遅くなり大変申し訳ございません。東医体決勝のレポートをご報告いたします。
東医体決勝戦、前日においては雨が予想されていたが、いざ当日になってみれば満天の晴れ、風も少なく絶好のラグビー日和となった。 相手は因縁の弘前大学、決勝という舞台においては4年連続である。 8月10日12時30分キックオフ、ここから一時間、泣いても笑っても全てが決まる闘いが始まった。 はじめは相手ボールキックオフ。途中ペナルティがとられるものの、相手にラインブレイクされることはなく、自分達のアタックはゲインすることが多く、コンタクトは勝てていた。極め付きは相手ラインアウトを2回連続で競り勝ってマイボールにし、チーム全体を大いに盛り上げた。 洪のナイスタックルから一気にラックに畳み掛け、ターンオーバーに成功、相手のペナルティも貰い、ついに相手陣地22m内に入った。 もちろん自分達のやることはモールだ。相手が引き倒してきても果敢にモールを組み続け、ついに3回目、モールを上手く成立させて一気に相手を押しそのままトライした。 モールで相手を圧倒しトライを取りきった、その事実はチーム全員に自信と勢いを与えた。 そこからは信州マイボールが多く、相手ラインアウトを崩し、そのまま相手ペナルティを貰い再び相手陣地22m内に入ることに成功した。 FWの必殺サインなども使ったりしてどんどんゲインし、モールからの米良の持ち出しでトライ、完全に信州の流れになった。 自分達もペナルティを取られるが、ナイスタックルなどによりこちらも相手ペナルティを取り、敵陣でのプレーが続いた。前半終盤、相手ゴール前で信州がペナルティを取られ相手のハリーで一気に大ゲインされて、キックパスからのトライを狙われるが植竹が直前でボールを地面につけて阻止し、そのまま前半が終了した。 後半が始まるとお互い流石に疲労もたまり、一進一退の攻防が続いていた。しかし信州がテンポを上げていき、果敢に攻め相手のオフサイドを取ることに成功。再び22m内に入った。ここまで来ればもうトライが見えた。そしてフォアードでモールをとり、3トライ差まで広げた。冷静に考えれば自分達は一年間で500本以上のモールを組んできたのだ、負けるはずがない。 しかしその後ペナルティを連続で重ねて自陣22m内に入られてしまい、そのままラックサイドゲームへ。そこでもペナルティをしてしまい、弘前に着々と進まれて、最終的にトライを与えてしまった。 既に勝ちの雰囲気になってが、再び気を引き締め直す良い切っ掛けとなった。相手アタックにプレッシャーをかけ続け、マイボールにしてある程度ゲインすると、22m外だったが時間稼ぎの意味も含めてモールを組んだ。FW全員が一体となって押し、着実に進んでいきそのままトライまで運んでいってしまった。 後半終盤、弘前は果敢にアタックするも信州大学の堅いディフェンスを相手に自陣を脱出することも出来ず、西部のナイスタックルからのラックへの畳み掛けにより相手ペナルティを取った。疲労度や時間も考えて、ペナルティキックを選択、岡のキックは見事入り29-7となりほぼ勝負は決まった。 残り時間は1分、弘前はマイボールから始めるためにグラバーを蹴ったが、永井がとり、そのままボールをキープ。フォアードでピックを打ち続け、粘った。そしてノータイムの声が聞こえ、岡がキックで蹴り出してノーサイドコール、信州大学医学部ラグビー部は見事東医体5連覇を達成した。
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