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近代建築掲示板(BBS)
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236.吉村行雄写真展 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2010/2/9(火) 11:8
吉村行雄写真展−『北欧の巨匠“アルネ・ヤコブセン”の世界』

アスプルンド、アールトなど北欧の建築家をはじめ、前川國男、坂倉準三など日本の近代を代表する建築家たちの作品の魅力を、展覧会、雑誌・書籍等、独自の写真活動を通じ、広く社会に紹介してこられた吉村行雄氏。今回はこれまで撮りためた北欧の巨匠“アルネ・ヤコブセン”にスポットを当て、その素晴らしい世界を、数々の写真で紹介します。また会場では、ヤコブセンがデザインした家具や照明の実物も展示します。

会 期 2010年2月20日(土)〜3月14日(日)
10:00〜19:00(火曜休館)
会 場 ROGOBA DESIGN ON LIFE_Tokyo
(東京都千代田区平河町1-3-14 Tel.03-3221-8811)

▼特別セミナー テーマ “吉村行雄が見たアルネ・ヤコブセンの魅力”
日 時 2月20日(土) 17:00〜19:00
定 員 50名(Fax. またはメールで要申込み・先着順)
参加費 無料
申込み
問合せ ROGOBA DESIGN ON LIFE_Tokyo
東京都千代田区平河町1-3-14
Tel:03-3221-8811 Fax:03-3221-8812
E-mail: tokyo@rogoba.co.jp

235.非挙動空間のリアル、構造家バルモンドの驚異 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2010/2/8(月) 16:52
オーヴ・アラップという構造専門の設計事務所の存在を認識したのは、確かヨーン・ウッツォンに変わってンシドニー・オペラハウスを纏めあげたピーター・ライスという構造エンジニア、というか構造デザイナーを知ってからである。彼が惜しまれて若くして逝くなり、この事務所の屋台骨を背負って登場してきたのが、今回紹介するスリランカ生れのセシル・バルモンドである。既にレム・コールハース、伊東豊雄、アルヴァロ・シザなどの大建築家のエンジニアアドヴァイザー(日本では構造設計者)としてその構造を担当し、世界的に名の知れるエンジニアというかアーキテクトである。私の知る限りでは、ロベルト・マイヤール(橋梁の美を追求したエンジニアデザイナー)、フェリックス・キャンデラ(コンクリートシェル構造の美を実現させたメキシコのエンジニア)、エドワルド・トロハ(薄型曲面構造の可能性を追求したスペインのエンジニア)、フライ・オットー(メンブレン(膜)構造の大家でドイツのエンジニア)、コンラッド・ワックスマン(スペースフレーム構造の提唱者でアメリカのエンジニア)それにバックミンスター・フラー(球の完全体を実現したジオデジックドームの開発者したアメリカのエンジニア)といったひとたちにに次ぐ歴史的構造エンジニアのひとりと見て評価している。(他にもフレシネー、ネルヴィや日本の坪井、木村も存在するのだが・・・)彼等は何れもユークリッド幾何学(たとえばラーメン構造など)を超越する建造物を実現に導いてきた優秀なエンジニアであり且つ、その超越した建築構造の美をデザイナーに齎したアーキテクトともいえる。そのバルモンドの展覧会が東京オペラシティアートギャラリーで開催されているので拝見してきた。以前にレクチャーやら「9」という奇怪な本を読んで並々成らぬものを彼から受容されてきていたのだが、今回のは、展示品(ロワーなひとには恣意的なアートとしか見られないだろうが・・・)というか非挙動の空間美がそこに齎され、構造物(物質)のある表象的可能性を垣間見せてくれた。嘗て、重力に抵抗することが、唯一の建築美学であろうといったショーペンハウアーの言葉がものの見事に語られた・・・というかリプレゼンテーションと化したものが、『ヘッジ(H_edge)』という作品を見て、わたしの心の挙動を揺さぶられた。形而下である構造力学の安定、不安定などという次元よりも挙動のない無重力空間が紡ぎ出すであろう表象が露呈していて見事な展示作品であった。これはあたりまえの建物で表現され支持されるであろう柱や梁(建築でなければ物質)を単なる透明観(たとえば、アクリル材)に置換したというアウラを超越しているといえよう (2010.02.08/伊神誠治)
作品「H_edge」の全体像は下記で見られます。
弐代目・青い日記帳さんのブログ
http://bluediary2.jugem.jp/?day=20100117

