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クラシック音楽掲示板

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5207.茂木大輔のオーケストラコンサート No.13 (10/8、りゅーとぴあ)  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/14(土) 17:40
10月8日(日) 午後4時開演
りゅーとぴあ・コンサートホール
3階Gブロック (Bランク席)

 新潟ではすっかりおなじみの茂木大輔氏のオーケストラコンサート。
 今回はチャイコフスキーの交響曲第5番と第6番の徹底解説というので、大作2曲を一度に取り上げる意欲的なプログラム。

 東響新潟定期会員には自動的にチケットが送られてくるので、いつもの東響新潟定期会員用のGブロックで聴きました。
 入りは結構よかった。やはりチャイコフスキー人気ということなのでしょうかね。

 今回も首都圏などの主要オーケストラ団員を中心に若手精鋭が集まって結成された臨時のオーケストラである「もぎオケ交響団」の演奏。コンマスは群響コンマスの伊藤文乃さん。

 チャイコフスキー最後の2つの交響曲を取り上げるだけでなく、最初にそれまでの4曲、および交響曲に準じる管弦楽組曲にも簡単に触れているので、その意味でもかなり凝った内容になっています。

 第5番は運命の動機、ため息の音階(下降する音階)、循環形式を中心に説明があり、最後に全曲演奏。

 後半の第6番は、ため息の音階、楽章構成の工夫(クライマックスを第3楽章にもってくる)、第1楽章と第4楽章の目立たない共通点、などなど細部にわたって説明があり、最後に全曲演奏。

解説でも全曲演奏でもスクリーンに説明が出るので、分かりやすい。

 ふつうに交響曲第5番と第6番だけ演奏しても、平均的なオーケストラ・コンサートには十分な長さですが、そこに解説が入っているので、演奏時間は途中休憩を入れて3時間あまりに及びました。これだけの企画を作るのも大変だったでしょうね。ご苦労さま、と言いたくなりました。

5206.山本真希オルガンリサイタル第23回 フランスの音楽 (10/6、りゅーとぴあ)  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/9(月) 18:5
 新潟に戻って、山本真希さんのオルガンリサイタル。りゅーとぴあの改修工事が半年ほど行われていたので、久しぶり、今年の2月25日以来です。
 今回はフランスのオルガン曲を集めた演奏会で、副題が「フランス古典期から近現代までを彩る作品」。

 10月6日(金) 午後7時開演
 りゅーとぴあ・コンサートホール
 Nパックメイト価格1800円。

 全席自由ですが、いつものように3階正面Iブロックに席を取りました。

 演奏は山本真希さんのほか、フルートの神田勇哉氏(東フィル首席奏者)と、新潟市ジュニア合唱団。

 マルカントワーヌ・シャルパンティエ:「テ・デウム」より前奏曲
 ジャン=バティスト・リュリ:オペラ「アルミード」よりパッサカリア
 ニコラ・ド・グリニ:オルガン曲集第1巻ミサ曲「全能の創造主なる神」よりグロリア ティエルス・アン・タイーユのレシ
 フランソワ・クープラン:「教区のためのミサ」よりグラン・ジュによる奉献唱
 ガブリエル・フォーレ:シシリエンヌ (フルートと共演)
 ジョルジュ・ユー:幻想曲 (フルートと共演)
 シャルル=マリー・ヴィドール:オルガン交響曲第5番ヘ短調より第1楽章
 (休憩)
 クロード=ベニーニュ・バルバドル:ノエル集第2組曲より第1曲「汝らの優しき大いなる神」
 ウジェーヌ:ダマレ:みそさざい (フルートと共演)
 ジュアン・アラン:3つの楽章AWV66 (マリー=クレール・アランによるフルートとオルガン用の編曲) (フルートと共演)
 モーリス・デュリュフレ:前奏曲、アダージョと「来たれ、創り主なる聖霊よ」によるコラール変奏曲op.4 (ジュニア合唱団員6名と共演)
 (アンコール)
 多久潤一朗:独奏フルートのための虹  (フルート独奏)
 フランク:天使の糧  (フルート、ジュニア合唱団約50名と共演)

