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胡蝶蘭 病害虫 掲示板
胡蝶蘭の病害に関する掲示板です 同じ病原菌であっても、品種や環境によって症例は様々です。いろいろな症例のコメント、克服事例を皆さんに提供していただいて、使える情報資料にしたいと思います。みなさんの情報提供をお願いします。また、よくわからない病害もたくさんあります。そんな時には、品種や発生状況のコメントを書き込んでいただいて、情報交換をしていただければ幸いです。

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107.黄斑症に関するコメント 返信  引用 
名前:市橋正一    日付:2005/6/17(金) 7:59
Original Size: 679 x 865, 149KB

山根 様

黄斑症(台湾ウイルスと言われる場合もある)は、長年胡蝶蘭生産者の間では問題になっています。生理障害と考える観点からは栃木県の試験場で長年検討されていますが、納得のいく結果は得られていません。ウイルスだとするものには、添付の発表があります。以下は、別の掲示板に黄斑症についてまとめたものですが、ご参考になればと、再掲しました。
先生のご協力によりこの問題が解決されることを期待しています。どうぞよろしくお願い致します。
ーーーーーーーーーー
黄斑症の特徴は以下のようなものでしょうか。
@黄色い同心円状病班で、軽微なものは症状は回復し正常に戻る。
A品種間差がある。
B実生、クロン株にも発病する。
C冷房処理に入った段階で発病しやすい。
Dタイワンからの輸入株で発病が目立つ。

それぞれに対する自己流解釈による意味、解説は
@症状の黄班は、ウイルスによる代謝阻害が光エネルギーの効率的な利用を妨げ、活性酸素が発生しその害作用によって、クロロプラストの破壊が起きたことによるものです。光を強くすれば、当然活性酸素の発生は増加し、症状はひどくなると考えられます。
Aどんな病気には、品種間差はあります。このことは、(時間がかかるが)育種的に問題を解決できることを示しています。
Bウイルス病は通常は種子感染しません。しかし未熟種子を播種するファレノプシスでは、汁液汚染による種子感染が有り得ます。これを避けるには完熟種子を播種しなければなりません。ファレのクロンの場合、茎頂由来の増殖でなければ、親株がウイルス感染していれば増殖株は当然ウイルスを保毒しています。ステム由来株でも、茎頂を再摘出し培養すれば、あるいはPLB経由の増殖をすればウイルスを取り除くことは可能と考えられます。
タイワンのクロン増殖株は、ステムカルチャー挿し木増殖株が多く、当然高いウイルス保毒の危険性があります。PLB経由の増殖株では、無毒苗も含まれる可能性がありますが、ウイルスが取り除かれたことを検定で確かめる必要があります。しかし、今のところウイルスが同定されていないため抗体が作れませんので、黄斑症の検定はできません。
C黄斑症ウイルスは低温で発病しやすいということです。

現状のファレ株は、CymMV、ORSVそれに黄斑症ウイルス、またそれらを複合保毒している可能性が考えられます。検定方法の存在するCymMV、ORSVそれに小島さんの示されたAgidia社のHPに乗っているCymRSVについては検定できますから、増殖前の検定、また増殖株の検定によってウイルス病を取り除くことは可能です。これ以外にもウイルスは存在する可能性はありますが、分かっていません。ランについては日本ではたくさんのウイルスが発見されていますが、岡山大学にウイルス専門家山本成信教授がいたためですが、残念ながらすでに引退されました。井上先生の研究成果は農文協から「ランのウイルス病」として発行されています。ただし、同書中には黄斑症はトマト黄化壊疽ウイルスす(TSWV)として記載されていますが、愛知県で発症した黄斑症株を試験場に持ち込んでTSWVの検定をしてもらいましたが、陰性でした。長谷部さんが「井戸端会議?」に書き込まれたように、黄斑症ウイルスは不安定なウイルスで検定植物でしか検出できないちよっと厄介なウイルスなのかもしれません。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~i5825/