234.ここまで知ってしまうと。。。 返信  引用 
名前:ゆずは    日付:2010/1/29(金) 16:31
普通でいられなくなります!
http://hoohle.pl/?1dv

232.知っていますか、ブリュックマンとレオニドフ! 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2010/1/28(木) 14:38
先頃、出版された芸術新潮2月号の特集が「小村雪岱を知っていますか?」という副題がついている。それほど知られていないのだろうかという門外漢のなさには驚くのであるが、最近とくに誰もが認知している教科書的な文化人および芸術家以外にもシンパシーを得るに値するものへの正統なる評価というものがされだしてきている・・・といったことは逆に建築界にもあってほしいと願う。昨年、イタリアで出版された2冊の洋書にも「・・・知っていますか?」とこちらは敷居を高くして玄人の日本人建築家にお尋ねしたぐらいであるのだが、どちらも以前に作品集が出版されてはいるものの、いまでは絶版で彼等の建築作品を垣間見ることは困難だという現実もありえよう。そのひとり、フィンランドの英雄であるアルヴァ・アアルトと同時代を生きた建築家エリック・ブリュックマン(1891-1955)は、前述の小村雪岱の「粋(いき)の美学」を思わせる「フィンランドモダン建築の粋(すい)」が伝わってくる正統モダニストである。決してバウハウスのようなマニフェストには縛られないものが彼の建築(トゥルクの礼拝堂など)から伺える・・・というかわたしは現地で拝見して感極まるものを受容してきた。そしてもうひとり、こちらはロシア・アヴァンギャルドを代表する建築家イワン・レオニドフ(1902-1959)。彼は、ポストモダン世代のラディカリスト(例えば、日本のメタボリズムやアーキグラムなど)が唱えたような非現実的なものではなく、あくまでリアルな表象を描いたドローイングで有名である。その「粋(すい)」を突破して建築のアガペー(またはエロスではなく快楽的なまでの知性)に到達しているヴィジョナリー・ドローイングを1930年代にすでに描き、21世紀になった今日においても、このドローイングだけが実像として今日の都市に表象され得ていない、そういう唯一無二の魅力を投げ掛けてくれる建築家である。・・・ここまできて「ふたりとも知っていますよ」と答えるひとは徒者(ただもの)ではないひとなのであろうが、この洋書から発露される彼等の業績を垣間見て・・・メディアなどを通して大袈裟に喧伝するものの背後に、こうした「知っていますか?」的なるものの正統なる評価というか、シンパシーが如何に大事なのかを・・・謂わゆる「教科書依存症に陥るなかれ」・・・そうしたことをできる限り多くのひとに知ってほしいと願うばかりであります。



233.Re: ブリュックマンとレオニドフの洋書紹介
名前:伊神誠治    日付:2010/1/28(木) 14:42
エリック・ブリュックマン
:Erik Bryggman 1891-1955-Architettura moderna in Finlandia / Silvia Micheli / GANGEMI EDITORE / 2009/4000円/
イワン・レオニドフ
:Ivan Leonidov 1902-1959 / Alessandro De Magistris, Irina Korob'ina / Mondadori Electa architettura / 2009/20700円

