治参加を許した。
ポーランドに対する保障も厚く、カティンの森事件についても大筋を認め調査と誠意ある対応を約束することが表明された。
カリーニングラードは東プロイセンへと再び戻され、共同統治において閉鎖都市の一部公開がなされるなど、東欧優遇は特徴的な改革でもあった。

シベリア再統一は、西側を戦慄させるに十分足り得る出来事だったが、更に驚かせたのはヤール=ベンガル戦争だろう。
本投稿文では詳しくは触れないが、東側の総力を挙げた干渉はワルシャワ条約機構の足並みの良さとカティーリン体制が盤石なものであることを世界に発信し、ソビエト連邦の復活を示す出来事であった。

「クルスカヤの報告意見書には目を通した。反共主義者並びに日系残留人に対して、独立扇動を罰することを検討するわ。むしろ、した方がいいわね。さて、と」

大好きなグルジアぶどうジュースを口に含んでから、タブレット・コンピューターのスケジュール表に目をやった。
自分なりの好きなタイミングを見計らって、電話の受話器を手に取る。

「もしもし? 家族で食事終わったぐらいだろうから電話したわ。第三次戦略兵器削減条約(START III)の件だけど──」

アメリカへの電話も楽々である。第三次戦略兵器削減条約も前向きに進められており、アメリカ合衆国大統領とも頻繁に打ち合わせされている。7割方、カティーリンによる雑談なのだが。
今では自他ともに認められた、書記長カティーリン。そろそろ本気出すと周囲に漏らしているが、とある準備がカティーリンの指導のもとで進められている。それは、聖骸の行方が分かってからの話だが。


24388.第15支援艦隊 旗艦「阿武隈」
名前:つばさ    日付:2014/6/28(土) 19:27

「索敵機より英艦隊発見。数は戦艦級3、巡洋艦級1、駆逐艦級12、その他小艦艇多数とのこと。」

つばさ「数が合わないね?」

阿武隈艦長「別の艦隊と合流したのだろう。レーダー反射波だから戦艦級は1隻を空母に訂正したほうがいいな。」

つばさ「もう時間?」

阿武隈艦長「うむ。ちょうど時間のようだ。」

つばさ「はーい。対艦戦闘用意。」

阿武隈艦長「対艦戦闘!飛龍へ対艦攻撃機、戦闘機の発艦を指示!」

つばさ「無線封鎖解除。接続して対空戦闘指揮を執るね。対艦戦闘はもうこまちちゃんが準備してるはずだから。」

阿武隈艦長「了解した。目標は?」

つばさ「目標は英海軍の撃滅。拿捕は考えなくて良いよ。」
(第15艦隊は戦闘態勢へ移行)


24389.ソビエト極東軍管区 第5赤旗軍 第81親衛自動車化狙撃兵師団
名前:師団長アンナ・アリルーエワ    日付:2014/6/28(土) 19:53
「検討って…悠長にも程が有るでしょうあの人造人間め‼︎」
第81親衛自動車化狙撃兵師団付政治委員にして我が友クルスカヤはかなりイライラしているらしい。
人民の指導者カティーリン同志に対する意見書の返事がどうやら芳しく無かった様だ。個人的にはあのカティーリン同志から検討に値すると思われただけ対したものだと思うが…。
「怒るのはいいけど誰かに聞かれたらまずいんじゃないか?」
とまあ、無駄だと思うが一応警告しておく。
「聞かれたらまずい⁈上等だ!処刑でもなんでもやればいいじゃない!」
やれやれ…どうもこの女、最悪処刑されることに対する恐怖心というものが皆無な様である。
何しろこの女、信奉するものはソビエト連合という国家のみでその他の全て自分の命や家族、果ては党の指導者でさえも惜しくはないという考えの超のつく国家主義者だ…。
かつてここにきて私と知り合う前にはシベリア軍管区にいて、エカテリーナ・スターリナに喧嘩吹っかけるわ、挙句本気で怒ったスヴャスラフ・コーネフやパーヴェル・スミルノフの両名相手を真っ正面から批判し一歩も引かなかった程のイかれた神経の持ち主だ。
いやもうほんとどうして極東軍管区に左遷程度で済んだのか不思議…(; ̄ェ ̄)
それ以降も危ない発言を繰り返しているし、カティーリンの耳に届いていない筈はないのだが…
反逆だけは決してしないと思われたのか、はたまたそこそこ有能で殺すには惜しいと思われたのか…
まあどうあがいてもこいつには現指導部を揺るがす政敵にはなり得ないと判断されたからだろう…
「あんたの立場で意見書が通る方がおかしいわよ…。ともかくあとは待ちなさい。」
現状、日帝のこちらに対する圧力は聖骸を巡るゴタゴタでかなり弱まってるとはいえ、今だ状況は切迫している。
各国はそして我が国はコレからどう動くのか…。


24390.イギリス東洋艦隊 HMSダイナスト 珊瑚海
名前:クラリス・ローウェル    日付:2014/6/28(土) 21:4


「ポートモレスビーより、日本軍機が南下中! 晨星等が少なくとも合わせて概算50機、2方向より3編成に分けて接近中です」
「用意周到ですわね。波状攻撃をかけるのは明白ですわ、インヴィンシブル(空母)より追加で直掩を」

もちろん、右翼のフランス艦隊にエアーカバーは提供しなかった。
ポートモレスビーより応援で飛びあがった迎撃機が、申し訳程度に英仏艦隊まで南下しCAP任務についた程度だ。
艦隊上空で飛びまわったところで、対艦ミサイルが放たれてしまっては如何せん意味をなさないのだが。
第2、第15、ラバウルより飛び立った攻撃隊は、米艦隊に回さなかった分を全力で英仏にその暴力を叩きつけんとしており、クラリスの策略もあってか攻撃は英仏に分散した。

刻一刻と回答期限に近づき、やがて皇花が宣言した時刻通りに戦闘は開始された。
バヌアツ空襲が先だったのか、英仏艦隊攻撃が先だったかは後の南方事変論争の1つに挙げられる。
アメリカによって日本第11軍及び海軍支援能力は打撃を被り、アメリカ太平洋艦隊は無傷でその戦果を得ることに成功する。
その分、酷く英仏艦隊が損害を被る形となった。

「日本軍機、左右へ展開!」
「どちらかと言えば、右翼側に回り込んでくれていますわね……リミットは経過いたしましたわ、迎撃なさい!」
「晨星2機の撃墜を確認。Type66─焔風の護衛が厳重で、CAPだけでは押さえきれません!」
「それは百も承知でしてよ! 1隻の空母で、航空基地と2個機動部隊からの対艦攻撃を阻止しようなど……」

分が悪いが、イギリス東洋艦隊は通常の艦隊に比べて冷静であった。
クラリスによる統率は絶対であり、発射された対艦ミサイルがどこに向かうかなど大まかなデータから洗練された予測対応力で効率的な迎撃に臨めることは周知の事であるからだ。
少ないエアーカバーから評価されることは、「マレー沖海戦よりもマシ」であることだろうか。

「ダイナストに4発、インヴィンシブルに6発、ヴィンデクティブに8発。こちらで演算入力しますわ。給弾に備えなさいな」
「ヴィンデクティブに8発? 何故です?」
「本艦を完全に識別していたわけではなさそうですわ。大きい艦なら集中して、のつもりではなくて?」

雪花が仕入れたセクター軍港でのイギリス東洋艦隊編成は次の通り。
「英国東洋艦隊は、戦艦2、正規空母1、護衛艦6、その他支援艦複数」と確認されていた。
巡洋艦"ヴィンデクティブ"は、イギリス国産のミサイル巡洋艦にして大型な艦影は戦艦と誤認されていた。
さらに、艦隊左翼外周寄りに位置していたことが狙われる要因となる。

「SAM……短SAM……くっ、割とスタンドアローン式なのが厄介な目標ですわね」

艦隊防空、個艦防空、近接防空と順番に突き抜け、食い破られ、撃ち漏らしたマップ上の目標物が、クラリスの脳裏に投影され眼前に近づく感覚に襲われていた。

「本艦にも直撃が来ます!」

クラリスが感知し、目を細めた次の瞬間。ダイナストに53式空対艦誘導弾が命中し、爆発と、轟音が喚き響き渡った。
損害報告とクラリスが口を開く前に、機械的な損害は把握できた。
ある程度の損害状況は把握できたが人的被害や目視状況までは不明であることは、機械が幾ら発達しても飛ばせないフローであることだろう。

「左舷、後部建造物に命中! 衛星通信に支障! 誘爆の恐れなし、火災発生するも鎮火可能! 3名軽傷!」
「ダメコンは規定通りに。それから、聖骸をモニターしておくよう──」
「左舷に被弾! 舷部船体に大破口!」

続け様に、もう1発、さらに1発と飛び込んでくる。
ダイナストにも命中弾が出たが、更に悲惨だったのが巡洋艦"ヴィンデクティブ"であった。
艦隊防空の要でもあったヴィンデクティブは、ダイナストより狙われ最終的に左舷に5発を集中して被弾。
VLS区画に命中し大爆発を起こした後、真っ二つであった。

「ヴィンデクティブが……くっ」

この3次にわたる波状攻撃で、イギリス東洋艦隊は巡洋艦1を失い、駆逐艦2大破曳航、空母インヴィンシブルが中破。CAP収容が困難になり、ポートモレスビーへの着陸を指示。クラリスと聖骸が収容されるダイナストは、堅牢な造りと艦隊防空の成果もあり、その王座と威信は揺らぐことなく健在であった。
挙げられる損害として、通信障害が発生し復旧に時間がかかることと、旗艦としての電算システムにダメージを負ったこと。

「一応、アルマにも状況は報告しますわ。フランスも、それなりでしょうけれども」

「神の御加護は」と言いかけて、クラリスは続きを口にしなかった。
海峡で妨害を食らわず、アメリカの先遣隊と合流すればここまで酷くやられることもなく、足並みをそろえて連合で艦隊防空が整っていたことだろう。
クラリスの仕返しは、フランス海軍の被害状況が示していた。


