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品質工学会 Kazzの品質工学特集
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6123.岐路に立つ品質工学 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年5月1日(水) 22時46分
日本では令和の時代を迎えたが、経済では逆風が強く産業の空洞化は進み国内GDPは中国に抜かれ、技術革新力は低迷しているのが現状である。
RQES2019のテーマを拝見したが、相変わらずタグチメソッドの手法の掘り下げや問題解決テーマの発表が多く相変わらず低迷しているのである。
新しい令和時代に期待したいのは、顧客が欲しいニーズの結合されたシステムの創造など、新しい機能を創造して、機能性評価でロバストデザインを行った事例を期待したいのである。
顧客の要求はマーケットインではなく、世の中にない製品をプロダクトアウトで開発してほしいのである。
顧客のニーズを期待しても世の中にない商品は生まれないのである。
アメリカで生まれた商品はプロダクトアウトの商品が殆どである。兎角プロダクトアウトの商品は品質問題が起こるので、品質工学の考え方が活用できるのである。
機能を満足する新しいシステムを創造するには、CAEを活用して過渡特性の解析からたくさんの制御因子を選ぶことができるのである。私のHPの講演テーマの中にある「パラメータ設計の極意」では複雑なシステムで問題を解決したのである。CAEを活用すれば「無用の用」の考え方が可能になるのである。



6124.「無用の用」の活用(システムの複雑化)
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年5月9日(木) 11時3分
「パラメータ設計の極意」の事例を見ればわかることであるが、機能を満足するためには簡単なシステムでも目的は達成したのだが、無駄と考えられる構造を開発したため成功したのである。
品質工学では「システムは複雑でなければ改善できない」という名言があるが、無駄な構造にすることで評価精度は向上するのである。
この事例では、衝突の衝撃を低減するために、衝突部分を切り離して結合することでバウンド量を低減できたのである。
勿論、現物を創る前にCAEを活用して解析した科学的研究の結果成功したのである。
老荘の哲学に、無用の用という言葉があるが、機能性を確保するためには、無駄なものと考えるモノが必要なのである。コンピュータシミュレーションでは制御因子を増やすことは簡単であるから、パラメータ設計の前には、CAEで無駄な制御因子を考えて、技術研究を行うことが大切である。


6125.Tetsuさんの博士論文を拝見して
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年5月11日(土) 12時6分
Tetsuさんの博士論文の題名は「品質工学をベースとした開発技法CS-T法と活用プロセスの提案」ですが、彼は兼ねてから従来の常識を超えた発想でものづくりをされてこられた成果をまとめられた内容です。
2019RQESでも発表されることになっていますが大会で評価されるかどうか疑問です。
彼のものづくりの考え方は、LIMDOW-MOの開発以来、従来の常識を破る思考に挑戦されたものですが、最近ではマツダの内燃機関の開発でも従来不可能と考えられてきた領域まで制御因子の水準幅を広げて「無用の用」を実現されたのです。
スレッド6124のKazzのHPの講演テーマの中に「パラメータ設計の極意」も同じような考え方です。
今後の品質工学は新しいシステムの創造に活用することが大切ですが、基本機能の創造と機能を満足する複数のシステムの中で最適システムを考案することが大切だと考えています。


6126.Re: 岐路に立つ品質工学
名前:TETSU    日付:2019年5月12日(日) 18時47分
原先生 

博士論文へのコメントどうもありがとうございます
今、グローバルな競争軸が、
壊れない、期待を裏切らないというレベルでの品質実現から、
お客様の期待を超えるレベルの品質の実現にシフトしています.
日本企業はグローバルに展開する新たな価値創出競争の中で、存在感を示せるのか、
楽観できない状況にあると感じます
多くの技術者やマネジャーは品質工学を評価や最適化を効率化するツールと認識しているのが実態かと思います
品質工学は機能やシステムを創造する技法であり、
創造性と効率性を両立させることを目指していることをもっと強調する必要性を感じています

また同時に品質工学会誌の論文の魅力度を向上させる施策も必要かと思います
博士論文の内容は品質管理学会誌、設計工学会誌、欧州のQMODというカンファレンスに関連したTQM&BEなど
品質工学会誌以外のジャーナル論文がベースになっています
新しい品質工学技法に関する提案を安心して投稿できるように品質工学会の仕組み変える必要があります.