117.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:山根    日付:2005/6/17(金) 20:58
市橋先生、貴重なコメントどうもありがとうございました。TSWVの報告についてはうわさには聞いていましたが、初めて見ました。TSWVそのものについては、サッポロさんやうちでも検出されていませんが、他のTospo属の可能性もあります。ただし、他にも色々な可能性がありますので、生理障害、ウイルス、ダニなども含めて、詰めていくしかなさそうですね。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。山根


220.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:岩堀    日付:2005/11/27(日) 2:14
Original Size: 560 x 375, 67KB Original Size: 560 x 375, 43KB

 皆さん初めまして&ご無沙汰してます。うちの温室にも黄斑症が見られまして・・・市橋先生先日はありがとうございました。担当者は気が付いていまして生理障害かウィルスかわからず気にしていました。
 先日市橋先生に目撃されたファレの病斑ですが、近日中に写真を撮ろうと思います。別件ですが、以前シクラメンで同じような病斑を見たことがあるので写真を添付します。感染元はニューギニアインパチェンスで宮城県や山梨県で問題になったことがあると聞いたことがあります。シクラメンの葉の病斑は、Tospovirus属Impatiens necrotic spot tospovirus(INSV)と思います。指紋のような病斑が出ています。ただ、INSVの場合は、27℃以上の高温で病斑がマスクされるケースが多く、うちでは夏期どうだったか定かではありません。TSWVでは夏期でも病斑が顕著に現れますが・・・。まだ、ウィルスと確定されたわけではありませんが、うちのファレの場合は高温の苗室では見られなく(苗なので若いということもあるかもしれませんが)、開花室の特定のロットのみに見られまた。



221.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:市橋    日付:2005/11/27(日) 8:49
岩堀先生 早速の投稿ありがとうございます。私がお礼を言う立場で無いかも知れませんが・・  管理人さん でしゃばってすいません
愛知県の方はご存知の人もあると思いますが、以前愛教大の勉強会に来ておられた岩堀さんです。

先日 出前授業で恵那農高におじゃました折、温室を見せてもらったら黄斑症が出ていたので、この掲示板のことを紹介しました。シクラメンでも同様な症状があると言うお話はその時お聞きしましたが、シクラメンの症状はコチョウランの症状に良く似ていますね。


222.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:椴山彬彦    日付:2005/11/27(日) 9:4
 市橋先生、山根先生、コメントありがとうございます。
 岩堀さん、ご無沙汰です。
 シクラメンのINSVの写真、ありがとうございます。
 胡蝶蘭以外で、黄斑症と同様の症状のものを初めて見せてもらいました。
 全く同じもの、と言ってもいいくらいよく似ていますね。
 黄斑症の株から、INSVが検出されるかどうか、一度やってみておく必要があるように思います。
 部門としての対応を考えます。


223.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:山根    日付:2005/11/28(月) 13:9
皆様 10月の宇都宮の大会では大変お世話になりました.さて,大会にも参加させて頂いた宇都宮大の大山君と井内さんがウイルスの分析始めております.INSVやTSWVはこちらで検定できますので,それらしき株は送って頂けるとありがたいです,今のところ,黄斑をもつ株まだ10数株くらいしか分析できていませんが,Tospo 0,CymMV 3株,ORSV 5株といったところです.生産者の皆さん12月は出荷でとても無理かと思いますが,年明けあたりにでも余裕のあるとき(ないかな?)にお願いいたします.では.


226.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:岩堀    日付:2005/11/28(月) 23:48
Original Size: 640 x 480, 62KB Original Size: 640 x 480, 62KB Original Size: 640 x 480, 63KB

本日撮影しましたので添付します。症状は皆さんの添付されたものと同様で、スポット状のものから同心円状のものまで見られます。



235.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:岩堀    日付:2005/11/30(水) 23:21
 今日ラン類のウィルスの本があったことを思い出し、見ていると写真入りで黄斑症【ファレノプシスの退緑輪紋病】の紹介がありました。今まで日本では発生例がなかったので話題にならなかったのでしょうか?元の文献は何なのか、どのような方法で同定されたかなどの詳細は不明です。記載がありませんでした。