24391.TF31 珊瑚海北西
名前:アルマ    日付:2014/6/28(土) 21:46


ホニアラを無力化したことで現地日本軍の活動を押さえ込んだ現在、珊瑚海にTF31及びTF32を阻止できる戦力は居ない。
空襲で喪失した機体は僅かであり、これからの作戦行動に全くの支障はなく、米海軍は次の目標を定めようとしていた。

「クラリスからの報告が酷いわね、これじゃ次の空襲持たないわよ・・・先手を打ちましょ」

分遣艦隊からの情報を精査し、敵艦隊の方角を予測。
そこに衛星とのリンクを繋ぎ、偵察画像から目標を捜索、判別し、その位置をマーク。
敵艦隊の位置を確認すると、それを即座に全艦隊へとつないだ。

「攻撃目標は敵空母。とにかく敵の航空兵力を削ぎ、コレ以上の追跡を抑止すること。ついでに、オーストラリアの攻撃機も参加させなさい」

第二次攻撃までのタイムラグを考えれば、猶予はない。
同時に2個艦隊を攻撃することで日本海軍の動きを阻止せねばならない。
小規模の支援艦隊はこの攻撃で航空運用能力を喪失できるだろうが、問題は日本海軍の第二艦隊だ。
伊達に主力艦隊の一つではなく、またこちらも全力で殴りかかる事もできない以上、損失は大きくなることが予想される。
しかしながら、豪州空軍の力を借りれば空母に中破以上の打撃を与えることは不可能ではないはずだ。

「んー・・・・そうだ、潜水艦隊は珊瑚海の東を重点的に警戒しておいて。ここで空母戦力を喪失させれば日本艦隊は追跡を続行できないけども、それで連中がおさまるはずがないわ。絶対に何かしてくるはずよ」


24392.巡洋艦「ビュサントール」
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/6/28(土) 22:21
ムラサメ「エアカバーをよこさないとはやってくれるではないですか・・・」

 イギリス軍の意図するところはもはや明白であった。フランス艦隊そのものを囮にしてイギリス艦隊の損害の軽減をはかろうとしている。それもこのように露骨な形で、まったくの無断で、である。

ムラサメ「これは本国から抗議がいくレベルですよ、全く・・・生き残ったら覚えてらっしゃい・・・」

 もはやイギリス艦隊などあてにはできず、1隻の巡洋艦、4隻の駆逐艦、2隻のフリゲートという限られた戦力で防空を行うしか無い。その上エリアディフェンス可能なSAMを搭載しているのはビュサントールとフォルバン級の合計4隻に過ぎない。残りは短距離ミサイルのアスター15とミストラルを装備しているだけなのだ。これではせいぜいミサイル迎撃しかできない。さらには、対艦ミサイルを被弾してなお戦力を保つような重装甲艦は存在していないのだ。

ムラサメ「陣形を密集隊形に移行!艦砲にいたるまで相互連携で乗り切ります!イルミネーターは私に直結!艦砲はキリサメ指示の目標!やれるわね?」

キリサメ「もちろん。砲を扱わせりゃアタシの右に出るものはいないっての。」

 フランス電算機の特徴でもあるヘッドフォン型接続装置を2人は装着し、椅子に深々と座った。

ムラサメ「Vive La France!」

 ムラサメのフランスを称える、あまりにも率直な言葉とともに、4条の噴煙が空へと伸びていった。



 30分後、フランス艦隊からは3隻が落伍していた。その他、1隻が噴煙をあげているがどうにか機関は無事であり、火災も鎮火の見込みとの報告が来ている。しかしながら被弾の衝撃で火器管制装置に異常をきたしており、すぐには戦闘に戻れそうな状態にない。

キリサメ「被害はフリゲート『アコニト』沈没、駆逐艦『シュヴァリエ・ポール』大破炎上中、現在同『プリュトン』が2隻の溺者を救助中で遅れてる。あと、『アキテーヌ』が中破してるけど航行に支障はないそうよ。」

ムラサメ「攻撃規模の割にはよくやりました・・・が」

 これでエリアディフェンスSAMを搭載した艦は『フォルバン』とこの『ビュサントール』のみとなってしまった。フォルバンはイコンが乗っている可能性があったからか、日本軍はあえて攻撃を避けていたように思える。つまり、第二波がくればビュサントールは最優先目標となってしまうだろう。
 フランス艦隊が無事タヒチまで戻れるかどうかは、わからなくなっていた。


24393.第115駆逐艦隊 強襲揚陸艦「冬鳥」
名前:こまち    日付:2014/6/29(日) 0:28


「対艦戦闘!」

こまち「目標、英艦隊。緒元入力を。」

「飛龍航空隊の発艦を確認!」

こまち「航空隊各機へのデータリンク確認。優先目標の割振りを完了。」

「諸元入力完了!対電探弾パッシブで発射準備完了!トランスポンダ設定完了!」

こまち「トランスポンダ確認。」

「52式水雷弾の飛翔位置、深度設定およびデータ連携完了!」

こまち「了解しましたわ。データリンクしつつ射撃を開始してくださいまし。」

「斉射!」

こまち「続いて第二射の準備を。それと、第18防空戦隊と第9駆逐隊の対艦火力を此方へ。押し切りますわ。」
(計17発のミサイルが英仏艦隊へ向けて飛翔)


24394.イギリス東洋艦隊 HMSダイナスト 珊瑚海
名前:クラリス・ローウェル    日付:2014/6/29(日) 14:58


イギリス東洋艦隊の被害は、日本第15艦隊による水上攻撃によって更に上乗せされる形となった。
良くも悪くも、フランス艦隊にも攻撃は分散吸収され辛うじて凌いだと言えよう。

■イギリス東洋艦隊
戦艦「ダイナスト」小破
ミサイル巡洋艦「ヴィンデクティブ」沈没
軽空母「インヴィンシブル」中破/艦載機収容不可
護衛艦2隻中破、補給支援艦「バッカス」大破、他艦艇損傷軽微又は健在

航空攻撃と対水上戦闘を仕掛けてきたことで、クラリスは受け身になるつもりは無かった。
対艦攻撃の迎撃に対し躍起になりつつも、位置特定に務め絞り込む。これこそ、人型電算機に為せる業だろう。
艦隊の針路はやや北に向けたが、フランス艦隊はこれ以上振り回されまいと分離する恐れはある。

「火の粉は自分自身の手で払ってみせますわよ」

徐々に距離を詰める。巡航ミサイルを打ったところで、何億円もの金を珊瑚海にばら撒くに過ぎない。
中核である戦艦ダイナストこそ、イギリス東洋艦隊の切り札にして反撃の決定打に相応しい。

「"アロンダイト"装填!」
「主砲、1番、2番、3番、4番、装填用意!」

アロンダイト(Alondite)は、「M982 エクスカリバー」GPS砲弾の影響を受けて英陸海軍で開発運用され始めたGPS砲弾である。
ダイナストのような戦艦での運用にも対応し、そのタイプは16インチ砲(40.64cm砲)で運用つまりは専用砲弾と言っても過言ではない。
アーサー王伝説のエクスカリバーと剣を交えた伝説を持つ、アロンダイト。
エレインの姫たちを救う故事に倣うことは、今まさしく反撃の一矢と言える。

「日本艦隊発見! 彼我距離、約290km!」
「110kmまで詰めますわ。"あの"フィリーネのお家芸を真似るのは少々癪ですけれども」

砲弾にロケットブースターを備え、射程延長の工夫が試みられており、巡航ミサイルよりは遥かに安価でかつ命中精度がかなり高いことが評価されている。
あの日本海海戦でさえ、無傷では終わっていない。一方的な完封の裏側でさえ、出血を強いる。
クラリスは、名誉と誇りにかけて反撃に臨んだ。例え、積み荷が非難されようとも、正義は数多あるのだから。

水上攻撃の先手を食らってから、1〜2時間の一方的な死闘。
ようやく、落ち着きが見えた時。その報告と号令は、ついに来た。

「ポスト通過! およそ、110km!」
「目標、先頭の綾瀬級軽巡洋艦! 並びに、SSMによる艦対艦攻撃を開始!」
「Ready...Shoooot!」

ダイナストの咆哮。計12発のアロンダイトGPS砲弾が放たれ、防空陣形の切り崩しにかかる。
砲弾を直撃させることを目的としておらず、曳火砲撃に意味があった。
現代艦のむき出しな衛星通信装置や艦橋構造物に射撃装置の前で、16インチ砲弾が炸裂すればひとたまりもない。
ただ、110kmはあまりにも遠く、想定80km圏内からの射撃が有効とされていたためGPS砲弾といえど目標手前で水しぶきをあげてしまう。

ただ、その攻撃は威圧的で、イギリス東洋艦隊の闘士が折れていないことを示しているかのようだった。


24395.第115駆逐艦隊 強襲揚陸艦「冬鳥」
名前:こまち    日付:2014/6/29(日) 15:46


「逆探に感あり!発見されました!」

こまち「時間の問題でしたわね。第二斉射は…」

「筑摩より報告!敵砲撃!対艦ミサイル接近!」

つばさ『迎撃するねー。』

こまち「えぇ。おねがいしますわ。」

つばさ『デコイ起動、煙幕展張ー。チャフ・フレア散布ー。』

「第二次斉射準備!」

こまち「対艦ミサイルを半分は対電探弾に。再度目を潰しに掛かりますわ。」


「敵砲弾炸裂!筑摩及び浜雪被弾!電子設備沈黙!」

こまち「やってくれますわね…」

つばさ『見えなくなったー!』

「筑摩、後部格納庫にミサイル被弾!死傷者多数!浜雪、後部砲塔付近に被弾!CIWS及び後部速射砲応答無し!自走不能!」

こまち「筑摩と浜雪に残弾全部吐かせなさい。誘導はこちらでやりますわ。」

「了解・・・発射確認!」

つばさ『エアカバーと第9駆逐隊を付けて18防空戦隊は北に退避させるねー…』

「筑摩が浜雪を曳航して退避する模様!」
(第9駆逐隊及び第18防空戦隊は戦場より離脱)