6127.Re: 岐路に立つ品質工学
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年5月13日(月) 11時14分
Tetsuさん

>多くの技術者やマネジャーは品質工学を評価や最適化を効率化するツールと認識しているのが実態かと思います
品質工学は機能やシステムを創造する技法であり、創造性と効率性を両立させることを目指していることをもっと強調する必要性を感じています

仰る通り、従来のロバストネスの研究の多くは、すでにシステムありきで、既存の製品の改善に品質工学を使っていたのが殆どで魅力的品質に活用された事例は、ほとんどお目にかかっていなっかたと思います。
田口先生が期待したのは新しいシステムの創造にロバスト設計を期待していたのですが、日本の企業のほとんどが欧米で開発された製品の物真似でしたから本質的な品質工学の活用がなかったのですね。
固有技術の活用で新しいシステムを開発することが今後の課題だと考えています。
CS-T法もその一つの考え方だと思いますね。

6122.悲惨な交通事故が連日発生 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年4月25日(木) 10時19分
最近、毎日のように交通事故が発生して、その都度人命が失われたり、痛ましい事故が発生しています。
87歳の通産相工業技術院元院長が起こした事故は、身につまされる事件でありました。丁度その日に、私は「踏み間違い加速抑制システム」をトヨタの販売所で88212円かけて取り付けたばかりだったのです。
この装置は、自動ブレーキではないので、ブレーキは手動になるのですが、前後の障害物に対して3メートル以内で、ピーピーという警報の信号で知らせてくれると同時にアクセルを踏み続けても減速しますので衝突を未然に防ぐことは可能になりました。そのままアクセルを踏んでしまうと衝突しますので、ブレーキに足を踏み変える必要はありますが、アクセルから右足を離してブレーキに移せば衝突は回避できるのです。
完全ではないですが、居眠りをしていない限り事故は防げると考えています。建物など人工物は感知しますが、人間や動物は感知しないので、横断歩道などは注意することが大切です。
自動運転の車であれば人間も感知するのでしょうが、このシステムは不完全なものだと考えて運転する必要があります。

http://kaz7227@art.coocan.jp

6119.岐路に立つ技術立国日本 返信  引用 
名前:TETSU    日付:2019年2月22日(金) 11時44分
今日の日経新聞記事を見て、
日本は深刻は危機的状態にあると改めて感じました。
F社のリストラの記事ですが、
私が10年以上前のF社時代に経験したリストラがまたも繰り返されているのです。
当時はハードからソフト、ソリューションへの価値シフトへの対応に対して、
ハード技術者の必要が低下したと説明され、
我々技術者は仕方なく納得したのですが、
今度は勝つことを想定していたソフト、ソリューションで負けたので、
リストラするということです。
日経新聞含めて日本のマスコミの報道では、
日本は中韓に負けたという論調になっていますが、
それは違います。
事実は当時のハードの勝者は中韓だけではなく、
シーゲート、ウエスタンデジタル、オランダのASML等の欧米なのです。
そのを日本人の多くは認識できていないと思います


失敗への心配よりもチャレンジの失敗を楽しむ文化を持つ欧米や中国、インドの会社に日本は勝てません
海外での学会発表に参加して感じることは欧米以外ではインドや中国の研究者がとても自由闊達なことです
そろそろ日本企業も品質工学会も変わりましょう

TETSU



6120.Re: 岐路に立つ技術立国日本
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年2月22日(金) 18時0分
TETSUさん

