日本海側のイトウ産卵河川には、いま婚姻色の♂が先に遡上し、あとから上る♀を待っています。オス同士のバトルも見られます。首尾よくペアになって掘り行動をやる♂♀もいます。 冬の積雪が少なく、産卵期に川が渇水になる心配もしましたが、4月に入ってからの降雪や雨のおかげで、川の水位もなんとか確保されました。こうしてほとんど人気のない道北の河川で、ことしもイトウの世代交代の営みが無事行われています。
サロベツ原野の草地にはいま区画を埋め尽くすほどのガンの群れが休んでいます。一斉に飛び立つ様はまさしく壮観といえます。ギョウジャニンニクはまだ小さな単葉で食用にはなりませんが、ひと雨ごとに成長し、黄金週間のころには、食べごろになるでしょう。
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