24396.第十七試験艦隊
名前:翡翠中将    日付:2014/6/29(日) 18:59
 

「敵軍の状況は?」
「手が空いている米軍が反撃に出る可能性が高いですね。我が艦隊よりも第二、第十五を押さえにかかるかと」
「ルーキーはお呼びでないってわけね……まあいいわ。銀龍の艦載機は艦隊防御に重点を置いて」

 眼を閉じるとインドネシアからオーストラリア、ニューカレドニアまでの戦略地図が浮かび上がる。

「インドネシア空軍の救援を要請するわ。銀龍と共同して第二・第十五も護衛してもらう」
「了解です。ルーキー同士、意地を見せてあげましょう」

 インドネシア空軍の装備は日本軍からの「お下がり」も多い。だが、最近は満洲・ヴェトナム・フィリピン・タイと並ぶ『若五龍』の筆頭にして『大東亜の二番手』を自負するだけの戦力を備えつつあった。侮れば意外な痛手を被る可能性もあるだろう。


24397.対艦航空攻撃
名前:TF32攻撃隊    日付:2014/6/29(日) 23:57
アメリカ海軍TF32打撃群の攻撃隊は、定刻通り目標圏へと近づいていた。
敵の迎撃機がそろそろ近づいてくる。電子戦機のECMで妨害しつつ、各機IRST及びアクティブ・パッシブレーダーをを用いて目標を捜索した。
僅かな間を置いて電子戦機が敵のECMを捉え、ECCMによりジャミングをクリア化しつつ、ホームオンジャム機能を有すAMRAAMで先制攻撃を仕掛ける。

「編隊長より各機、散開しつつ敵を突破せよ」

距離が縮まるに連れて反応は明瞭になり、その数も計測できるようになる。
攻撃隊として発艦している機があるにもかかわらず、防空にあたっている艦載機は多かった。
発艦している航空機と合わせると、恐らく正規空母級の数がある。

「こちらSWORD1-1、敵機の数が予想より遥かに多い。話が違うぞ、敵の空母がこの付近にもう一隻居ると推測できる」
『TF31の攻撃隊も同様のことを言っていた。あっちではインドネシア空軍も混ざっているらしい』
「くそっ、とんだ貧乏くじだ」

予想外の戦力が相手ではあるが、彼らは相当数の攻撃機を射程まで送り込むことに成功し、その腹に抱えた対艦ミサイルを次々に放っていく。
当初の想定より30%少なく、更には半数以上は迎撃されるだろうが、それでも攻撃目標の規模からすれば災厄だ。

「仕事は終わりだ、全機敵機を振りきって帰るぞ!」

彼らがその数を減じながら空域を去った後、海上には複数の黒煙が上がっていた。


24398.損害集計中
名前:アルマ    日付:2014/6/30(月) 0:24


「うっそ、ちょっとこれ被害出すぎじゃないの」

攻撃隊の損害率の高さに思わず顔を青くするアルマ。
TF31もTF32も、ついでに豪州空軍の部隊もその損耗は高く、再編するとなるとニミッツ級空母一隻分にまで減少してしまっていた。
ユナイテッド・ステーツ級二隻及び豪州空軍の攻撃隊が出てコレである。
撃墜された数はもちろん最終的な損害より少ないが、損傷により応急修理不可能な機が相当出たのだ。

「ヴェラ・ガルフ中破、キッド大破漂流中、スプルーアンスは無傷だけど分遣艦隊もえらい目にあってるわね・・・航空攻撃が痛すぎだわ」

また、英仏艦隊の方面で先導していた3隻も攻撃を受けたことで大きく損害を受けている。
幸いにも主力は攻撃を受けていないが、艦載機が消耗した今、接近中の日本軍第五艦隊に恐らくもう一隻居るであろう空母の存在を考えれば、作戦の中止も視野に入れなければならなくなる。

「まずったわね・・・」

敵への打撃も確定した情報は入っていない。
もしどちらかの空母を撃ち漏らしたら、それも相当の不安材料になる。

「どうしようかしら・・・」

日本軍もこの攻撃で不安になってればいいんだけど、とアルマは心のなかで呟いた。


24399.第1基幹艦隊 戦艦飛鳥 中部太平洋
名前:雪花    日付:2014/7/3(木) 18:31


第11軍ホニアラ陸軍司令部、海軍航空基地は、宣言通り攻撃が加えられました。
今後の南方戦略に支障が出るのは……間違いありませんね。
うう、アルマさんもここまでのリスクを負ってホニアラを攻撃したのでしょうか。

あ、なお、航空攻撃の成果は上々です。イギリス東洋艦隊のエアーカバー能力は喪失し、戦艦ダイナストに一定の損害を与えたみたいです。
ですが、74伊式司令電算機が移送された恐れもあるようですね!
あれから、皇花さんやつばささんたちの前線報告を精査したところ、イギリスとフランスは喧嘩しているみたいです。
艦隊陣形も不自然ですし、あのタイミングで移送はかなり不自然です。攻撃を分散させた意図が読み取れるような……。

防空のために、直掩の殆どを空母に残していたのは正解でした!
米艦隊の攻撃もある程度防ぎ、大破した艦は皆無のようです。第2艦隊の天城が大破に近い中破みたいですが……うむむ。
対潜警戒も継続していますが、今のところ追い打ちは無さそうですね。

ええと、あれです! 人生で最も貴重な瞬間、それは決断の時である、です!
ここは……強く攻めてみたいと思います。NATO艦隊に再度通告します!
「帝国海軍空母機動部隊は沈没艦皆無にして、依然健在なり。第2次攻撃の用意あるも、米撃墜搭乗員を回収中。生存者捕虜の返還に臨むべく、司令電算機の返還を用意されたし」

なんだか、人質みたいですが……もちろん、条約に則って返還はします。
ですが、誠意を反故にするかはアメリカ次第になってきます。アメリカが英仏艦隊に勧告すればなおよしなのですが。
第2機動艦隊、第15支援艦隊、第17試験艦隊の被害状況も落ち着いたようですし、最後の一手は陸海軍上陸部隊になりますね。


24400.エスピリトゥサント島 ビッグ湾口
名前:SHOTGUN HARKER    日付:2014/7/3(木) 18:49


I WANNA BE THE GUY!!!



んん〜、歓迎委員会といったら上陸地点にアパッチ・ロングボウだよNE。

HELLO,JAAAAAAAAP!!!



"BRATATATATATATAT!!!"



24401.エスピリトゥサント島 ゴールデン・ビーチ
名前:クレイグ・ローウェル    日付:2014/7/3(木) 19:2


「東洋艦隊が酷く被害を被った、ようですね……」

姉クラリスが生きていることは、イギリス軍内のネットワークから読み取れ、その点クレイグは安堵した。
だが、這って進む先はエスピリトゥサント島の北になる。
ビッグ湾口でアパッチが騒ぎ始めたが、日本軍の上陸の報告は上がってきていない。

「噂では、揚陸部隊が分離されてこちらに接近してるとか」
「パトロール隊をビッグ湾口方面に出しましょう。対艦ミサイルを置こうものなら設営にも時間がかかるでしょうし、まだ間に合いますよ」

紅茶をまた一杯。珊瑚海での戦闘に比べて、実に平和だった。
レーダー施設もなく、日本の揚陸部隊に気づいたのは米海兵隊が戦闘を開始してからしばらくしてのことだ。
さらに悪いことに、日本軍が投入してきた兵力と資材は短時間にしては十分すぎるものであった。

「ふむ……いよいよ、こちらも騒がしくなりそうですね」


24402.強襲揚陸艦「加賀」
名前:昴少佐    日付:2014/7/3(木) 22:8


フネの連中はうまくやってるみたいだな。
よし……私らもそろそろ出る準備するか。


24403.第十七試験艦隊
名前:翡翠中将    日付:2014/7/5(土) 20:12
 


「みんな、よくがんばってくれたわ」
 各艦隊の被害状況報告を読みながら、翡翠。

「しかし、やはりタダでは済みませんでしたね。特にインドネシア空軍は」
「ええ……奮戦した分、犠牲も大きかった。でも、決して無駄にはならないはずよ。いいえ、私たちがさせない」
「はい。大東亜連合が日本帝国の私欲のための組織ではないことを天下に示すためにも」


24404.揚陸旗艦アパラチア
名前:シャーリーン    日付:2014/7/5(土) 20:17


陸に指揮系統を置く英軍と違い、米海兵隊は沖に停泊している新型揚陸指揮艦アパラチアに電算機を起き、展開している部隊を統括していた。
海兵隊所属、C-01シャーリーン。それが彼女だ。
ディアナを除けば外見年齢最年少であるが、その胸は豊満である。
姉、アルマから送られてくる情報とヴァイパーから送信される戦況を処理し、日本の戦力を計算した彼女は、わずかに顔を顰めた。やったら多いのである。

「えー、ちょっとこれ最悪捌き切れないし・・・うーん、お姉ちゃんに潜水艦による支援を要請しとこう・・・目標点は上陸海岸・・・巡航ミサイルで・・・残弾あるかなぁ」
『シャーリィ?心配いらないわ、参加してない潜水艦が2隻いたの。アルバコアとガトー、コード渡すからそちらのタイミングで撃っていいわ』
「やったー!それじゃあ、時間差を考えたらもう撃たないと手遅れになるね・・・目標確認、GPS、慣性誘導よろし。発射発射!」

水平線の遥か彼方から、2隻の潜水艦によるトマホークミサイル攻撃が行われる。
移動を続ける水上目標と違い、陸上目標への誘導は非常に容易い。
命中するまで時間はかなりあるが、まあ、とりあえずそこはシャーリーンによる最終誘導で調整できるだろう。

