本日スズキのリコール問題で社長が謝罪の会見があったので、経済産業省に下記のメールを送りました。
再三申し上げますが、神戸製鋼、三菱関連企業、スズキなどデータ改竄がなぜ起こるのかについて、出荷段階の問題は生産段階の問題ではなく、源流の技術開発段階や上流の製品開発段階で技術力の評価が正しく行われていなかったことが問題だと思います。先ほど申し上げましたJIS規格は下記のとおりですが、4,5の規格は開発段階で技術力を評価するものですが、開発段階で市場品質を確立するものです。いくら固有技術が優秀でも、科学的思考だけでなく、ものづくりでは「技術的思考」が必要なのです。 JIS規格の1,2,3は製品を検査する段階で活用するもので、BtoBのように企業間の取引には絶対に行わなければならないものなのです。 品質工学では、従来の「問題解決型」のモノ作りから、「技術開発型」のモノづくりへ企業が転換しなければいつまでたっても、データ改ざん事件は直らないのです。 経済産業省はJIS規格を制定管理しているのですから、企業に下記の規格を活用するように指導されることを期待してお願いします。
品質工学関連JIS規格の紹介
1.JISK7109 プラスチックの寸法許容差の決め方 (1986年3月制定) 2.JISZ8403 製品の品質特性ー規格値の決め方通則 (1996年8月制定) 3.JISZ9090 測定―校正方式通則 (1991年8月制定) 4.JISZ9061 新技術と製品プロセスのための統計的方法の応用ーロバストパラメータ設計 (2016年12月制定) 5.ISO16336(国際規格)Application of statistical and related methods to new technology and product development process -Robust parameter design(RPD)(2014年7月制定)
http://kaz7227,art.coocan.jp
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