231.いま、グラフィックデザイン界の活況は何処に??? 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2010/1/24(日) 11:41
東京・竹橋にある東京国立近代美術館に於いて、昨年逝くなった早川良雄(1917-2009)の展覧会があり、覗いてみた。戦後も近代グラフィックデザイン界を牽引してきた重鎮らしい。わたしは、以前から活字媒体のデザインの嚆矢を、資生堂の山名文夫(1897-1980)や杉浦非水(1876-1965)という草創のひとたちより、戦前の名取洋之助(1910-1962)や原弘(1903-1986)、そして戦後の勝見勝(1909-1983)の仕事をしてモダングラフィック界の端緒であろうと、いまでもそういう気持ちにかわりはない。何故かといえば、単なるクリエター(仕事屋)という範疇を超越しているからであり、社会的(啓蒙活動やら運動、組織)意味で単にグラフィックというものではなくメディア媒体を芸術的なセンスにまで拡充した功績が絶大であると思うからである。例えば、河野鷹思、亀倉雄策、田中一光、そして渋いところでいえば伊藤憲治、山城隆一、現代では永井一正、細谷巌などなど・・・皆、グラフィックを専業としたクリエーターでしかない(それでも凄いことなのであるが・・・と断っておく)。ただ、こういったひとたちの仕事には例えばポスターや表紙デザイン、装幀といったものに温かな諧謔(ユーモア)的なるものが垣間みられ、とくにその画からは機能優先といったリスクを感じさせないものが滲み出ている。早川良雄はグラフィック界では珍しく関西出身らしいのであるが、彼の芸術的センス(多少、バウハウスのヨゼフ・アルバースやハーバート・バイヤーを意識してのことは了解しての)もそこに起因し得ていると感じた。昨今のビジュアルなんとかとか、コミュニケーションなんとかとか・・・そういったアカデミズムが規程したグラフィックデザインの教育的陥穽も、きっとクリエーターとか教育者として埋没してしまうしかない偏狭なる社会構造が芸術の分野にも浸透してしまい、それを超越しようともがくクリエーターの行動も畢竟するにPassivity(受動的)またはVanity(虚無的)でしかない・・・だから個人的な他者にしかインスパイアさせるものが感じられないのであろう・・・もしくはメディアに扇動されたものでしかないもの・・・それがグラフィックデザイン界のわたし(専門分野外である)が思っている現実なのです。

230.中古ドメイン無料配布中 返信  引用 
名前:hi-bi-    日付:2010/1/18(月) 5:6
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229.新年号、建築雑誌の特集・検証三菱一号館再現について 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2010/1/14(木) 23:27
本年早々届いた建築雑誌が、会長(佐藤滋)から委嘱されて早稲田の中谷礼仁氏に編集が任され、そして装幀が一新され、第一段の特集が、「検証・三菱一号館再現」となった。大いに興味を抱いた・・・というのは、勿論批判的な企図を裏(学会なので当然、批判的な観点ではないことを形式的にしていることは理解しても・・・)に内包しての特集であろうと・・・思ったからである。インタビューでは丸の内パークタワービルディング及び三菱一号館(美術館)に関わったマネージメントから技術者(設計者)の面々に、わざわざ批判的論者として内田祥士(東洋大学教授)、肯定論者として後藤治(工学院大学教授)をたてて聞き取りを行っている。そして、「再現建造物の可能性−三菱一号館を巡って」では、これもアカデミズムならではの選出なのだろうか、歴史家の土居義岳氏、評論家の松山巌氏、建築家の古谷誠章氏と・・・真っ当で形式的なる人選であることは否めない・・・というか松山氏以外は、三菱のことではなく再現というテーマで加わったのみで、検証三菱一号館というテーマにはさして興味がない旨が文の端々で受容された。このテーマの裏側に存在するものを炙り出してくれると期待したものの、これでは三菱一号館の建物紹介(いわば喧伝)を誌面を通して読者に知らしめたとしか、この企画の本意が伝わってこなかった。そして何よりも中谷礼仁という中庸なるニヒリストと言えども、アカデミズムの牙城は大厦なる「壁」なのだろうか・・・と。

228.職人.comなら、完全無料で求人募集を記載します!! 返信  引用 
名前:職人.com    日付:2010/1/12(火) 14:5

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200.近代建築に関わる世界遺産のこと 返信  引用 
名前:     日付:2009/9/18(金) 2:15
下記ウェブサイト「日本建築の美」に近代建築に関するコメントを掲載していますので、興味ある方は覗いて下されば幸いです。
http://www.archi-channel.com/