>失敗への心配よりもチャレンジの失敗を楽しむ文化を持つ欧米や中国、インドの会社に日本は勝てません
海外での学会発表に参加して感じることは欧米以外ではインドや中国の研究者がとても自由闊達なことです
そろそろ日本企業も品質工学会も変わりましょう

田口先生は「失敗するなら早くせよ」で、新しいシステムを考えるとき、成功するための条件として、失敗を早くすることを奨励していましたが、イノベーションで新しいシステムを創造するためには、失敗を繰り返して技術開発を成功させることが大切だと考えています。
朝ドラの「まんぷく」のように、世の中にないものを人工的に想像することは日本人は苦手なのです。欧米の真似をしておればよかった時代は卒業しなければ、中韓や欧米を技術的に凌駕することは難しいでしょうね。
ノーベル賞受賞者のシマズの田中フェローがタンパク質の実験でアルツハイマー患者の早期発見を実現されたことは素晴らしい技術的成果だと思います。


6121.Re: 岐路に立つ技術立国日本
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年3月3日(日) 9時57分
品質工学の今後の在り方は、「タグチイズム」にあるのではない。
現代の企業が抱える課題に応える「次の新しい思想」が生まれてこないことである。
このことはTETSUさんだけでなく、田口哲学を継承する我々に与えられた最も深刻の危機なのかもしれない。
仏教の世界で釈迦の後に空海や最澄が出て、その後100年後に道元や数々の伝道者が現れたことが仏教を広めたことに通ずるのである。

6118.「痛風」を初めて経験して 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年2月21日(木) 12時17分
1週間前に朝起きたところ右足の親指の根元が赤く腫れあがり、激痛を体験しました。
整形外科でレントゲン検査の結果、痛風だと診断されました。前日まで毎日7000歩以上歩いていましたのですが、原因がさっぱりわかりませんでしたが、尿酸値が7以上だったのとクレアチニン値が1,4で腎臓が弱っていたのだと思います。
日頃から、「問題が起こる前に未然対策をせよ」と偉そうなことを申し上げていることが恥ずかしい限りです。
1週間も経てば痛みも和らいできましたが、年齢には関係なく、日頃の体質改善の大切さを痛感しています。若い皆さんも体重の軽減と尿酸値が7以下であるように日頃の体調管理を怠らないようにしてください。

6115.「七つの会議」とデーター改ざん事件 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年2月5日(火) 22時49分
今日は話題の首題の映画を鑑賞した。
「半沢直樹」「下町ロケット」など数多くの映像化作品で知られる人気作家・池井戸潤の同名作を、野村萬斎主演で映画化したミステリー。万年係長が上司のパワハラを告発したことを機に、会社内で起こる騒動が描かれる。TVドラマ化された池井戸作品の常連である、香川照之や片岡愛之助ら実力派俳優が多数共演している。
内容は、最近企業で行われている「データ改竄」で大企業が破産した話であるが、報道ではデータ改ざんについて具体的な話がないので理解することができなかったが、この映画で多少は理解できた気がする。映画のデータの改ざんの具体的な例では、パイプ椅子や航空機や新幹線などに使われているネジの強度を改ざんした物語である。例えば新幹線や航空機の規格値(172N)に対して、生産者側の強度が半分の(70N)しかないのに、出荷規格は2倍以上に改竄して出荷したという話である。
問題は、受け入れ側が受け入れ側で検査をしていなかったため、問題にならなかったのであるが、勇気ある社員が実態を暴露したため、社会的な問題に発達したのである。
BtoBの取引では、生産者と受け入れ側で規格を決めて、互いに検査をしていたら起こらなかった問題である。
最近日本で発生しているデータ改竄事件がこの映画のようであれば、品質工学で決められているJIS規格「許容差の決め方通則」を守っていなかったことになる。

http://kaz727.art.coocan.jp



6116.Re: 「七つの会議」とデーター改ざん事件
名前:PAPAGENO    日付:2019年2月10日(日) 11時11分
KAZZ先生
TVドラマは見ていないのでわかりませんが、リアルな方のデータ改ざん/捏造の方はこの1年半の間に色々と調べる機会がありました。そこから見えてきたのは「不正をしないように」と言うだけではこのような不正を無くすのは難しいということです。
途中の説明は割愛しますが、結論は以下の技術者の在り方の問題になるようです。
@技術を担うプロとして総合判断できる力をつけること。
Aプロとしての判断をステークホルダにきちんと説明する責任を果たすこと。
B普段から周囲のや社会の信頼を勝ち得る言動を行うこと。