 フランス物とはいえ、フルートやジュニア合唱も加わって多彩なプログラムとなりました。

 前半は、オルガン曲とは言ってもバッハなどの荘重な感じとはまた違う、にぎやかで明るい印象の曲が並びました。オルガン音楽の一面でしょう。

後半最後の2曲は、現代的な晦渋さを秘めながらも、天上に向かう純粋さのようなものも感じられて、聴き応えがありました。神田氏のフルート、ジュニア合唱団の6人も健闘していました。

 アンコールには、さらに多数のジュニア合唱団員が登場して、フランクの崇高な曲を聴かせてくれました。
 アンコールを含め、プログラム構成も秀逸だし演奏も良かったと思います。

 しかし聴衆が200人程度なのが寂しい。これだけのプログラムを、2000円(Nパックメイトは1800円)で聴けるのは贅沢そのもの。こういう贅沢を、ぜひ多数の新潟市民に味わっていただきたいと思います。

5205.ジャン=ギアン・ケラス  バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲演奏会 (10/1、浦安音楽ホール)  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/9(月) 17:32
 レイ・チェンによるバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏会を聴いた翌日は、ケラスによる同じくバッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏会に出かけました。

10月1日(日) 午後2時開演
浦安音楽ホール
2階R列20番 5000円

 会場の浦安音楽ホールは初めて行きましたが、Jr京葉線・新浦安駅からすぐです。今年4月にオープンしたばかりで、会場に入ってもニスの匂いがして、いかにも新しいホール。席数は約300なので、室内楽にぴったりです。
 私は新潟にいるときに、もう売り切れそうだというのでネットでチケットを購入。2階正面に3列ある座席の3列目、右端近く。ホール内では舞台から最も遠い席ですが、しかし会場の音響がいいので、チェロの音を堪能するのにはまったく問題なし。

 バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲演奏会

 第1番
 第2番
 第3番
 (休憩)
 第4番
 第5番
 第6番
 (アンコール)
 クルターグ:影
 デュティユー:ザッハーの名による3つのストロフよりNo.1

パンフを見ると、ケラスは1967年生まれというのですからもう50歳なんですね。それでいてこういう演奏会を開くのは、体力がしっかりしているからか。ワイシャツ姿で登場し、前半は一度も楽屋に引っ込まずに、曲が終わると立ち上がって礼をして、ちょっと調律をしただけですぐに次の曲に、という行き方。

 昨日と比べると、やはりチェロの音色は人を物思いに沈ませるようなところがあって、会場の響きも良いので、なんとなく哲学的な気分になると言ったらいいのでしょうか、とてもじっくりと音楽会に沈潜することができました。

 後半は、さすがに大曲揃いのためか1曲終わるごとに楽屋に入っていましたが、それも調律をしっかりとやるためだったようです。調律の音が聞こえてきましたから。

 どの曲もそれなりでしたが、中でも第6番の冒頭のところが非常に印象的でした、この曲、私はカザルスのLPで聴いたのが最初で、そのせいでカザルスのパテティックで劇的な表現がいつも心に浮かぶのですが、ケラスはここを速いテンポで駆け抜けるような調子で弾いていました。明るく澄み切った、と形容したくなるようで、この曲、こういう弾き方もあるのだ、とびっくり。

 昨日と同じく、各楽章ごとに「ここはこんな風だっけな」と改めて思わされるのは、全曲演奏会ならでは。

 おまけにアンコールまでやるのですから、すごいと言うしかありません。体力も気力も充実しきっているのですね。うーむ。

 なお会場の浦安ホールは、2階と1階それぞれにロビーがありますが、飲み物が出るのは2階だけ。しかし2階のロビーはあまり広くないので、この辺は設計に一工夫ほしいところです。またアイスコーヒーが500円というのは、りゅーとぴあの300円に比べてはもちろんのこと、NHKホールの400円よりも高い。この辺も一考してほしいものです。