【ファレノプシスの退緑輪紋病】病原菌TSWV
病斑からのウィルス粒子の検出は難しいと書いてあります。スリップスによる媒介で汁液、移植時の接触伝染。外膜有球状粒子(85nm)。アメリカで発生、同様にINSVもアメリカで発生が見られた。INSVも伝染方法、媒介はTSWVと同じ。
 この本の発行年である2001年の段階では、日本での発生報告はなかったのかランに発生することは未確認と書いてあります。TSWVの写真も紹介されていました。
 


236.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:岩堀    日付:2005/12/1(木) 1:0
トスポウィルス・・・ここ勉強になりました。
              ↓
http://ss.knaes.affrc.go.jp/kiban/Iden/tospovirus.htm
四方英四郎先生や桜井民人先生のウィルス検定も・・・

PCRでは行程が多すぎて検出の再現性が低いのかな?LANPではゴミまで
増えすぎてしまう?何か確実な検出方法は無いものでしょうか?

取りあえず・・・敵はスリップスという感じがしています。
しかし、飼育しているわけではありませんが、多分うちのコチョウランの周辺には大量にいそうです。スリップスはシクラメンへの害の方が深刻ですが・・・ 


237.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:岩堀    日付:2005/12/1(木) 1:11
自己レスです。

訂正
LANP→LAMP法です。


238.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:市橋    日付:2005/12/1(木) 10:51
岩堀 さん

私も大変勉強になりました。
まだこのHP読んでいない方はご一読されると良いと思います。

市橋


239.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:山根    日付:2005/12/1(木) 12:30
→岩堀様
資料ありがとうございます.これはうちの学生などもよく参考にしています.ここにありますように.粒子が不安定ですので電顕で探すのは無理です.LAMPは配列が分かったターゲットならばいけると思いますが,現在unknownの相手ですのでとりあえずこちらではRT-PCRでやっております.このHPに「Chuら(2001)によりL RNAの保存性の高い領域を利用した共通プライマーも作成されている。」とある方法です.ステップはキットでRNA抽出して,RT-PCRキットでやるだけですので,単純です.感度はELISAの100〜1万倍でしょう.相手が分かれば抗体組み合わせ,さらに検出感度をあげることできます.一般に出回っているウイルス検査用紙はELISAの増幅過程を使ってないので,ELISAの1/10くらいとのことです.スリップスがおられるなら,感染可能性もあるかもしれませんね〜
→市橋先生 台湾のサイトは中国語でしょうね〜これも手強い...では失礼します.


240.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:岩堀    日付:2005/12/2(金) 0:42
 TSWVが記載されていた本は、「原色 ランのウィルス病 −診断・検定・防除−」著者:井上成信 出版社:農山漁村文化協会 です。P42に写真がありました。簡単な説明があります。

 TSWV・・・奥深いというか、やっかいなウィルスですね。HPをいろいろ見ていると種子感染や汁液感染についてはあると書いてあるものや無いと書いてあるものがあります。ラン類については殆ど見られないのでこれから対策が始まるという感じがしました。

 「ミカンキイロアザミウマ」著者:片山晴喜 出版社:農山漁村文化協会 P59〜P66にもTSWVについてあります。ラン科植物との関係については全く書いてありませんでした。


241.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:山根    日付:2005/12/2(金) 12:32
岩堀様 お世話になります.そうですね,井上先生の本にあります.1枚は現場で発生したもの,1枚はTSWV接種したものです.それを似ているので並べてこれはTSWVですというのも微妙なことかと思います(大先生ですから畏れ多いことですが).植物病理学会ではTospoは種子伝染しないとのことになっているようです,では.