「全ユニット、日本軍をエスピリトゥサントから蹴落としてやりなさい!ぜーったいここを守りぬくようにー!」


24405.第115駆逐艦隊 強襲揚陸艦「冬鳥」
名前:こまち    日付:2014/7/6(日) 20:25


こまち「被害集計は…?」

笠松艦長「本艦の後部格納庫に対艦ミサイルを被弾、現在消火活動中だ。揚陸用の装備が無かったので早々に消し止められるだろう。」

つばさ『残りの艦艇は迎撃した時の破片で艦橋の窓が割れたりしたくらいで戦闘は継続可能だってー』

こまち「了解しましたわ。第二艦隊に打電。消火活動終了次第戦線に復帰。」

「了解!」

つばさ『被害が軽微な船舶は燃料と弾薬を補給してー。』

「18戦隊の護衛に付けた艦載機を呼び戻しますか?」

こまち「そうね…。呼び戻してくださいまし。補給と整備の上待機させてください。」


24406.突然決まった作戦名は「曙杉」
名前:マホ    日付:2014/7/6(日) 21:25


ありゃま、割と敵さん準備万端ですか。前のレスから随分時間経ってますし。
でもまあ、数の上では私らが圧倒的有利…やはり上陸地点をここにしてよかったですよ。
何故かって?ビッグ湾がゴールデンビーチより広いからですよ。
えっまだわかんない?やだなー自由に動きやすいからに決まってるじゃないですか。
あと、後付で相手の裏をかいた、ということにしやすいしね。ええメタくせセコいですよね流石中の人。作戦名?何のことですか

さあ、まずはあのやたらテンションの高いマッチョメンにアイサツです。
揚陸艦「加賀」「笠松」「赤松」、対地攻撃どーぞ。上陸間際に狙い撃ちなんかされてたまるもんですか。

ってあれ、海の中からこんにちは?ゴーヤ?…いや違った、向こうさんも潜水艦とか持ってましたか。
駆逐艦とか連れて来なくてよかったです。完全にトラウマもんですしね。ええゲームが違うとか言わないように。
えーでは、そっちは艦載機で応戦しましょ…はいはい向こうのヘリにも応戦しないと。あーもう忙しいなっ。


24407.巡洋艦「ビュサントール」
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/7/9(水) 21:51
 フランス艦隊はすることがなかった。
 相変わらずイギリス艦隊にくっついて警戒をしているものの、残された戦力程度では作戦の主導権を握れない。フランス至上主義者であるムラサメにとっては、なんともフラストレーションが溜まる状況だった。

ムラサメ「むむう、イギリスのせいで妙に日本軍からも狙われるはめに・・・この状況、一体どうすれば覆せるか・・・」

 ここに来て、いや最初からわかっていたことだが、フランスの微妙な政治的立ち位置が作戦行動を中途半端なものにしていた。全力でイギリス艦隊を守るわけにもいかず、かと言って日本海軍に味方するわけにはいかない。政治的立ち位置としては日本側に近いのだが、それを表立って主張するわけにはいかないのだ。

ムラサメ「と、なるとあとはもう無事戦力を連れて帰ることくらいしか・・・ふむ」

 かと言って、それはいくらなんでも消極的だった。それにこのまま狙われ続けては帰るものも帰れなくなってしまう。

ムラサメ「よし、では贈られた電算機はそっくりそのままお返ししましょう。フォルバンは早速ヘリを準備してください。止められても帰ってきちゃだめですよ。」

 15分後、フォルバンのヘリ甲板からヘリコプターがダイナストに向けて飛び立った。


24408.揚陸旗艦アパラチア
名前:シャーリーン    日付:2014/7/9(水) 22:9


日本軍の垂直離着陸機による空襲、戦闘ヘリによるダメ押し。
その2つによる被害は、恐らく日本が想定していたよりもはるかに少なく済んでいるだろう。
電算機によって統制されたミサイルシステムが効率的に敵の攻撃を妨害し、出血を強いたからだ。
もちろん被害は被っている。複数のレーダー車両は鉄屑に転属しており、対抗して出撃した戦闘ヘリ部隊も多くが使用不能もしくは被撃墜。
集積した物資も相当数が燃えてしまったが・・・

「あー!こっちくんなー!」

その一方で、エスピリトゥサント南方に目ざとくアパラチアとその護衛艦のイージス駆逐艦を見つけた日本軍の少数の機体が攻撃機動を見せるが、
イージス艦の存在にすごすご帰らざるを得なくなっている。
しかし散発的な空襲はシャーリーンをわずかに不安にさせた。
とりあえず姉に泣きついて援軍を要請せねば。

「おねぇちゃーん!こっち護衛艦が一隻だけだとコワイよ!なんとか船よこしてよー!」
『無茶言わないのシャーリィ、こっちもボロボロのイギリス艦隊の護衛に戦力割いてるし、多分無傷の空母部隊が一つ近くにいるのよ。こっちも下手に動かせないわ』
「うー、でもぉー」
『その海域に潜水艦が複数哨戒してるから、そいつらに・・・え?その海域に敵潜水艦らしき反応!?ああもう、どうしてこうも・・・』
「むきゃぁー!もう!悪いことばっかり!」
『大丈夫よシャーリィ、安心しなさい。トマホークは日本軍の上陸に間に合うから』

アルマの言葉と同時に、データリンク上に複数の反応が現れる。
日本軍の水陸両用車の集団だ。本格的な上陸が始まることに、シャーリーンはわずかに身構えた。


24409.上陸作戦
名前:昴少佐    日付:2014/7/11(金) 21:57
んー……思ったより効果出てねぇってことは、だ。

あっちさんにも電算機がいるか……さーて。

こっちも黒曜かシュリか随伴艦に連れてくるべきだったか。

しゃーない、手持ちの札でどうにかするには、と……


24410.日本 海軍省軍令部
名前:盟主の義務    日付:2014/7/13(日) 16:46
「この度は我が軍の落度により、預かった貴国の娘御を奪われたこと、大変申し訳ない」

 大東亜連合諸国の海軍高官が居並ぶ中。タイ海軍軍令部総長は天霧大将に向かい深々と頭を下げた。外交辞令上の演技ではなく、心からの謝罪であった。
 ただし、日本がタイに全責任を押しつけることはあるまい、と言うしたたかな計算もある。盟主とは、盟主としての義務を果たすからこそ盟主たり得るのだ。盟主の義務とは、連合のために進んで血と金を費やすことである。アメリカやソビエトほど国力が突出しているならばともかく、いや、今や米蘇も盟主としてただ傲慢に振る舞うだけでは同盟国は付いてこない時代だ。

「我々も、奪回にでき得る限りの協力をいたしましょう」
 インドネシア海軍の高官が言った。日本が盟主にふさわしい振る舞いをするならば、同盟国もそれに応えようという気分になる。


24411.上陸艦隊
名前:昴少佐    日付:2014/7/15(火) 20:7


 揚陸艦の対地攻撃によって大分『お出迎え』は減ったと思われるが、それでも熱いシャワーが日本軍に浴びせられる。

「ぼやぼやすんな!射的の的じゃねえんだぞ」

水陸両用車は数を減らしつつも陸地へ迫る。


24412.エスピリトゥサント島 潜入部隊「チーム・シエラ」
名前:鋼屋明日也    日付:2014/7/17(木) 23:23
明日也「よしメインキャスト達のご登場だ、俺たちも裏方として仕事を始めるとするか」

明日也が手もとの起爆装置のスイッチを押すと同時に島の各所で轟音と共に黒煙が巻きあがり空を焦がし、いくつかの米英軍の陣地や施設が残骸とかす。

明日也「よし!シエラ2!3!ビッグ湾の防御陣地に榴弾かテルミット弾頭ぶちこんでやれ!」

ビッグ湾口周囲に潜伏していた特戦隊員たちが一斉に上陸部隊を迎撃している防御陣地に向け無反動砲やロケットランチャーそして迫撃砲を撃ち込んだ。


24413.揚陸旗艦アパラチア
名前:シャーリーン    日付:2014/7/16(水) 23:42


「何、どったの!?」
『敵のSOC(特殊部隊)です。爆発物を発見したので処理はしていましたが、処理しきれなかったようですね』

突然、全く突然ふいに反応消失が発生したことに、シャーリーンは戸惑いを見せた。
が、現場指揮官のブローマン中佐がネットワーク越しに説明する。
上陸に対する迎撃の最中に横合いから殴られて軽く混乱が起きたものの、中佐はSOCの数は少ないものと見切っていた。

「えーっとえーっと・・・ユニット3と4で迎撃!そこにはボフォースが設置してあったから肉切り包丁しちゃえ!」
『ミンチどころか血煙になりますよそれ』

ボフォースの独特の発射音とともに40mmの砲弾がジャングルの木々ごと潜入部隊をなぎ、あるいは海洋から迫る水陸両用戦車の周囲に水柱を立てる。
水陸両用戦車の反撃で吹き飛ばされる陣地もあれば、あるいはヘリの直掩により制圧されるものもある。
しかし海兵隊側も木に底板を押し付けての迫撃砲の水平射撃等を駆使しての攻撃で、直撃を受けた装甲車は炎上して海没していく。

『敵が陸に到達しました。まだ後続が居ますが、上陸した車両の攻撃で被害が拡大しつつ有ります』
「うん、海岸線からは後退しつつ敵を海岸に釘付けにしておいて。あと30分でトマホークが10発、海岸で曳火するプランだから!」