5204.レイ・チェン バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏会  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/8(日) 14:5
9月30日(金) 午後6時30分開演
サントリーホール
2階RC3列1番 Sランク 6000円

 上京してオペラの翌々日に聴いた演奏会。
 チケットは当日券ですが、下手にネットで買うより良い席が残っていました。
 当日券を買うとき、私の直前に並んでいたのが三十代くらいの男性と6,7歳かと思われる娘。娘はヴァイオリンを習っているのかな。やはりSランク席を買っていたけど、2枚買うのに男性は一万円札を2枚出していました。こういう場合、子供割引ってないんですかね。もっとも娘にヴァイオリンを習わせるような家庭は裕福だから必要ないという考え方もあるかも知れませんが。

 レイ・チェンは1989年生まれ、メニューイン国際コンクールとエリーザベト王妃国際コンクールの優勝者。私は2016年5月のトーンキュンストラー管弦楽団新潟公演でも聴いていますけれど(ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 ↓のURL)、今回は何しろバッハの無伴奏ヴァイオリン曲6曲を一晩で弾くというので、期待の大きさが並の演奏会とは異なるのも当然。
http://blog.livedoor.jp/amiur0358/archives/1057546938.html

  ソナタ第1番
  パルティータ第1番
  ソナタ第2番
  (休憩)
  パルティータ第3番
  ソナタ第3番
  パルティータ第2番

 レイ・チェンは黒いスーツ姿で登場。
 最初のソナタ第1番はなんとなく聴いてしまったのですが、次のパルティータ第1番になったら目が覚めました。音が少し大きくなったように聞こえましたし、演奏の切れも一段アップしたようだったからです。気のせいかも知れませんが、演奏者側も2曲目に入って調子が出てきたのかも知れません。或いは曲の性格からそう聞こえたのか。

 レイ・チェンは、むろん速く弾くべきところは速く演奏しますが、決して急がず、緩徐楽章はじっくりと腰を据え、繊細さが必要な箇所にこそ聞き所があるという印象の演奏でした。

 全6曲を通して聴くと、ああ、この曲にはこういう箇所もあったっけな、などと改めて気づかせられます。

 目をつぶって聴くと、音が大きく聞こえます。やはり視覚が入るとそれだけ音への集中度が下がるのでしょう。座席の位置も良かったのではありますが、サントリーホールのような大ホールでヴァイオリン一丁でこれだけ聴かせるのは演奏者の実力あればこそだと思いました。

 最後は有名なシャコンヌを含むパルティータ第2番で締めくくって、会場からは盛大な拍手。おしまいまで技巧にはいささかの衰えもありませんでした。

 アンコールは、当然と言うべきかありませんが、英語での「これ以上弾かないことをお許し下さい」というレイ・チェンの言葉にも暖かい拍手が送られていました。

5203.バイエルン州立歌劇場公演 ワーグナー『タンホイザー』  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/2(月) 18:35
9月28日(木)午後3時開演
NHKホール
3階L2列2番 Cランク席(定価4万2千円)
パンフレット 2500円

 上京していくつかコンサートなどを聴きました。
 今回の主目的は、バイエルン州立歌劇場による『タンホイザー』公演です。
Cランクでも定価が42000円。しかしヤフオクで早めに安いチケットを入手。といっても3万円。とほほ・・・。
 Cランク席なのでどうかと懸念もあったのですが、舞台はちゃんと見え、距離的にもそんなに遠くありません。また左端なので左の空間にカバンを置けましたし、たまたますぐ前の席は客がいなくて空いていたので、ゆったりした気分で楽しめました。

 座席が高価なのはともかく、パンフが安くないのが困ったところ。以前やはりNHKホールでバイエルン州立歌劇場による『ローエングリン』を聴いた時もこの値段でした。中身が充実しているならともかく、スポンサーなどのの挨拶が最初10ページもあり、解説などは大したことがないのです。これに比べたら新国の1000円のオペラパンフのほうがなるかに充実しています。いったいスポンサーはいくらカネを出しているのだ、と文句を言いたくなる。