242.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:小島卓巳    日付:2005/12/2(金) 13:17
お世話になっています。質問なんですが、検定する物のウイルスの濃さ?密度?によって感染していても検査では陰性に判断される場合があるのでしょうか?またhttp://konarc.naro.affrc.go.jp/kyushu_seika/2002/2002471.html
のような方法は出来ないのでしょうか?
いまさらおかしな質問で申し訳ないのですが、よろしく願います。


243.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:山根    日付:2005/12/2(金) 13:43
小島様 お世話になります.RT-PCRの後,バンドが薄くてみえないので,さらにサザンで検出するのでは,蛍光作用のあるDigなどでラベルした抗体などをくっつけて,発光で見るという方法です.そこまでやれとおっしゃるならば対応を考えなければなりませんが,,コスト面と技術面から数をこなすのは難しいですね......抗体,メンブレンやハイブリバッグ,Dig試薬,フィルムなど経済的にも厳しいです.
 通常,一回目のPCRで見えない場合,一回目のPCR産物を鋳型として二回目のPCRをすると検出感度が上がります.それならば可能です.
 しかし,うちの病理研でIYSVも病徴のあるものはPCRで普通に検出されています.発病している黄斑症状部位からRNA取ってますから,あれば十分引っかかるレベルのはずなのですが,,,


247.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:岩堀    日付:2005/12/3(土) 23:7
→山根先生
そうですね。病斑が似ていても全く別物ということもあります。
種子伝染しない件了解しました。
まず、この病気の犯人を確定することが重要ですが、苗屋さんのレベルで
ウィルス検定が何処までできるかも課題ですね。判定がデリケートで難しければ市場に汚染株が絶えないことになります。
 あっ、感染株がある温室からスリップス成虫を集めてウィルスの抽出は可能なんでしょうか?ウィルスそのものが壊れやすければ、どこから採っても同じ?

黄斑症と同時に花の品質のためにもスリップス対策は早急にしなけばならないように感じました。
 1,汚染株(ロット)の廃棄
 2,ベンチなどの殺菌
 3,殺虫剤の散布
 4,スリップストラップなどの設置
 5,温室に前室など設置し、解放部には1mm程度のメッシュをはる。
  (夏期の温度対策や糸状菌・細菌が原因となる病気の発生が心配です   が)

 スリップス防除については野菜などでかなり進んでいると思いますが、予算的にもやれる方法を考えていかなければなりませんね。

・スリップス発生温室周辺へシルバーシートを敷く・・・本当かどうか     わかりませんがシルバーシートがあると飛べないみたいです。
・スリップスの天敵・・・活動温度や確実性からあまり期待できません             が。
・スリップスの不妊化・・聞いたことはありますが、簡単にできるの              かな?

 今発生している株は何ともなりませんが、再度実生から選抜し、感染しないように隔離栽培。そして、クローン増殖・・・何か気が遠くなりそうですが、根絶するには確実な方法ですね。現時的に日本の広範囲で黄斑症状が出るファレが広がっている感じがしています。うちではファレ専用の今新温室を建築中です。規模が大きくなればこれまでの様な管理がさらに難しくなりそうです。栽培方法も考えて行かなければならないかも知れません。


248.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:山根    日付:2005/12/5(月) 11:49
岩堀様 貴重なご意見ありがとうございました.スリップス対策も手間とコストがかなりかかりそうですね.スリップスからウイルス集めるのは可能かとは思いますが,もともと植物体から吸った汁液ですので,量的には少ないと思います.Tospo粒子はぶよぶよで壊れやすいようですが,RNAそのものは他のウイルスとそれほど変わらないようです.しかし,今のところこちらでは検出されていません.遺伝子型が通常のTospoとかなり異なるタイプ,もしくは別属のウイルスだと厳しいです,市橋先生の台湾情報頼みといったところです,,,では.


