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品質工学会 Kazzの品質工学特集
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6059.ものづくり再考  
名前:kazz@管理人    日付:2018年4月9日(月) 19時20分
昨日の研究会で考えさせる課題が発生した。
一つ目は加工条件を変更して、工程期間短縮とコスト低減を狙った問題であるが、サブシステムの加工条件に絞ってパラメータ設計を行い、加工条件の比較評価を試みたテーマである。
パラメータ設計で大切なことは、全体システムの製品の機能性(さらばね)で加工条件の比較評価をすることである。サブシステム(高周波焼き入れ)の加工条件は制御因子であって加工条件の「部分最適」を行っても、製品機能の「全体最適」にはならないのである。
目的機能はさらばね機構であるが、フックの法則が成り立たない非線形な理想機能である。21世紀のパラメータ設計で扱う「標準SN比」の問題であるが、最終的には感度を目標感度β0にチューニングして、損失関数を用いて品質損失Q を下式で求めて、加工条件の比較を行い新しい加工法の採択の是非の判断を行う。
 
 品質損失Q=(A0/Δβ0^2)×β0^2(1/ηの真数)
 全損失L=C+Q が最小で、しかもCとQのトレードオフでバランスを考えて加工方式の短縮を確認して、コスト低減を図る。

二つ目の問題は、企業における当たり前品質の機能性評価とパラメータ設計の教育を行った結果、ほとんどの技術者が教育の成果が身についておらず、従来のやり方に戻ってしまうという問題である。これはどの企業でも起こる問題で品質工学だけの問題ではないことだが、教育においては、手法の習得はできても簡単に身につかないのである。
問題は自分の問題で大きなトラブルを出すか、品質工学の知識を能力に高めて体で認識しない限り身につかないのである。問題はマネジメントの問題で責任者が理解して、部下にやらせて成果を見ることである。
私が企業で行った事例では解析に熟達した技術者にシミュレーションを活用したパラメータ設計を行わせたところ成果を出して、それ以後はすべての問題に活用するようになったのである。管理者は技術者に成功体験を身につかせるマネジメントをすることが大切なのである。試験をすることを止めさせるマネジメントが必要なのである。そのためには、管理者自身が品質工学の大切さを身に着けることである。
私が実施したことは、製品開発の目標管理と同時に並行して体質改善テーマを設定して目標管理を行ったのである。
教育は仕事で実施して初めて身に付くものであるから、手法だけでなくモノづくりの考え方が身につくまで執拗に追求することが大切である。

http://kaz7227.art.coocan.jp

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