一見品質工学とは関係ない問題に見えますが、私は大いに関係していると思っています。KAZZ先生が書かれている許容差の決め方がその一つです。何となく曖昧な決め方をしていることが多いですが、そこに経済的な根拠を与えることで曖昧さを回避できます。作る側が守るべき余裕度が明確になるということなので、「まあこれくらい外れてもいいだろう」というような考えを戒めることができます。損失関数そのものは単なる二次関数ですが、その裏にある技術に対する考え方については我々はまだまだ学ぶことがたくさん残っているように思います。

ついでに。品質工学の手法だけ勉強してきた人だけではこのような議論をするのは難しいと感じています。品質工学は知らなくてもいいので、データ改ざんや企業不正問題に詳しい方の話を聞き、それを切り口に議論した方が早いのではないでしょうか。皆さんの同意が得られるようなら関西QE研にゲストとして招聘して討論するのもアリかと。いかがでしょうか。


6117.Re: 「七つの会議」とデーター改ざん事件
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年2月11日(月) 22時24分
PAPAGENOさん
久しぶりの発言ありがとう。
おっしゃる通り品質工学の理解度の問題ではないと思います。
当たり前のことですが、企業人の利己の心を改めないと永久になくならないと考えています。
昨日のTVニュースでレオパレス21の建築法違法問題で8000名の居住者が新居を探す羽目になり、大変な事態が発生しました。
隣の住居との壁材が薄くて、話し声が聞こえるだけでなく、テレビのチャンネルが自動的に変わってしまうことが起きているそうです。
施工者とレオパレスの間でどのような契約が行われていたのかわかりませんが、建築基準の規格の決め方や取引問題に関心をもっていて、データ改ざんに詳しい専門家を招いて議論することも大切だと思います。

6113.〜岐路に立つ品質工学〜 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年2月3日(日) 21時14分
一月の研究会で田口博士の語録の一部の解説をさせてもらいましたが、考えれば考えるほど田口哲学の奥の深さを感じた次第です。研究会の皆さんも田口先生の関係資料を参考にして、ご自分で語録の解説を書いてみたらいかに難しいかが分かると思います。手法を正しく理解するためには、田口先生が直接書かれた書物から思考の原点を学ばれることをお勧めします。
二月の研究会で、芝野顧問から〜岐路に立つ品質工学〜の話がありましたが、田口先生の残された手法を使った事例研究が殆どで、新しい学問の展開が見られないので、昔我々が味わった「わくわく感」がないと仰っていたことが印象に残りました。確かに田口先生が残された手法以後新しいものが出てこないことは事実で、AIやIOT時代に適応した機能性評価や損失関数やMTシステムのパターン認識の新しい展開を創造することが必要だと思います。



6114.Re: 〜岐路に立つ品質工学〜
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年2月4日(月) 10時25分
田口先生の思考過程を考えてみると、品質工学の誕生のプロセスを考えることができる。

@「田口流実験計画法」の誕生
電電公社で電話交換機と電話機の設計で電磁石機構のばね設計でノイズと制御因子との交互作用を考えて、短期間に交換機の寿命15年、電話機の寿命40年の開発に成功したことからから出発している。
ところが当時の実験計画法が工学の実験にも採用されていたが、当時は科学的な「レスポンスの研究」が主流であったので、ばらつきは等分散性と正規性で、直交表に制御因子だけでなく標示因子など関係因子を割り付けて、主効果と交互作用を用いて因果関係の研究を行っていたのである。田口先生は制御因子の交互作用は再現性に問題があるということで「水準ずらし」で交互作用の消去を考えた。しかし、ノイズとの交互作用が大切だということで、最近のSN比ではないが、初期と劣化後の「変化率」で市場のばらつきを評価していた。