249.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:椴山彬彦    日付:2005/12/5(月) 22:23
 市橋先生、山根先生、岩堀さん、ご発言ありがとうございます。

 ところで、トスポウイルスは、一般にスリップスによって媒介されるとされていますが、現状胡蝶蘭屋の温室でスリップスを飼っている所はほとんどないように思います。
 初夏に一時的に侵入されることはあるようですので、シーズンにはそれなりの対策は必要でしょうが、年間通して・・・ということは考えなくてもいいのではないでしょうか。
 胡蝶蘭の場合、スリップスによる媒介よりも、問題になるのは、作業中の人の手による伝染ではないかと思います。
 特に、移植時には傷も付きやすいので要注意でしょう。
 トスポウイルスは種子感染しないのが一般的なようですが(先にスプラサイドマン氏から種子感染するという発言もありましたが)、現実には、実生の苗であっても、とんでもなく感染率の高いものがあります。
 例え種子感染はしなくても、未熟種子を掻き出して播種する時に一部が感染して、フラスコ内での移植時に一気に感染が広がるということは十分考えられます。
 また、こまめに移植をするという栽培をされている場合には、感染の機会が増えるということになります。
 昨年、岡山大会の視察先で、2.5号から5号に植えてみえる胡蝶蘭屋さんがありまして、理由を尋ねたら、「ウイルスの感染を防ぐのに、いちばんいい方法だ」と言ってみえたのを思い出しました。
 ロット内での伝染を防止する効果的な方法は思いつきませんが、とりあえず、古いロットから新しいロットへの伝染を防ぐことは、注意さえすれば可能と思います。
 私は、作業台、器具は第3リン酸ソーダで消毒し、栽培棚はバーナーで軽く焼いています。
 この程度でも、効果はあろうと思ってやっているのですが・・・

 まだ、黄斑症はトスポウイルスと断定された訳ではありません(嫌疑濃厚とは言えそうですね)し、断定されたとしても実用的に検定ができるようになるまでにはかなりの年数がかかるように思います。
 その間、黄斑症とはお付き合いを続けなければいけない訳ですので、黄斑が出ないような栽培管理の方法論もおろそかにはできません。
 ただ、以前のウイルス談義でも書きましたように、この機会にウイルス一般に対する警戒を強くすることができればと思っています。

 みなさん、引き続き、よろしくお願いします。


250.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:スプラサイドマン    日付:2005/12/6(火) 23:0
さすらいのスプラサイドマンです。

椴山さん、すびません。TSWVが、種子伝染すると言われています。キクのTSWVで、よーく知っている方が、JA和歌山県にいますので、一度、お話を聞かれては、いかがでしょうか? あと、固定する方法もかなり確立しているみたいですよ。

スプラサイドマンでした。頭痛い・・・・のみすぎ・・・


251.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:山根    日付:2005/12/7(水) 11:30
→スプラサイドマン様
情報ありがとうございました.伝染様式については学会よりも現場の情報の方が新しいかも知れませんね.それにしても,よく飲まれてますね〜ウイルス対策でアルコール消毒しすぎかも?いや,失礼しました.では.


252.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:スプラサイドマン    日付:2005/12/9(金) 8:32
うぅ・・・今日も、二日酔いのスプラサイドマンです。おぇ。

山根先生、おっしゃる通り、アルコール消毒のし過ぎで、最近は脳細胞が壊れだしているかもしれません。

種子伝染するかも? という仮説は、黄斑症がすごく良く出るクローンの実生が、いろいろなかけ合わせで、黄斑症が出たからです。ただし、コチョウランの場合、未熟種子での播種が行われている以上、その事例だけでは、何ともいえませんでした。ただ、見事に、後代に良く出ます。

どなたか、健全なフラスコ苗に、接種試験してみました?

スプラサイドマンでした・・・


263.Re: 黄斑症に関するコメント
名前:岩堀    日付:2006/6/7(水) 1:22
シクラメンのえそ斑紋病について報告を見つけました。
写真も載っています。

http://www.pref.miyagi.jp/byogai/lib/tokusyu/sikuramenINSV.htm

文科省の予算がつきましたのでPCR関係の設備を入れます。
わからないことだらけですが、やらなければ始まらない。
3年計画です。短い・・・
メインはシンビの育種ですが、ファレの育種もやらねば・・・
温室に1億円以上投入してます。