「近代建築に関わる世界遺産のこと」
知っていましたか?近代建築に関わる世界遺産登録について現在、本年に登録されたばかりのストックレー邸を含めて14件です。登録年代順に並べると
1  アントニオ・ガウディの作品群/スペイン/1984年登録、2005年拡張登録
2  コスタ&ニ−マイヤー設計のブラジリア/ブラジル/1987年登録
3  アスプルンド&レヴェレンツ設計の森の火葬場/スウェーデン/1994年登録
4  ヴァイマール&デッサウのバウハウス校舎と宿舎などの関連施設群/ドイツ/1996年登録
5  リートフェルト設計のシュレーダー邸/オランダ/2000年登録
6  ヴィクトール・オルタ設計の住宅群/ベルギー/2000年登録
7  ミース・ファン・デル・ローエ設計のチュ−ゲントハット邸/チェコ/2001年登録
8  テル・アビブのホワイトシティ近代化運動/イスラエル/2003年登録
9  バラガン設計の自邸/メキシコ/2004年登録
10 オーギュスト・ペレのル・ア−ヴルの都市/フランス/2005年登録
11 ヨーン・ウッオン設計のシドニー・オペラハウス/オーストラリア/2007年登録
12 メキシコ国立自治大学のキャンパス/メキシコ/2007年登録
13 ベルリンの近代集合住宅群/ドイツ/2008年登録
14 ヨーゼフ・ホフマン設計のストックレー邸/ベルギー/2009年登録
といったところでしょうか。単体の建築作品以外にも都市や群として登録されているものもありますが、反面、ル・コルビュジェやライトといった巨匠の作品群はいまだに登録されておりません。日本でも当然の事ではありますが、ヤン・レツル設計の原爆ドームが廃虚となって登録されているぐらいです。このことはジャーナリズム的(資本第一主義的)な眼方には惑わされないユネスコ(決定機関)の是々非々の立場が伺える結果ではないでしょうか!
ちょっと逸れますが、いま話題の政治問題ですが、自民党の失態ぶり(とくに老翁議員)、そして官僚、大企業まで含め、指導者の存在価値というものが揺らぎ始めているように思われます。というより不安(信頼性という点で)であります。少なくとも国民に対して是々非々なる立場が望まれていようことは時代がいま要求しているのであって、今後、日本の指導者たち(政治家に限らず)の姿勢が試されてゆくことでしょう。間違いなく、そう意味で第一党となった民主党にはこの是々非々なるものが問われるのでしょう!それにしても、天下り先の多い土木・建設業のものづくりシステム(政官民癒着構造)が変容することで、上記のような世界遺産になり得る建築がもっと多く生まれる環境が創出されるとよいのでしょうが・・・?。



227.トヨクニハウス 等例会(2月)
名前:近代建築探検家クラブ    日付:2010/1/11(月) 18:36
近代建築、現代建築及び古建築めぐりをします。

       トヨクニハウス 等例会(2月)
         第 85 回

大阪市都島区 JR大阪城北詰駅、JR京橋駅、
赤バス 京橋ー毛馬 周辺の街歩きをします。

実施期日     平成22年2月13日(土)


近代建築探検家クラブ
http://groups.yahoo.co.jp/group/kindai_kentiku/
びから 
bikara_2@hotmail.com
ヤフーグループ   kindai_kentiku



大阪市都島区 JR大阪城北詰駅、JR京橋駅、
赤バス 京橋ー毛馬 周辺の赤バスによる
街歩きをします。

街歩きのコースは次の通りです。

JR東西線 大阪城北詰駅 周辺

太閤園・淀川邸      (網島町9−10)

大阪市長公館            (網島町10−35)
(竹腰建造)  
            
藤田美術館       (綱島町10−32)
貴志康一ゆかりの茶室       (綱島町)
狭間家住宅       (綱島町11−19)


        藤田美術館

大阪市都島区綱島町 10−32
                  
明治44年        1911年

現存する最古の鉄筋コンクリート造り

日比 忠彦

藤田伝三郎邸 倉庫







      太閤園淀川邸

大阪市都島区綱島町 9-10
                  
明治44年        1911年

今井 兵七

木造2階建   書院造り




JR環状線 京橋駅 周辺
(城東区)

新喜多公園            (新喜多1−2−7)
(工場跡)

貞徳舎        (新喜多1−5−32)
京阪蒲生駅跡          (蒲生1−9−6)
清水湯        (蒲生4−1)





地下鉄 京橋駅 周辺
赤バス地下鉄 京橋北口 周辺
(都島区)

コヤノ美術館     (東野田町1−19−7)

大阪市建設局
東野田抽水所            (東野田町3−4)

真実の口       (東野田町5−1)





赤バス 毛馬中央公園 周辺

淀川温泉              (毛馬町3−3−38)
旧毛馬洗堰    (長柄東3)





赤バス 友淵小学校 周辺

御幸温泉             (御幸1)
トヨクニハウス   (高倉町1−14−4)


         トヨクニハウス

大阪市都島区高倉町 1−6
         御幸町 1−6
         
昭和6年   1931年

鉄筋コンクリート2階建

大阪最古の鉄筋コンクリートの住宅

現在は4棟のみ存在 (以前は6棟)