 領主ヘルマン=ゲオルク・ツェッペンフェルト
 タンホイザー=クラウス・フロリアン・フォークト
 ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ=マティアス・ゲルネ
 ヴァルター・フォン・フォーゲルヴァイデ=ディーン・パワー
 ビテロルフ=ペーター・ロベルト
 ハインリヒ・デア・シュライバー=ウルリヒ・レス
 ラインマル・フォン・ツヴェーター=ラルフ・ルーカス
 領主の姪エリーザベト=アンネッテ・ダッシュ
 ヴェーヌス=エレーナ・パンクラトヴァ

 バイエルン歌劇場合唱団
 バイエルン州立管弦楽団
 演出・美術・衣裳・照明=ロメオ・カステルッチ
 合唱監督=ゼーレン・エックホッフ
 指揮=キリル・ペトレンコ

 このオペラ、生で聴いたのは初めてですが、冒頭の序曲部分がかなり長く、舞台には上半身裸の、弓矢を持った若い女性が二十人ほども並び、背景の的(人間の耳)をめがけて矢を次々に射かけます。広大な的は多数の矢が突き刺さって黒っぽく見える。

 あとで解説を見たら、『タンホイザー』には初演後改訂をほどこしたドレスデン版と、パリで上演する時に、パリでは一般的にオペラにバレエ場面が含まれるので、それに合わせて冒頭にバレエ場面を追加した(したがって序曲が長くなる)フランス語歌詞によるパリ版、パリ版をドイツ語歌詞に戻したウィーン版があり、今回の上演はウィーン版によるのだそうです。私が持っているCD(カラヤン指揮による)はドレスデン版なので、最初戸惑ってしまいました。こういうヴァージョンの違いに精通して、どれも何度か生で聴いている、くらいにならないとオペラ通とは言えませんね。やはり私は永遠のオペラ初心者。

 それと、おっぱい丸出しの若い女性が何人も出てくるところが(目の保養になってうれしいのですが・・・笑)、いかにもヨーロッパらしい。日本人の演出だとなかなかこうはいかないのでは。以前ハンブルクの劇場で芝居を見たとき、男女の愛情シーンで男優と女優が本当に一糸まとわぬ姿になり、抱き合っていたので、ちょっとびっくりしたことがありました。日本だと公序良俗に反するとか何とかで問題になるかも。

 それはさておき、冒頭のバレエ(なんですかね、あれでも)シーンは特別ですが、それ以降も含みの多い演出と見えました。数年前の『ローエングリン』はかなり現代的な演出で、ヒロインも白鳥の騎士も全然ロマンティックに見えませんでしたが、今回はそういう外見の現代性とは違い、例えば最後のシーンでは寝台に死体が載っていていてそれを布で包み込んでいくのですが(包むとまた別の死体が現れる)、中に妊婦と思われるお腹のふくらんだ死体もあり、また骸骨そのものである場合もあり、見る側が解釈を自分なりに考えるようになっていました。
 また、舞台奥の中央に丸い大きなのぞき窓のような部分があり、その向こうに色々な(場合によってはエロティックな)シーンが見え、これも登場人物の表向きの発言(歌)と、内面の本音の乖離を表現しているのかもしれません。

 そもそもこのオペラ、官能の愛を否定して清純な愛を称揚するという筋書きですけど、現代の価値観から見ればそういう二分法自体が怪しいわけですし、当時は検閲も厳しかったからワーグナーとしても19世紀的な道徳観に合わせて偽善的に作ったとも考えられるので、今回演出的には官能の愛も実は・・・とも受け取れるようになっていました・・・少なくとも私の目にはそう見えました。