259.病害虫対策 返信  引用 
名前:市橋    日付:2006/1/14(土) 9:11
258仲田さんのレスに対するコメントを兼ねての書き込みです
実生での胡蝶蘭生産が行われていた頃、胡蝶蘭ではCymMV、ORSVの症状は切花の温室を除いては、見ることができませんでした。実生繁殖はウイルス対策には非常に有効な方法です。でも最近はクロン品種が普及しており、いまさら実生でもないということであれば、どうしたら良いのでしょうか。
ウイルス病、細菌病、糸状菌、害虫何れの場合も原因となる病害虫が存在しなければ、病気、害虫による被害は発生しません。病害中対策の原則は、@病害虫を持った株は導入しない、A病害虫を進入させない、です。
完熟種子実生フラスコは@の条件を満たします。クロンフラスコ苗はウイルスの場合を除けば@の条件を満たします。クロン苗で@の条件を満たすには、ウイルスフリー株から増殖するか、培養でウイルスフリー化しなければなりません。
Aの条件を満たすには、無菌温室でフラスコ実生苗を生産すれば良いのですが、無菌温室は現実的には難しいと思われます。出来るだけ病原菌の密度の低い条件で育てると言うことが、現実的な方法と思われます。以前、胡蝶蘭栽培にはビギナーズラックがありました。@Aの条件を満たしていたためと考えられます。現状の栽培方式では、それは難しいように思われます。
ではどうしたら良いのか、私なりの考えを書き込みますが、しばらくお待ちください。



260.Re: 病害虫対策
名前:仲田    日付:2006/1/14(土) 11:58
昔、尊敬する森田さんのお話の中に『温室の棚上、棚下、周囲を徹底的に片付けてきれいな環境で育てなさい』と言うのがありました。
『いまさら実生でもない』!!そうでしょうか?かつてはシクラメンも洋蘭も必要個体数を得るために実生をしてきました。それに伴って育種が進歩してきたのですが、今Phalではそれが止まろうとしています。一部の人が育種を続ければ、経済的にきついとおもいますが皆で少しづつなら出来るかも。(経営の15%程度)育種の止まった園芸は滅びの一途だと考えるのは飛躍しすぎますか?
スタンダードタイプには3輪咲きや4輪咲きの先祖は入っていないはずです。(一部を除く)きれいに減数分裂をする個体を見つけそこからはじめれば多少は経済的にも成り立つような気がします。またその中から、耐病性を持ったモノや、耐寒性のPhalが出来るかもしれません。


261.Re: 病害虫対策 ウイルスフリー化
名前:市橋    日付:2006/1/14(土) 16:50
茎頂培養法はウイルスフリー株を得るために開発された技術です。もう一度、茎頂培養法の原点に戻ってみる必要があります。胡蝶蘭では茎頂が使いにくいと言う事で、花茎腋芽からの増殖が行われますが、一度増殖した株であれば、茎頂を使うことは可能です。フラスコ内の株であれば、無菌化の操作も必要ありません。高温処理、茎頂への抗体処理など、無ウイルス化のためにやって見なければならないことはまだ残されています。また、PLB経由の増殖であれば増殖中に無ウイルス化する場合もあることが知られています。私にも責任があるのかも知れませんが、ランの場合は無ウイルス化のための茎頂培養法の開発がなおざりにされた嫌いが有ります。
フラスコクロン苗が入手しやすい今ならできることです。若い方々が情熱を持ってこの課題に取り組んで見られると良いのですが。