アールデコ風円窓。窓門柱の多くは傾いている。

全戸個人所有

http://groups.yahoo.co.jp/group/kindai_kentiku/

210.既往、逓信から郵政までの建築を語る講演会 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2009/11/1(日) 10:8
この度、逓信〜郵政建築史の第一人者といわれる観音克平氏(構造計画研究所)が「逓信建築から郵政建築への軌跡」と題して「NPO法人建築から社会に貢献する会」主催で講演が行われるそうです。就中、わたしの脳裏には岩元禄、吉田鐵郎、山田守、山口蚊象、小坂秀雄、国方秀男、薬師寺厚と錚々たる顔触れの作品が浮かび上がってきます。それを相対的な見地でどのように逓信そして郵政に至るまでの建築思想を語っていただけるのか興味深々であります。因に『建築記録/東京中央電信局』『建築記録/青山電話局』『建築記録/東京逓信病院』『郵政省の建築』は逓信(郵政)関連の著作、4部作ですね。ここに『建築記録/東京中央郵便局』が加わることを切に願うばかりであります。

■講演:「逓信建築から郵政建築への軌跡」−観音克平
日時:11/13(金)13:30~15:00
会場:逓信総合博物館地下2階講堂
主催:NPO法人建築から社会に貢献する会
定員:100名
参加費:1000円
問い合わせ
NPO法人建築から社会に貢献する会:03-3353-8860



226.Re: 既往、逓信から郵政までの建築を語る講演会
名前:建築から社会に貢献する会    日付:2010/1/9(土) 17:32
> この度、逓信〜郵政建築史の第一人者といわれる観音克平氏(構造計画研究所)が「逓信建築から郵政建築への軌跡」と題して「NPO法人建築から社会に貢献する会」主催で講演が行われるそうです。就中、わたしの脳裏には岩元禄、吉田鐵郎、山田守、山口蚊象、小坂秀雄、国方秀男、薬師寺厚と錚々たる顔触れの作品が浮かび上がってきます。それを相対的な見地でどのように逓信そして郵政に至るまでの建築思想を語っていただけるのか興味深々であります。因に『建築記録/東京中央電信局』『建築記録/青山電話局』『建築記録/東京逓信病院』『郵政省の建築』は逓信(郵政)関連の著作、4部作ですね。ここに『建築記録/東京中央郵便局』が加わることを切に願うばかりであります。
>
> ■講演:「逓信建築から郵政建築への軌跡」−観音克平
> 日時:11/13(金)13:30~15:00
> 会場:逓信総合博物館地下2階講堂
> 主催:NPO法人建築から社会に貢献する会
> 定員:100名
> 参加費:1000円
> 問い合わせ
> NPO法人建築から社会に貢献する会:03-3353-8860

http://homepage3.nifty.com/npo-cap/

225.建築のエディターと書肆の哲学 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2009/12/28(月) 16:7
書店のことを、古書業界ではとくに「書肆(しょし)」という。辞書では「品物を並べた店」とある。その並べられかた、言わば本を購入しに来るひとたちへの見せ方(プレゼンテーション)とでもいえようか。新刊書店も古書店も千差万別であるが、最近は非常に工夫(ギャラリーを併設したりレクチャーを開催したり・・・と)のあとがどのお店(建築専門で言えば、南洋堂やGAなど)にも見られ、ついそれに同情して買ってしまうこともある。このように書店側の努力は感心するのだが、出版社側の努力となると(大衆側からすると)あまり伺われない・・・というか本の内容(ただ単に売れるということではなく)といい、構造(いわゆる装幀)といい、目利き(いわゆる人選)といい、・・・ポリシー(理念)の軽薄さといい、とくに老舗の出版社には暖簾(歴史)の重さを感じてしまうためなのか痛恨の極みを感じてしまう。・・・ということでとくに昔から名高い建築専門の出版社に就いて紐解いてみよう。今は存在しないが「洪洋社」「城南書院」「国際建築協会」などは、高梨由太郎、中村勝哉、小山正和(建築学会賞を受賞している)という際物の店主(発行人)が存在し建築家と渡り合って優れた本を出版していた。いま残っている「新建築社」「彰国社」「相模書房」「井上書院」「鹿島研究所出版会(旧)」にも戦前戦後を通して吉岡安五郎(建築学会賞授与)、下出源七(建築学会賞授与)、小林美一、井上ハツエ、河相全次郎といった職人肌の創業者が腕を奮ってなんとか今日まで継承してきている。戦後経済成長とともに発行人は単なる社長(経営者)と化して、編集企画が独立して個人に任される時代が到来する。御存じの建築評論家の卵たちもここから巣立っていき、建築評論家として食えるまでになったといえよう。新建築の川添登、宮内嘉久、平良敬一などはその際たるひととなった。そして鹿島出版会では中村敏男が翻訳から著述家として大成したし、こういった出版社の専属カメラマンとして新建築の平山忠治、彰国社の村沢文雄なども出版社を通して活躍した写真家であった。こういった建築書肆史にまで踏み込んだ大学の研究者はいないようであるが、建築出版社仲間の間では酒の席などで語りつがれてきているのだろう。それに反して、いま不況の煽りを受けて出版社は、ひたすら経営重視路線(売れる本に特化)を突き進むしかないのが現状である・・・老舗の出版社と言えども、書肆(経営学ではなく思想として)の理念を放擲(ほうてき)するようであれば、看板は徐々にではあるが褪せてゆくのであろうし、昔のような目利き(建築的センス)をもって建築業界を横断するエディターは生まれ得ないといえよう。