 歌手は、女性のふたり、男性のメインになるふたりはまったく申し分なし。ただ、タンホイザーを歌うクラウス・フロリアン・フォークトは歌はすごくうまいのですが、テノールの美声であっけらかんとして歌うので、シューベルトの『美しい水車屋の娘』なら似合いそうだけど、タンホイザーみたいに、ヴェーヌスとの官能愛に飽いた末に・・・という男としてはどうかな、と思わないでもありませんでした。

 オケはまったく問題なし。
 キリル・ペトレンコって小柄ですね。最後に舞台に上がって歌手達と並びましたが、女性歌手を含め誰よりも小さかったのにちょっとびっくり。

5202. >ぶりちょふさん  
名前:drei Buchten    日付:2017/10/2(月) 18:34
八戸でのオペラ公演の模様をご報告戴き、ありがとうございます。
時間的には短かったのかも知れませんが、フルオケでなくともできる範囲で全曲公演を行うのも一つのやり方なのでしょう。

新潟の場合も、地元演奏家でオペラ公演の試みがそれなりになされています。政令指定都市になって何年もたち、区制の導入に伴い、区ごとの文化会館が整備されてきて、オペラをできる範囲でやっていこうという傾向は今後も強くなっていくのかも知れません。

5201.秋のコンサート予定  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/9/30(土) 19:44
連続投稿6ですみません。
この秋おのコンサートについてはいくつか予定があります。
10/7は名古屋への帰省に合わせて名フィル定期。小泉和裕監督による
「カルミナ・ブラーナ」なんですが、愛知芸文コンサートホールが
改修中とのことで市民会館での開催というのが少々不満なところ。
まあオークションで格安に購入できていますから良しとしなくては。
11/11&12がブロムシュテット/ゲバ管。自分的には今年の目玉です。
翌週11/18は仙台フィルの定期で、次期シェフの飯守泰次郎による
モーツァルト三大交響曲というもの。飯守さんなので古典はピリオド
奏法が期待されます。この日は山形まで足を延ばすと山響定期で
飯森さんを聴けるのですが、出し物が以前聴いたブラ2なもので
ちょっと二の足を踏んでいます。どうしよう。。。

5200.夏のオペラ3題B  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/9/30(土) 5:59
夏も終わってしまっての古新聞で恐縮です。
8/27に八戸で「カヴァレリア」が上演されました。クオーレ・ド・オペラ
という室内オペラ団体によるものですが、優秀な若手歌手の言語上演は聴き応え
ありました。舞台上手に伴奏のピアノ・ヴァイオリン・チェロが陣取り、
オルガンの代わりにシンセを加えたフンサンブル、舞台裏でチューブラベルを
鳴らしていました。指揮者は上手から登場してステージ上手から1段低い台に
降りて指揮をしました。ステージだけではなく客席通路も使った展開で、狭い
ホールを最大限に活用していました。歌唱や演技にも問題は見られず、オペラの
名作をコンパクトに見せる処方は、地方で取り組むのに向いていると感じました。
久慈では市民オペラとしてグランドオペラを上演するという路線でしたが、
小規模というのも地方では合っているなと(このカンパニーは東京の団体ですが)。

不満があるとすればトータルの上演時間の短いことで、冒頭にシチリア歌曲が3-4
曲歌われ、休憩なしで「カヴァレリア」だけを上演して終わりましたので、1時間と
20分くらいでお開きとなったことです。東京の公演でも同様ではあったらしいの
ですが、コンサートの常としては2時間が基本ですので物足りなさを残しました。
客入りは9割くらいでしょうか、1000人キャパの会場であり、八戸にもオペラ
ファンがそこそこいることが確認できました。