262.Re: 病害虫対策 ウイルスフリー化
名前:市橋    日付:2006/1/22(日) 12:9
承前
残念ながら私には今は茎頂培養でウイルスを無毒化出来る技術が無くなってしまいました。年齢に伴う身体的能力の衰えはいたしかたありません。これが若い方々にお願いしたい理由です。
ウイルスフリークロン株増殖の方法は、まず無毒株を探すことです。無毒株が見つかればあとは培養増殖するだけです。無毒株の検定は、市販のウイルス検定キットを用いれば簡単に出来ます。
増殖候補株が保毒株の場合は、まず花茎培養を行い増殖株を確保します(母株の保存維持が必要なければ、直接茎頂培養を行っても良いでしょう)。個体数を暗条件培養+挿し木法で一定数に増殖してから、再度茎頂培養を試みPLB化を行います。PLB化出来ない場合は、茎頂端が十分に小さく取れていないため、ウイルスフリー化は出来ていないと考えられます。PLB化できれば、この段階でウイルスフリー化するものがあるはずです。しかし、それは組織の一部を使って検定してみなければ分かりません。PLBの切断移植による増殖を継続すれば、その過程でウイルスフリー化するPLBもあるのですが、それも検定しないと分かりません。
いずれにしても、一度PLB化することが、ウイルスフリー化の条件と考えられます。PLB化することは培養変異のリスクも高まるかも知れませんが、それを前提でクロン増殖法を再構築する必要があります。

244.ファレノプシスの新ウイルス 返信  引用 
名前:市橋    日付:2005/12/2(金) 19:11
台湾中興大学のFuh-Jyh Jang教授に黄斑症の写真を送って論文請求と意見を求め、以下のメールをもらいました。近々印刷物になるようで、そうなれば日本での黄斑症の問題ももう少し明らかになると思います。
要旨は、黄斑症はFuh-Jyh Jang教授らの分離した新ウイルスと同じものの可能性が高いこと、ファレにはその他にも新ウイルスがあることなどです。
Thanks for your E-mail. The symptom caused by the Japanese Phalaenopsis virus is similar to that caused by a tospovirus we are working on. We have characterized this virus from many aspects including biologically, physically, serologically and molecular biologically. We have also cloned and sequenced the entire genome of this tospovirus and gained lots of interesting information. Several manuscripts are currently under preparation to be published pretty soon. Once the manuscripts are accepted for publication, we will send you one copy.
Besides this tospovirus, our lab recently has isolated and sequenced another virus from a diseased-Phalaenopsis bearing symptoms of chlorotic spots.



245.Re: ファレノプシスの新ウイルス
名前:山根    日付:2005/12/2(金) 19:17
市橋先生 画期的な情報をありがとうございます.シークエンスだけでも教えて頂けると助かるのですが,,,pretty soonの印刷物期待しております,


253.Re: ファレノプシスの新ウイルス
名前:市橋    日付:2005/12/9(金) 8:48
もう一つの板が伸び過ぎたので、こちらでレス致します。

252スプラサイドマンの「種子伝染するかも? という仮説は、黄斑症がすごく良く出るクローンの実生が、いろいろなかけ合わせで、黄斑症が出たからです。ただし、コチョウランの場合、未熟種子での播種が行われている以上、その事例だけでは、何ともいえませんでした。ただ、見事に、後代に良く出ます。」に関して 一言

何故皆さんは未熟種子を播かれるのでしょうか。たしかに、殺菌しやすいとか、種が飛散しないとか、親株に負担がかからないとかのメリットはありますが、実生でも未熟種子を使うとウイルス感染のリスクが伴います。
以前から、完熟種子の播種を行うべきだと言うことは色んなときにお話してきました。従来からファレの種子は次亜塩素酸消毒に弱いと言われていますが、必ずしもそうではありません。完熟種子だと、播くのが遅れて発芽が悪くなるのだと思われます。取り播きすれば完熟種子でも良く発芽します。
「ファレの種まきは完熟種子で」がウイルス対策の第一歩です。


254.Re: ファレノプシスの新ウイルス
名前:椴山彬彦    日付:2005/12/9(金) 12:19
「ファレの種まきは完熟種子で」がウイルス対策の第一歩です。

 そうですね。ウイルス感染を防ぐ、最初の一歩に間違いないですね。
 確認の可能なORSVとCymMVの他にも感染可能なウイルスはある、と言われているのですから、ウイルス検定(ORSV、CymMV)すれば大丈夫、とは言い切れないですからね。
 私は、もうすぐ破裂しそうなものを採って「清潔な所で破裂してから播いて下さい」と言って苗屋さんに渡しています。
 鞘の汁液が付着しないような条件で播種すればOKと考えているのですが・・・