A「SN比誤差」の誕生
統計学では、誤差は平均値の「偶然誤差」と平均値の目標値からの偏りを「系統誤差」と定義していたが、田口先生は市場におけるばらつきは偶然誤差ではなく、目標値からのばらつきを「必然誤差」と考えて、「平均二乗誤差」で評価することを考えた。ところが、この平均二乗誤差は目標値が固定された「品質特性(静特性)」の場合には求められるが、計測器のような「動特性」の場合には加法性がないのである。田口先生は統計学者に「時計の誤差は何か」と聞かれたそうだが彼らは答えられなかったそうである。時計の誤差は年差とか月差では求められないのである。
計測器の誤差は「動特性」で評価しなければならないのだ。
誤差の定義は「誤差=読み値ー真値」で求められるが、真値は不明であるから、誤差は簡単には求められないのだ。詳細は省略するが、誤差はSN比を求めることで推定できるのである。

⓷「損失関数」の誕生
市場における損失は経済損失であるが、従来はトラブルが起こってから事後に発生するのが当たり前であった。田口先生はトラブルが起こる前に事前に損失を評価する方法を「損失関数」で求めて、「安全設計」を行うことを考えたのである。アメリカで自動車の殿堂入りされたのは、品質をSN比で評価して、SN比の逆数に比例する損失を「損失関数」で金額的に求めることを高く評価されたのである。
品質改善は目的でなく、コスト改善第一を考えたのである。

C「MTシステム」の誕生
インドの統計学者マハラノビスが提案された「マハラノビスの距離」はスカラー量を標準偏差で割って正規化された計量値であるが、従来はデータの判別に活用されたものであるが、田口先生は、トルストイの「アンナ・カレリーナ」の一文から「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」から考えて、似通った集団(=単位空間)から、対象がどれだけ異なる異なるかを多くの事柄から導きかれる距離の差(=パターンの違い)とみることを考えたのだ。

田口先生の発想に共通しているのは、当たり前のばらつきの少ない平均的な空間や理想的な値を単位空間と考えて、その空間からの違いでデータを評価することが基本になっている。SN比空間でも理想機能を定義して理想機能からのずれでデータを評価するのも同じことである。

6112.サブスクリプション時代の到来と品質工学 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年1月30日(水) 10時51分
「所有」から「利用」の時代へ をキャッチフレーズにして、最近国内でも流行りだした言葉が「サブスクリプション(定額制)」である。
衣食住のすべてで、活用されているのである。
オフィス契約期間の2年間に合わせて。ショールーム開催期間の3ヶ月だけ定期的に決まった商品をお使いのお客様や、毎回異なるセレクト商品をお届けする頒布会に大変便利な機能である。定期的に注文が自動的に作成される為、購入のし忘れ防止や安定した売り上げ確保が期待できるのである。
また、イージーペイメントを利用したクレジットカード支払なら、決済も毎回自動的に行われてお支払いの手間も無くなるのである。(クレジットカード以外の支払い方法にも対応している)など、3ヵ月〜24ヶ月の間で家具を利用する期間を自由に選べる。
家具であれば、7点セットの家具が42万円で契約して、毎月1万4千円で利用できるのである。6万円の背広でも、月5184円で利用できるのである。定期的に新品の背広やネクタイやワイシャツが着られて体格が変わっても対応してくれるのである。
このような時代になれば、レンタルと違って、新品の品物が利用できるのであるから、常に新鮮な気持ちで生活ができるのである。
このような時代になれば、品質工学が考えている商品の故障や寿命などの信頼性問題はどうなるのであろうか。2年間に故障したら新しい商品に交換してもらえるなら、信頼性問題や安全性問題はあまり考える必要がなくなるのではないか。
本当にこのような時代が到来すればモノに対する考え方が変わってくるのではないかと危惧するのである。
皆さんはどのようにお考えになりますか。