224.戯言を弄する日本のオピニオンリーダーたち 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2009/12/27(日) 11:9
流行とは何か?「はやり」であろうが、辞書には一時的なものという言葉が付加されている。これを食いものにしてメディアは半ば強引にまでして流行なるものを丁稚あげ、普遍的なものとして一般大衆を欺いてきた、またそれを利とするものは、其の本意如何に関わらず是としてそれを煽ってきたといえよう。勿論、すべてではないにしてもその頽廃的なる行為を文化人と自負するものはニヒリスティックな物言いに転換し楽観視する。翻って、そこまで問わなくても・・・ということを数多のひとから投げかけられる。所謂、「はやり」というものは人と人を繋ぐ「形式」的なるものであって、「本意」は受取る側に委ねるという、会話論である。こんな難い調子では言いたくはないが、いまの人と人との会話には「本意」的なるもの、いわば自己の流行語ではなく相手に伝えるという自己(自分の考えていること)の説明が不足している。・・・もしもそれが空虚ならば、それは、ある種、誰それの「受売り」的なもの、乃至は「繪すら事」を仄めかしているに過ぎないといえよう。「受売り」を大事にして知識(教養といっているひともいる)を吸収させるのは良いのだが、いまのオピニオンリーダーたる人達(政治、文学、音楽、芸術などなど)には、残念ながら「流行」には呆れかえるほど敏感であるのだが、いざ自己を問うとされたならば「本意」が何なのかが見えない、というか見せない・・・所謂責任逃れである。だから日本のオピニオンなるものの評価も散々である。映画も音楽も論文も文学も政治も・・・云々、殆どが海外評価の後を受けての日本メディア評価であり、うんざりである。・・・それが日本のオピニオンたちの現況ではなかろうか・・・クリエーター以上にオピニオンリーダーたち、況してやそれに感化される側も、自己表現をすること、翻せば責任を自己に背負うということ、皆、多芸多趣味なる教養のお仕着せで終らぬようにしてもらいたいものである。

223.Twitt er(ツウィッター)というツール 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2009/12/27(日) 11:8
いま、Twitter(ツウィッター)という言葉をよく耳にする。簡単に言うと「ネット上での会話ツール」らしい。既にオバマや鳩山といった政治家もこれを使用してネクストヴィジョンの糧を得ようとしているとのことで、全くの見ず知らずの他者から貴重な情報源やら参考意見を聞いてバトルしているらしい。そんなんで、これを積極的にビジネスにしようと企てている業界が動き出したのだ。畢竟するに、コミュニケーションツールの垣根が取り払われ、拡げられることのビジネスチャンスらしい。・・・でも、わたしは日本人のビジネスには向かないだろうと思う。それは会話を真正直に受容してしまうか、真意を伝えるべき勝負所に堅く、勘所が自然体ではないからである。それを不座げた口調で話せればよいというものではないので、当然2ch掲示板に登場するもの(一方的なものだから)には他者との会話は無理であろう。就中、このIGM通信を受取って読んでいただいている方もそうなのだが、多くの日本人には、このTwitterを使いこなせるひとは残念ながら少数であろうと思いたくなる、いくら他者のブログやサイトを覗き込んで自己の満足度を得ていてネット通であると憤っても、いま話題のネット業界が売り込む「Twitter」を・・・果たして引き蘢りを謳歌する日本のネッター(ネットを使いこなしているひとたち)はどう受容するのだろうか、さして大きなビジネスチャンス(受容しなければ)にはならないと思うが、寧ろこれを自然体で使いこなせない日本人の消極姿勢の方が、やはり問題であろう。