 クローンの親株の選抜は、ウイルス感染の可能性のできるだけ少ないものから、というのが基本でしょうね。


255.Re: ファレノプシスの新ウイルス
名前:小島卓巳    日付:2005/12/10(土) 19:3
ここで疑問なのですが、長谷部さんの言う「種子伝染するかも? という仮説は、黄斑症がすごく良く出るクローンの実生が、いろいろなかけ合わせで、黄斑症が出たからです。ただし、コチョウランの場合、未熟種子での播種が行われている以上、その事例だけでは、何ともいえませんでした。ただ、見事に、後代に良く出ます。」>ですがこれはウイルスの種子感染とは言い切れないのでは?園芸作物中には特定の病気に対する抵抗性品種が存在しますが、仮に黄班の症状を発症させる菌などが原因でも、抵抗性品種など(逆に言うと特定の菌など原因に敏感に反応する品種)遺伝的な形質の世代伝達なら十分に説明がつくように思います。ウイルスも対策も大事な事と考えますが黄班の出にくい個体を使った育種が出来ないものでしょうか?


256.Re: ファレノプシスの新ウイルス
名前:市橋    日付:2005/12/10(土) 19:58
「これはウイルスの種子感染とは言い切れないのでは?」
言い切れませんね。言い切るには誰もが納得できるデータを示さないといけないでしょうね。それよりは未熟種子による感染の可能性が高いと思います。

抵抗性品種の開発は十分考えられますが、だれがそれを行うかですね。積極的に行うには、病原菌を接種して発病しない個体を探すことになります。抵抗性個体が偶然に見つかれば良いのですが。

実際的な方法としては、皆さんが行っておられるように、病気の出やすい個体は交配親に使わないことです。しかし、方向性としては間違ってはいませんが、「愚公山を移す」作業でもあります。


257.Re: ファレノプシスの新ウイルス
名前:スプラサイドマン    日付:2005/12/10(土) 22:14
さすらいのスプラサイドマンです。

まぁ、種子伝染の可能性がないとも言い切れない事例がいっぱいあります。この可能性をつぶす必要はないでしょう。○○○-xxの交配の完熟種子を播種するとか、母親と父親と変えてみるとか、いろいろやってみるとよいと思いますよ。少なくとも、育種の現場で、親株に黄斑症が出た品種は、親に使わないということが必要でしょう。小島さんのおっしゃるとおり、○○○-xxは、罹病性の遺伝的バックグラウンドがあると思います。

ただ、オランダで検証している事例では、黄斑症のウイルスが、ORSVのように温室で長期に生きながらえているというような事例は、見られませんでしたので、この後代の実生だけ、どかっと出るのは、温室にあったものから感染したものではなく、明らかにフラスコ苗の時点から来たものであると判断されました。(つまり、種子からきている。ただし、何度も言いますが、未熟種子を播種している以上、種子感染とはいえない。)まぁ、未熟種子を播種している限りは、種子伝染するしないが問題ではなく、種子感染と同じことが起こるという認識が必要でしょうな。

病徴の出た株を電子顕微鏡で検査しても、ウイルスが発見されませんから、かなり、やっかいなものだと考えたほうがいいですな。

スプラサイドマンでした。


258.Re: ファレノプシスの新ウイルス
名前:仲田    日付:2006/1/13(金) 22:39
ボトル屋から一言!
何年か前のまだ黄班症が出始めの頃から、お客様には症状の出やすいロットからは種を取らないようにお願いしています。
私の苦い経験から、裂果前のサヤから苗を取ると黄班症以外にもいろいろなモノを引きずって来るようです。産道感染とでもいいますか。
良くしたもので、神様は種と花粉には病気が入らないようにしてくれたようです。落花生でも小麦でも完熟したものはクリーンと聞いております。
対策!!市橋先生のおしゃっるとおり一度クリーンな株で育種をしなおす必要があると思います。彼方任せにしてきた育種の付けをここで払うと思えば踏ん切りがつきませんか?羅病株からもクリーンな苗は採れます。がんばりましょう。


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