主題の言葉は、田口玄一先生がわたくしに時々言われたことですが、お分かりになりますか? 先日の関西QE研究会で、二人の発表者がテーマで相談された内容ですが、昔の私と同じことが再現したと「技術者の性」は同じだと思いました。 電磁モータの問題解決に、電磁現象のある曲線を理想機能と考えてパラメータ設計をしたいという質問だったのです。 これに対して、私が「ダメ出し」をしたのは、「モータの機能性評価は、電力の入力に対して出力トルクであって、手段の現象曲線は手段だから制御因子に過ぎない***」と説明した。発表者は理解出来たかどうかわからないが、昔の私と同じだとおかしくなりました。
1963年の話であるが、中部品質管理協会の研究発表大会で、矢野先生がシール容器の水漏れ量を望小特性で評価されて15デシベル改善された時、田口先生が「ダメです」と言われたので感動したが、それから10年後に「転写性」による評価方法が発表されたことを思い出す。
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