24414.上陸作戦中
名前:昴少佐    日付:2014/7/19(土) 20:37


 出血しつつも、日本軍はとうとう足がかりを得た。

「よーし、水浴びはもう結構だ。ガンガン行くぜ」

 すると、敵は粘り強く抗戦しつつも砂浜から下がりはじめた。

「ん?やけに諦めが良すぎるな」

 そこに、昴の耳に気になる音が届いた。音を限定して拡張認識すると、この状況下ではあまりうれしくない音とわかる。

「巡航誘導弾、来るぞ!揚陸艦に誘導弾迎撃を要請する。方角、距離は……」

 近接戦能力に特化した昴だが、この程度の芸当ならできる。


24416.揚陸旗艦アパラチア
名前:シャーリーン    日付:2014/7/28(月) 22:6


「揚陸艦が対空攻撃!?そんなシステムは・・・電算機によるオーバーライド!陸戦用なのに、日本軍もそういう芸当ができる・・・!」

揚陸艦からの対空攻撃ですでに半数のトマホークが撃墜されている。
咄嗟にルートを変更させることで島の影を通らせて、4発のミサイルが砂浜へと到達できるようだ。
しかしこれでは敵に打撃を与えても完全に足を止めさせるレベルではない。

「作戦変更!作戦変更!砂浜への砲撃を継続しつつ遅滞防御!英国艦隊が通り抜けるまで敵に対艦ミサイルを設置させないように!」

指揮官級のネットワークに新たな作戦行動が素早く提示される。
このように柔軟に作戦が行われるのが電算機の本来のものであったが、近頃はFCSに直接介入することで命中補正をさせることもある。
シャーリーンがトマホークを操作していたように、敵も揚陸艦の対空ミサイルシステムに直接介入していたのだろう。

「ああもう、早くきてよおねえちゃーん!」


24417.上陸作戦中
名前:昴少佐    日付:2014/8/5(火) 21:49
 

「あいつらとことん粘るつもりだな……」
 壊滅的な被害はかろうじて回避できたが、このままではタイムアップ−作戦失敗−だ。

 迎撃火線から身を隠しながら、昴は通信機に怒鳴った。

「翡翠、支援寄越せ!奴らを空爆しろ」
『大声でわめかないで。ここで消耗したら英国艦隊を追い詰めるための予備兵力が』
「予備兵力だァ?手前、何のためにここまで追って来たんだよ。逃げられたら追い詰めるもくそもねえんだよ」
『……』
 わずかな沈黙の後、

『いいわ。でも、あっちも死に物狂いで迎撃してくるわよ。あてにはしないでね』
「ああ」

 通信を切った後、昴は天を仰ぐ。
「ったく、本当に酷い仕事だぜ」


24419.ラ・スペツィア軍港 軽空母アルマンド・ディアズ
名前:エレオノーラ    日付:2014/8/7(木) 22:23
「追加派遣は確定、ですね」

諸々の報告書に目を通しながら、参謀本部の通達を伝えにきたマウロの話を聞いて、エレオノーラはそうつぶやいた。
「義理云々の問題は最早関係ありませんな。別にこれ以上は拡大はしないでしょうが…」
 全てを言わなくてもわかる、このままだとNATOは相当深刻な損害を、更に被ることになるであろうことは、容易に想像がついた。そして、事態がある程度収束した後のインド洋が空白地帯になるのではないかという危惧も、必然的に導き出される。
 誰もこれ以上は事態が拡大するとは思ってはいないが、クライスマネジメントというシャベルで埋めることができる穴は、手すきなら埋めるだけ埋めておくべきだ。ノーラは椅子に深く掛け直しながら、懸念材料を順に整理する。
「正規空母は、派遣するのでしょうか」
「今のところはまだ…ただ、今回は検討事項にする程度には派遣を考えている様子です」
それはそうだろう、とノーラは考える。疎まれて、個人的に恨みがあるとはいえ、彼らは彼女の存在を否定しても自らの実力だけで生きていけるという、実力とキャリアという裏打ちのあるプライドを持てるくらいには優秀なのだから。ただ、いかんせん行動が遅い。
「派遣が検討されているのは、人型電算機ガブリエラと第二空母戦闘群ですな。抑えにするには十二分な戦力かと…ここまで決めておいて決断できないのが連中らしいですな」
「壊滅なんて結末は、日本も我々も望んではいませんが、望んで戦争が起こった例なんてそうそうありませんからね…派遣は絶対に必要です。貴方の脈からもできるだけ押してくれることを望みます。艦隊総司令の方にも、私の方から上申しておきます」
「そういえば、貴女は出たくはないのですか。配備以来、はじめての大事件でしょうに」
「出たいという気持ちは無いこともないですが、それよりも自宅に居る方に魅力を感じます。あまり、あの島から離れる気にはなれません」
それに、どこかソ連の動きに、直感的に気になるものがある。その、あまり根拠の無い不確定な考えを漏らして参謀長の不安を煽るきにもなれず、彼女はそこで話を打ち切った。


24420.Final Count Down
名前:アルマ    日付:2014/8/10(日) 10:56


『こちら早期警戒機CoastWatcher01。敵らしき反応検知、南東へ450ノットで・・・あ、くそ、反応途絶。ステルスだ!』
『電子支援機Cracker02よりECMを検知。また、敵の上陸部隊からの通信を傍受、内容は不明なれど緊急性の高い内容だと推測できる』

牙を半分折られ、おっかなびっくり状態のまま警戒を続けていた米艦隊に突然舞い降りた吉報。
それは陸戦部隊の奮闘によって引き寄せられたものだ。
動向不明であった一個TFの動きが、ここでようやく見えてきたのだ。

「司令、恐らく敵はエスピリトゥサントを爆撃するつもりです。敵空母は今は無防備!攻撃のチャンスです!」
「待って、待って。ちょっと考えるから」

色めき立つ上級参謀を押さえつつ、アルマは自らのコネクタに艦載電算機との接続を確立させる。
瞬時に複数個行われるシミュレーション。上級指揮系の電算機にのみ許される、極めて高度な処理能力。
彼女は電脳空間の中で実に1942通りの仮想現実を実行し、その結果として一つの回答を現実世界へと持ち帰ってきた。
この間、1分にも満たなかった。

「直掩機を残し、稼働全機を用いて敵の航空隊を強襲するわ。エスピリトゥサントの友軍を見捨てる訳にはいかない。敵の航空戦力を器ではなく、その中身を粉砕することで無力化すればOKよ。航空参謀、直ちに搭乗員の選定!」

これが今作戦最後の戦闘になる。
誰もがその予感を持っていた。


24421.エスピリトゥサント島付近空域
名前:『銀龍』航空隊    日付:2014/8/24(日) 15:15
「敵機接近!米軍だ」
 全ての隊員の間に緊張が走った。

「怖気づくな!」
 航空隊隊長は短く叱咤した後、送られてきた索敵情報に目を走らせる。
「こいつは……すごいな。アメさんはガチンコ勝負を御所望だ」
 恐怖すると同時に、なぜか嬉しいという感情が湧いてくる。

「あっちの『姫』が本気になってくれたぞ!野郎ども、翡翠ちゃんと黒曜ちゃんの顔に泥を塗るような戦いだけはするなよ!」
「「「応!!」」」


24422.最後の切り札
名前:シャーリーン    日付:2014/9/19(金) 20:32



エスピリトゥサント周辺空域における空中戦が始まる少し前、アルマは妹に直接データリンクして最後の調整を行っていた。
調整というよりは、ある意味妹を焚きつける行為というのが正しいが・・・
つまりは、こうだ。

『シャーリィ、わかってると思うけど常に最悪の手段は想定しておくべきよ』
「う、つまり空襲受けるってこと?」
『そう、それをさせないためには何をすればいいか。シャーリィ、貴女になら出来るわよ。制式採用のCシリーズでしょ?』
「むむむ」
『何がむむむよ』

シャーリーンはわかっていた。
手元にある戦力は揚陸旗艦アパラチアと、イージス駆逐艦一隻。
それでできることは何かということを。
であれば、今がその時だ。

「・・・これより本艦及びジョージ・サリヴァンはエスピリトゥサントへ突撃し、敵の揚陸艦を撃破する。英国人には”Who Dares Wins”という言葉がある!私達も勝利のために、倣おう!Semper Fi!」

全ての手札は切られた。非常にリスクの高い手ではあったが。


24423.ラ・スペツィア軍港 軽空母アルマンド・ディアズ
名前:エレオノーラ    日付:2015/6/22(月) 0:58
「…とりいそぎ、これで最低限の仕事はできましたね」
「エスピリトゥサントのほうには間に合いませんからな…とりあえずこれで拡大は抑えれるかと…」
 軽空母アルマンド・ディアズの艦上から、彼女の妹分であるガブリエラの艦隊を見送りながら、彼女はため息をつく。
「これで、空母戦闘群一個と、駆逐隊ニ個の派遣ですか…義理としても十二分ですね」
 直接の権益にかかわりはないにしても、直接的な親交のある英軍と、地中海で合同する存在である仏軍の浮き沈みは、母国イタリアのあらゆる問題に大きな影響を与えることとなる。ついでに、ベンガル湾での有事の際に、早急に介入をするための布石にもなりえる。
 先行した艦隊は英仏艦隊との合流をめざしオーストリア周りで英仏艦隊との合流を試みる方向で行動をとっている。
「イタリアは次期大戦に際して、イニシアチブをとる…国際問題で蚊帳の外にいてなるものですか」
 彼女の心の中には、青い炎が、静かに揺れていた

24274.雪花の作戦会議室 返信  引用 
名前:雪花    日付:2014/5/23(金) 22:16


作戦会議室、つくってみました!
画像投稿テストや、自己紹介、それから……次期作戦についてとかの調整、雪花への質問とか受け付けてます。
というのも、2010年以前のスレッドがどどんと残ってるのを下げちゃう目的でもあるのですが。

そういえば、DropBoxのフォルダーを移動したら画像が一気に消えちゃうのが仮処置の残念な所です。
何かあいこんふぉるだー!ってのを作っておくと、パブリックフォルダが綺麗になるかもしれません。

DropBoxとは、自分のPCやスマホがアップローダーになるというすごいツールです!
ファイル共有とかいろいろできて、画像もこうやって貼ることができるところが良いところです。
導入の際はDropBoxよりどうぞ!
あ、なんだかDropBoxの手先みたいになっちゃいました。

沢山書き込んでもらうと、ええと、小躍りしちゃいます!