220.寺社施工 返信  引用 
名前:柏岡建設株式会社    日付:2009/12/20(日) 10:22
初めまして。
当社は全国ネットでRC構造の技術管理指導を行っています。
☆指導内容
「寺社工事・施工図作成・型枠図作成・原寸指導」
などを取組んでいます。※秘密指導あり。
例えば、山岳の寺社工事ゃ祠設置工事(ヘリコブター輸送)など。

http://katuragi-garden.ocnk.net/

219.狷介孤高な建築評論家・宮内嘉久の死 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2009/12/16(水) 22:50
突然の訃報で驚くばかりです。
13日午前8時、脳硬塞のため建築評論家・宮内嘉久さんが逝くなった、享年83歳。確か最後にお目にかかったのは生誕100年の前川國男展のプレ.シンポジウムの席であり、林昌二さんのレクチャーの時だったと思う。平良敬一氏も来ていて濃い前川國男論が聞けるのではと思い参加したと記憶している。宮内さんの書籍(「廃虚から」「少数派建築論」「建築ジャーナリズム無頼」「建築・都市論異見」「一建築家の信条」「前川國男 敗軍の将」など)は大凡は読んでいるが、わたしには、御自身で出版社を立ち上げて建築ジャーナリズムに撃って出たという(前川國男ではないが)ジャーナリズム界の闘将というイメージが強い。とくに戦後の新建築及び国際建築から「建築年鑑」「建築家会館叢書シリーズ」そして同人誌「風声」「燎(かがりび)」に至るまで、彼が携わったものには独自のイデオロギッシュな建築批評が展開されていて新鮮であり、且つ妥協はなかったといえよう。就中、あまりにも前川イズム論を羨望したあまり若手の建築家から固陋な存在でありもしたが、わたしには逆にブレを許さない厳しい批評家であり、既に故人であられる浜口隆一、神代雄一郎、藤井正一郎、小能林宏城、宮内康に、御存命であられる川添登、平良敬一といった建築評論家とは一線を画したひとであったように思える。最後に編集に携わった前川國男を中心とした同人誌「風声」の出版意義を綴った文で終わろうと思うが、この言葉がいまの建築家にどれほど享受され得るのだろう・・・か。御冥福をお祈りしまして、合掌。

「それは時代の流れに流されつつ、また、高度成長の波の中で、この国のかつては美しかった街のたたずまいを無惨にも醜いものとしてしまった責めを負いつつ、しかし、なんとか抵抗と歯止めと批判との拠点を築けないものか、そして都市と建築との問題を、広く市民の間にさらす場をつくれないものか、との志向から編まれた。」−1999.8.28「内的風景」序文より