5199.>来年度の東響新潟定期プログラム  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/9/30(土) 5:34
情報ありがとうございます。
プロビルとしてはよく考えられているという印象ですね。
集客を念頭に、また毎年のことですが低予算で頭を捻っているのではないでしょうか。
皇帝・ブラ1、田園運命は名曲路線。ピアノの巨匠に予算がかかるので若手の投入と
いう工夫でしょうし、高関さんは大都市では東響以外での登場回数は国内でも指折り
の今や巨匠のひとりですが、新潟にはほぼ初めてなのではありませんか。
物量作戦には飯森さんのヴェルディ。Vn協奏曲の回も名曲・若手路線ながら協奏曲を
集中して聴くのも面白いと思いました。飯守さんの登場は、個人的には違和感あり。
今聴いておかないとという巨匠ではありますが、同様に今聴いておくべき邦人巨匠
である秋山さんのほうが東響新潟定期にとっては大事なタレントの筈です。秋山さんは
教職が忙しいのか演奏会の数が少なくなっている印象があります。病気やケガをしたら
と考えると毎年呼んでいただきたいくらい。とはいえ、新潟の聴衆には新鮮味がない
ということなのかもしれませんが。それでもワグネリアンから日本の宝と言われる
ワグナーを聴けるのは楽しみであると思います。ノット監督についてはシーズンの目玉
のプログラムを持ってきてもらえたらもっと良かったのにと思わないでもありませんが、
ドイツ系名曲路線でないところは評価できるといったところでしょう。予算の問題が
大きいとは思いますが、オペラコンチェルタンテを持った来てほしいなとは思います。

と余所者が語ってみましたwww

5198.来年度の東響新潟定期プログラム  
名前:drei Buchten    日付:2017/9/26(火) 20:27
 先日の東響新潟定期で来2018年度のプログラムが発表されました。
 全般的に保守化と言うか、オーソドックスな曲ばかりで、客の入りを考えてのことかも知れませんが、1回くらいは斬新なプロが入ってもいいのではという気がします。
 

107回 5月13日(日)
 指揮=斉藤友香理、ヴァイオリン独奏=アンティエ・ヴァイトハース
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

108回 7月8日(日)
 指揮=飯森範親
 ヴェルディ:レクイエム

109回 9月30日(日)
 指揮=マクシム・エメリャニチェフ、ピアノ独奏=スティーヴン・ハフ
 メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
 ブラームス:交響曲第1番

110回 11月4日(日)
 指揮=ジョナサン・ノット、ピアノ独奏=ヒンリッヒ・アルパース
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
 ラフマニノフ:交響曲第2番

111回 12月2日(日)
 指揮=飯守泰二郎、チェロ独奏=ウェンシン・ヤン
 シューマン:チェロ協奏曲
 ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲、「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死、「タンホイザー」序曲

112回 2019年3月31日(日)
 指揮=高関健
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、交響曲第6番「田園」

5197.訂正  
名前:drei Buchten    日付:2017/9/26(火) 14:37
下の投稿で、9月27日(日)と書きましたが、9月24日(日)の誤りでした。
失礼いたしました。

5196.東京交響楽団第102回新潟定期演奏会   
名前:drei Buchten    日付:2017/9/25(月) 23:7
9月27日(日)午後5時開演
りゅーとぴあ・コンサートホール
3階Gブロック

 この日は久しぶりの東京交響楽団新潟定期演奏会。
 りゅーとぴあの改修工事のため、4月に行われて以来の定期公演。
 会場の入りはまあまあか。3階脇席のG・HブロックとJ・Kブロックは空席が目立ちました。同じ3階脇席でもF・Lブロックは制服の高校生でいっぱい。2階脇席の、舞台すぐ脇の安価な席もいっぱいでした。

 指揮=ヘルマン・ボイマー、トランペット=マティアス・ヘフス、コンマス=水谷晃

 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

 (休憩)

 ケルシェック:ラッパ達が鳴り響く(日本初演)
 (アンコール)
 ホートン:六重奏曲第1楽章 (トランペット12人による演奏)
 
 ヤナーチェク:シンフォニエッタ

 本日の指揮はヘルマン・ボイマーという方で、私は名前も知らなかったのですが、ドイツの出身で、1992年から2003年にかけてベルリン・フィルのバス・トロンボーン奏者を務めたあと、2011/12年シーズンよりマインツ州立管弦楽団首席指揮者およびマインツ州立劇場の音楽監督を務めるかたわら、バイエルン放送響やバンベルク響など各地のオーケストラを指揮しているそうです。

