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品質工学会 Kazzの品質工学特集
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5926.”統計学よさようなら” 返信  引用 
名前:kazz@管理人    日付:2016/10/8(土) 17:2
今回の品質工学シンポジウム懇親会の席上で、三菱化学の技術者Mさんが、私が講評の中で述べた田口玄一先生の”統計学よさようなら”という言葉を説明してほしいと尋ねてきたことに感動しました。
その時、私が次のような説明で理解していただいた。

1.貴方が商品を買ったときトラブルが発生した時、標準条件である工程品質の統計的な偶然誤差ではなく、市場における使用環境条件や劣化ノイズ(必然誤差)に弱いから起きたと考えるべきです。したがって、製造段階のn個の統計的な偶然誤差でなく、顧客が買った1個の商品が市場におけるノイズ(必然誤差)に弱かったと考えるべきです。
市場では、統計的偶然誤差は役立たないのです。
2.時計の誤差でも年差とか月差のような統計的誤差で評価するのでなく、水晶振動子の周波数の誤差が温度ノイズに強くなるように、周波数の誤差の逆特性のコンデンサを使って、温度ノイズに強くなるように複雑なシステムでパラメータ設計を行うことに着目することが大切なのです。
モノを作る前に品質を創ることが大切なのです。
パラメータ設計では統計的な偶然誤差ではなく、必然誤差のノイズを使って市場品質の改善を行うことがが大切なのです。

私の言葉に対して、三菱化学のMさんは下記のように述べておられます。

「”統計学よさようなら”のような言葉は示唆に富み、聞き手を成長させるので個人的に好きです。」
という感謝のメールをいただきました。

http://kaz7227.art.coocan.jp

5921.SN比論争 返信  引用 
名前:kazz@管理人    日付:2016/10/4(火) 7:13
田口哲学の真髄はSN比に尽きると考えている。
SN比については過去にたくさんの種類が提案されてきたが、最も基本になるのは21世紀になって提案された「標準SN比」であると考えている。
理由は、ロバストネスの研究では、市場におけるノイズに対する安定化が最も大切であるからである。感度によるチューニングは標準条件で目標値に調整すればよいからである。さらに重要なことは感度は生産者側で技術者が調整することができるが、市場における品質は設計者がチューニングできないからである。このことは私が品質工学を学んできて最も感動したことである。線形性だけでなく非線形世界まで拡張されたことはすべての現象に活用されたことは、エネルギー型SN比と同様画期的なことである。
田口先生が関西QE研究会で標準SN比を提案されたとき、私が従来のSN比はどうなるのかと質問した時、すべて標準SN比でよいのだ。従来のSN比は止めてもよいといわれたことを覚えている。
最近SN比論争が下火であることが残念である。

http://kaz7227.art.coocan.jp

5920.今年のプロ野球の結果を見ての感想 返信  引用 
名前:kazz@管理人    日付:2016/9/30(金) 14:45
 今年のプロ野球で日ハムが一時は11.5差の開きがあったのを覆して優勝したのに対して、巨人は優勝を目指して頑張ったが,広島に15ゲームの差に開いて2位で終わった。原因は選手が今やらなければならないことがわかっていなかったのである。すなわち、巨人の選手は「木を見ずに森を見ていた」のに対して日ハムの選手はいきなり11.5差を考えず、今できることに全力を傾けていたのである。広島カープの選手も自分の「働き」を認識して、今何をすればよいかを分かって、バッターボックスに立って行動した結果、優勝できたのである。

 品質工学では、「品質を考えず機能性を評価せよ」と言われているが、品質問題で悩んでいる現実の世界では、「良くしようとしか考えない」のが人情である。
田口伸さんの本でもよくわかっていて、いきなり動特性の機能性評価ではなく、望目特性や望大特性や望小特性などの品質特性についての機能性評価を述べておられる。そのためには「ノイズ戦略」の機能性評価やパラメータ設計の重要性を強調されて解説されている。
「森をよく見て木を見る」ことが大切なのである。
「現実の姿を見ずして、理想を追っても理想に到達することはできない。」と考えておられるからである。現実の姿を直視することで、マネージャーや技術者の個人の働きを明確に自覚して一歩一歩改善することで理想に到達するのではないかと考えている。
誤解されては困るのだが、品質問題を改善するときには、基本機能の改善を重視することを忘れてはならないのである。
全体最適で原点回帰が理想であはあるが、理想的姿を描きつつ、現状打破を考えていくことが近い将来理想に到達するのだと考えていくことが大切ではないかと考えている。

http://kaz7227.art.coocan.jp

5919.田口伸さんの出版記念について 返信  引用 
名前:kazz@管理人    日付:2016/9/21(水) 16:33
今回の品質工学シンポジウムは、田口伸さんの出版記念を兼ねて開催されることになった。本の題名は「タグチメソッド入門」ということであるが、田口の真髄に触れた素晴らしい内容である。
現実の社会では問題解決が多いので、品質特性の機能性評価から入って「ノイズ戦略」の重要性について強調して述べておられる。今まで書物では語られてこなかった田口先生の品質工学の原点の事例(電話交換機やイナックスのタイル実験や国鉄など)エポックメイキングの事例について解説されておられることは品質工学の進展を知る上には大変良いことである。

田口先生は、「良くしようとしかしない」と考えるからダメで、良い設計をすると考えることが大切だといわれていた。良くしようとしかしないとは問題解決の再発防止であり、良い設計をするとは、技術情報のデータを活用して,ノイズ戦略の機能性評価とロバスト設計による未然防止で、問題を起こさないようにすることで、全く違う考え方である。天才と我々凡人の差がそこにあるのである。

今回の出版では、ロバストネスによる最適化に言及されておられるので、許容差設計や損失関数やソフトのデバッキングやMTシステムなどは述べておられないが次回の出版に期待したいのである。

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