24275.ついしん。
名前:雪花    日付:2014/5/24(土) 1:4


あ、メメタァ!なこと言いますけど、ここは日記と言うか仮想空間と言うか、
桜花日記本編から日が経過して皇紀2674年からの物語です。
でも、ちょっと色んな検証や脚色とか入って一緒ではないのがミソです。
……かにみそじゃないですよ?

そうじゃなくて、ええと、戦闘掲示板こと電算司令部(雪花日記)はこうしてリニュアールしたわけです。
お客さんが戻ってくるのか心配ですが、それはそのときです!
一肌脱いで再出発まで漕ぎつけましたが、またみんなで桜花世界をくりえぃてぃぶできるといいですね。

あ、実は、TOG先生にも雪花を描いてもらいました! えへへ☆
製作秘話は……秘話ってほどでもないのですが、洞爺湖サミットで企画されたものがついに2人の絵師と1人の監督によって完成!
といった経緯がありまして、ええ、どうでしょうか!
右クリックすれば大きいサイズでお持ち帰りできちゃいます!


24276.調整中
名前:翡翠    日付:2014/5/23(金) 22:56



んー……これでいいのかなーっと。


24277.軍令部
名前:翡翠    日付:2014/5/23(金) 23:9



大東亜連合諸国への司令電算機供与支援のための試作機として伊勢崎電算に開発された、73伊式司令電算機【翡翠(ひすい)】よ!

……っていう感じの自己紹介が最近流行りらしいけど。


24278.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:雪花    日付:2014/5/23(金) 23:44


翡翠さんの紹介があったように、大東亜連合は皇国を主軸とするアジア間の軍事、政治機構です。
1943年(昭和18年)11月6日の大東亜会議にて採択された大東亜共同宣言を発足とする、そうです。
東亜新秩序とか八紘一宇とか……なんだか難しいですね。
人型電算機がアジアの諸国に配備されることで、帝国とアジアの繁栄を確たるものにするとか……。

あ、アジアの食べ物って美味しいんですよね。
ラオスのカオムーデーンが好きです。ええと、どこかで食べたのですが。
すごいのが、飛鳥でも本格的な割烹ができていることなんです!
士官や来客者を持て成すために作られているんですが、雪花はここが大好きです。
前任者もえびふらいが大好きだって言ってました。


24279.雪花の作戦会議室
名前:箕輪少佐    日付:2014/5/23(金) 23:54
「はわわー、広い部屋だねー」

ほわほわんとした声が会議室の中に響く。
声の主はいくつかのことで有名だった。その一つが、この男と顔を合わせるだけで誰もが不思議と穏やかな気分にさせられてしまう、というものである。

箕輪貴彦。
伊勢崎侯爵家一門衆にして家老格の箕輪家当主。伊勢崎電算株式会社人型電算機部門所属にして帝国海軍少佐相当官。この厳めしい肩書きには似合わないほんわかとした空気のみによって構成されているような男だ。

―もっとも。
この肩書きを作りだしたのは単なる血筋のみではない。


24280.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:雪花    日付:2014/5/24(土) 0:1


広いんです! 士官食堂の一角みたいなものですから、あれですけどっ。
あ、箕輪少佐の分もありますよ。鯛茶漬けとか、帆立貝酒盗焼とか!

でも、沢山食べちゃうと眠くなっちゃうのはメンテナンスがいるってことなんでしょうか。


24281.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:箕輪少佐    日付:2014/5/24(土) 0:37
「あふ、食後に眠くなるのは食べ物から糖を吸収して上がった血糖値を体が下げようとするからだけど……」

 お茶漬けを頂きながら、ほわ彦。

「食べすぎで強い眠気が出るのは、内臓に負荷がかかってる証拠だから、ほどほどにしよーねー」

 貴彦は情報工学から医学、心理学まで、人型電算機を扱うために必要な高度な知識と技術を一通り持っている。


24282.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:雪花    日付:2014/5/24(土) 9:27


なるほど。程々がいいんですね。(もぐもぐ

──うーん、足りません。作り直し(おかわり)です!

それにしても、人があんまり来ませんね。
こんなにもおいしいのに。


24283.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:翡翠    日付:2014/5/24(土) 12:17



「あ、御師様ひっどーい!」
 ごちそうがあるならちゃんと呼んでくださいよー、と翡翠は貴彦に抗議する。

「はわわ、ごめんねー」
 あれ、なんか真面目な話をする予定だったような、そうでないような……と貴彦は手元の端末を見る。


24284.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:箕輪少佐    日付:2014/5/24(土) 21:39


「あふ、並列処理はこんな感じだねー(謎)」
 手元の端末を叩きながら、貴彦。

「えーと、それで……現在の北太平洋の情勢ってどんなんだったっけ」


24285.戦艦飛鳥
名前:優花    日付:2014/5/24(土) 22:43


防水ドアに錆が浮いてたわよ(挨拶)
まったく、この船いい加減退役させたほうがいいわよ。アメリカ人なんかアイオワ級全部捨てたのよ。
え?私?第一世代、第四機動艦隊司令電算機、通称”六四試人型司令電算機”個体名は”優花”、コレでも大将よ。
実を言うと今現存している日本海軍の電算機の中では最古参のほうだから。
・・・ま、説明はともかく!
北太平洋と中部太平洋の状況はまぁ、数年前のアレで色々あったからねぇ、大変よねぇ


24286.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:コーデリア    日付:2014/5/24(土) 23:47


「この艦を退役させるなら、我が連合王国の大英帝国博物館が購入を検討するかもね。どうせ売らないでしょうけど」

 いつの間にか淡い金髪の女が貴彦の隣に座っている。
 インド共和国陸軍大将のコーデリア・ハーシェル。英国C計画のうちの1機として製作され、インド政府の依頼で英国より一時貸与されている陸軍司令電算機だ。

 貴彦が紅茶を淹れると、彼女はさも当然のように受け取った。

「ありがと、“ドクター・プーカ”。でも私って採点が辛いのよね。先に希望を訊くべきじゃなくて?」


24287.割烹飛鳥
名前:マホ    日付:2014/5/25(日) 22:17


んー、ココにくるまでに何度削除したか(ぇ

どうも、何故か陸軍も来ました。マホ中佐です。
色々どうなるか自分でもわかりませんが宜しくです。
以前は別の世界線であきつ丸とかまるゆとか動かしてた気がしますが、きっと気のせいです(プイス


24288.割烹飛鳥
名前:雪花    日付:2014/5/25(日) 1:12


あ、少し増えました。ノルマ人数達成まであと少しです。
えっと、飛鳥は……あの、いい船なんです。大事に使ってあげればもうしばらくは大丈夫です。
私にとっても練習戦艦みたいなものなので、まだまだ頑張ってくれると思います。

そういえば、水無月島……東鳥島? あ、いえ、ミッドウェー島も色々大変なことになりそうですが。
ちょっとここでは、しーっですね。

雪花は、紅茶よりも緑茶が好きです。渋いのも、趣があっていいですよね!
あまいお菓子に合うのがなによりなんです。
お団子もありますよ! 陸軍さんも、みんなで仲良くです!


24289.真珠湾 総旗艦モンタナ
名前:アリス    日付:2014/5/25(日) 19:17
 

アメリカ合衆国 ハワイ州 オワフ島 パールハーバー海軍基地

同じ顔をした二人の少女が顔を合わせてお茶会をしている。
ショートなほうがアメリカ海軍の制式配備電算機第一号A-01”アリス”であり、セミロングのほうがA-03”アルマ”という。

「それで、アルマ。日本は新型が配備されたそうだけど」
「TYPE70の制式配備型だっていうアレ?まあ、まだ脅威じゃないわ、脅威じゃ。それはともかく、なんかイギリスの電算機がインドに貸し出されて日本と仲良くしてるのって正直どうなの」
「まあ、いいんじゃないの?どのみちインドなんて太平洋ではお荷物だと思うし・・・」
「それもそうね。あ、このジェリードーナツ私のだから!」
「私が先に目をつけたのだけど」
「「・・・・」」

何故か姉妹喧嘩一歩寸前であった


24290.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:アヤベ=ローゼンクランツ    日付:2014/5/25(日) 19:45
「やー、どうもどうも、このたび駐日駐在武官として派遣されました、オーストリア陸軍のクラウス・アヤベ=ギルデンスターン中佐です。着任の挨拶に参りました」

どことなく胡散臭そうな雰囲気を漂わせた白人男性が、流暢な日本語で挨拶をする。

「やー、母方が日系人でしてな、あと大学の副専攻が東洋文学でしてー、その縁で派遣されました。ああ、これオーストリア名物ハプスブルク饅頭です、どうぞよしなに」

気の抜けるような語り口でそう挨拶したあと、その怜悧そうな顔の口端を持ち上げ、笑顔の形に歪ませた。


24291.割烹飛鳥
名前:コーデリア    日付:2014/5/25(日) 19:51


「不思議そうな顔をしているわね、ドクタープーカ。むしろ、敵対する相手だからこそ外交の機会は逃せないのよ」

貴彦は分かっているのかいないのか、あるいは、分からないふりをしているのか、どうにも見分けられない表情をしている。


24292.割烹飛鳥
名前:雪花    日付:2014/5/25(日) 21:47


お、おお、駐在武官の陸軍さんですか! 日本海軍の雪花中将です、よろしくお願いします!
なんとお呼びしたらいいのでしょうか……ええと、中佐?
ハプスブルク饅頭、美味しそうですね! あ、せっかくなので神棚にお供えします。

ううん、誰かが噂しているような……。
あ、でも私の事は皆さん、しーっですよ。じゃないと、怖いけんぺーさんに捕まっちゃいます。
高度な情報戦もリスクと戦わないといけないのは、何かどきどきしますね。