 前半の新世界交響曲は、ポピュラーな曲なのでさほど期待していなかったのですが、りゅーとぴあの改修工事のせいか、或いは演奏に気合いが入っていたからか、響きがいつになく豊かに聞こえました。指揮者とオケの協調性も悪くない。うーむ、実力派指揮者なのかも、と思いました。弦の編成は左から第一ヴァイオリン13、チェロ8、その後ろにコントラバス7、ヴィオラ10、第二ヴァイオリン12。

 後半の第一曲は日本初演とのこと。ロランペット独奏のマティアス・ヘフス氏は19歳でハンブルク州立歌劇場の首席トランペット奏者になり、その後ハンブルク音楽演劇大学の教授になったという方。とても優秀な方のようですね。
 さて、肝心の曲のほうですが、現代曲ながら、リズムを重視しつつも、途中で抒情的な旋律に満ちたところもあり、聞きやすい曲になっていました。複数のトランペットを操るヘフス氏の名技は言うまでもなく、他のトランペット奏者が途中で客席2階の脇や後方に登場して立体的な音響を聞かせるなど、トランペットの音を様々に楽しめるように工夫がなされていました。そして最後には舞台の最前列にヘフス氏を含む12人のトランペッターが並び、迫力ある音で締めくくられました。でもこれだけの数のトランペッターを揃えるのも(東響の正規のトランペッターは3人ですから)大変でしょうねえ。

 なお、最後近く、合奏が盛り上がっていったん終わり、ちょっとパウゼが入るところで曲が終わったと勘違いした聴衆から拍手が。実は私も拍手してしまいました。指揮者の動きをもっと注意して見ていないといけませんね。反省。

 さらにこのあと、12人のトランペッターが再度集まり、アンコールが。いやあ、サービス満点ですねえ。聴衆は大喜び。

 最後の曲は、ヤナーチェクのシンフォニエッタ。ヤナ―チェクの独特の語法が魅力的な曲ですが、ここでもトランペッターが12人。さらにバス・トランペットとテナー・チューバも加わって、まさに金管楽器の饗宴と言いたくなる曲です。こうしてみると、後半の2曲は楽器編成の点で共通性があり、だから一緒に演奏されたわけか、と得心が行きました。

 いずれにせよ、久しぶりの東響新潟定期、充実した演奏で楽器編成にも珍しさがあり、非常に満足度の高い演奏会となりました。さすがですね。次回の定期も楽しみです。

5195.>ぶりちょふさん  
名前:drei Buchten    日付:2017/9/23(土) 20:3
「ミカド」およびその中の地名に関する詳細なご指摘、ありがとうございます。

私はオペレッタにはきわめて弱いのでこの有名作も未見なのですが、日本の人名や地名については、今はともかく、第二次世界大戦前ですと欧米での認識はかなりいい加減だったようですね。

ハリウッド映画でも、第二次大戦以前の作品に日系人が登場することはそれなりにあったようですが、とても日本人とは思えない名が付けられていたようです。

要するに欧米の日本についての理解はきわめて浅く、第二次大戦の緒戦で日本の強さに驚愕したこと、そして70年代に入ってから日本が経済大国と言われるようになったことで、多少は知識が増えたかな、というくらいなものでしょう。

話は変わりますが、明日は久しぶりの東響新潟定期です。りゅーとぴあの改修のため、4月に行われて以来なので、楽しみです。

5194.「ミカド」の舞台となっているティティプについて  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/9/23(土) 19:21
近年我が国における「ミカド」の解説文を見ると、まるで
秩父が元となってティティプとなったという引用の引用
からくる誤解が蔓延してきています。ネット時代の悪い
ところですね。これには全く根拠がありません。
理屈付けとしては、作曲当時パリやロンドンの万博に
日本からも出展しており、そこからヒントを得た
「のかもしれない」という想像だけで語られているの
です。

