今シーズンのイトウ産卵は、日本海側では4月20日ごろから始まり、5月1日ごろには終盤を迎えたようです。 5月3日に私が指標としている枝沢を見て回りましたが、雨で増水しているにもかかわらず1匹も認めませんでした。 釣友人は1本の支流に張り付いて観察をつづけましたが、やはり5月3日ごろには、産卵に参加する親魚の数がめっきり減ったそうです。 今冬は積雪量が少なく、雪解けも早まったため、イトウが遡上する時期に源流域は極端な渇水となり、産卵することが不可能となった河川がたくさんありました。そのため親魚は通常より下流域で産卵したようです。このため稚魚のふ化、成長に影響が出る心配があります。 大河を除く河川はすでに通常水位となり、イトウは下流域あるいは海に下り、いまは荒食いの頃と考えています。
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