あ、洋菓子と言うかジャムパンとか色々あります。
えへへ、どれにしましょうか。


24293.偉い人ばっかりで場違いな空気にやっと気づくが口に出さない(ぉ
名前:マホ    日付:2014/5/25(日) 22:33


あ、どうも。ちょっとよそ行きの服にしては古臭いので着替えてきましたよ。
海軍はいいですねえ、設備の良い厨房ごと前線に出られるんですもん。
陸軍の装甲車じゃ司令電算機ひとつ積むだけで積載量ギリギリですよ。
というわけで遠慮はしませんのでよろしくですもぐもぐもぐ。
もー団子だろうが洋菓子だろうが何でもどんとこいですもぐもぐもぐ。


24294.戦艦飛鳥
名前:優花    日付:2014/5/27(火) 21:15


まんじゅうなんて胡散臭いお土産だこと(もぐもぐ
どーせアメリカには露呈してるわよ、連中目ざといしね。
それにしても皇花は第二艦隊でうまくやってるのかしら、お母さん心配だわ。


24295.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:雪花    日付:2014/5/28(水) 20:5


え! アメリカは、もう知ってるんですか! 一大事ですね。
ああ、ええと、前任の方ですね。異動されてからはまだお会いしていませんが、元気にされているでしょうか。
えびふらいがあれば、大丈夫だと思いますが。

むむ……やはり、アメリカ率いる北大西洋条約機構と緊張状態が続いているのは、オーストラリア近海とミッドウェー近海ですね。
これは、早めに手を打たなければならないようです。


24296.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:つばさ    日付:2014/5/28(水) 23:38


テストだよぉ


24297.真珠湾海軍基地
名前:アケル    日付:2014/5/28(水) 23:48


 ハワイは大東亜連合との最前線にありながら、大東亜連合が現存しない並行世界と同様に世界有数の観光地として名高い。違いがあるとすれば、観光客の国籍の比率だろうか。

「どうした?」
 アケル・スタンバーグ中尉は画面から顔を上げた。彼はカナダ統合軍の水上部隊において艦載機パイロットとして若くして名を馳せており、現在は人的交流の一環で米軍に留学している。

「どうした?じゃねえよ。せっかくの休暇なのに部屋に引きこもるつもりか?」
 アケルの眠たげな視線に、同僚の一人が答える。
「……他に?」
「いや、いろいろあるだろ……ビーチとか酒場とか。機械とにらめっこなんて艦の上でもできるだろ?行こうぜ」
 同僚たちに半ば引っ張り出されるようにして、アケルは部屋を出た。


24298.よく考えたら応答になってなかったような気がする;
名前:マホ    日付:2014/5/29(木) 21:49


あーいかんいかん、食べてばっかりで雪花中将に話し掛けられてたのスルーしてましたです。(スゴイ シツレイ

はい、マホ中佐ですよ。
すめら大佐を筆頭とする帝国陸軍の戦術司令機の中の一体…という事にしておいてください(なぞ
本来は機甲師団の司令とかに使われるタイプだったんですけどね、
あちこち出しゃばりやすいようになんでか情報将校みたいな立場になってます。
まあアレですよ、すめらちゃん…もとい大佐も突入作戦用みたくなってますし。
人型電算機が本来の使い方から外れるのは陸軍の伝統みたいなもんだと思ってくれれば、ハイ。


24300.真珠湾海軍基地付近
名前:アケル    日付:2014/5/30(金) 21:28


 アケルの故郷はカナダ内陸部の、冷たく乾いた大地だ。そことは全く正反対の、暑く生命力に満ちた海が広がっている。

「賑やかだな」
「なあ、来て良かっただろ?スタン」
「……ああ」
「運が良いと電算機様がうろついてたりするんだが……」
「……?」
 アケルは不思議そうな眼をした。
「司令電算機に遭遇すると、運がいいのか?」
「あ、いや……」
 同僚たちは顔を見合わせた。


24301.知るか馬鹿!そんなことより水着回だ!
名前:アリスとアルマ    日付:2014/5/30(金) 22:10
 

少なくともカナダ統合軍の彼らは運が良かった。
モンタナでの会合に飽きたアリスとアルマは、リフレッシュするために泳ぎに来ていたのだ!
しかもその水着もすごい あめりかん な すたいる
ただでさえスタイルがいい二人にこの水着は殺人兵器級と言える。間違いない(迫真

「アリス、それ恥ずかしくないの?」
「アルマ、貴女の水着も世間的に見れば布地は少ないほうだから」
「ところで何キョロキョロしてるのよ、いい男でも探してるの?まぁ、確かにウチは男性型電算機なんてレギリィぐらいなもんだし、
レギリィはケビリアとくっついてるから飢えてるの判るけど!そんなんじゃASHIGARAとか言われるわよアリス」
「( ・3・)」
「目をそらすな」


24302.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:雪花    日付:2014/5/31(土) 16:58


戦術電算機はかっこいいですね! 雪花は、戦略型で艦隊指揮が主です。
帝国海軍も配備予定分がある程度達成できたみたいなので、いよいよ更新の季節みたいです。

それはそうと、トラックへ進出後は本腰を据えて勢力圏の見直しが行われる予定です。
それまでは、いっぱい食べて、いっぱい考えて……ええと、準備しましょう!


24306.真珠湾近くのビーチ
名前:アケル    日付:2014/6/2(月) 21:15
「……ん」
「お?」
「居る」
「居るって誰……うぉぉぉぉ!」
 大いに盛り上がるカナダ軍の面々(※一人除く)。

「目が合ったぞ!」
「うおおおおおー」
 男子中学生並みにテンションあがるカナダ軍の面々(※やっぱり一人除く)をよそに、アケルは出店でKAKI-GORIを買っていた。

「……(きいいーん)」


24307.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:箕輪少佐    日付:2014/6/3(火) 23:32


ドクター・プーカ。
貴彦の異名の一つである。一般国民の間では、こちらの通り名の方がむしろ有名かもしれない。
彼が生み出したプーカと総称される可愛らしいキャラクターは海外でも人気が高い。
もっとも、本人は創作ではなく実在する、と頑固なまでに主張しているが……

「翡翠ちゃんの後輩機もそろそろ配備が始まるんだよねー(ほわほわ」


24308.タヒチ島パペーテ基地 巡洋艦「ビュサントール」
名前:シャルロット・ムラサメ    日付:2014/6/3(火) 23:41
ムラサメ「ふふ、楽園の島タヒチ・・・ゴーギャンが憧れた黄金の太陽の匂いがしますね・・・見なさいフランセット、水着で遊ぶ女たちがいますよ。ゴーギャンの描いた通りです。」

キリサメ「アタシ、ゴーギャンぶっちゃけ嫌いー。」

ムラサメ「空気を読みなさい。」

南太平洋に浮かぶフランス領タヒチに、1万トンを超える大型軍艦である「ビュサントール」が駆逐艦「フォルバン」ともども入港する。日米の誇る巨大軍艦と比較すれば小型艦にすぎないが、これまで大きくても3000トン程度のフリゲートしか配備されていなかったタヒチ島の風景には大きすぎるほどだ。
 陸からの風の中に微かに漂う南洋の芳しい香りが、巨大な鉄と油によって暴力的にかき乱された。しかしその変化に、楽園の平和にどっぷりと浸かりきった島の住民たちは気づきもしなかったようだった。

ムラサメ「200年の海洋的引きこもりの時代は今ここに終わりました。ここからがフランス海軍の新たな歴史の始まりなのです。ここ、太平洋を舞台にした、新たなオペラの開幕です!」


24309.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:アヤベ=ギルデンスターン    日付:2014/6/4(水) 1:37
「…なんてことを、あのかえr…げふんげふん、失礼。あのフランスの方々は思ってるんでしょうなぁ。いやぁ、お盛んですな、HAHAHA」

軽い調子でフランスの進出について所見を言う。オーストリアの利権を守ることが仕事である彼にとっては、正直なところフランスが欧州本土に閉じこもって東側と揉め事を起こす方がよほど迷惑なのだ。

「となると、残りはイタリアとイギリスの動向ですなぁ…これにどう反応するか…どうなりますかねぇ、中将閣下」


24310.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:コーデリア    日付:2014/6/4(水) 23:1


「私がいると話にくそうな話題ね」
 すっとコーデリアが席を立つ。
「御馳走様。美味しかったわ。ではまたいずれ……?」
「?」
 一瞬だけ、貴彦の肩から顔を出した小さな子供が手を振ったような気がした。
「いいえ、なんでもないわ」


24311.箕輪少佐に挨拶?
名前:マホ    日付:2014/6/5(木) 21:27

・・・誰でしたっけ?


…あ、貴彦さんでしたか。失礼しました、なんかイメチェンしたなあと思いまして。
ええ、私はあんまり変わってないでしょう?以前のトレスですし。あと影の手とかの設定は忘れてください


24312.アヤベに挨拶
名前:マホ    日付:2014/6/5(木) 21:40

どうもー、挨拶が遅れまして。帝国陸軍のマホ中佐です。
ハプスブルグ饅頭おいしかったです。なんか大阪駅でも売ってそうな気がしますが、気にしないことにしますw

駐在武官さんですか。私も色々場違いな場所に放り込まれる仕事が多いので、会う機会も多いでしょうね。コンゴトモヨロシク(仲魔的挨拶
それにしても…フランスですか。
日本語じゃ仏国なんて書くもんだから仏様みたいな平和主義者が多そうなイメージでしたが(まて、そんな事考えてたんですか。
いえいえ、陸軍としては海軍の提案に反対である特に特別な対処は予定してません。
太平洋はどっちかと言うと海軍の管轄ですし、あの国の領土や植民地の位置からして、わが国より先に揉めそうな国がありますしね。
お宅の国と同じく、暫くは様子見を決め込むつもりですよ。

で、箕輪少佐の肩にいるぷちますっぽいのは何でしょうかね。直接聞いていいんでしょうか;


