KAZZ先生
品質工学も時代の変化に応じて進化すべきと思います もちろん複雑なシステムでなければ大きなロバスト性改善はできないというような 普遍的なコンセプトは変わらないですが。
今までの品質工学の品質の定義(機能性のSN比)は、 狩野モデルのあたり前品質に相当すると思います 感度が一元的品質です。
この二つの品質はたいていトレードオフです 例えば印刷速度(一元的品質)とジャム(当たり前品質)です 印刷速度を早くするとジャム(紙詰まり)が増える この矛盾の解決が多くの技術者の仕事になっていますが、 それだけを開発対象にしてしまうと日本は生き残れないと思います 仮に紙への印刷が残ったとしてもです なぜならば、このようなトレードオフの解消はAIが実現してしまう可能性があるからです
今後の日本が生き残るの方法は魅力品質の実現です
日本には学ぶべき魅力品質の事例があります ソニーのウオークマン(日本の成功事例) 半導体向けステッパー 日本(ニコン、キャノン)vsオランダ(日本の失敗事例)
これは企画と開発の戦略に関する経営課題です そろそろ品質工学会がこの課題に切り込むべきと思っています
TETSU
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