更にその屁理屈は後から出た話でありまして、最初に
秩父という地名が出た順番がいい加減に伝えられて
いることにも苦言を呈したい。世の中的には永六輔氏
が秩父の喫茶店のマスターに、こんな面白いオペラが
あって秩父が舞台なんだよと話したことが切っ掛けと
いうことになっているのですが、その前段がすっぽり
抜けているのです。その前段とは、1991年に
名古屋で「ミカド」が8月丸1か月連続上演されたこと
に始まります。スーパー一座という歌舞伎団体が夏興行
として「大須オペラ」を立上げ、その1年目が「ミカド」
ということでした。この時の演出でティティプを秩父と
いう地名を歌詞に盛り込んだのがそもそもの始まり。
これを観劇した永六輔氏がラジオ番組でその模様を
語ったり、連載誌『話の特集』で紹介し、当年の「話の
特集大賞」としてこの大須オペラを選んだというのが
事の発端なんです。つまり「ミカド」の舞台を秩父とした
始まりはスーパー一座の主宰岩田信市氏であるといえる
のです。

段々ティティプ=秩父が定着していく状況を見るにつけ、
某隣国がわが国固有の領土を実効支配して国際社会に
アピールしている姿とだふって見えて、よろしからぬ
心持ちがしています。

5193.夏のオペラ3題A  
名前:ぶりちょふ    日付:2017/9/23(土) 18:49
8/20にちちぶオペラ「ミカド」を観てきました。
出演者はほとんどが秩父出身だそうで、秩父高校は
合唱の強豪校だとのこと。「ミカド」はティティプ
という想像上の日本の地名が舞台になっていて、
このルーツが秩父ではないかということで今世紀に
入って秩父にて何度か上演されているわけですが、
今回は新ホールの杮落し公演の位置づけとなって
います。歌役者の皆さんはプロのオペラ歌手であり
見事なものでしたが、演出や台本に大いなる疑問が
持たれました。

たとえばココが捕らえるべき罪人リストの歌を
披露する場面では、立場が最初から変わっていて
「囚人リスト」となっている。捕まえるべき人
たちを論う歌なのに、もう捕らえられてしまって
いては可笑しさも半減というところでしょう。
また、このナンバーやミカドの「不正を行った
罪人にやらせること」のナンバーーでは、作品
本来の上演では時事問題で捻りを入れたネタを
取り入れてウイットを利かせるのが伝統的な
お約束なのですが、この辺が全く甘いのです。
リフレインのカットも少なからずあり、美しい
マドリガルが1番歌詞だけで終わったり、ココ
とカティシャのデュエットも同様であったなど、
音楽的な問題点も浮き彫りとなりました。
訳詞の問題としては、一部英語の歌詞が挿入
されているのはまあ良いとして、オリジナルでは
見せ場のひとつであるパターソングと呼ばれる
早口歌=ココ、プーバー、ビシュタシュによる
トリオでは擬声語の羅列で手抜きのように感じら
れるだけでなく、5回もアンコールを行なって
ずっと「ガシガシガシ」などの擬声語ばかり。
これくらいやるのであれば、英語の早口を披露
いただきたかったというのがこちらの本音。
オケピットの伴奏は力演してはいたけれど、
小アンサンブルにエレクトーン2台と打楽器で
ちょっと寂しかったですね。以前の上演は
オケを入れていたはずなので。

それでもサリヴァンによるメロディが美しく、
十分楽しめました。客席は完売・満員であり
日本語上演にも拘らず外国人の姿も多く
見られました。それだけ「ミカド」という
作品が英米人にとってはポピュラーなもの
なのでしょう。

この公演での遠征は、出張に1日お休みを
いただくことで実現しました。
前泊は麻布十番の本棚をモチーフにした
ドミトリー、公演当日は横浜まで足を
伸ばしてかつてよく泊まったホテルで1泊。
翌日も休暇でのんびりすることができました。


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