24313.乙女たちのプライド
名前:アリスとアルマ    日付:2014/6/5(木) 23:32
 

「見てアリス、あの男、人をスルーしてるわ!」
「あー、データーベースに情報があったわ。勤務態度は・・・ふぅん、協調性に乏しく何考えてるかわからない、って」
「それはそうと、EDじゃないのED。私達見て何の反応もしないなんて、あるいはゲイ!」
「そーいう腐った発想は良くないわアルマ」
「それにしても私達より機械してるじゃないの。ねえカナダ統合軍の皆さん?あ、おさわりは禁止だから」


24314.真珠湾近くのビーチ
名前:アケル    日付:2014/6/6(金) 21:38


アケルの反応が淡白なのは、元の性格半分、育ての親(孤児院長)の育て方が厳格すぎた所が半分、といったところか。

一方、おさわりを禁止されて大げさに残念そうなリアクションをしてみせる同僚s。


24315.ドクター・プーカ
名前:箕輪少佐    日付:2014/6/6(金) 21:46


あ、中佐は『見える』んだねー。

僕も最近はあんまり『見えない』んだけどねー。
部屋の机の上に飴とかクッキーとかお煎餅を置いとくと、いつの間にかなくなるんだよー。

また見かけたら遊んであげて欲しいなー(ほわほわ)

(プーカ、いつの間にか見えなくなる)


24316.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:雪花    日付:2014/6/7(土) 15:47


な、なんだか、欧州も喧嘩ではないですけど色々大変なんですね。
複雑怪奇というか……大東亜に再進出されるのも、植民地利権云々と批判されかねない難しい政治状況でもあるみたいです。

あ、雪花にも動物さんが見えました!
えへへ、可愛かったです。


24317.返礼
名前:アヤベ=ギルデンスターン    日付:2014/6/8(日) 0:42
「やーどうもどうも、マホ…中佐…ですな、そちらの陸軍さんも大変そうですなぁ。私のところも海軍がない代わりに空軍が頑張ってましてなぁ。ああ、ちなみにその饅頭は私の手作りです(」

「いやー、中将閣下、いつものことですよ。偉い方々は、足の引っ張り合いをこれ以上にないゲームだと思い込んでいらっしゃるようでね。我ら一般庶民からしたらこまったものですよ。」

「あー、しかしコーデリア嬢の気分を害してしまったかなぁ。あとで謝っておきますかね。ていうか私にはその動物見えないんですが、どういうことなのでしょうか」


24318.いらん事を喋りかけた情報?将校
名前:マホ    日付:2014/6/9(月) 20:46


ああなるほど、じゃきっと電算機の中には見えるのがいるって感じなんじゃないですか。
動物ちゅかタヌキの尻尾つけた二頭身の女の子ちゅか、ぶっちゃければゆきぽみたいなのが(ぇ…あ、消えた?へんなの。

私ら人型司令電算機は、生身の人間よりコミュニケーションの手段が多いんですよ。
例えばほら、私の目をチカチカさせましたがこれもそれ。光波受信機って言うんですけどね…
ああ、あまり生身の人間が見つめないほうがいいですよ。私のは特に…いやなんでも;
まあ眼鏡かけてる今は大丈夫と思うんですが…いやいや、げふんげふん。

ま、まあそれはそれとして。きっとこの感覚の違いで普通は見えないモノも見えるんじゃないかなーっと。
幽霊とか妖精とかだったら面白いんですけどね。リアル志向の今回はそういう事はあるかどうか不明ですけど


24321.ゴルゴーナ島 邸宅 応接室
名前:エレオノーラ    日付:2014/6/10(火) 15:0


ノーラ「……フランスが動き出したようですね」
マウロ「ええ、そのようですな。この調子なら他の国も遅かれ早かれ動き出すでしょう」
ノーラ「参謀本部はなんと言ってきていますか?」
マウロ「今のところは、静観を決め込むつもりでしょう。イギリスが動くまでは、こちらも動くわけには行きませんからな。」

いとおしそうに木製の窓枠を撫でていた、金髪のイタリア電算機は、ため息をひとつつきながら、自分に言い聞かせる。上層部が慎重で動こうとしないのは悪いことではないし、いつものことだ。それに慣れている、と。

ノーラ「でしょうね……しかし、動いてからでは遅れをとってしまう。参謀本部には、先行して情報収集に当たる艦艇の選定案を具申するといっておいてください。やってはいるでしょうけれど、結局、最終的に運用するのは私ですから…」


ひと通りの指示を受けた参謀長が部屋から出たあと、彼女は再び窓枠をなで始める。もとのアルミサッシが気に入らなかったので、半年分の給料をつぎ込んで付け替えたのだ。先月取り付け終わったこの窓枠を、彼女はひどく気に入っていた。
ノーラ「…始まってしまったら、しばらくは帰ってこれない、かな…」
先程より、少し幼い口調で、金髪の電算機は悲しそうにつぶやいた。


24323.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:つばさ    日付:2014/6/11(水) 3:27


えっと、第15支援艦隊所属の新庄つばさだよ。
いつもはトラック島でのんびりしてるんだけど、今日はお呼ばれしたので出てきたよ。
旗艦阿武隈と屡雨に妹のこまちちゃんと一緒に居るんだよ。
よろしくねー。


24324.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:雪花    日付:2014/6/11(水) 20:36


あ、つばささんですね!
第2艦隊の大先輩と一緒の泊地なんですよね。
今後ともよろしくお願いします!

さて、そろそろ新規スレを開始します。新規スレが落ち着いたらこのスレッドが再び浮上する仕組みになると思います。
皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ、です!


24325.戦艦飛鳥 割烹飛鳥
名前:箕輪少佐    日付:2014/6/11(水) 21:2


 ソビエトや共産中国のことも忘れてあげないでね。

 満洲やインドネシアに技術支援してるのも、日本一国だとなかなか対抗できないからなんだよね。満洲とインドネシアにフィリピン、ベトナムの人口を足すだけで、軽く日本の3倍以上になるんだよー。
 僕のところの宗家(伊勢崎家)の事業収益も、最近は内地より連合諸国での売り上げが上回って来てるんだ。気をつけないと、そのうち立場が逆転しちゃうかもねー(ほわほわ)

24268.「戦艦飛鳥−実弾射撃訓練」 返信  引用 
名前:雪花    日付:2014/5/23(金) 21:56


はじめまして、雪花です。
制式名は74式艦隊司令電算機で、TYPE74-1とかELe-N10A1sとか名前は沢山あります。
あ……ええと。せっか、ゆきか、呼びやすい呼び方で呼んでもらって構いません。
連合艦隊司令長官を拝命してからまだ日は浅いですが、
皇国の四方を守る者として務めていこうと思います。

さて早速、この掲示板について説明していきます。
ちょっと長くなるかもしれませんが、宜しくお願いします。

では早速、戦闘方法というか、どういう風な流れなのかご紹介します。
軍令部より射撃訓練を以て解説せよとの指令が来ていますので。



24269.軍令部 第二部室
名前:冬桜    日付:2014/5/23(金) 21:18


あ、どうもー。映ってますかね?
はじめまして、知ってる人はお久し振りですー。
軍令部の第二部長をやってます、冬桜 玲 海軍少将です(キリッ

というわけですね、いよいよ我が帝国海軍に最新鋭の人型電算機が実戦配備されたわけですよ!
これで米帝ことアメリカ合衆国に戦略、戦術の面で優位に立てるわけでして。
皆さんには、74式艦隊司令電算機の雪花ちゃんをサポートしてもらう任が待ってるということでもあるのですが。
あ、でも、帝国のやぼーを打ち砕かんとする人も大歓迎(?)ですので!

まずは、お馴染みの射撃訓練のご紹介から行きましょうー。

http://eischat.chatx.whocares.jp/


24270.戦艦飛鳥 戦闘指揮所
名前:雪花    日付:2014/5/23(金) 21:35


あ、戻ってきました。
現在、第1基幹艦隊は、硫黄島より東方35海里にて進路315に向い航行しています。
射撃目標は、硫黄島東海岸射撃場の標的です。

飛鳥は、すごくいい艦なんですよ。
確かに古いですけど、74式司令電算機を搭載した今ではまたもや重要な連合艦隊旗艦として再度舞い戻ってきたんです。
前任の子も大絶賛してた程ですからね。あ、そういう話は追ってしましょうか。

右舷45度、目標に射角合わせっ
一、二番、並びに三番全砲、対地炸裂散弾装填!
装填確認、撃ち方よぉーい!
主砲、攻撃始めっ、てぇーっ!

(ズザザァ───ッ)


24271.硫黄島東海岸射撃場 目標付近
名前:    日付:2014/5/23(金) 21:38


いやあ、今日は天気が良いので、9年ぶりに海岸まで潮干狩りに来ました。
う〜ん。この辺で獲れるシジミは、味噌汁に入れるとおいしいんですよ。

───ん? この感じ、まさか?

(ヒュルルルル)


24272.硫黄島東海岸射撃場 目標付近
名前:    日付:2014/5/23(金) 21:39


!?


24273.戦艦飛鳥 戦闘指揮所
名前:雪花    日付:2014/5/23(金) 21:55


全弾、目標に着弾を確認っ
撃ち方やめぇーっ!
第1基幹艦隊はこの海域を離脱後、次期作戦に備えます。進路185へ転舵、前進強速っ!

聞くところによると、一番始めの電算機の方はこんな紹介だったみたいです。

さてさて、掲示板の使い方の一例ですが、
名前はキャラクターの名前、題名は現在位置や補足情報、内容はこんな会話形式でも小説形式でも、な感じです。
今のところ、予算都合により画像アップローダー機能はお休みです。
DropBoxを導入されている方は、「DropBox-Public」にアイコンを入れて、
そのアイコン画像を右クリックすると「公開リンクをコピー」と出ますので、
IMGタグにURLを記述し、IMGタグのお尻にBRタグを1つくっつけてあげるとそれらしくなります。
仮処置ですが、賑わってきたら導入されるかもしれません。予算獲得の為にも頑張りましょう!

質問がある方は、このレスの下か電算司令部 会議室までどうぞ。
次期作戦はもうすぐ発令されるので、準備しててくださいね!

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