218.三たび、今井兼次展を観て憶うこと 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2009/12/15(火) 13:54
今井兼次の膨大なる資料を紐解いて見せてくれる3回目の展覧会「建築家 今井兼次の世界−祈りの造形−」が多摩センターという関東圏の西の果て、多摩美術大学美術館で始まった(23日まで)。東にいるわたしにとってはかなりの遠方ではあるが、今井さんの貴重な資料とあっては見逃す理由にはゆかない・・・というわけではじめて資料を纏められている弟子の上松佑二さん、そしてその弟子の石川恒夫さんの講演を聞いた。今回の展示テーマは「教会」だからであろうか、稍弔辞を詠んでいるように語りかける言葉で今井兼次の内面に深く切り込んでいた。(図録の内容と符合)わたしは、研究会を通して今井兼次を理解をしたつもりでいたが、「普遍的人間的な愛情」という言葉が重くのしかかった。若い時分は「美しい」「心地よい」「かっこいい」「天才的(秀逸)な」として感歎し他者にそれを享受する(普遍性行為)、またひととの付き合いの絆を社会(仕事)に照らし合わして、人情とか愛とかいって自己を正統化する(人間性行為)、どれも根元を突き詰めれば形式的な行為、いわば社会通念に寄り添ったもので本意を真摯(好き嫌いではなく)に語りかけることはしてこなかったのではないだろうか・・・と感じた。帰りがけに、最近幾度とも遭遇している人身事故にあってしまった。自殺者が既に3万人を超えているこの世情はわたしが事務所勤めをしていたバブルの頃からするとどう理解すべきであろうか・・・戦後生まれの世代が停年を迎えいままでに至り、人間(どちらかというと家族ではなく他人)や物質(スクラップアンド何々ではなく)への愛情といったものがあの悲惨な戦争体験を直にしていない世代にとっては、TV番組(ドキュメントなど)で表現され得る「過去(翻れば形式)」愛に唯唯「感動」として受容され得るのみで形而下(現実社会)にひとたび戻れば、何食わぬ相貌で「それはそれと」と居直ってしまう・・・謂わば、真意ありきの理解扶助の欠除、それらが巣食っている社会構造に何かビジョンではないこのままでよいとする頽廃的な気分を助長させてしまっているのではないかと感じいってしまう・・・戦前生まれはそれを高みの見物で等閑視しているのであろう。こんな憶いで今井兼次を語った上松さんの言葉「普遍的人間的なもの」をわたしは受けとめた・・・というか新しい発見であった。展覧会ですごく気になったのは、奥さんであるマリア静子夫人と寄り添うように森を見つめる1枚の水彩画(だと思うが)である。お墓のデザインも気持ちが伝わってくるのだが、この絵も当時の今井さんの甘ったるい慈愛なるものというより不偏なる愛というものを提起しているように感じられた。今井兼次のデザインは、いまの建築家が饒舌気味に話す「パクり」という安易な形態模倣操作ではない「読解」が、当然に基本となる。それをガウディやシュタイナー、エストベリーの「パクり」や「模倣」と感じ入るひとがいれば、逆説すればそれは寧ろ正常ないまの建築家なのであろう。そういった教会の作品(図面やスケッチ、模型など)を見ていて、とてもこれだけのものに勢力を傾けて建築するひとや作品が、果たして今後生まれるだろうか・・・と只唯呆気にとらわれるばかりであった。わたくし自身も情けなく思うのだが、時代の趨勢は、今月号の「建築雑誌」が特集で取り上げているような「建築界に明日はあるか」であろう。だから一般の方も含めて、改めて「建築は実用品であればよい」ではなく「建築はやはり芸術(真意を備えた)であらねばならない」と・・・また、「巧みなる建築」ではなく「アルチザンとしての建築」が、唯一近代建築が生き延びる行為であることを示した今井兼次の作品や言説を単にノスタルジーとして受容してはならないと・・・・思う次第である。

217.「聴竹居」と藤井厚二展とそのシンポジウム 返信  引用 
名前:伊神誠治    日付:2009/12/4(金) 11:38
先日、竹中工務店東京本店に併設されているギャラリーエークワッドで開催されている「聴竹居」と藤井厚二展を見てきた・・・と同時にその時開催されていたシンポジウムにも参加してきました。シンポジウムでは藤森照信の基調講演があり、日本の柱梁デザイン美の系譜は戦後の巨匠建築家たちに影響を与えていた・・・というものでした。そして終了際にそれをを辿れば、坂倉準三のパリ万博を超えて、この聴竹居に行き当たる・・・と謂われた。すごく漠然と観(雑駁な)した言い様に建築史家と呼ぶには相応しく無い作家観とした面持ちを感じた。その後、家具研究家の小泉和子さんからは趣味人としての藤井厚二がいかに聴竹居でその技を実験したのかを適格に話された、一方で現代建築家の小泉雅生さん(元シーラカンスのメンバー)からは聴竹居という住宅建築の衣服性についての話しがあったのだが、御自身の設計環境論を補填したいがための聴竹居に過ぎない物言いに不満が残った。そして、何よりも彼らを交えてのシンポでは藤井厚二の議論よりも堀口捨己への言及に到ってしまうという展開に、藤井厚二という建築家が、いかに形而下の存在(発見)でしかないということが露呈してしまっていると感じ入ってしまった。展覧会は企画マネージャーである竹中工務店の松隈章さん(聴竹居の管理マネージャーでもある)の主導でかなり濃密なるものになっている。ただ、シンポでも司会されていたのだが、彼の藤井厚二論は故小能林宏城や故神代雄一郎の言説の受売りに過ぎず、新鮮なものが聞かれなかったのが残念であった。


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