http://kaz7227.art.coocan.jp

6110.失敗するなら早く失敗しろ 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年1月24日(木) 11時23分
この言葉は誤解を受けるかもしれないが、田口語録の中では名言である。技術者は良い結果が得られるように試行錯誤でもぐらたたきで設計をやろうとするのが常套の手段である。誰も失敗しないように早く結論を出したいのだから失敗などしたくないのである。
田口先生は「技術開発のマネジメント(日本規格協会)」の中で、松下電工の原さんは「パラメータ設計をやるようになったら、今までは6か月かかっていたのが2か月でできるのだから、3つのシステムを選んで、パラメータ設計を同時に行い、その中から一番いいものを選んだほうが一つのシステムだけを選ぶより安心感が大きいのだ」と書かれていた。
設計者は良くしようとしかしないから、なかなか良い設計ができないのである。
技術者は企画で要求品質を満足しているか、試験の抜け漏れがないか試行錯誤でを繰り返して、目標値にチューニングを繰り返してもぐら叩きの開発に陥っていくのが現状ではないだろうか。
品質工学の目的は、R&D の生産性の向上で開発スピードを向上させることであるから、問題を未然 に防止するためには、的確な技術情報を創ることが大切で、その結果、開発期間の短縮やコストダウン ができるのである。



6111.Re: 失敗するなら早く失敗しろ
名前:kazz@管理人    日付:2019年1月27日(日) 22時54分
現役のころ、化学の実験をやっている技術者が3年間実験して最後に熱に弱いことが分かり実験を諦めたことがあり、私がもっと早く分からなかったんのかと聞いたところ、化学の実験は長くかかるのが当たり前だと言っていたので驚いた。
私が指導してパラメータ設計を行ったところ1か月でシステムの悪さが分かったのである。
ノイズに弱い実験では、チューニングで制御因子を考えているため結論が出るまでに時間がかかるのである。

6109.塑性設計と品質工学 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年1月14日(月) 17時14分
建築物の設計では、構造体のすべての場所で、応力が均一になるように設計することが大切です。壊れるときには部分的ではなく同時に破壊することが大切なのである。
家内がゴルフ場の風呂場で転倒して、左肩を強打して肩の部分で左腕の骨折をして、ステンレス棒を挿入してボルト締めをして固定したが、初期状態と同じ強度になるようにリハビリするように注意している。一部だけ強くすると他の部分で問題が起こるのである。
テーラーブランク工法でも溶接した個所は、母材と同じような強度になるように、溶接条件の最適条件を求めることが必要なのである。
構造体は弾性設計でなく、塑性設計でロバスト設計を行うことが大切なのである。

6108.「機能限界」について考える 返信  引用 
名前:KAZZ@管理人    日付:2019年1月14日(月) 14時41分
品質工学では設計の予測の限界を「機能限界」ということで定義している。製品を出荷後の機能の限界とは性能がノイズの影響で劣化して耐えられなくなる限界であるから、個人差があるので性能が70%か80%かわからないのである。
機能性の評価では、性能の理想機能からのずれを「SN比」で評価するが、統計的故障率のような特定の性能ではなく、機能性の評価は特定な機能について機能限界を考えるのが異なっていて、故障の原因が明確にできるのである。
機能性評価は、商品の目的機能や技術手段の基本機能だけでなく、目的特性である品質特性(静特性)でも機能限界は考えられるのである。
ところで、使用環境条件で生と死の限界をLD50と考えて、副作用の限界を機能限界と考えているが、SN比との関係が明確でないことが問題である。
明確に答えられる方がおられたら投稿してください。

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